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地球の雑学

2020/5/2 UP!

<日本三大秘境>

2020年5月2日放送

 世界にはまだまだ秘境と呼ばれる人跡未踏の地がありますね。日本にも、簡単には出掛けることのできない、秘境と言ってもいいような場所がけっこうあります。例えば、北海道の知床(しれとこ)とか、東京の小笠原諸島とか、宮崎県の高千穂(たかちほ)、鹿児島県の屋久島(やくしま)などは“秘境感”ありますよね。

 ちなみに、「日本三大秘境」と呼ばれている場所をご紹介すると、まずは岐阜県の世界遺産・白川郷(しらかわごう)。
 今でこそ車やバスで訪れる人が増え、人気の観光地となりましたが、山間にある日本有数の豪雪地帯ということで、かつては隔絶された集落でした。そのため合掌造りの家屋など、独特な文化や風習が現在まで残ったんですね。

 二つめは、徳島県の祖谷(いや)。高知県との県境に近い山間の地で、平家の落人(おちうど)が逃れたという伝説もあります。訪れる機会があったら、ぜひ行きたいのが国指定重要有形民俗文化財にも指定されている「祖谷のかずら橋」。つる性の樹木「シラクチカズラ」で作られた吊り橋で、長さ45メートル、水面からの高さは14メートルあり、スリルと絶景が楽しめます。

 そして三つめは、宮崎県の椎葉村(しいばそん)。周囲を険しい山々に囲まれ、こちらも平家の落人伝説が残っています。日本で唯一、焼畑農業を継承している農家があったり、国の重要無形民俗文化財の「椎葉神楽」が伝わるなど、独自の文化が受け継がれています。

  なかなか行けないからこそ価値がある秘境、まずはネットで検索して、写真からその雰囲気を感じてみたいと思います。

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