2023/3/11 UP!
今年も東北取材に行って参りました。
東日本大震災から12年経った今年は十三回忌です、との声がたくさん聞こえました。
ここ数年、コロナ禍もあり東北には足を運ぶもののなかなかお会いできなかった方もたくさんいましたが、今年は規制緩和もありお会いすることができました。
まずは宮城県気仙沼市唐桑半島にある民宿・唐桑御殿つなかん菅野一代さん。女将さんを追った10年間のドキュメンタリー映画「ただいま、つなかん」も上映中です。笑顔が最高に素敵な一代さん。また絶対に会いにいきたい!
続いては宮城県気仙沼市の菅原茂市長。2020年を最後にお会いできていませんでしたが、久々にお会いして相変わらずパワフルで日々様々なことを思い考え気仙沼のために忙しく奮闘していらっしゃるな~という印象でした。(余談ですが2020年に我々がお渡しした海女まつりのポスターをまだ貼ってくださっていてとても感動しました)
そして本日お届けした漁業関係者の皆様。岩手県広田湾漁業協同組合 村上参事
宮城県牡鹿漁業協同組合 内海参事
そして最後にお話をお伺いした宮城県漁業協同組合 志津川支所 佐々木運営委員長の言葉が忘れられません。
「我々は保証が欲しくて騒いでんじゃない。
この豊かな海を子々孫々まで、持続可能に漁業できるように、そういう環境にしててもらいたい
一時的に今私達がお金をもらったからって、また子どもたちが漁業できなくなったんでは
どうにもならないので・・・この海を守りたいだけなんですよ。
海を守りたい、子供たちを守りたい、ただそれだけなんです。これ、他人事でしょうか?気仙沼の菅原市長もおっしゃってました。処理水に関しては福島だけの問題ではない、と。その通りなんです。ただ外で起きていることだからと気にしない、あとになって知らなかった、聞いたことなかった、それではだめなんです。明日は我が身だと思って、もしかしたら自分自身にも起こりうる問題として、みんなで考えて行動していくべきだと思っています。
南三陸・志津川の海は今日もキラキラしてます。