三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

ピーナッツたっぷり!「千葉ぴーなっつジェラート」

2023/5/31 UP!

  • 「タンスの中は ピーナッツ色!?」の中西悠理がご紹介しました、君津市にあるカフェ&スイーツ店「風鈴堂(ふうりんどう)」の「千葉ぴーなっつジェラート」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • 今週は、千葉県産の食材を主原料に作った美味しい加工食品から
  • 魅力的な逸品を選ぶ「食のちばの逸品を発掘」コンテスト2023年度受賞作品の中からご紹介しています。
  • ●食のちばの逸品を発掘2023 受賞作品はこちらから

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/norin/torikumi/ippinn/jushosha2023.html

  • 君津牛乳の生乳仕込みの濃厚で後味さっぱりな「風鈴堂(ふうりんどう)」の「きみつソフト」。お持ち帰りも出来るジェラートは、レギュラーの6種類の他、千葉県の特産品を活かしながら日々開発しています。
  • 「千葉ぴーなっつジェラート」は、薄皮のほのかな苦みがアクセントの味わい深い逸品です。
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 打ち合わせ中も、ガツガツ…。
  • (写真はイメージです)
贅沢な果肉感「コンフィチュール 梨っ娘」 

2023/5/30 UP!

  • 「ワタシはひとりっ娘!」の中西悠理がご紹介しました、船橋市にあるフレンチレストラン「ル カフェ ドゥ ポム」の(じゃがいけ)「コンフィチュール (なし)(こ)」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • 今週は、千葉県産の食材を主原料に作った美味しい加工食品から
  • 魅力的な逸品を選ぶ「食のちばの逸品を発掘」コンテスト2023年度受賞作品の中からご紹介しています。
  • ●食のちばの逸品を発掘2023 受賞作品はこちらから

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/norin/torikumi/ippinn/jushosha2023.html

https://cafe-pomme.jp/confiture/nashicco.html

  • 梨への愛がギュッと詰まった、フレンチレストラン「ル カフェ ドゥ ポム」の「コンフィチュール (なし)(こ)」!
  • 果実の形を残したプレザーブスタイルで、果実感と上品な甘さが特徴のこだわりいっぱいの逸品です。
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 娘のように大切に育てられた梨を使っています、という思いからこの名前に!
  • 箱入り娘が素敵なレディになったイメージで描かせてもらいました。
おいしさギュギュっと「船上活〆鰆のオリーブオイルコンフィ」

2023/5/29 UP!

  • 「腹8分目が守れない!?」中西悠理がご紹介しました、有限会社ミスズの「船上(せんじょう)(いけ)(じめ)(さわら)のオリーブオイルコンフィ」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • 今週は、千葉県産の食材を主原料に作った美味しい加工食品から
  • 魅力的な逸品を選ぶ「食のちばの逸品を発掘」コンテスト2023年度受賞作品の中からご紹介しています。
  • ●食のちばの逸品を発掘2023 受賞作品はこちらから

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/norin/torikumi/ippinn/jushosha2023.html

https://chibagourmet.com/

  • 毎年厳選された素晴らしい食品が登壇する、「食のちばの逸品を発掘」コンテスト!  千葉県の素晴らしい食品を全国にPRします。
  • 大原漁港の漁師達の巧みな技術により誕生したブランドの船上活〆鰆の美味しさを、多くの皆さんにお届け出来るように開発された逸品です。
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 千葉の美味しいものをご紹介する、ということで張り切ってお茶碗・お箸を持って登場!
第151回 ゴルフの聖地を目指す市原市

2023/5/26 UP!

日本では今ちょうどゴルフのハイシーズンを迎えています。実は今度の日曜日、5月28日はゴルフ記念日。1927年昭和2年のこの日、第1回日本オープンゴルフ選手権大会が開催されました。大きなツアートーナメントの会場となるゴルフ場も数多い千葉県ですが今回ご紹介するのは、ゴルフの聖地を目指している「市原市」です。市原市は千葉県の市町村の中で一番広い面積を占めるんですが、その広い土地の11%がゴルフ場なんだそうです「ゴルフのまち」から「ゴルフの聖地」をめざす「市原市」の取り組みをご紹介します!

千葉県自体も、ゴルフ場の数で全国都道府県第2位。(1位は北海道)中でも市原市のゴルフ場の数はオープニングでお伝えした通り全国市町村№1なんです今、その特性を生かして、さらにこの地域を盛り上げようという動きがスタートしています。市原市 観光・国際交流課 課長の仲野(なかの)光一(こういち)さんにお話を伺います。

 

仲野さん:市原市はですね千葉県房総半島の中央にありまして、面積が368平方km。千葉県内で一番大きい市になってます。まあ、そういった広さもありまして、1960年代からゴルフ場が徐々に徐々に増えていき、現在市原市には33箇所のゴルフ場がありまして、これは(市としては)全国1の数になっています。2020年の実績で実に174万人の皆様が市原にお越しいただいています。ゴルファーの皆さんですね。はい。首都圏、東京ですとか、あと横浜から大勢いらっしゃってますね。まず一つはやはりアクアラインと圏央道の開通が、大きかったですね。これによって非常に都心からもう一時間で来れるというその近さが選ばれまして、まあ、そこから非常に利用者数も多くなっていたと言うのが一つでございます。

クアラインや圏央道の開通を機に市原に訪れる人が増えたことに加え、コロナ禍には「密」にならないということで、たくさんの方々が市原でゴルフを楽しんでいたそうです。せっかくこれだけの人が市原に来てくれているのだから、市原市役所としても、ゴルフとともに市原をもっと楽しんでもらおうと、取り組みをはじめました。いったいどんなことを始めたのでしょうか?

仲野さん:日本一の数のゴルフ場があると言うのは非常に貴重な地域資源であると言うふうに捉えておりまして、まあ、これを市原のまちづくりとか活性化に活用して行きたいと言う思いがありました。そういったこともありまして、元々ゴルフ場の支配人の皆さんで構成されていた連絡協議会と言うのがあったんですが、ここに行政も参画をしまして、官民一体でゴルフを盛り上げていくことで、市原市に多くのお客さんに来ていただこうと言う取り組みを始めてきたところです。一つは、この33のコースがあるというのを活かして「市原ゴルフ場巡り33」といういわゆるスタンプラリーを実施しています。これは市内のゴルフ場です。1箇所行くと1つのスタンプ、5箇所行くと5つのスタンプがもらえるようになってまして。5ケ所、11ヶ所、22箇所33箇所、それぞれ達成されると、市原市からプレゼントを差し上げると、そういった取り組みをしています。ふるさと納税の方でも、いわゆる返礼品としてゴルフ場のプレー券をご提供しておりまして、こちらも非常に好評をいただいております。市原市のふるさと納税としては第2位の人気です。

ちなみに、33個つまり、全部のゴルフコースでスタンプを集めると、カニ・エビほか海産物セットや国産鰻の蒲焼8枚セットがもらえるそうですよ!そういった楽しみを演出する一方、次世代のゴルファーを育成する試みも行っています。どんなことをしているのでしょうか?

仲野さん:ジュニアゴルファーの育成というところにも取り組んでいます。これはいわゆるトップクラスのジュニアの育成と言うところと、合わせて裾野の拡大というところで、より多くの子供たちがゴルフに触れ親しんでもらう。まあ、そういった環境づくりを進めています。この3月に「市原市ジュニアゴルフオープン」という市原市が主催の大会を開催いたしまして、全国のジュニアの選手たちに来ていただきまして、そこで市原市のゴルフ環境に触れていただきました。そういった中で優秀な成績を収めたゴルファーには支援する、そういった仕組みを用意しています。実は市原市にも世界で活躍するジュニアゴルファーがいまして根本悠誠君、そして将誠君のご兄弟が今年の世界ジュニアゴルフの方にも兄弟揃ってご参加される快挙を成し遂げております。これからやはり市原市のゴルフ場ですので、市原市民の子供達にやはりゴルフに親しんでいただきたいというふうに思ってまして、市内全ての小学校の子供たちが一度はゴルフを体験できる。そういった環境作りをこれから進めていきたいというふうに思っています。

市原市では今年の1月に日本プロゴルフ協会と連携協定を結び、ゴルフの聖地 いちはら」を目指す市原市の取組の活性化や、ゴルフの普及、振興に加え、ジュニアゴルファーの育成に関することについて連携していくことを発表しました。日本プロゴルフ協会からは有望なジュニア選手の育成の指導員を派遣する動きもでていますし市民のゴルフ人口の裾野を広げるという意味で市内の小学生に一度はゴルフ場でゴルフを体験してもらいたいというプロジェクトも始めるそうです。市原市にプレーをしに来てくれるゴルファーに対してだけでなく、市民、特に子どもたちにゴルフを知ってもらう取り組みが広がれば、市原市からすごいゴルファーがどんどん生まれてくるかもしれません。最後に、仲野さんからのメッセージです。

仲野さん:東京都心から一時間という、非常に来やすい場所にありますので。その中で養老渓谷という温泉郷があったりですとか、高滝湖というところにはグランピングリゾートもありますし、小湊鉄道というローカル線が走っていまして、菜の花の中を走るトロッコ列車があったりとか、見応え充分なところがございますし。 また美味しい食べ物もたくさんありますので、ぜひ皆さんお越しいただければと思います。市原市の楽しさこれをもっと、もっと発信して行きたいと思っています。

都心からのアクセスがいいと多くのゴルファーが訪れる市原。でも行きやすいということは帰りやすくもあるわけだから、いろんなところに立ち寄ってもらいたいね。市原には素敵な景色や、旬の美味しいもの、温泉、グランピングなど、魅力あるコンテンツがたくさんあります。ゴルフ帰りに、ぜひそのうちの一つでも二つでも、一緒に楽しんでみてください。そして「ゴルフの聖地 いちはら」を目指すまちとして、地域がいっそう盛り上がっていくといいですね。

目指せ全国大会出場!「千葉県立印旛明誠高等学校ゴルフ部」

2023/5/25 UP!

  • 「最近 ダフリ気味!?」な中西悠理がご紹介しました、「千葉県立印旛(いんば)明誠(めいせい)高等学校 ゴルフ部(じゃがいけ)」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://cms2.chiba-c.ed.jp/i-meisei/?pcviewer_flag=1

  • 千葉県出身のプロゴルファー飯合(めしあい)(はじめ)さんが尽力されて誕生した「印旛(いんば)明誠(めいせい)高等学校 ゴルフ部(じゃがいけ)」。
  • 目の前の「習志野カントリークラブ」や「総武(そうぶ)カントリークラブ」で練習したり、大会にボランティアとして参加したりして、未来のトッププロを目指しています!
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • よーし、何事もフルスイングで頑張ります!!
朝起きたら目の前がコース! 鹿野山GCのグランピング施設「Green Base」

2023/5/24 UP!

  • 「結構 飛ばすんです!?」の中西”チタンヘッド”悠理がご紹介しました、君津市にある「鹿野山ゴルフ倶楽部(じゃがいけ)」、マザー牧場グランピング「Green Base」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

http://www.kanozan.co.jp/

https://www.motherfarm.co.jp/greenbase/

  • 昭和35年に開場した「鹿野山ゴルフ倶楽部」は、歴史ある名門ゴルフ倶楽部です。
  • 27もあるホールは、自然の地形をそのまま生かしたうねりや起伏などのアンジュレーション楽しめ、その眺めも絶景です!
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • ゴルフプレーヤーの、ラインを読む時の眼差しがかっこよくて憧れます!
PGA TOUR 開催!「アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ」

2023/5/23 UP!

  • 「クラブハウスサンド 大好き!」な中西悠理がご紹介しました、印西市(いんざいし)にある「アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ(じゃがいけ)」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

  • ●今年も10月19日から22日に渡ってPGA TOUR トーナメント「ZOZO CHAMPIONSHIP」が開催予定!

https://reserve.accordiagolf.com/golfCourse/narashino/

  • PGA TOUR トーナメントも開催される名門「アコーディア・ゴルフ 習志野カントリークラブ」。
  • ゴルフ場設計のレジェンド・藤田欽哉さんの設計のコースは、キングコースとクイーンコースの2つがあり、さまざまな景観と、数々のドラマを生み出します。
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • ふむふむ…良い芝だ。(この後2打罰)
ジュニアゴルファーの聖地「北谷津ゴルフガーデン」

2023/5/22 UP!

  • 「アプローチは やや苦手!?」な中西悠理がご紹介しました、千葉市にある「北谷津(きたやつ)ゴルフガーデン(じゃがいけ)」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.kitayatsugolf.jp/

  • 1970年に開場し、今年でオープン54年目の北谷津(きたやつ)ゴルフガーデン。
  • 一般の大会、シニア大会、ハンディキャップ大会、そしてジュニアの育成にも力を入れている歴史ある総合ゴルフ練習場です。
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、
    一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • お腹が空いていたので、こんなものを描いてしまいました。
第150回 椿海

2023/5/19 UP!

今回は、「千葉の水辺のお話」ということで、今の旭市にかつてあった大きな「湖」についてご紹介したいと思います。そこは「椿の海」と呼ばれていました。かつてということは今はもうないということなのですが、いったいどんなところだったのでしょうか?そして、湖が無くなった後はどうなってしまったのでしょうか?

江戸時代よりも前は、現在の茨城県との県境を流れる利根川は、川の形もだいぶ違いました。水面の面積もかなり広く、大きな湖がありました。印旛沼や霞ケ浦なども含まれます。そして、今回は今の旭市あたりにあった椿海(つばきのうみ)という場所のご紹介です。

今回は、旭市あたりでは「先生」と呼ばれて人々から慕われ、この地域を中心に、世界で初めて、今でいう「農業協同組合」をつくり、農民の暮らしの向上を目指した大原幽学(おおはらゆうがく)のことを展示している「大原幽学記念館」の学芸員、猪野(いの)(え)里子(りこ)さんにお話を伺っています。まずは、その湖はどんな湖だったのかお話いただきました。

猪野さん:大原幽学という幕末の人物がおりまして、その方の品を展示する館なんですけれども、郷土展示室がありまして、この地域の歴史を紹介したりですとか、資料を調べたりする仕事をしています。もともとの湖は南北5~6キロぐらいで東西が12キロぐらいの非常に大きなサイズの湖でして、もともとは湖のできたのが、縄文時代の終わりぐらいと言われてて、その頃にその九十九里平野が出現したところとほぼ同時期に土地が持ち上がって、低いところに残った水が、ふさがれていって湖になったのが、椿の海になったといわれています。

実は東京ドームだと1000個分以上の広さになるんですが、江戸時代、農地にするために干拓されたんです。

猪野さん:江戸時代の初め頃なんですけれども、この頃にですね、非常に新田開発というのが奨励された時期で江戸に住む資金を持っている方ですとか、幕府とかがこういう広い水田になりそうなところを積極的に新田にしていきましょうという政策の中で、こういった開発が進められていっています。干拓計画された時に、まずその現地調査みたいなことで測量に入りまして、その水面の高さと湖の底の高さと海岸のところの高低を測って。これは排水路を掘れば水が抜ける、というような調査結果で水を抜いて干拓しようというような計画がされています。もともとやっぱり、大きい湖ですので、周囲の村の人たちはそこをまあ要するに用水源として使ってたこともありますし、それで絶対被害が出る、反対ということで、非常にその当初、干拓の反対の声がとっても多かったです。

当時、江戸幕府ができて、小さな町だった江戸の人口が爆発的に増えたため食糧不足の心配があり、広く新しい田んぼが必要となって大規模な耕作地の開拓が各地で進められたんだそうです。そこで江戸から近かったこの「椿の海」が対象となり今からおよそ350年前の(かん)(ぶん)11年、1671年12月28日から干拓工事が始まりました。計画自体は、さかのぼること50年以上前の記録に「幕府に椿の海の干拓の許可を江戸幕府に求めていた町人がいた」と記されているそうです。地元の方々の反対も強かった中、干拓はどのようにして行われていったので しょうか?そして、どのぐらいの年月が必要だったのでしょうか?

猪野さん:やっぱりその周囲の反対とか訴訟がおこされた事もあって、またその工事が止まる前に、とにかく早く工事を進めちゃうということで、いわゆる突貫工事的に非常に短い期間で、その排水路の工事をやりました。工事期間、本当に三年ぐらいしかない期間でやっています。当初は開発者側の資金を出した人たちが、まずはその土地はその人たちのものになる、いい場所は幕府の所有地になるということで、その後にですね、新田の売り出しということになって、だんだんと、その地域の方たちにも。 土地が渡るようになっていきます。新田開発ってやっぱりそういう土地の投機目的みたいな一面もありますので。でもそういった人たちがいるおかげで、まあ資金があって、こういう大規模なあの工事ができたということもやっぱりあります。

工事の過程では、海水が逆流してきたり、周りの地域が水がなくなったりと困難もあったそうですが、排水工事による干拓が行われて出来上がったのが干潟(ひがた)八万石(はちまんごく)と呼ばれる新田で 萬力(まんりき)鎌数(かまかず)入野(いりの)村など18の新田村が成立したそうです。徳川幕府はほかにも千葉県内で、完成には至りませんでしたが印旛沼の干拓や、利根川を銚子に振り向ける工事など大規模な干拓事業を行っています。

ちなみに旭市の小学生のみなさんはこの干拓事業についてはしっかり勉強しているみたいですよ。

猪野さん:この地域の小学生は、四年生になると必ずこの郷土の学習ということで、「椿の海」の干拓の歴史を勉強することになってます。皆さん来たりして、ここが湖だったんだよって話をすると、「僕のうちは昔湖だったところだ」って言って「僕のうちは湖じゃない」とかっていうことから、まず興味を持ってすごい見てもらえています。本当に今、「椿の海」の痕跡て全然ないですけれども、今、本当に一大農業生産地域として、あの本当にないものがないぐらいの、、、お米をはじめとして色んな野菜が取れるので、ぜひそういうのを皆さんに味わっていただきたいのと、土木技術の一つの遺産ということでも、あのこの広大な面積のところでね、、いろんなゆかりの場所ありますので、併せてですね、ぜひ訪れてきていただきたいというふうに思います。あのたくさん資料もありますので、 ぜひ記念館にも足を運んでいただければと思います。

記念館には、椿の海が干拓されてできた農地のひとつである長部(ながべ)(むら)に定住、当時苦しかった農民の生活を助ける仕組づくりや道徳教育をし、指導者として慕われた大原幽学についての資料が展示されています。また、旭市の花は「椿の海」にちなんで「椿」なんですが、資料館の周りには3000本以上の椿が植えられているそうです。記念館がある大原幽学遺跡史跡公園の中には、当時の区割りを残す水田や、大原幽学の居住した旧宅などもありますので、あわせてごらんになると干拓の歴史がより理解できるのではないでしょうか。

JR総武本線に干潟という駅がありますが、これはまさに、この椿海の干拓地のことを言っていたんですね。干潟八万石は、灌漑用水も整備され、現在も九十九里平野の重要な穀倉地帯としての役割を担っています。秋には見渡す限りの黄金の稲穂が稔る 広い水田の中に、島のような集落が点在する風景を見ることができるそうです。「旭市(あさひし)椿(つばきの)(うみ)干潟(ひがた)八万石(はちまんごく)の水田と農村景観」は、「ちば文化的景観」に選ばれています。この土地の歴史についてかかれた看板もいろいろ建っているということなので、広大な景色の中で歴史を学んでみてはいかがでしょうか?

利根川改修工事の名残「古利根沼」

2023/5/18 UP!

  • 「疲れるとドロドロになる!?」中西悠理がご紹介しました、我孫子(あびこ)市にある「古利根(ふるとね)(ぬま)」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • ●古利根沼について

https://www.city.abiko.chiba.jp/event/shizennonaka/tonegawa.html

  • ●我孫子のいろいろ八景歩きコースマップ

https://www.city.abiko.chiba.jp/event/shizennonaka/abiko_keikan/iroirohakkei_map.html

  • 昔の利根川の面影を残す貴重な場所で、利根川百景の一つとなっています。
  • 「古道をたどり森と水辺が招く古利根コース」を辿り、多くの野鳥や昆虫などの生き物との出会いも楽しんでください。
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 利根川改修工事の名残である古利根沼。三日月型の沼として残るなんて、面白いですよね。
  • 昔の利根川の面影を感じられる貴重なスポットです!
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