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注目の新世代ハイブリッドバンドSPiCYSOL〜ヴォーカルKENNYさんとサーフィン&キャンプ談義〜

2021/4/18 UP!

 今週のベイエフエム / ザ・フリントストーンのゲストは、シティとサーフが融合する新世代ハイブリッド・バンド「SPiCYSOL(スパイシーソル)」のヴォーカルKENNY(ケニー)さんです。

 今月メジャーデビューを果たした注目のバンド「SPiCYSOL」、実はサーフィンやキャンプが大好きな、アウトドア派のメンバーが揃っているということで、番組にお迎えすることになりました。

 ザ・サーフ・ビート・ミュージックを掲げ、ロックやレゲエ、R&Bなど、いろいろなジャンルの要素がマッシュアップしたサウンドとメロウな歌声が聴く人の心をとらえ、人気を博している「SPiCYSOL」。メンバーはギターのAKUN(アクン)さん、ヴォーカルのKENNYさん、トランペットのPETE(ピート)さん、そしてドラムのKAZUMA(カズマ)さんの4人。

SPiCYSOL
KENNYさん

 KENNYさんは2019年に恋愛リアリティ番組に出演、また、バンドのCDジャケットのデザインを担当していて、アート作品を展示する個展を開催するなど、幅広く活動されています。

 きょうはバンドを代表してKENNYさんに、サーフィンやキャンプ、そして音楽への想いなどうかがいます。

ジャック・ジョンソンに憧れて

※それでは、KENNYさんにお話をうかがいましょう。今回のメジャーデビューEPでもジャケットのアートワークを手掛けたんですよね?

「そうですね。僕、絵が好きで、絵を描くのが好きで描かせてもらいました」

『ONE-EP』

●透明なブルーの海の中を大きな白いクジラが泳いでいて、海面から太陽の光が降り注いで、クジラの後ろには数字の1が遺跡のように立っているといったアートですけれども。

「ご説明ありがとうございます。めちゃめちゃ詳細(笑)」

●このアートにはどんな思いが込められているんですか? 

「そうですね。思いを込めたっていうよりかは、メジャーデビュー1作目、やっぱり新たな一歩っていうことだし、今まで応援してきてくれた人たちもひとつになって、これから進んでいきたいなということで、そこをイメージして、降ってきたものを描いたって感じですね」

●へ〜! クジラお好きなんですか? 

「クジラが超好きってわけではないんですけど(笑)、環境のこととかも僕らの音楽性とは切っても切り離せない気がしたのと、サーフミュージックからインスパイアされているところもあるので、海の生き物で絶滅危惧種ってところで、今回シロナガスクジラなんですけど、モチーフにしてみました」

●本当にSPiCYSOLさんの音楽って海や空をすごく感じられて、ミュージックビデオにも美しい海が多く出てきますけど、やはり海、お好きなんですか? 

「海好きですね。僕が影響を受けたアーティストが、ジャック・ジョンソンで、2000年代前半のサーフミュージック、アコースティックなサウンドのサーフミュージックを奏でていたミュージシャンたちから影響を受けたんですけど、彼らが調べるとだいたいサーフィンをやっているんですよね。

 それか、元々プロサーファーで音楽を始めたみたいな方が多くて、僕はサーフミュージックから、音楽から入ったんですけど、じゃあ彼らのやっているサーフィンってどんなものなんだろうと思ってやってみたら、やっぱりハマったというところから、海、好きですね」

裸足で地球と交わるスポーツ

KENNYさん

※どの辺のサーフスポットでサーフィンを楽しんでいるんですか?

「千葉だと片貝漁港という、片貝ってポイントがあって、そこをよく、それこそベイエフエムのDJ TSUYOSHIさんとかと行かせてもらったりしています」

●へ〜! そうなんですね! サーフィンの魅力って何ですか? 

「大人になると裸足で地球と交わることってないじゃないですか? だいたいアスファルトがあるし、家とかマンションに住んでいたら、なかなか地球と直接繋がるとかは少ない気がしています。

 サーフィンはやっぱり身体全体で味わい、地球の鼓動というか、地球を感じられるなって思うのがいいのと、あとは少しゾーンに入れるというか、無になれる状態がとても多いスポーツで、待っている時間も多いスポーツなので、その時に普段の悩みだったり、イライラしてたものが溶けたりとか、そういう心地よさが魅力だと思いますね」

●ジャック・ジョンソンに憧れてという話もありましたけれども、初めてサーフィンをされた時はどんな感じだったんですか? 

「いやー全く上手くいかなくて、波にのまれまくって。でも、ものすごく憧れていたので、それでも気持ちいいみたいな、どんだけのまれても気持ちいいなと思って、ようやく出来たっていう気持ちが大きかったですね」

●KENNYさんは北海道出身でいらっしゃいますよね? 

「そうなんですよ。だから南への憧れがもうすごくて」

●そうか、もう憧れっていう存在になるんですね。

「なかなか北海道はサーフィン文化がちょっと薄かったりするので、憧れていましたね」

●実際、海を感じていかがでしたか? 

「何か、これでようやく俺も彼らの仲間を入りしたか! みたいなちょっと大きい気持ちになっていましたけど、海の大きさおかげですね」

●どんなことを考えながら海にいるんですか?

「いや〜もう無心で、ただサーフィンを上手くなりたいって思ってやっているだけなんですけど。でもきっと、何事も集中するとゾーンに入るみたいな、よく言うじゃないですか? それがたまに起きて、悩んでいた歌詞の部分がぽっと出てきたりはたまにありますね。

 あと僕が好きなのは、結構波待ちの時間に、地元のローカルの方とか、横って言っても2〜3メートルぐらい隣なんですけど、横の方が話しかけてきてくれたりして、そのゆるいコミュニケーションみたいなのが好きですね」

●KENNYさんはサーフィンされてどれぐらいになるんですか? 

「恥ずかしいんですけど、歴だけ長くて10年ぐらいやっていますね」

●おお! すごい! 

「歴だけです。実力はもう本当にペーペー中のペーペーで」

●でもやっぱり海のパワーを感じたりとか癒されたりっていうのは、曲にも影響がありそうですね。

「僕自身がそれで影響を受けたひとりでもあるので。ジャック・ジョンソンだったりのサウンドからも。僕もそんな感じで同じように伝えられたらいいなと思っています」

キャンプ時間、自然音でリラックス

KENNYさん

※メンバーたちと一緒にキャンプも楽しんでいるそうですが、どの辺でキャンプしているんですか?

「最近だと和歌山のアウトドアショップOrangeっていうお店があって、そこが運営してらっしゃる和歌山のキャンプ場ですね。ちょっとポイント名は忘れちゃったんですけど、そこにみんなで、バンドメンバーと和歌山のお友達と行きましたね」

●サーフィンをするための海辺のキャンプっていうことなんですか? 

「あ、そこは山でした。でもサーフィンしにキャンプに行くときもあって、AKUNと一緒に行った宮崎とかは、日向という場所で、サーフショップの隣にテントを張らせてもらってキャンプしたりしましたね」

●AKUNさんはバーベキュー検定の中級の資格もお持ちだということで。

「焼かせたらうるさいんですよ(笑)」

●キャンプの食事はAKUNさんの担当っていう感じなんですか? 

「そうですね。結構担当してくれますね。そして本当にムカつくぐらいおいしいですよね(笑)」

●いいですね!(笑)

「いい特技だなと思います」

●みんなでワイワイお酒を飲みながらとか、ご飯を食べながらとか、いろんな話もしながらするんですか? 

「やっぱり普段、居酒屋で飲んでる時には喋らないような熱い話とかたまにしたりしますよね。その瞬間に流れている時間が、車の音もなく、自然の音がたくさん聴こえながら、耳もリラックスしながら喋るっていうのが好きなんですよね」

●やっぱり自然の中に身を置くっていうのは、皆さんの音楽に色んな影響もありそうですよね。

「そうですね。すごくインスパイアされる部分でかいです」

シボレーのバンで音楽の旅へ

※去年からコロナの影響で、今までとはまったく違った日常になりました。そんな中でバンドとして車を買ったそうですね?

「なかなかライヴができない状況だったので、だったらキャンプがてら、ライヴをしてもいい場所に自分たちから行っちゃえば面白くないかってことで、みんなでシボレーのバンを買ったんですけど、今改造中です」

●楽器を積んでツアーに出るためっていうことですか? 

「そうですね。僕の憧れた昔のミュージシャンって自分たちでバスとかで、結構海外のアーティストが多いですけど、そういう旅をしているイメージがあって、それに憧れたところもあったので、やってみたいなと思っていますね」

●どんなふうにされているんですか? 

「バンライフとかってご存知ですか? 海外でバンを、内装を全部木張りとかにして、その車自体をキャンピングカーみたいな住める状態にしているのをお手本にしたりしますね」

VANカスタム

●その技術というか、そういったものをどうやって学んだんですか? 

「全然まだ学んでいなくて、YouTubeで見よう見まねでやっているって感じですね」

●楽しそうですね! 自分たちでやるっていうのは。

「はい、やっぱり面白いですね」

●車に名前も付けたんですよね? 

「実はまだ正式な名前が決まっていなくて、みんなふざけて呼んだりしているんで、“スパソル号”が落ち着いちゃっているんですけど、僕はそれまだ納得いってないです(笑)」

●認めてないんですね(笑)

「もうちょっと何かいい名前にしたいなって」

●具体的に車でツアーに出る予定っていうのはあるんですか? 

「確定しているのはないですね。でも2か月ほど前の、東京、名古屋、大阪のツアーは一緒にそのバンで行きました」

●車で向かう音楽の旅っていうのも楽しそうですね。

「本当、映画のワンシーンみたいな感じで、そこから聴こえてくる音もすごくあるなって思いながら旅していましたね」

過去最大規模のライヴ!

※毎年恒例の「波MACHI」ライヴは今年も開催されますか?

「はい! 開催予定です! 7月3日に」

●言える範囲でいいんですけど、どんな感じのライヴになりそうですか? 

「Zepp DiverCityという会場で、僕ら的には一応、過去最大規模というか、一番大きいところでやるので、今までスペースが足りなくてできなかったこととかを詰め込んでみたいなと思っています」

●お客さんを入れてのライヴってことですよね? 

「今のところ、一応その予定で進めています」

photo by ハヤシサトル
photo by ハヤシサトル

●楽しみですね! SPiCYSOLの音楽を通して、改めてリスナーの皆さんにどんなことを伝えていきたいですか? 

「僕らの音楽を聴いて、僕らの音楽スタイルがバンドなんですけど、やっぱりメロウな心地よいサウンドを心がけて作ったりしていて、何かこう反骨心とは真逆の、みんなの生活に寄り添える音になればいいなと思って、作って奏でているので、是非ライヴも遊びに来てほしいですし、日常で僕らの音をかけて、ストレスフリーな毎日を送ってもらえたらなと思います!」


INFORMATION

『ONE-EP』

 SPiCYSOLのメジャー1stデジタルEP『ONE-EP』には、「ONLY ONE」「From the C」「NAISYO」の全3曲収録されています。どの曲もスパイシーソルらしくてグッド・ソング! KENNYさんのヴォーカルに爽やかさと男の色気も感じます。KENNYさんが手がけたジャケットのアートワークにも注目ですよ。詳しくはワーナーミュージックジャパンのオフィシャルサイトを見てください。

https://wmg.jp/spicysol/

photo by ハヤシサトル
photo by ハヤシサトル

 毎年恒例の自主企画「波の日」に行なう波MACHIライヴは、7月3日(土)にZepp Diver Cityで開催される予定です。SPiCYSOLの近況や情報など含め、詳しくはSPiCYSOLのオフィシャルサイトをご覧ください。

◎SPiCYSOLオフィシャルサイトHP:https://spicysol.com/

シボレーのバンを改造している動画はYouTubeで、どうぞ!
https://www.youtube.com/playlist?list=PL1fdL9QNpH9niv455k2-Dony7JUqjK9mQ

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