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「すみません」と謝るよりも「ありがとう」の感謝を!〜『毎日ありがとう祭り “世界最強の幸せ言葉”で 自分らしく生きる♪

2025/8/24 UP!

 今週のベイエフエム / ザ・フリントストーンのゲストは、世界を股にかける旅人、そしてエッセイストの「たかのてるこ」さんです。

 たかのさんは「世界中の人と仲良くなれる!」と信じ、これまでになんと! 七大陸75ヵ国をめぐった旅のスペシャリスト! そして2000年に出版したエッセイ集『ガンジス河でバタフライ』がベストセラーとなり、その後ドラマ化され、長澤まさみさんが主演したことでも話題になりました。

 きょうはそんな たかのさんをお迎えし、たかのさん流の旅のスタイルや、素敵な笑顔と言葉に出会える「日めくりカレンダー」のお話などうかがいます。

☆写真協力:たかのてるこ

たかのてるこさん

総合エンタメ! ドキドキワクワク!

※たかのさんは基本はひとり旅、バックパッカーではなく、キャリーケースを愛用する「コロコロパッカー」だそうですよ。

 これまでに75の国々を訪れているたかのさん。改めて、なぜ旅をするようになったのか教えてください。

「もともと自分のことが受け入れられなくて、人と比べて、私なんて~って、自分をいじめている人間やったのよ。じゃあ何がしたいんよ、自分は!? って、人と比べてばっかりいるあなたは何が? って言うた時に、やっぱりおとぎ話とかね、今も『鬼滅の刃』にしても『ONE PIECE』にしても、主人公って旅して、ひとまわり大きくなって帰って来るやん、仲間を作って」

●はい!

「これがやりたい~と思って、家と学校の往復が嫌で嫌で、20歳の時に初めて香港とかシンガポールとかアジアをひとり旅して。うわっ! こんなに総合エンタメ参加型のエンタメがあるなんてって、ドキドキワクワク、全部入っている~みたいな!」

●確かに。初めて海外、その国に降り立った時って、どういう気持ちになったんですか?

「香港とシンガポールやったんやけど、初めての旅は。香港映画、ジャッキー・チェンとかが昔大好きで、降り立った時に、うわぁ~、映画では匂いを嗅がれへんけど、これが香港の匂いか~みたいなね」

●確かにそうですよね~(笑)

「今もそうよ。ネットで何でも見られるけど、匂いまでは嗅がれへんから、やっぱり(現地に)行って人の雰囲気とか、何か体感する360度っていうのは、自分が体を動かさないと・・・」

●実際に行かないとわからないことですよね。最初の旅でいろいろな所をまわったと聞いているんですけれども、一体どこに行ったりしたんですか?

「行きだけ決まっていて、帰りはオープンっていうチケットを買って、お金がなくなるまで、みたいな・・・だから、どんどん貧乏旅行になっていくというか・・・。
 屋台で物を頼むって言うても、英語も喋られへんし、中国語も喋られへんなって香港で思ったんやけど、“これ! この人と同じのください!”とか、食べ物を注文できるようになったりとか・・・私、本当に英語が苦手なんで」

●へえ~すごい! 結構、身振り手振りで伝わるものなんですね~。

「もう身振り手振りで、世界中、言葉は違うけど、表情は一緒やから!」

●ああ~確かに!

「どの国に行く前は、ものすごく緊張するねんけど、行ったら同じやな~って思うん」

●そうですよね~(笑)

「例えば、私ね、乗りたい夜行列車があったのよ、シンガポールに着いた時に。わぁ~間に合わへんなぁ~、でもタクシーに乗ったら間に合うか、駅~・・・で、タクシーのおっちゃんに“私ね、5時に駅に着きたいんやけど、タクシーに乗ったら5時に間に合いますか?”って、なんて言ったらいいのかわからへん。

 私なんて言ったか、時計を見せて、おっちゃんに“5オクロック・ステーション、キャン?”って語尾を上げて。(そうしたら)おっちゃんが“キャン!”。え? 通じたん? ほんまに? もう一回顔をしかめて“キャン? ほんまやな?”って聞いたら、(おっちゃんが)“キャン・キャン”てねぇ~。こんな難しい会話が“キャン・キャン”言うてるだけで通じたでと思って」

(編集部注:てるこさん曰く、日本人は完璧主義な面があって、英語などの言葉がちゃんと話せるようになるまでは、旅に出ない傾向があると。それだと、人生が終わっちゃうよとおっしゃっていましたよ。

 そして、ひとりで旅に出るのは、友だちと行くと、どうしても友だちの顔を見て話すことが多くなるし、現地の人たちも話しかけてこないんだそうです。

 そんなひとり旅のてるこさん、事前に旅先のことをしっかり調べてから出かけ、また、危ないところは絶対に行かないそうです)

毎日ありがとう祭り!

※てるこさんは、カメラマンでもあるんですが、旅先にカメラを必ず持っていくのは、写真はコミュニケーション・ツール、笑顔をかわすきっかけになるからだそうです。

 旅先で出会った人たちから学ぶことって、いっぱいあると思うんですけど、未だに大事にしている言葉はあったりしますか?

『毎日ありがとう祭り“世界最強の幸せ言葉”で自分らしく生きる♪』

「今度出す、日めくりカレンダーっていう新作も『毎日ありがとう祭り』っていうタイトルなんやけど、もう“ありがとう”に勝るものはないなって・・・。

 『ダライ・ラマに恋して』っていう本に書かせてもらったんやけども、旅先はラダックっていう、国はインドなんやけど、もともとはラダック王国っていう所を旅した時に・・・チベット・エリアなんよ、みんな仏教を信じていて、みんなニコニコとしてはるんやけど、ありがとう、こんにちは、さようならって全部“ジュレー”っていう言葉で済ましてんのよ」

●え~〜っ、全部ジュレー?

「済ましているっていうか、差がわからへんやん。どれ? 今言うたの何? ありがとう? こんにちは? どっちってわからへんやん~って、初めはびっくりして・・・」

●そうですね(笑)

「ええ~!?って思ってたんやけど、ずっと“ジュレー、ジュレー”って一日言うてるうちに、あれっ? 全部同じ意味やなって思って・・・だって、こんにちはって、出会ってありがとうやし、さようならも同じ時間をありがとうね~って・・・もう全部ありがとうなん、挨拶もさようならも、“ジュレー、ジュレー”、ありがとうなんやな~、ほんまはって」

●え~〜素敵!

「でも日本ってすごく“ありがとう”が言いにくい国やから、私が“ありがとう”を流行らせたいなと思って、今回の新作も作らせてもらったんやけど・・・。“ありがとうございます”まで言わんと、なんか丁寧じゃない人に思われるとかね」

●あ~確かに。

「“どうも”とか“すみません”とかいう言葉に変えちゃったりして・・・“ありがとう”っていちばん素晴らしい、宇宙一波動が高い言葉って言われる言葉やから。

 子供だけでしょ、“ありがとう”って許されるの。ちょっと年齢いったら、“ありがとうございます”って言わないとあかんとか。もうやめよ! みんなで気軽に“ありがとう、ありがとう”って年齢関係なく、みんなが“ありがとう”って気軽に言えるようにしたいな~って」

※今お話にあった日めくりカレンダー、タイトルは『毎日ありがとう祭り“世界最強の幸せ言葉”で自分らしく生きる♪』なんです。

 続いて、この「日めくりカレンダー」を出すことになったいきさつを話していただきました。

『毎日ありがとう祭り“世界最強の幸せ言葉”で自分らしく生きる♪』

「大学の教え子が“てるこさん、生きる意味がわからないんです。大学も辞めたい”って言われて、わかるわ~と思ったんよね。私も消えてしまいたいって、何十回思ったかわからん、すごく落ち込みやすいんで・・・。

 ほんで、どんな時も、大人でもへこむから、前向きな気持ちになれる文章をと思って、彼にプレゼントしたら、手紙を書いてくれて、それが『生きるって、なに?』っていう本のもとになった文章なんやけども、この中に“迷惑をかけてもいいんだよ”っていう言葉が出てくんねんけど、その教え子が初めて、迷惑かけていいんだよって言われたと・・・親にも“人様に迷惑かけたらあかん”って、日本って言うでしょ、つい」

●確かに〜。

「それで人に人生相談もできなかったと・・・。それを講演会で紹介したら、写真を付けて、スクリーンで上映したら、“講演、良かったから、ぜひ本にしてくださいね”って参加してくれはった人がみんな言ってくれて・・・。じゃあ講演の時にシェアしようと・・・。

 普通に出版社から出したら、1500円ぐらいの本になって高くなってしまうわ~と思って、自費出版すればいいんや~と思って、500円の本にしたいなと思って『生きるって、なに?』っていう本を自費出版したのがきっかけで・・・。

 自費出版なんやけど、今はアマゾンとか全国の書店でも注文できる本になっているんですけど、そのシリーズがどんどん増えて、『逃げろ 生きろ 生きのびろ!』っていう本とか、『笑って、バイバイ!』とか『世界は、愛でできている』っていう本とか、4作目まで出させてもらって24万部までいって」

●すごいですね~。

「そしたら、その読者の人から“本も素敵なんやけど、出しっぱなしにできるものを、毎日毎日めくって自分を勇気づけてもらえるものが欲しい“って言うてもらって(日めくりカレンダーが)誕生しまして」

「言葉の魔法」を自分にかけて

※日めくりカレンダー『毎日ありがとう祭り“世界最強の幸せ言葉”で自分らしく生きる♪』は、たかのさんが世界中の旅先で撮った、とても素敵な笑顔の写真と 元気になれる言葉に、日めくりをめくるたびに出会える、そんなカレンダーになっています。

「遥ちゃん、1日目とか読んでもらってもいいかしら?」

写真協力:たかのてるこ

●はい、読みますね。
 「私の細胞たち ありがとう! 毎日めでたい 毎日が誕生日! 日々 体の細胞が入れ替わり(3000億個!)私は 新しく生まれ変わってる」と書いてあります。

「(体の細胞が)生まれ変わっているって思ったことあった?」

●毎日・・・いや~思ったことなかったです・・・。

「ないよね~、私もなかったよ。でもほんま生まれ変わって新入りが入ってきてんのよ」

●確かに。

「封入特典にしている、このメッセージカードに書かせてもらったんやけど、毎日3000億個の細胞が入れ替わるっていうことは、体内で懸命に働いて役目を終えた3000億個の細胞が死んでるってことなんよね、生まれているってことは!」

●そうですよね~。

「どこに行ってるんと思う?」

●どこに行っちゃってるんだろう? 流れるんですかね?

「どこに流れてんの? 何に?」

●お手洗い?

「トイレよ! 読んでくれた遥ちゃん??」

●読みました、読みました(笑)

「それで、その敬意を込めて“ありがとう!!”って言ってほしいから、この“私の細胞たち ありがとうシール”を作ったよ!」

●あ~可愛いステッカー!

「ハートの黄色いステッカーを! トイレの蓋とかに貼ってほしいなと思って」

●あ~そうですね。

「自分が今トイレで何したんかって、何を出したの?って。働いて役目を終えた細胞とか細菌とか、色んなもんが働いてくれてんねんけど。“ありがとう~”って、合掌タイムやから手を合わせて・・・」

●そっか~、もうトイレの意味合いが全然変わってきました。何も考えてなかったです、これまで。

「ほとんどの人は考えてない。私もこの本書いて初めて知ったもん。そのぐらい自分の体をケアしてないってことよね。気にしてない、何をしてんのか? 自分の体がっていう」

●そうですね~。

「やっぱり冷たかったな~、自分に対する愛をケチっていたなと思って・・・。お休みの日とかにも“きょうも何もしなかった~”とか、つい言うてしまうでしょ? 何かダラっとした日に・・・」

●はい、言ってしまいます・・・。

「体が怒るよ!」

●頑張っているよ~って。

「寝ている間もフル稼働して、自分のこと応援してくれて、酸素足りひんぞ~、疲れてるぞ~って。遥、疲れてるぞ~、もっと空気くれ~、酸素まわしてくれ~とか言うて頑張ってのに、“何もしなかった・・・冷たい“。ほんま体の最高責任者CEOとして冷たかったなって・・・もっとトップとして、ありがとうね~って」

写真協力:たかのてるこ

●てるこさんから出てくる言葉すべてに引き込まれるんですけれども、日めくりカレンダーに書いてある言葉は全部、てるこさんが考えた言葉なんですか?

「いえいえ、ほんまに私が旅先でもらった言葉とか、旅しているうちにやっぱり自分で自分を応援せんとどうすんねん! って思って生み出されたりとか・・・。“反省は3秒まで”、“自分いじめにバイバイ”とかね」

●すごくいい言葉ですよね~。

「私なんてって、自分を責めて悲劇の主人公になる癖に気づいたら、ありのままの自分を受け入れよとかね。本当に自分が、ここに書かせてもらった言葉に救われて、今まで生きてきたんで・・・。

 ほんまたったひとつの言葉で人は喜んだり悲しんだりすることを思うと、言霊の力、言葉のパワーって絶大なんで・・・。やっぱり自分の生きてる世界は、自分が日々使う言葉によって作られてるんで、言葉の呪いじゃなくて、ほんまに“言葉の魔法”を自分にかけてあげてほしいなって」

生きることを楽しむために

●本当にどの言葉も素敵だなと思ったんですけど、私は12日目に書いてある『出会ってくれてありがとう 生きてる間に会えた人は 同世代! 同じ地球学校の”太陽チルドレン” みんな平等 みんなうんこメーカー!!!』って書いてあって・・・。

「うんこメーカーって、遥ちゃんの口から聞くと、なんか可愛らしい言葉に聞こえるよね」

●本当に素敵ですよね(笑)

「ここにちっちゃい文字で、注釈っていうかメモを書かせてもらって、ここもちょっと読んでくれる?」

●ぜひぜひ! 
『敬語は“キョリ語”(相手と距離を置く言葉) 距離が必要なければ タメ語で話して 心の距離にバイバイ!』と書いてあります。

「昔は親子だって、夫婦も敬語を使ってたのよね。敬語は夫婦の間は女性から男性に対してだけやけど、今はないでしょ? 夫婦で女性だけ男性に対して敬語を使ってるカップルなんて・・・親子も大体タメグチで喋ってるやん?」

●タメグチですよね~。

「それを仲良くなった人たちに広げていこうって話なんで・・・」

●私自身もすごく影響を受けたように、若い人たちからもすごく反響が大きかったそうですね?

「もう本当に、下は小学生から上は90歳まで“(日めくりカレンダーを)めくっています!”とかね。もとになった『生きるって、なに?』シリーズも、学校の先生がちょっと学校崩壊になっていて、(先生が)自腹で本を買ってみんな生徒にプレゼントして感想文を寄せてくれたりとか・・・。私のホームページにもその子供たちの感想文とかを載せさせてもらっているんやけど。本当にね〜、悪気はないんやけど、大人になって呪いかけてくるからね。“昔の時代はこうやったんやから、あんたも我慢し~“とかね」

●そうですね~。

「私たち我慢するため生まれたんじゃなくて、生きることを楽しむために生まれてきたんで」

写真協力:たかのてるこ

自分を褒めちぎって、愛して

※では最後に、日めくりカレンダー『毎日ありがとう祭り“世界最強の幸せ言葉”で自分らしく生きる♪』から、きょう8月24日に載っている言葉をご紹介しましょう。

 その言葉とは
『愛をたくさん 受け取ろう! 物事のネガティブな面よりも ポジティブな面に 目を向けて 「すみません」と謝るよりも「ありがとう」の感謝を! 感謝するほど 幸せホルモンが増え 免疫力もアップ♪』ということなんですが・・・
 この言葉に込めた思いを教えてください。

「遺伝子の研究で、日本人って繊細で素晴らしいところがいっぱいあるんだけど、世界で最も不安を感じやすい民族っていうデータもあるんですって。その不安遺伝子の保有率が8割! めっちゃ高い! ヨーロッパとかで4割、南アフリカとかは28パーセントとかっていうそうなんですけどね。

 一歩家を出てマンモスにやられるとか、そんな最低限のストレスからは解放されてんのやから、8割はちょっと高ない? って、もうちょっと減らして・・・。もちろん心配とか不安が世の中を良くしているし、備えにもつながるんやけど、今は文明も発達して、それでも8割・・・毎日しかめっ面で心配しながら生きて楽しい? 寿命が長くてもね・・・」

●そうですよね~。

「もうちょっとみんなで助け合って生きて、困ったら助けて~っていう、ぜひもうちょっと人類を信頼して、“すみません”って謝るよりも“ありがとう”の感謝をって書かせてもらったんやけど、本当に感謝すればするほど、幸せのホルモンも増えて、免疫力もアップするんで・・・。感謝はタダやからね、“ありがとう”っていうのも言うてね。いいことに目を向けて、自分を褒めちぎって生きてもらいたいなと思います。

 自分をいじめるのをやめて、私もできたんで、ぜひ自分を褒めちぎって愛して、自分を愛せば、周りの人のことも愛せるようになるなって自分で実感したんで、ぜひ一緒に地球の愛を増やしていきましょう!」

写真協力:たかのてるこ

☆この他のたかのてるこさんのトークもご覧下さい


INFORMATION

『毎日ありがとう祭り“世界最強の幸せ言葉”で自分らしく生きる♪』

『毎日ありがとう祭り“世界最強の幸せ言葉”で自分らしく生きる♪』

 たかのさんが先頃出された日めくりカレンダーをぜひお部屋に飾って、素敵な笑顔の写真と言葉に出会ってください。めくるたびに元気になれますよ。たかのさんのオフィシャルサイトから購入できます。また、試し読みもできますから、ぜひアクセスしてみてください。たかのさんの近況や情報も、ぜひオフィシャルサイトをご覧ください。

◎たかのてるこ:https://takanoteruko.com

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