2020/5/16 UP!
<ネイチャー・ゲーム>
2020年5月16日放送
外出自粛が呼び掛けられる中、各地の『自然観察会』などの催しも相次いで中止になっていて、今年は冬から春への自然の変化に触れられなかったと、寂しく感じている方も多いのではないでしょうか。
特に子どもたちにとって「自然を身近に感じられる体験」はかけがえのないもの、「落ち着いたら子どもにたくさんの自然体験をさせたい」と、思っているかたも多いのではないでしょうか。
そんな皆さんに、おすすめしたいのが『ネイチャーゲーム』、遠出しなくても、特別な知識や技術がなくても楽しめる自然体験活動で、様々な体験プログラムを通して「自然の不思議や仕組み」を学び、自分が自然の一部であることにも気付かされます。
もともとは1979年にアメリカのナチュラリスト、ジョセフ・コーネルさんが著書の中で提唱した「シェアリングネイチャー」の考え方に基づく活動で、現在では日本を含む世界各国で親しまれています。
アクティビティは170種類以上あり、多種多様な活動を年齢や経験に関係なく楽しめ、大自然の中だけでなく、近くの公園や学校の校庭、家の庭でも手軽にできるんです。
外出自粛の今でも、場所ややり方を工夫すれば楽しめちゃいますね。ネイチャーゲームでは、大人が子どもに一方的に「これやりなさい」ではなく、一緒になって自然を感じ、体験や感動を分かち合います。
プログラムは、参加者の心の状態や学習テーマに合わせて個々のアクティビティを組み合わせる『フローラーニング』という手法で、「カワウソ」、「カラス」、「クマ」、「イルカ」と呼ばれる4つの段階があり、指導者はこの各段階の組み合わせで効果的な学習の流れを作ることができます。
どんなアクティビティがあるのか、気になった方は「ネイチャーゲーム」で検索すると、すぐ「日本シェアリングネイチャー協会」のオフィシャル・サイトが出てきますので、ぜひご覧ください。
◎日本シェアリングネイチャー協会のHP:https://www.naturegame.or.jp