毎回スペシャルなゲストをお迎えし、
自然にまつわるトークや音楽をお送りする1時間。

生き物の不思議から、地球規模の環境問題まで
幅広く取り上げご紹介しています。

~2020年3月放送分までのサイトはこちら

Every Sun. 20:00~20:54

「モンベル フレンドフェアin九十九里」取材レポート!〜魅力的な九十九里エリアをもっと発信!

2024/5/5 UP!

 今週のベイエフエム / ザ・フリントストーンは、千葉県・九十九里で初めて開催された「モンベルフレンドフェア」の取材レポートです。

 当番組のコラムでお馴染み、モンベルの「辰野勇(たつの・いさむ)」会長や、フィールドナビゲーター「仲川希良(なかがわ・きら)」さんのインタビューのほか、九十九里浜でのノルディック・ウォーキング体験や、お箸づくりのワークショップの模様などお送りします。

「モンベルフレンドフェアin九十九里」

 今回の「モンベルフレンドフェアin九十九里」は山武市、芝山町、そして横芝光町の3つの自治体の協力のもと、4月20日と21日に蓮沼海浜公園・南浜スポーツ広場をメイン会場に開催されました。

 ステージでは、南米の民族楽器サンポーニャ&ケーナ奏者の「瀬木貴将(せぎ・たかまさ)」さんのライヴや、俳優「宍戸 開(ししど・かい)」さん、山城ガール「むつみ」さん、そして「仲川希良」さんや「辰野勇」会長のトークショーがあったり、アウトドアのプログラムとして、クライミングタワーに登る体験や、スポーツ用自転車の試乗会、そして2本のポールを持って砂浜を歩くノルディック・ウォーキング体験のほか、モンベル製品がお買い得のアウトレットセール、さらに地元の特産品やご当地グルメを販売するブースがおよそ40店舗も出店するなど、盛りだくさん! 

 地元のかたを始め、ご家族連れなど、多くの参加者がイベントを楽しんでいらっしゃいました。私たち番組取材チームは、2日目のフレンドフェアに参加。当初、お天気がちょっと心配だったんですけど、お昼頃からは日も差してきて、絶好の取材日和でした。

包括連携協定〜7つのミッション

※トークショー&横笛のライヴを終えた辰野勇会長にお話をうかがうことができました。まずはその模様をお送りします。

辰野勇さん

●モンベルは、全国の自治体などと包括連携協定を結んでいます。実は、今回の「フレンドフェア」の初日に会場で九十九里エリアの3つの自治体、山武市、芝山町、そして横芝光町と包括連携協定の締結が発表されました。それを踏まえて、改めてなんですが、これはどんな協定なのか教えていただけますか?

「実は今回が150か所目の包括連携協定で、奇しくもきのう、千葉県の副知事、黒野嘉之さんおっしゃっていたんですけど、千葉県が150周年の節目というこの年に今回150か所目の包括連携協定という、象徴するような協定式があったんです。

 おもに我々が常に発信しているアウトドアを通じた7つのミッション・・・アウトドア活動を通じて、いろんなことにお役に立てるんじゃないかということで、まずひとつ目は、アウトドア活動を通じた環境保全意識の向上。それからふたつ目は子供たちの生き抜く力、知恵とか勇気をアウトドアを通じて身につける。3つ目は健康寿命の増進。最後のその日を迎えるまで人生の質、クオリティ・オブ・ライフを全うできる。そのためにもアウトドアっていうのはすごく役立つ。

 それから4つ目が、最近特に地震とか、いろんな災害が各地で起こっていますけど、いわゆる災害時における対応力。アウトドア活動をやることによって有事の時にすぐ役に立つというようなこととか。5つ目が特に自然環境の素晴らしいところ・・・過疎にいま日本国中、いろんな自治体さんもけっこう問題意識を持たれているけれど・・・このような自然豊かなところの自然を活用したエコツーリズムを通じて、地域経済の活性にお役に立つ。

 そして6つ目が農林水産業に従事されるかたがたに、我々のアウトドアのテクノロジーを活用した物作りでの支援。例えば農業女子、女性もおしゃれで安全に快適に農業ライフを楽しんでもらうとか。最後の7番目が、高齢者を含めたバリアフリーの実現。障害を持たれたかたにも等しくアウトドアを楽しんでもらおうと・・・。

 この7つのミッションを基軸にいま申し上げた150か所の産官学、県の単位で12か所、それから市町村の単位でも100以上、あと大学、企業、病院、こういったところとの包括連携協定を結んできましたけど、今回はまさに九十九里の3つの自治体、山武市、横芝光町、そして芝山町、この3か所と協定を結びました」

(編集部注:今後3つの自治体とは、特にエコツーリズムの観点から成田空港を利用するインバウンドの観光客のかたがたに飛行機の乗り換え時間を利用し、九十九里エリアまで足を伸ばしてもらって、地元のグルメや自転車などのアクティビティを楽しんでもらえるように働きかける。また、モンベルクラブの会員およそ118万人に、九十九里エリアの情報をどう発信していくかなど、そんな課題も見えてきてともおっしゃっていました)

辰野勇さん

※数年前から空前のキャンプ・ブームといわれています。また、山登りなどのアウトドア・アクティヴィティを気軽に楽しむ、いわゆるアウトドア派という方々も増えているように思います。アウトドアグッズ・メーカーの代表として、どんな思いがありますか?

「はい、今キャンプ・ブームとおっしゃいましたけど、それはコロナの時期に密を避けて家族でキャンプという、そういう時代背景と共に、一過性のブームという言い方がいいかもわかりませんけど、コロナが収束したら、そういった目的でやるかたもだいぶ(キャンプ)人口も減っていることも事実です。

 実は1週間前、鳥取大山に環境省の運営するキャンプ場を、モンベルがリニューアルして運営が始まっているんです。我々が提唱するキャンプは、あくまでアウトドア・アクティビティのための手段。キャンプそのものが目的というよりも、例えば山登りをする中で、一晩どうしても過ごさなければならない時にするのが、我々のテント泊であって、コロナの時期に、いま空前のっておっしゃったけど、そういうかたがたは、より快適なキャンプを望んでいらっしゃると思うんですね。そういう意味では我々がいわゆる一丁目一番地でやってきたアウトドアとは少し意味合いが違うかもわからんですけど・・・。

 要はただキャンプだけじゃなくて、カヌーであったり登山であったり自転車であったり、こういうアクティビティをやる、そういうかたがたを対象に、我々これからも物作りを進めていこうと、こういうふうに考えています」

九十九里浜でノルディック・ウォーキング!

※続いて、ノルディック・ウォーキング体験の模様をお送りします。

 ノルディック・ウォーキングとは、ポールを2本持って歩く運動で、もともとは雪原をスキーで滑るクロスカントリー・スキーの選手が雪のない夏にトレーニングのために行なっていたそうです。

 そんなノルディック・ウォーキングの初体験。早速、受付をすませ、ポールを2本借りて、ほかの参加者のかたがたと、砂浜に近い松林の道に移動。地元でサーフショップ 「トレジャーサーフ」を経営されている今回のイントラクター「水野恵一(みずの・けいいち)」さんの指導のもと、まずは準備運動、そして、ポールを持って歩き方を練習しました。

イントラクター「水野恵一」さん

「コツがありまして、(ポールのグリップから)手を離していただいて普通に歩いていった時に、ぶらぶらっとさせて、ちょっと突っ掛かるところから後ろに押してもらえれば、それで普通に歩けるようになっていくかたが多いので、ちょっと離れて練習してみましょうか。

 (ポールを)軽く握ってやっていただいてもいいですし・・・そうですね! それで十分! 上手です、上手です、さすがですね! それで上半身も使って歩ければ、もっと全身運動になってきますから・・・。

 モンベルさんのは山でも使えるポールなので、ノルディック用のやつはちょっとだけ、手首のところが違ったりするんですけど、これでも十分練習できますから・・・。はい、いいですね。手と足が一緒になっちゃっていると最高です! いいですね、みんな最初はなっちゃうんです。

 力を入れずに普通に歩く感じで、ツンツンと止まったところから後ろに、背中側が使えれば、もうそれで、うん、いいです・・・あの坂を越えたら海ですから!」

●おお〜海だ〜! この砂浜を歩くわけですね! 頑張ります!

ノルディック・ウォーキング体験

※九十九里浜でのウォーキングを終えて。

●ありがとうございました!

「こちらこそ、ありがとうございました!」

●すごく楽しかったです!

「こちらこそ感謝です」

●気持ちよかったです~。砂浜を歩くノルディック・ウォーキングって珍しいんじゃないんですか?

「サーフィンのトレーニングも兼ねた一環で、最初お客さんにご紹介して興味あるかたにお伝えさせていただいたり、少しレッスンをさせていただいたりということで、基本的にはサーフィン・スクールの中で、レッスンをやっているのが通常になるんです」

●九十九里浜の景色を楽しみながらのウォーキングってすごく贅沢ですし、なにより気持ちいいですね~!

「本当に体験していただいて、ありがたかったです」

●本当に楽しかったです! 水野さんは生まれも育ちも横芝光町で、サーフショップ「トレジャーサーフ」を営んでいて、サーフィンのインストラクターでもいらっしゃいますよね。横芝光町、そして九十九里浜はどんなところが魅力的ですか?

「何もないと言ったら、ちょっと言葉が合わないかもしれないんですけれど・・・。サーフィンも、うちの場合はゆっくりスタートしていただけるようなかた向けも考えていたり、何もないところに来て、少しのんびりしていただくような、そういう良さがある町かなと・・・。

 もっといろんないいところが実はあって、生まれてほとんどずっとこの町に住んでいますので、素晴らしいところだと思って住んでいるんですが、やはりのんびりできるのがすごく自分にとってはありがたいとこですし、うちに来ていただいているお客様も少しリフレッシュをかねて、のんびり海でサーフィンして帰っていただけるような時間をなるべく提供できたらと思って行なっております」

●長年、九十九里の浜や海を見てこられて、どんな思いがありますか?

「そうですね・・・サーフィンを始めて35年なるんです。35年やっているにはそんな上手ではないんですが、地元のかたたちが、自分たちもちょっとお手伝いをしながら、20年以上海岸清掃を継続していただいていたり、サーファーとしてイメージの向上に頑張っていただいている若いかたたちが、いまたくさん自分の町にはいらっしゃるので、いい意味で海自体をもう少し綺麗に、逆に活用するようなことがあれば、ぜひ地元のサーファーと一丸となって協力したいなと思っています」

(編集部注:水野さんも協力されている九十九里浜の清掃活動については「屋形海岸(やかたかいがん)」「ビーチクリーン」で検索してみてください。また、水野さんのサーフショップ 「トレジャーサーフ」のサーフィン・スクールの情報はオフィシャルサイトをご覧ください)

◎トレジャーサーフ :https://www.tsurf.net

山武杉を使って箸作り

※今回のフレンドフェアでは、地元の特産品やご当地グルメを販売するブースが40店舗ほど出店していたんですが、その中から、山武市の特産「山武杉(さんぶすぎ)」を材料にお箸を作るワークショップがあったので、体験させていただきました。ご指導いただいたのは「さんむチーム木工」の「小川 清(おがわ・きよし)」さんです。

「さんむチーム木工」の小川 清さん

●こちらは山武杉の箸作り体験ということですよね。早速教えていただきたいんですけど・・・お願いします。

「はい、かんな台に箸の材料、これを乗せていただいて、かんなで削っていき、最後まで削っていくと箸の原型が作れます。ここまでがこの作業になります。小さいお子さんですと、きのうは3歳の女の子も、普段は80歳のおばあちゃんも、みんなできますので・・・」

●え、すごーい! かんなを滑らせていけばいいんですか?

「そうですね。右手、左手、で、太ももをこの台に押し付けて、引っ張るように、平行に引っ張るように、そうですね・・・ちょっと斜に構えて、手前に最後まで引くようにやっていただくと綺麗なかんなくずが出るはずです」

●あ、(かんなは)ちゃんとずっしり重みがあるんですね。

「この台に太ももを押し付けて、右足をちょっと下げて・・・で、今度かんなの上の部分をこうつかんでいただいて、右後ろに引き抜く」

●引き抜く!? おお〜!

「いい音ですね」

●綺麗に剥けました! 気持ちいいですね!

「これを何回かストロークで早くやっていくといい音が出ます」

●おお〜! (このやり方で)合っています?

「合っています」

●すごーい! (かんなくずが)くるくるくるっと! これをどんどん削っていくとお箸の形になっていくんですね。

「20回くらい削ると片面ができます」

●すごく綺麗にくるくるくるっと! これ楽しいですね!

「そうですね。きょう来ている家族のかたも、子供がきのうやって楽しくて、きょうはお父さんとお母さんもやっています(笑)」

●いいですね〜!

「削りの音が楽しいって、(参加者のかたは)言っていますね」

●楽しいです! なんか夢中になっちゃいますね。無心でやっちゃいます!

「だいたいみんな、これやっていると無言になっちゃいます」

●確かに気づいたら無言になっちゃってました(笑)。

「削れなくなったら箸の原型ができ上がりということになります」

●おお〜すごい!

「で、綺麗に先端が真四角になって、持ち手も真四角になる・・・」

●これ、自分で削ったってなると愛着もわきますし、いいですね。

「あとは向こうに行って、角を紙やすりで落としていただいて、仕上げにサラダ油を塗って、山武杉の特徴の赤い色に・・・」

●美しい綺麗な赤茶色になりました〜。

「これででき上がりと! でき上がったものを持っていただくとわかるんですけれども、とっても軽くて・・・」

「さんむチーム木工」の小川 清さん

●軽いですね! この軽いっていうのが山武杉の特徴なんですか?

「そうですね。杉自体が軽いんですけれども、山武杉の特徴はこの赤い色ですね。白いやつよりも赤色のほうが特徴があります」

●すごい、あっという間に作りました〜。嬉しいですね。楽しい! ありがとうございます。

◎さんむチーム木工:https://www.city.sammu.lg.jp/data/doc/1610676955_doc_32_0.pdf

九十九里エリアも「ジャパンエコトラック」!

※ここからはフィールドナビゲーターの「仲川希良」さんにご登場いただきましょう。仲川さんは登山を始めて、今年で15年目。お子さんと山に行くようになって、子供目線の山の楽しみ方にも気づき、山に行く回数は減ったけれど、以前とは違う「濃い山時間」を過ごしているそうですよ。

 そんな仲川さんは、大規模会場で行なっていた頃の「モンベル フレンドフェア」にも何度か、ゲストとして参加されています。今回のようなエリアを限定しての「フレンドフェア」には、こんな魅力を感じたとおっしゃっていました。

「今回みたいに開催地密着型の、コロナ以降の開催として(私は)今回初めてだったんですが、これはこれでその開催地について、より詳しく知ることができるっていうのがすごくいいなと思いました」

●すごくアットホームな感じがしますよね。

「そうですね〜。あとやっぱりこれまでの会場よりも、さらに地元のかたがたくさんいらっしゃっているので、きっと地元のかたにとっても発見があるっていうのが、面白いところなのかなと思うんですよね。

 何か発見したいと思っている人が遠くからたくさん集まってくるっていうだけじゃなくて、あ、自分のところってこんな良さがあったんだ、こんな美味しいものも、こんな面白いこともあったんだっていうのを再確認できるような、フレンドフェアなのかなと思いました」

●仲川さんは、モンベルさんが提案する「ジャパンエコトラック」のナビゲーターでもいらっしゃいます。改めてこのジャパンエコトラックとは何か簡単にご説明いただけますか?

「はい、ジャパンエコトラックというのは、新しい旅のスタイルとしてご提案させていただいているんですけれども、ポイントは人力でそのフィールドを体感するというところにあります。水辺だったらカヤックだったりSUPだったり、もちろん泳いでもいいですけどね。

 で、民家があったり作物が育っているような里のエリアは、自転車で駆け抜けたり、歩いたり・・・。山のエリアはもちろん登ったり、トレイルが好きだったら走ってもいいですけども・・・基本的に人力で動くっていうことがポイントになっているんですね。そうすることによって、そのフィールドをより深く味わうことができます。

 私だったら山が好きなので、例えば、ある山に行こうと思うと、着いて登山口まで車でばっと移動して、山だけを歩いて帰ってくるみたいな旅の仕方をしがちなんですけれども、そこからさらに足を伸ばして、麓だったりその麓の先にある海だったりまでを、自分自身の体を使って旅をして味わうことによって、よりその山が育んだ麓の文化だったり歴史だったりっていうのも一緒に味わうことができるようになるんですよね。

 なので、アクティビティをすでに楽しんでいらっしゃるかたも、自分が知っているエリアよりも、より広いフィールドを人力で楽しんでみることによって、その土地をより深く味わえるっていう、そういう旅のスタイルになりますね」

●この九十九里エリアもジャパンエコトラックに登録されているんですよね。

「そうなんです。いま関東のエリアが3か所登録されているんですけど、その中でいちばん初めに登録されたのが、この九十九里エリアになります」

●実際に仲川さんも、このエリアを自転車で走られたそうですね。どうでした?

「いや〜気持ちよかった! そしてこんなに気軽に手軽に味わえるジャパンエコトラック、実は初めてだったんです! 
 これまで9か所ですかね・・・ジャパンエコトラックのエリアを試してみているんですけれども、やっぱり人力で移動するって、それなりに体を使った旅の仕方なので、準備もしっかり必要だったりだとか、体力も使いますから、それなりに大変だなっていうような印象もあったりしたんです(笑)。

 でもね、九十九里エリア、私が住んでいる東京から、パッと来てパッと帰れる日帰り圏内。そして日帰りで味わえる気軽なルートがたくさん設定されているんですよ。

 私が楽しんだのは木戸川・栗山川サイクリングルートっていう、ちょっと短めの半日ぐらいで周れるルートを選んでみたんですけれど、九十九里って九十九里平野で知られている通り平坦なので、このルートは特に大きなアップダウンがなく、たぶんスポーツ用の自転車でなくても、普通の自転車でも問題なく周れるくらいの気軽なルートなんですよね。

 九十九里エリアは空が広い! そして(成田空港が近いので)飛行機が飛び立っていく様子が見られるんです。気持ちが清々しくなるこの空の下を自転車でパーっと気軽に駆け抜けることができて、とっても気持ちいい場所でした!」

仲川希良さん

※今後、当番組のコーナー「モンベル アウトワードコラム」でこんなことを発信していけたらいいな〜というのがあれば、教えてください。

「そうですね・・・例えば、ひとつのエリアを旅するにしても、その旅のスタイルによって味わい方がまったく変わるんだなっていうのを、ジャパンエコトラックでよく感じますけれども、例えばですよ・・・ここおすすめっていうエリア、辰野会長と私とで共通するエリアを選んで、それぞれの視点から魅力を語るみたいな!」

●面白そうですね!

「アウトドアのエキスパートの辰野会長の視点と、(私は)技術的にはまだまだ初心者、そして女性だったり家族連れだったりっていう、そういう目線で土地を分析すると、(味わい方が)変わっていくんじゃないかなと思うので、ひとつのエリアの、旅のし方を辰野会長と私でプレゼンしあうみたいな・・・楽しいかなと思います(笑)」

辰野会長、最初の出演は30年前の1月15日!

※それでは最後に再び、モンベルの辰野 勇会長にご登場いただきましょう。

●この番組「ザ・フリントストーン」は放送開始から33年目になるんですね。実は辰野会長に初めてこの番組にご出演いただいたのが、30年前の1994年1月15日だったという、記録が残っているんです。

「えっ! 本当に? よく覚えているね(笑)」

●『社長室はアウトドア』という本をもとにお話をうかがったということで、スタッフから聞いたんですが、長いお付き合いをありがとうございます! 

「そうですか・・・いや〜そういう昔話をすると健康になりますよ」

●いま30年前のご自身に何か言っておきたいことはありますか?

「もう振り返りたくない! 振り返らないのも健康になる・・・(笑)。たまにね、自慢話はするのはいいですよ。でもね・・・いつに戻りたいですか? っていう質問をされるかたがいるけど・・・ないね。いまがいちばんいいね」

●素敵です! 現在、会長にはフィールドナビゲーターの仲川希良さんと共に毎週、「モンベルアウトワードコラム」というコーナーで番組にご登場いただいています。リスナーのかたにはお馴染みでファンのかたも多いと思いますので、ファンのかたに改めて、ひと言いただいてもよろしいですか?

「千葉のみなさんがた、すみません、今回初めて来ました!九十九里。本当に素晴らしい自然がたくさんあるので、もちろん地元のかたはご存知でしょうけど・・・。(この九十九里エリアは)モンベルと包括連携協定、フレンドエリア、そしてジャパンエコトラックのコースも整備もしていただきましたので、ぜひご活用いただきたいなと思います。よろしくお願いします」


INFORMATION

 九十九里エリアは、モンベルのフレンドエリアにもなっていて、もともと協力関係にあったんですが、今回、山武市、芝山町、そして横芝光町と包括連携協定を結んだということで、さらに今後の展開が楽しみになってきました。来年もぜひ「フレンドフェア」を九十九里で開催してほしいですね。

 このエリアは、仲川希良さんのお話にもありましたが、関東で初めて「ジャパンエコトラック」に認定されていて、7つのサイクリングルートやパドリングフィールドなどのルートマップも公開されています。レンタサイクルで、海岸線を走ったら、気持ちいいと思いますよ。ジャパンエコトラックの登録エリアは、全国に30数か所あります。あなたもぜひ、人力だけで移動する新しい旅のスタイル「ジャパンエコトラック」を体験してみてください。

 ちなみに、ルート検索機能などが搭載されている専用のアプリもあって、とても便利だそうです。詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。

◎ジャパンエコトラック:https://www.japanecotrack.net

◎モンベル :https://www.montbell.jp

前の記事
次の記事
サイトTOPへ戻る
WHAT’s NEW