2026/7/17 UP!
街なかを行き交う、多くのバス。バスにはたくさんの人が乗っていますし、車体が大きいので、その近くを走るドライバーさんは、注意しなければいけないポイントがいろいろあります。
そこで今週は、「バスの周囲で気をつけること」をテーマに、様々な注意点などを取り上げていきたいと思います。
【停留所でバスが右ウインカーを出したら】7月13日(月)
まず、クルマを運転していてよく直面するのが、前方の停留所で、乗客の乗り降りのために停車していた路線バスが、右にウインカーを出しているケースです。
この右ウインカーの意味、あなたはご存知ですよね?そう、「発進します」という意味です。ただ、この右ウインカーをバスが出しているのに、後ろから猛スピードで追い抜いていくクルマを見かけます。でもこれ、「乗合自動車発進妨害」という立派な法律違反ですよ!
バスの後方にいるクルマは、バスが発進の合図を出したら、その進路変更を妨げてはいけないことになっているんです。というのも、バスが危険を感じて急ブレーキをかけると、乗客、特に立っている人が、転倒して大ケガするなどの危険性がありますからね!ちなみに、この違反での反則金は、普通車の場合6000円。違反点数は1点です。
バスを単なる大きいクルマと思ってはダメです。そこには多くの人が乗っていることを、くれぐれも忘れないでくださいね!
【乗降中のバスを追い抜く時は】7月14日(火)
きのう、停留所から路線バスが発進しようと右ウインカーを出している時に、後ろから追い抜くなどして妨害する行為は、法律違反だというお話をしました。
もちろん、乗客が乗り降りしている途中で、まだ右ウインカーを出していない時なら、その横を追い抜くことができます。しかし、漫然と横をすり抜けて、前に出ようとするのは、とても危険です。
まず大切なのが、対向車の確認ですね。バスは車体が大きいので、道路の形状などによっては、対向車線の安全確認が非常に難しくなります。
「バスが動き出す前に追い抜きたい!」などと焦って、安全確認をおろそかにすると、対向車などと事故になってもおかしくありません。
また停留所の近くでは、バスを降りた人や、これから乗ろうとする人が、急に道路を横断することがあります。特にバスを降りた人が、バスの前方から道路を横断する場合、車体に隠れて、直前まで姿が見えません。バスを追い抜いて前方に出る場合、スピードを落として、十分に安全を確認することが大切ですよ。
その他、周辺の自転車や歩行者の動きにも気を配り、安全に通行するよう、しっかりと心掛けてくださいね。
【対向車線のバスの降車客にも注意】7月15日(水)
きのう、前方の停留所で、路線バスが乗客を乗り降りさせている時、それを後ろから追い抜くには、十分な安全確認が必要、というお話をしました。
でも、注意が必要なのは、前方のバスだけじゃありません。実は、対向車線側の停留所に路線バスが止まっている場合にも、気を付けなければいけません!
というのも、こんな場面を想像してみてください。
あなたは、片側一車線のそれほど広くない道路を走行していたとします。すると対向車線のバス停に、路線バスが停車して、乗客を乗り降りさせています。でも、「対向車線のことだから」と、あまり気に留めず、その場を通過しようとしました。しかしこの時、バスを降りた人が、バスの後方から道路を横断しようと、急に出てきた……。
これ、あらかじめ意識していないと、かなりハッとしてしまうシーンじゃないでしょうか?実際、ドライバーは右側から横断してくる歩行者を見落としやすい傾向があります。それが急にバスの陰から現れるんですから、反応が遅れれば、大事故につながる危険性だってありますよね。
車体の大きなバスは、大きな死角を生みます。同一車線でも、対向車線でも、「バスの陰からは人が出てくるかもしれない」という意識を、常に持つようにしてくださいね。
【バス専用レーンと優先レーン】7月16日(木)
大きな道路を走っていると、「バス専用レーン」や「バス優先レーン」という標識や表示を見かけることがありますよね。そんな場所では、普通のクルマはどのように通行しなければいけないか、あなたはご存知ですか? 今朝は、その辺りをおさらいしておきましょう!
まず「バス専用レーン」です。これは朝夕のラッシュ時などに、路線バスがスムーズに運行できるように設けられているバス専用の通行帯です。そのためこのレーンでは、指定時間中、基本的にバス以外の車両は走行することが出来ません。
では、あなたが次の交差点で左折したいのに、一番左の車線がバス専用レーンだった場合、どこを走ればいいんでしょうか?実はこの場合は例外で、左折する車両も、左端のバス専用レーンを通って、左折していいんです。
それでは、一方の「バス優先レーン」はどうでしょうか?こちらは、一般のクルマも走行することができます。ただし、路線バスなどが近づいてきた時には、速やかにレーンから出なければいけないんです。もし道路が混雑していて、バスが近づいてきてもスムーズに外に出ることが出来なさそうな場合は、始めからバス優先レーンを走ってはいけないことになっています。
ということで、バスのスムーズで安全な運行のために、あなたもルールを守って通行してくださいね!
【乗降中の通学通園バスの横を通過する時は…】7月17日(金)
ここで問題です。 昼下がりの住宅街でおクルマを運転中、前方にハザードランプを点滅させた幼稚園の通園バスが停車して、園児たちを降ろしています。 あなたはその横を通過したいのですが、どのように進むのが正しいと思いますか?
同じような状況は、今週火曜日にも取り上げましたが、ここでポイントなのが、路線バスではなく幼稚園の通園バスだということ。
正解は、通園バスの横を通行するときは、徐行して安全確認をしなければならず、ちょっと減速するだけではダメなんです。
実はこれ、マナーや努力目標ではなく、道路交通法で定められた交通ルールで、対象となるのは、幼稚園の通園バスだけではありませんよ。
保育園や特別支援学校、小学校、中学校などに、児童・生徒を送ることを目的とし、そのことが表示された「通学通園バス」が対象です。通学通園バスが、ハザードランプを点滅させているのは、児童・生徒の乗り降りのために停車している時です。
その横を通過する際は、子供たちの急な飛び出しに対応できるよう、いつでも止まれるような徐行で進み、安全確認しなければいけません。運転中に通学通園バスを見かけたら、このルール、しっかり守ってくださいね!
今週は、「バスの周囲で気をつけること」をテーマにご紹介しました。


