三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

仲間とともに“みんなの酒蔵”を作る!「大橋誠さん」@多古町

2025/3/27 UP!

  • 今週は千葉に移住や二地域居住をしたことで、自分の理想の生き方や、夢を実現した人!」にフォーカスしてご紹介しています。
  • 「日付が替わる前には 必ずお家に 遡上する!?」中西悠理がご紹介しました、多古町で酒蔵づくりに挑戦する「大橋誠さん」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://salmonbre.official.ec

             
  • 新規就農を考え、10年前に多古町へ移住した大橋誠さん。農閑期の蔵人仕事で「酒造りの楽しさから離れることができなくなった」ことから、仲間4人共に、地元産のコメを主原料にした「クラフトサケ」をつくる酒蔵「鮭酒造」を旗揚げしました。
  • 大橋さんから、多古町へ移住したいと考えている方へ『ここの暮らしはとっても豊かです。人が減っているから、来て下さる方はとっても大事にされます。僕もこれからは受け入れ側として、大歓迎しますよ~』とメッセージを頂きました。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 千葉で夢を叶えた皆さんのエピソード、挑戦する勇気の大切さを教えていただきました!
  • あなたは、どんな夢を描きますか?
“豊かな暮らし”への想いを実現「保坂和仁さん・優子さん」@香取市

2025/3/26 UP!

  • 今週は千葉に移住や二地域居住をしたことで、自分の理想の生き方や、夢を実現した人!」にフォーカスしてご紹介しています。
  • 「毎日の食卓は お見せ出来ない!?」中西悠理がご紹介しました、香取市に移住した「保坂さんご一家」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://noenwagakushi.amebaownd.com

             
  • 三軒茶屋で飲食店を経営。お子さんの誕生をきっかけに「奥さんの実家がある千葉県に移住しよう」と決断。飲食店時代からの「農業をやりたい!」という夢を実現し、農薬・化学肥料を一切使わない「農園和楽志」をスタートした、保坂和仁さん・優子さんご夫妻。
  • 和仁さんに香取市へ移住したいと考えている方へ『思いやりを持ち、地元の方達とコミュニケーションを取ることができれば、香取の人達は受け入れてくれる、暖かい心を持っていますよ』とメッセージを頂きました。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 収録の日は、3月なのになんと雪が降っていました!びっくりするほど寒かった!
ハンバーガーのイラストでみんなを笑顔にしたい「おおばたまえさん」@旭市

2025/3/25 UP!

  • 今週は千葉に移住や二地域居住をしたことで、自分の理想の生き方や、夢を実現した人!」にフォーカスしてご紹介しています。
  • 「筆圧が強すぎて 折った鉛筆は数しれず!」の中西悠理がご紹介しました、旭市に移住したイラストレーター兼グラフィックデザイナーの「おおばたまえさん」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.instagram.com/___ohbatamae

             
  • 山梨県出身、筑波大学を卒業。スパリゾートハワイアンズに入社し、フラダンサーとして全国で福島県のPR活動をしていた「おおばたまえさん」。結婚を機に旭市に移住。現在はスキルを活かして、地元のお店のロゴ作成などイラストレーターとして活躍中です。
  • たまえさんから、旭市へ移住したいと考えている方へ『旭市は年齢問わず移住者がとっても多い町。本当に優しく楽しい人ばかりで、移住者を受け入れてくれます!そして気候も暖かく、農業や畜産も盛んで海もあり食べ物は美味しいし、成田空港はあるし、都内もすぐ行けるし、いいことづくしです!生活には困らない良い田舎です!』とメッセージを頂きました。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 安心してください、起きてますよ。
のびのび過ごせるログハウスを運営!「清水菜奈未さん」@御宿町

2025/3/24 UP!

  • 今週は「千葉に移住や二地域居住をしたことで、自分の理想の生き方や、夢を実現した人!」にフォーカスしてご紹介します。
  • 「お風呂の中で電気を消すと ほっこりする!」中西悠理がご紹介しました、御宿(まち)でログハウスを経営する「清水菜奈未(ななみ)さん」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://hoccoree.com

             
  • 2023年4月「仕事や家事、育児など日常を走り抜けている方々に自然の中でホッとしていただける空間を提供」しようとオープンした、1日1組限定のログハウス「HOCCOREE」。オーナーは横浜市出身で金融機関で働いた経験を持つ、清水菜奈未さんです。
  • 菜奈未さんから、御宿町へ移住したいと考えている方へ『人生に、心穏やかな時間を増やしたい方には本当におすすめ!自分事のように寄り添ってくれる人の温かさがここにあります。房総で待っています!』とメッセージを頂きました。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 年度末の忙しい今だからこそ、ほっこりできるリラックスタイムは本当に大事。
千葉ゆかりの先駆者たち 唯一無二の音色!『松本ピアノ』の創業者「松本新吉」

2025/3/21 UP!

今日は、君津市にゆかりのある、国産のピアノ製造の先駆者のお話です。

今では学校や文化会館などで当たり前に見ることができるピアノですが、西洋文化とともに日本に入り、盛んに使われるようになったのは明治維新以降で国産のピアノが作られ始めたのは1900年頃と言われています。その時代に、ピアノメーカー「松本ピアノ」を創業した人物が、君津市出身の松本新吉です。今日はその音色を守る活動をされている方々の声とともに、「松本ピアノ」についてご紹介していきたいと思います。    

「松本ピアノ」は、戦前の日本ピアノ製造の黎明期、「(やま)(は)」「西川」とともに「日本3大ピアノメーカー」として名を馳せ、手作業によるピアノづくりに拘ってきました。まずは、1865年(慶応元年)、現在の君津市常代(とこしろ)で生まれた松本新吉がどんな人物だったのか。彼のひ孫で、現在、調律師としてピアノに関わりながら、地元で熱心に行われている保存活動にもあたっている松本花子さんにききました。

松本花子さん:松本新吉のひ孫となります。新しいものがまず好きだったんじゃないかとは思います。それで耳もすごくいい方だったって聞いているので、ピアノの音を聞いたときに衝撃が走ったと思うんですね。自分もこのピアノっていうものを作ってみたい。作るならば、音にこだわって、みんなが弾けるようなピアノを作ってみたいっていうふうには思っていたと思います。とにかくパワーはすごくあったと思いますね。私の父は3代目新一です。父が直したピアノを君津市で演奏会に使っていただいていたりしますけどもやはりあのピアノは弾いてこそピアノということでこれからもどんどん活用していただきたいと父が申しておりました。

松本新吉は左官業をしたのち、横浜のオルガン製作所でピアノ製作に出会います。1893年に独立して、ピアノづくりも始めますが、もっといいピアノを作りたいとアメリカに自費留学。日本人では初めて本場のピアノづくりの技術を学ばせてもらったそうです。その後、数々の部品を日本に持ち帰ろうとした船が嵐にあって遭難。全てを失ってしまいますが、木材を探すところから始めてようやく完成したピアノを、第5回内勧業博覧会に出品し、国内最高位を受賞します。銀座に楽器店を開き、工場も拡大、販売は好調で明治40年代には原敬首相など多くの著名人も顧客となったそうです。

   

度重なる災害などをうけ、新吉は東京の工場を息子に譲り、故郷の君津に戻り6番目の子供の新治とともに「松本ピアノ八重工場」を設立、手作業によるピアノ作りを続けます。1940年代、新吉、新治が相次いで亡くなった後も、全国各地にピアノを送り出してきましたが、機械による大量生産という時代の流れには勝てず、2007年、ついにその歴史に幕を下ろします。工場内にあったピアノは君津市に寄贈され、その後設立された「松本ピアノ・オルガン保存会」のメンバーによって守られています。保存会の会長、篠宮則子さんにお話を伺いました。

篠宮さん:君津市出身の松本新吉が創業したピアノメーカーである松本ピアノの八重原工場の閉鎖に伴って君津中央公民館の市民サークルを母体として発足いたしました。八重原工場のところに行ったときに、手作りでこんな立派なピアノが数十台そのままになっている。これはもう何とかしたいと、自分たちももう一度このピアノの音色を聞いてみたいというような情熱を持って、3代目の松本新一さんに相談をかけて、新一さんを中心に、一緒に修復したりして演奏ができるようにまでしました。少しずつ市民の皆様に君津で生まれ育った松本ピアノってこんなのがあるんですよっていうことを年に3回君津文化ホールで松本ピアノコンサートというのを企画しまして、松本ピアノ実際に音色を聞いていただこうという演奏会を続けております。


元々は、君津をもっと知ろうという市民サークルで、市内を訪ねている中、八重原工場や松本ピアノのことを知り、「これは君津の大事な財産だ!」ということで、活動が始まりました。メンバーはピアノが弾けない人もいたそうですが、ピアノを直したり、会場を押さえたりして定期的にコンサートが開催できるところまで漕ぎ着けたそうです。年3回のコンサートや一般の方にも弾いていただけるイベントも実施しています。ちなみに松本ピアノの音色は「スウィート・トーン」と呼ばれ、その柔らかく優しい響きを決める部品には国産のエゾマツを使うなど、こだわって作られていることでも知られているんですよ。

今回、君津市役所の市長応接室にある松本ピアノのアップライトピアノを特別にお借りして、弾いていただきました。佐藤さんに、この松本ピアノを弾いた感想もうかがっています。

佐藤さん:松本ピアノオルガン保存会会員です。修復された松本ピアノはそれぞれ個性があります。新吉がいい音を出したいという音色に対しての共通した思いは出てると思います。響きが豊かな楽器だと思います。優しい音だなってまず思いました。そして弾いていくうちに、やっぱり重み深さが感じられるようになって、面白いなと思いました。弾き手にとっては、タッチとか思いがそのまま出てしまう、とても難しい点でもあると思いますけれども優しい音が弾きたいなって思って、そのタッチでいくと、それが出てきます。特に私が気に入っているのは、ピアノの真ん中から下、低音部分ですね、とても厚みがあって、上手に弾くと、オーケストラのような音もします。低音が素敵だと思ってます。

ピアノの音色から弾き手の想いを感じられるんですね。

音色にこだわった松本新吉の情熱とその信念が、製品の品質と企業文化に色濃く反映された松本ピアノは、君津の歴史の中でとても重要な文化資産だということで保存活動、周知活動に君津市も力を入れています。修復された松本ピアノは、君津市民文化ホールに保管され、演奏会やイベントで使用されています。君津市役所制作推進課の倉本さんに、君津市の取り組みをききました。

君津市役所政策推進課の倉本さん:この松本ピアノ、君津にしかない魅力の一つというところで、君津市民はもちろんですし、市外県外の人にも多くの人にも知っていただいて、松本ピアノの入口として、君津に足を運んでいただいてですね、またこの君津を知らなかった人も、松本ピアノという名前を通して君津を知っていただいたりですとか、また実際に君津に来ていただいた後も、松本ピアノ以外のこの魅力についても一緒にたくさん触れていただいてですね、君津を好きになっていただけたらと思っております。皆さんのご家庭での松本ピアノにまつわるエピソードですとか、思い出ですとか、そういったものがございましたらぜひ気軽に君津市役所までご連絡いただければと思います。ぜひお話をお伺いさせてください。君津市としても大事な文化資産としっかり捉えているようですね

松本ピアノの演奏体験は君津市のふるさと納税返礼品にもなっています。その他定期演奏会や詳しい情報は松本ピアノ・オルガン保存会の公式HPをご覧ください。

https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/matsumotopiano-seisaku

ふるさとで人々を救った“地震防災の祖”「濱口梧稜」@銚子市

2025/3/20 UP!

  • 今週は千葉ゆかりの先駆者たちをテーマにご紹介しています。
  • 「備えあれば 患いなし !」の中西悠理がご紹介しました、銚子市にゆかりのある「濱口梧陵」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
             
  • 銚子市でヤマサ醤油を営む豪商、濱口家の分家の長男として、現在の和歌山県広川町に生まれた「濱口梧陵」。江戸末期の1854年に起こった安政南海地震の際、田んぼの稲の束に火をつけて村民を高台まで誘導し、大勢の命を救ったことで知られます。
  • 一晩中、村内の巡視と海の監視に当ったり、私財を投げうって家屋の建設や農具・漁具の調達し離村の防止を図ったり、高さ5メートル、全長600メートルを超える堤防の建設を進めました。
  • その後、初代の郵政大臣となり、近代的な郵便制度の創設にあたり、また、佐久間象山、勝海舟、福沢諭吉など多くの知識人と広い交流を持ちました。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 今ほど情報がない中で、人命救助だけでなく被災後の暮らしや防災まで意識して行動に移していた濱口梧陵。彼が残してくれたメッセージを、しっかり胸に留めていきたいと思います。
球技と体操を普及した“日本初の体育教師”「坪井玄道」@市川市

2025/3/19 UP!

  • 今週は千葉ゆかりの先駆者たちをテーマにご紹介しています。
  • 「好きな球技は 大玉転がし!」の中西悠理がご紹介しました、市川市にゆかりのある「坪井玄道」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.city.ichikawa.lg.jp/edu14

             
  • 球技と体操を普及した「日本初の体育教師」のほか「日本サッカー界の先駆者」「日本人初の卓球を伝えた人物」「ソフトテニスの基礎を築いた人物」「わが国学校体育の父」など、さまざまな肩書を持つ「坪井玄道」。
  • 市川市で武士のまま農業を営む「郷士」の家の次男として生まれ、東京大学の前身である江戸幕府の「開成所」で英語を学び、文部省直轄の体操伝習所のアメリカ人の体操教師、リーランドの通訳を務め、体操の魅力に心酔します。その後、サッカーやソフトテニス、ベースボールなど21種類のスポーツを紹介した本の出版や、卓球などを紹介しました。
  • その功績を讃えられ、千葉県の先駆者12名の一人として顕彰。日本サッカーの殿堂入りを果たしました。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 謎の体操?!
捕鯨を成功に導いた「醍醐新兵衛」@鋸南町

2025/3/18 UP!

  • 今週は千葉ゆかりの先駆者たちをテーマにご紹介しています。
  • 「悠理組 参加者、募集中!」の中西悠理がご紹介しました、鋸南町にゆかりのある「醍醐新兵衛定明」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.town.kyonan.chiba.jp/site/hishikawamoronobukinenkan/11342.html

             
  • 安房国・勝山村、現在の鋸南町で、浜名主として地域のリーダーを務める醍醐家に生まれ、房地域での捕鯨の礎を築いた「醍醐新兵衛定明」。
  • 漁師のため「鯨組」という当時としては画期的な組織を作り、より安全に安定した生活を得られる一大産業の仕組みを構築し、勝山は大いに賑わいました。
  • その後、醍醐家の当主は代々「新兵衛」を名乗り、11代まで200年以上続き、鋸南町には今も新兵衛の墓や鯨塚、鯨見石など捕鯨に関する史跡が残っています。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 先駆者は、先が見えない時も道を切り開いてゆくのです!

日本一の産地への礎を築いた“落花生の父”「金谷総蔵」@旭市

2025/3/17 UP!

  • 今週は千葉ゆかりの先駆者たちをテーマにご紹介します。
  • 「ピーナッツは 茹でるのが一番!」の中西悠理がご紹介しました、旭市にゆかりのある“落花生の父”「金谷総蔵」(やじ)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
             
  • 落花生栽培の普及に大きく貢献したのが、現在の旭市、当時の匝瑳郡鎌数村の村長だった“落花生の父”「金谷総蔵」。
  • 鎌数村の代々名主出身の「金谷総蔵」は、明治時代に村長となり、農民の生活安定の為、自ら田畑を売り「落花生」の普及に努め、東総・北総地域だけでなく千葉県を代表するほどの作物になりました。
  • その功績を讃え、鎌数伊勢大神宮に落花生栽培発祥の記念碑が建てられ、「農商務大臣表彰」が授与されました。(まんじ)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 今、こんなに身近に千葉の美味しいピーナッツが食べられるのは金谷総蔵のおかげだと思うと、感謝しかありません。
桜めぐり その2 サクラのまちの春イベント「桜に染まるまち、佐倉」

2025/3/14 UP!

千葉県にはたくさんの桜の名所があり、各地で桜めぐりを楽しむことができます。今回は、その名も「佐倉市」の「桜」。これからの時期、たくさんの人が訪れるサクラのまちの春イベントをご紹介していきましょう。

かつて佐倉城の城下町として栄え、今も江戸時代の面影を残す佐倉市。毎年、“桜”をテーマにした春のキャンペーンイベント、「桜に染まるまち、佐倉」が  開催されていて、今年も明日3月15日からスタートします。まずは市内で見られる桜について佐倉市役所 佐倉の魅力推進課の合田優実(ごうだゆみ)さんにお聞きしました。

合田さん:佐倉市内には、城下町エリアを中心に約1000本、50品種の桜が咲き誇ります。戦後、城址公園を公園として整備するにあたって、イメージアップのために植樹されたと聞いています。現在では、その桜の木々も大きく育って、私たちを毎年楽しませてくれています。佐倉市民の皆様だけでなく、市外からも多くのお客様が来られていて、昨年は、4万人の方が桜を見に来られました。私も佐倉で生まれ育ったものではないんですけれども、佐倉城址公園の桜は広々とした広場に一面あの桜の木がうわっていて、私も毎年楽しみにしています。

佐倉城址公園があるのは、江戸の東の防衛拠点と言われた佐倉城の跡地で、明治維新以降には兵舎や病院などが建てられて、終戦まで数々の連隊が駐屯していました。ですからイメージアップの意味も込めて、桜の植樹が行われたんですね。そして、佐倉城址公園以外にもたくさんの桜があります。合田さんおすすめのお花見スポットも教えていただきました。

合田さん:城下町エリアの見所としては、最も集中しているのが佐倉城址公園内なんですけれども、他にも藩主の館である旧堀田邸の桜庭園、広いお庭の中で桜を楽しむことができます。私の一番のおすすめは、国立歴史民俗博物館のエントランスホールから望む桜です。ガラス窓が屏風のように仕立てられていて、一面大パノラマで桜を望むことができます。エントランスホールまでは入館料がかかりませんので、撮影スポットとして穴場でおすすめです。国立歴史民俗博物館では、桜柄の振袖など関連する資料も展示されていますので、入館料はかかりますが、ぜひ関心のある方はお楽しみいただければと思います。

この番組でも以前ご紹介した旧堀田邸のお庭の桜も立派なんですね。風情のある城下町・佐倉を、“桜”をテーマに盛り上げる「桜に 染まるまち、佐倉」1000本を超える桜の木々が咲き誇り、街を「桜色」に染めるこれからの季節、佐倉市ではたくさんのイベントが企画されています。佐倉市役所の合田さんに教えていただきました。

合田さん:桜の期間に佐倉市内ではいろいろなイベントがあるんですけれども、まず一つ目は、京成電鉄さんと一緒に「桜に染まるまち、佐倉」というキャンペーンを行っています。小さなお子様のいるファミリー層をターゲットとしてメインイベントに据えています。市内の桜の名所や観光スポットを回りながら、謎を解いてお楽しみいただけるものですすべてクリアするとオリジナルのポストカードを記念にお渡ししますので、ぜひご参加ください城下町エリアをあちこち歩いていただかなければいけないんですが、キャンペーン期間中の土日に限り、市内の循環バスも臨時で、出させていただくので、上手に利用していただければと思います。

市内いろんなところの桜を見ながらの謎解き。楽しそうですね。土日なら臨時のバスもあるなら挑戦しやすいですね。

こちらのイベントに必要な解答用紙、京成線の主要駅や佐倉市内各所で手に入れることができる『桜に染まるまち、佐倉2025「さくらのまちマップ」』が解答用紙となっていますので事前に手に入れてから挑戦してみてください。ポストカードが無くなり次第終了となるそうです。

佐倉の街を歩いていただくとわかるんですが、懐かしい丸型のポストが今も現役で使われていて、その数は市内で15基。毎年1基ずつ桜色に塗り替えるという取り組みを始めて今年で4年目になるそうです。可愛いデザインは佐倉東高校の美術部の生徒さんの作品なんですよ。桜色のポストを探しながらの街歩きも楽しいんじゃないでしょうか。そして、城下町エリアの玄関口である京成佐倉駅にも、大きな仕掛けをするそうです。

合田さん:実は明日からなんですけれども、「桜に染まるまち、佐倉」のキャンペーン期間中、京成佐倉駅の駅看板が地名の佐倉からお花の桜に表示が変わって、お花の桜バージョン、ピンク色の看板になります。桜色一色で盛り上げようとしていることを感じていただけると思います。佐倉の城下町エリアの商店では、この時期に合わせて桜に関連する商品がたくさん売られています。例えば、大津屋さんの桜味のピーナッツ、小川園さんの桜の風味がする緑茶。地元のロコビア=地ビールを作っているお店ではサクラゴーゼというクラフトビールが期間限定でお求めいただけます。他にも桜のお饅頭やお酒などこの時期しか味わうことのできない商品、たくさんございます。

ラジオは音だけなんでわかりづらいかもしれませんが、駅の名前も期間限定で地名の佐倉からお花の桜に変わるんです 桜駅、素敵ですね。

そして、地元の商店などがこの時期だけのために用意した「桜関連商品」、それを楽しみに毎年来られるリピーターも多いそうです。

「桜に染まるまち、佐倉」の開催期間は、3月15日から4月6日までです。佐倉市には、桜以外のお花スポットやイベントもあり、4月1日からは のチューリップが咲き誇る佐倉ふるさと広場の「佐倉チューリップフェスタ」、さらに毎年5月頃の「佐倉くさぶえの丘ローズフェスティバル」へと続いていきます。国立歴史民俗博物館や武家屋敷などの散策とともに、ぜひ花盛りの佐倉市を楽しんでみてください。詳しくは佐倉市のホームページをご覧ください。

https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/sakuranomiryoku/event_kanko/sakurasakura/event.html

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