2026/10/23 UP!
秋めいてきて、バイクに乗っている人たちにとっては、ツーリングに絶好のシーズンではないでしょうか。そんな季節にあって、おクルマを運転するドライバーさんは、バイクとの事故に十分気を付けたいものです。
そこで今週は、「バイクとの事故に気をつけて」をテーマに、様々なポイントを取り上げていきましょう。
【バイクとの出会い頭の事故に注意】10月19日(月)
クルマとバイクの事故で一番多いのは、「出会い頭の事故」だといいます。中でも、信号のない見通しの悪い交差点は、要注意です!
特に気を付けたいのが、交差する道路を、右側から走ってくるバイクです。というのも、左側通行の日本では、バイクも左寄りを走ってくることが多いですよね。すると見通しの悪い交差点では、クルマから見て手前側を走ってくることになり、角度的に、より発見しづらくなります。そこで、信号のない交差点に進入する場合は、交差道路の右方向を、より入念に確認することが大切です。
また、「一時停止」の標識や標示のある交差点も、注意が必要ですよ!
そうした場所では、停止線の前で必ず止まり、安全を確認します。そしてゆっくり前進しながら、クルマの先端を交差道路に少しずつ出していき、自分が交差点に入ろうとしていることをアピールします。
その上で、左右の状況を見通せる位置で再び停止し、もう一度安全を確認してから発進するようにしましょう。
【バイクとの右直事故に気をつける】10月20日(火)
クルマとバイクの事故で多く発生しているものの一つが、いわゆる「右直(うちょく)事故」です。「右直事故」というのは、交差点で右折しようとしている車両と、対向車線を直進してきた車両が衝突する事故のこと。「右折車」と「直進車」による事故で、「右直事故」といいます。
中でも多いのが、直進してくるバイクと右折するクルマが衝突するケースです。どうして、こうした事故が後を絶たないのでしょうか?
まず、バイクとの右直事故が起きる原因と考えられるのが目の錯覚です。バイクは乗用車やトラックなどと比べて車体が小さいため、実際より遠くにいるように見えてしまいがちです。また、スピードも実際より遅く錯覚してしまうといいます。その結果、バイクがかなり近くまで来ているのに、「まだ行けるだろう」とクルマが強引に右折を始めて、事故になってしまうんです。
さらに、バイクは車体が小さいために、そもそも見落とされることもあるといいます。特に夜間は、ライトが2つ以上あるクルマに対して、バイクはライトが1つしかないため、より見落とされる可能性が高くなります。
クルマのドライバーさんは、こうした特性を踏まえて、交差点を右折する時には、バイクが接近してきていないか、十二分に確認することが大切です。
そして、バイクなどが接近してきている時は、決して無理に曲がろうとはせず、余裕を持った右折を心がけるようにしてくださいね。
【対向車の死角にはバイクがいるかも!?】10月21日(水)
きのうは、直進するバイクと右折するクルマが衝突する、「右直事故」についてお話しました。
この右直事故が起こる原因として、きのうも触れた、バイクの大きさによる錯覚や見落とし以外に、もう一つ、大きな理由があります。それが、バイクの前を行く対向車の死角に、バイクが入ってしまうケースです。
例えば交差点で、「あのクルマが過ぎれば、右折できる」と考え、安易に右折を始めるのは、よくありません。必ず、その対向車の後方や側方を、バイクが走っているかもしれないと考え、十分安全を確認しながら曲がりましょう。
また、これに似たようなケースで、もう一つ、注意が必要なのが、交差点で右折待ちをしている時に、対向車が道を譲ってくれた時です。
そんな時は、「相手を待たせてはいけない」と考え、「急いで右折してしまわなきゃ」と、安全確認もおろそかに右折してしまい、クルマの左側後方から走ってきたバイクと衝突することがあります。いわゆる「サンキュー事故」と呼ばれるケースですね。
このような時には、対向車の前方付近で必ず一時停止して、対向車の陰をバイクなどが走って来ていないか、しっかりと確認するようにしてくださいね。
【バイクとの車間距離】10月22日(木)
あなたは、普段クルマを運転している時、前のクルマとの間に、十分な車間距離を取っていますか?十分な車間距離を取ることは、追突などの事故を防ぐためにとても大切なことです。
ところが、前を走るのがバイクの場合、十分な車間距離がとれていないケースを見かけます。それには、いくつか理由があるようです。
まずバイクは、すぐに前のクルマを追い抜いて走り去ってしまうので、普段から、それほど注意を払っていない、ということがあるかもしれません。また、バイクは車体が小さいため、つい軽く見てしまい、車間距離を取る時も、目の前のバイクとの距離ではなく、その前のクルマとの距離を測ってしまうことだってあるでしょう。
しかし、バイクと十分な車間距離を取ることは、思っている以上に大切なんです。というのも、バイクは車体が軽いので、ブレーキをかけた時に、クルマよりも短い距離で停止できます。この特徴を理解していないと、バイクが何らかの理由で急ブレーキをかけた時に、後ろを走るクルマがブレーキをかけても、間に合わず追突してしまう恐れがあるんです。
ということでドライバーさんは、前を走るバイクに対しても、十分な車間距離を取るよう、日頃から意識して運転してくださいね!
【バイクのすり抜けに注意】10月23日(金)
渋滞中などに、クルマを運転していて気を付けなければいけないのが、クルマの間をすり抜けていくバイクとの接触です。
こうしたバイクのすり抜けは、状況にもよりますが、違反に問われる可能性のある危険な運転なので、控えるべき行為です。
しかし、クルマ側としても事故を起こすわけにはいきませんよね。ということで、渋滞時などに車線変更するような場合には、隣の車線の状況にばかり気を取られず、後ろからバイクが近づいてきていないか、十分注意する必要があります。
ただし車体の小さなバイクは、ドライバーさんから見て死角に隠れていることがあり、見落としてしまうことも少なくありません。そこで、ミラーだけに頼らず、実際に振り向いて目視でも、しっかり確認するようにしてくださいね。
また渋滞の時など、やたらと車線変更を繰り返す人がいます。早く行きたいのでしょうが、目的地に着く時間はさほど変わりませんよ。そうした、事故につながりかねない無駄な運転は、控えるようにしましょう。やむを得ず車線変更する場合は、後方から来るバイクの存在にも、十分気をつけてください。
今週は、「バイクとの事故に気をつけて」をテーマにご紹介しました。


