土曜深夜のハードロック/へヴィメタル専門プログラム

Every Sat. 深夜1:00~4:50

GO TO ROCK AND ROLL〜ロックの現場から〜その⑮

2021/8/7 UP!

前日(1971年8月5日)から箱根に入っていた僕は、激しい雨の中、野宿をする場所を探し、山のホテルの入口辺りを歩いていた。しかし、さらに雨が激しくなり、旅館に泊まらざるを得なかった。
翌日、朝早く旅館を出たが、既に入場を待つ長蛇の列が出来ていて、雨上がりの道にロックファンのざわめきが響いていた。
ぬかるんだ山道を歩き、左に曲がると”谷ステージ”と呼ばれるBステージが見えてきた。もの凄い人が詰めかけていた。ステージでは糸居五郎さんがMCを担当していた。


ダブル・ドラム編成の菊地雅章クインテットや、稲垣次郎とソウル・メディアといった、今でいうジャズ・ロック・バンドを紹介した。

そして、あのモップスが、成毛滋&つのだひろが登場した。凄まじいパフォーマンスだった。

しばらくして、映画『いちご白書』の主題歌”サークル・ゲーム”のヒットで知られるバフィー・セントメリーを観るために、”山ステージ”と呼ばれるAステージに向かうと、何と前日の嵐の余韻で、風が強く、ステージの屋根が吹き飛んでいることに気がついた。

そのステージで糸居さんと斉藤安弘さんが観客に向けて話している。たぶん、ニッポン放送の生中継の時間帯だったと思われる。
このあと、大工さんが必死に屋根を修復した。

次第に、箱根の森に夕闇が迫り、午後6時過ぎ、ついにPINK FLOYDの姿がステージに・・・・。

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