三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第10回:船橋市

2020/9/11 UP!

今回の取材は、船橋アンデルセン公園に伺いました。

インターネットのお出かけ情報サイト、トリップアドバイザーの「世界の人気観光スポットテーマパーク部門」で東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに次ぐ日本国内3位。そして今年初めて発表されたオリコン顧客満足度 調査のテーマパーク部門ランキングでは東日本で4位と国内外で高い評価を受けています。

年間来場者数は約90万人。名所として房総の魅力500選に選定されているんです。元々は船橋ワンパク王国という名前の公園でしたが、船橋市がデンマークのオーデンセ市と姉妹提携を結んだことで、記念として、そのオーデンセ出身の童話作家、アンデルセンの名前をとって船橋アンデルセン公園になったそうです。

東京ドームおよそ8個分の敷地面積が5つのゾーンに分かれていますが、なにか呼び物になる大きなアトラクションがあるわけではありません。実際、開園当時に比べると入園者の数が落ち込んだ時期もあったそうですが、今回は、現在の人気を取り戻した立役者でもある、園長の細谷順子さんにお話を伺ってきました。細谷園長はもともとは船橋市から出向という形でこられたそうです。赴任した当初、少しさびしさをかんじた細谷園長、ご自身の記憶の中にあったこの公園の活気をまた取り戻したいと、考えられたそうです。

とにかく、お花が好きという園長。「緑の多い公園」から「花の多い公園」へしたいと思い、今までの慣習にとらわれず、地元の造園業者、そして全国の造園業者や花関係の会社などに出向いて、説明をして協力を訴えました。そしてお話の中では、植えている花のこだわりについては「写真を撮られる方が非常に多いので、同じ時期に来たときに同じ場所で写真を撮っても同じ花が映らないように配置や色やデザイン、花の種類を考えている。これは、譲れないこだわり。妥協はしたくない。暑い夏や寒い冬は 花が少なくなるが、園芸会社などにいろいろ新しい種類を提案してもらっています。そして、毎年少しづつテストしているので、テストに合格したら次の年採用されてたくさん植える。常に花の情勢は動いているんですよ。ここにあった花は来年はここにはありませんよ。」とおっしゃっています。

取材した日はかなり暑かったのですが、元気に咲いていたひまわりを接写している方もいらっしゃいました。炎天下の公園で、家族の記念写真を撮られている方、パソコンの背景画像として景色を撮られている方などさまざまな方が撮影を楽しんでいる姿がみられ、お話を伺うと、もうすでに何回もこられていて、その方のお気に入りのスポットがあるようなんです。「来るたびに違う表情の花の写真が撮れる」といっておられた方も。園長の狙い、バッチリですね。

園内にはほかにもクラフト体験ができるエリアや

中にはジブリっぽい建物も。

また 身体を動かしたい方のためのコースや、創作体験ができる子供美術館、小さなお子さん向けのスペースなど、さまざまな楽しみ方ができる「ふなばしアンデルセン公園」は雨の日でも楽しめる屋内でのコースもあり、来園された方がそれぞれにそれぞれの過ごし方を見つけられます。「また来たくなる公園」として評価が高いのもわかります。

細谷園長の花への想い、そしてスタッフの皆さんのきめ細かいお仕事で船橋アンデルセン公園の魅力はさらに大きくなっていきます。いろんな花との出会いにぜひ、訪れてみて下さい。

※新型コロナウィルス感染症拡大対策のため、休止しているエリアやアトラクションなどがある場合があります。営業時間など詳しくはこちらからご確認のうえお出かけいただくと安心です。

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