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◆ 雨の日の運転で気を付けたいこと

2026/7/3 UP!

夏から秋にかけては、梅雨やゲリラ豪雨、台風など、雨に見舞われることが多くなる季節ですね。そんなときの運転で、私たちはどんなポイントに気を付けたらいいんでしょうか?

そこで今週は、「雨の日の運転で気を付けたいこと」をテーマに、様々な注意点などを取り上げていきたいと思います。

【雨の日の運転での基本的な注意点】6月29日(月)

雨の日は、路面が滑りやすくなります。そのため、ブレーキが効き始めてから止まるまでの「制動距離」が長くなり、乾いている時と比べて、1.5倍以上になるという実験結果もあります。前のクルマへの追突を避けるためにも、濡れた路面では、車間距離をいつもより長くとることが大切です。

また、スピードも落として運転しましょう。スピードが速いと、危険を発見しても止まり切れない可能性がありますし、普段なら問題ないカーブでも、曲がり切れず事故につながるケースが少なくありません。

さらに気を付けたいのが、視界の悪さです。視界をなるべく良好に保つため、ワイパーのメンテナンスはしっかりしておきましょう。窓ガラスが曇った時には、「デフロスター」のスイッチを入れ、風をフロントガラスに当てると、速やかに曇りをとることができますよ。

そして雨の日には、ドアミラーに雨粒が付着して、後方などが見づらくなります。右左折や進路変更する時には、ミラーを見るだけでなく、振り向いて、自分の目で後方や横方向を確認し、後続車や自転車、歩行者などを見落とさないよう、十分注意してくださいね!

【雨の日は歩行者などに注意】6月30日(火)

あなたも普段から、歩行者や自転車の動きに注意して運転されていることでしょう。しかし、これが雨の日となると、歩行者などは、普段とは違った動きをすることがあるので、特別に注意を払う必要があります。

まず、雨が降り出すと、カサを持っていない歩行者や自転車は、雨に濡れたくないからと、先を急いだりするようになります。そのため、十分に安全確認をしないまま、道路を横断したり信号を無視したりする人が、中にはいるかもしれません。

また、カサを差している歩行者も要注意です。
カサで周囲の視界が制限されている上、水たまりを避けようと下を向いて歩くため、
クルマが近づいてきていることに気づきにくい場合があります。

さらに、カサに当たる雨の音で、近づくクルマの音に気づいていないかもしれません。そこで、歩行者の近くを通行する場合は、急な飛び出しなどに対応できるよう、その動きに注意を払うようにしてくださいね。

そして、雨で視界の悪い日には、歩行者をはじめ、周囲のクルマなどに対しても、自分の存在をアピールするため、日中であっても、ヘッドライトを点灯するようにしましょう。時々、スモールランプだけを点けているクルマを見かけますが、それでは、少し離れるとハッキリ認識出来ない場合があります。

雨の日の運転では、昼間でも、ぜひヘッドライトを点灯させましょうね。

【雨の日の夜は特に要注意】7月1日(水)

雨が降っている時は、視界が悪くなるため、歩行者などを見落とさないよう気を付けなければいけませんが、昼間はもちろんのこと、夜はさらに注意が必要です。

もともと、雨が降っているとワイパーが拭き取る範囲以外は、雨粒がついて見えにくいもの。それが夜間では、より暗く見えづらくなり、ライトが照らしている範囲以外はさらに見えにくくなります。

おまけに夜間には、ちょっと厄介な現象も・・・。それは自分のヘッドライトの光と、対向車のヘッドライトの光が重なり合う所に歩行者がいると、まるで消えたように見えなくなることがあるんです。これは「蒸発現象」や「グレア現象」と呼ばれるもの。特に雨の日は、濡れた路面に光が反射して、この「蒸発現象」が起こりやすくなるんです。

クルマを走らせていて、光の中から、ふいに横断中の人が現れるんですから、こんなにコワイことはありませんよね。

もし、「あれ?路上で何か動いたような気がする」と思った時は、まずはスピードを落としましょう。そして少し目線を変えてみると、見えなくなっていた歩行者が見えてくるはずですよ。

ということで、「蒸発現象」のあるなしに関わらず、雨の日の夜間に運転する場合は、とにかくスピードを抑え、とっさの時に、クルマを止められるよう心がけることが大切ですよ。

【ハイドロプレーニング現象が起きたら】7月2日(木)

あなたは「ハイドロプレーニング現象」という言葉を覚えていますか?免許を取る時、教習所などで教わったのではないかと思います。これは、クルマが水たまりに侵入したときに、タイヤが路面から浮き上がってしまい、コントロール不能になることをいいます。タイヤと路面のあいだに水の層が入りこんでしまうので、ハンドルはもちろんブレーキも効きません。

では、もしハイドロプレーニング現象が起きたら、どのように対処したらいいんでしょうか?

避けなければいけないのは、タイヤが滑り始めたことで慌ててしまい、ハンドルを大きく切ったり、ブレーキを強く踏んだりすることです。すると、グリップが戻った瞬間、クルマの挙動が急激に変わってしまうため、とても危険なんです。

そこで対処法としては、できるだけ何もしないことがポイント。アクセルを少しだけ戻して、タイヤのグリップが回復するのを待つようにしてください。この時、もしクルマの向きが少し斜めになっている場合は、こぶし一個程度、わずかにハンドルを逆の向きに切っておくようにしましょう。

そして、ハイドロプレーニング現象を起こさないことも大切です。日頃からタイヤの溝の深さや空気圧に注意してください。空気圧が低下していると、水の排出がうまくいかず、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。さらにスピードの出し過ぎも原因となりますので、十分気を付けてくださいね!

【泥はね・水はねに注意】7月3日(金)

雨の日、歩行者などに対して、交通事故に気を付けるのはもちろんですが、もう一つ注意しなければいけないことがあります。 あなたはわかりますか?それは、水たまりやぬかるみを通るとき、近くの歩行者に、泥水などを跳ね飛ばして、迷惑をかけることです。

実はこれ、道路交通法71条1号に基づく、「泥はね運転違反」という立派な違反行為なんです。もし違反した場合、減点はありませんが、反則金が、普通自動車の場合は6000円。中型車や大型車では、7000円となります。

では、どうしたら泥や水をはねずに通行できるのでしょうか?もちろん、ぬかるみや水たまりを避けて通れるなら、それが一番です。でも、それができない状況で、近くに歩行者がいる場合は、極力スピードを落とすしかありません。

以前、JAFが行った実験では、深さ1センチほどの水たまりを、時速40キロでクルマが通過すると、高さにして1メートル以上、距離はおよそ2メートルまで水がはねたそうです。それを例えば50センチ以下に抑えるためには、時速10キロまで落とさなければいけなかったといいます。歩行者の近くを通過する際は、十分気を付けてくださいね!

今週は、「雨の日の運転で気を付けたいこと」をテーマにご紹介しました。

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