2025/1/10 UP!
イチゴが美味しい時期です。
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年が明けて、いよいよ「いちご狩り」の本格的なシーズンになりました!全国有数のいちごの産地である千葉県には、いちご狩りができる施設が100箇所以上あるんですが、今日はその中から柏市手賀沼のそばにある「そのべ農園」をご紹介します。
ハウスの中で、美味しそうないちごを吟味して、摘んで口の中に入れると甘い香りとジューシーな果肉が楽しめる「いちご狩り」。
実は柏市にもいちご農家、たくさんあるんです。今回はその中から手賀沼の近くで直売やいちご狩りが楽しめる「そのべ農園」の代表・園部由大さんにお話、お聴きしています。どんないちごを作っているのか、今シーズン注目してもらいたいイチゴについても伺いました。
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園部さん:そのべ農園の園部由大です。そのべ農園は、千葉県柏市でいちご販売いちご狩りソフトクリーム屋さんをやっています。今年のイチゴの種類は直売では女峰、やよいひめ、おいCベリー、スターナイト、みくのか。それでイチゴ狩りの種類が紅ほっぺ、星うららとなっております。今年から始めたみくのかという種類なんですけど、初めて栽培を始めて興味のある品種で。イチゴの味なんですけど、食べてみた感想は最初に甘みがさっと入って、最後にちょっと爽やかな酸味が来る。ちょっと今までにないようないちごなので、ぜひ皆さんご賞味ください。
スタジオには「みくのか」が用意されていました。
そのべ農園では、およそ6万8千本もの苗を育てていて、7割が直売所での販売、3割がいちご狩りという割合。いちご狩りの方は、高設栽培やバリアフリーにも対応しているので、小さいお子さんや車いすの方でも快適に楽しめるそうです。柏、松戸、我孫子からのお客さんが多くを占めているそうですが、最近ではSNSを見て東京、埼玉、茨城などからもお客さんが来てくれるようになったといいます。ところで、由大さん、お声の感じからすると若そうですよね?いちご農家になるまでのお話も伺っています。
園部さん:現在25歳で今度の3月で26歳になります。高校卒業前ぐらいから、実家が農家だったので、農業をこれからも継いでいこうというふうに考えて、千葉県の県立農業大学校というところに二年入学して勉強しました。で卒業した後、山武市のいちご農家さんで一年間いちご修行して。その後家で働くことにしました。それで家で働き始めて最初に思ったことなんですけど、農業は父がすごい知っていたので、父と一緒にいちごを育てればいちごのことってわかるのかなと思っていたんですけど、今、とても考えが甘かったなという風に感じています。ここ2年ぐらいで、とてもとても今まで考えられない位イチゴの勉強をしていて、これから自分のレベルアップ、そのべ農園のレベルアップに向けて、ひたすら猛勉強中となっています。
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普通科の高校在学中に将来のことを考えて、農家として三代目、いちご農家として二代目を目指す決心をして、千葉県立農業大学校に進学されたそうです高校の同級生にも「園部くん、そうなると思っていたよ」と言われたそうです。目的をもって勉強をして家業を継ぐ。でも実際働くようになって2年目、試練が訪れます。何があったのでしょうか?
園部さん:大きな壁としてぶつかっているのが温度の壁ですね。9月10月の温度帯が昔と言っても五年前に比べたら本当考えられないぐらい上がってしまっていて、いちごを植える時期が、前までは9月の15日から20日に植えられていたんですけど、今では10月の最初、10月の1日ぐらいから植えないといけないぐらい遅れてしまっていて。それだけでも10日間、イチゴの生育を遅らせてるっていうのがとても大きな壁になっています。その中でイチゴをどうやったら早くイチゴが取れるように、12月のクリスマス需要に向かってどう頑張ってイチゴを育てるかを今とても勉強している最中です。父と2人で勉強しているんですけど、プラスアルファで今すごい熱心に肥料屋さんと勉強していて、一緒にいちごの高みを目指せられるように頑張っています。
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温暖化の影響がこんなところにもでていたんですね
遅く植えたから遅く出来上がるですめばいいんですけど、やはりクリスマス需要という大きなタイムリミットがあります。お父様も、この温度は過去に経験してこなかったので、日々一緒に研究されているそうです。今に合った育て方の模索は、どこの農家さんも共通の悩み、課題なんですね。
育て方以外でも由大さんはいろんなことに挑戦、発信していますその一つがインスタグラムでの発信。作業の様子や、イベントの告知など熱心に発信されています。現在フォロワーは9000人を超え、もうすぐ1万人。そのフォロワーの方からのリクエスト、「夏でもイチゴが食べたい」に答えてお父様と相談。シーズン中に摘み取ったイチゴを急速冷凍して 味と風味をしっかりと残した状態の「冷凍いちご」を積み込んだキッチンカーを作成。その場で削って練乳などをかけて食べられる「削りいちご」を「道の駅しょうなん」などで販売し、大好評を博しました。
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ソフトクリームもあります。こちらはそのべ農園の敷地内に2月中旬から5月ごろまでの土日祝日にオープンする「ベリー農園のソフトクリーム屋」の商品です。こちらもそのべ農園のいちごを使っています。また4月頃からはイチゴとクリームがたっぷり入った大人気の「いちごサンドも販売予定だそうですよ。そのインスタグラムの動画ではある想いをこめて、決まったフレーズを繰り返し使っているんです。
園部さん:あのよく言うフレーズってのをインスタグラムで言ってるんですけど、その言葉が「いちごは世界を救う!そのべ農園へレッツゴー!」っていうフレーズがあって、美味しいイチゴをお客様に届けて、お客様が食べた時に笑顔になってもらいたい。その笑顔で世界を救いたいというふうに考えていて。千葉県柏市イチゴが盛んじゃないと思っている方もいっぱいいると思うんですけど、柏市でもイチゴたくさんありますよ。柏市に美味しいイチゴいっぱいありますよってのを皆様に見てもらいたいと思い、インスタ活動も頑張っています。それと去年から今年も1月2月にそのイベントを考えていて、1月は多分予約がいっぱいになってしまっているので、2月開催するので皆さんぜひお楽しみにしてください。そのイベント内容とは?夜のイチゴ狩りツアー。ストロベリーナイトツアーっていうのを企画しています。詳細はインスタグラムまでお待ちしております。
夜のいちご狩り。楽しそうだですね
柏市のいちご農家さんはほとんどが直売所、いちご狩りをされているということで、ぜひ現地で美味しいいちごを味わってください。いちご狩りのシーズンは今のところ5月連休頃までを予定しています。予約の仕方など詳しい情報は公式インスタグラムでご確認ください。
2025/1/3 UP!
今年最初の回は、千葉ならではの価値や魅力を発信している千葉県PRプロジェクトが先日発表した、「大切な人に贈りたい千葉の自慢のグルメギフト」ランキングから、スイーツ部門で第1位を獲得した絶品スイーツをご紹介します!
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千葉県庁職員の投票をもとに選出された“大切な人”に贈りたい「千葉の自慢のグルメギフト」ランキング。見事第1位に輝いた市原ミルフィーユ。一体どんなものなんでしょうか?このお菓子を販売している市原市のJR姉ヶ崎駅東口にある洋菓子店「KONDITOREI GOTT」の支配人・古川雄太さんにお話を聞いています。
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古川さん:市原ミルフィーユというのはですね。チョコレートクッキーパイで作られたチョコレートのミルフィーユなんですけれども、チョコレートのスポンジがしっとりしています。クッキーがサクサクしてまして、パイもサクサクです。パイはバターの香りを出してまして、アーモンドスライスをつけているんですけれども。そちらは香ばしくて食感のアクセントになっています。それらを重ねてチョコレートでコーティングします。父が製菓学校に行ってた時の先生と考案したというふうに聞いております。そうですね、40年以上前だと思います。
40年以上前に誕生したお菓子が今も評価され続けているのはすごいですね
お父様の古川良雄さんが開発されたこのお菓子、発売当初からお客さんには好評だったそうなんですが、あることをきっかけに爆発的な人気になります。一体何がきっかけになったんでしょうか?
古川さん:41年前の創業当時からメニューとしては置いてあったんですけれども、名前が市原ミルフィーユっていう名前じゃなかったんですよ。お店の名前をとって「GOTT」っていう名前で売ってました。
当時から一番人気は一番人気だったんですけども、ちょっとだけ頭が出てるぐらいの人気具合だったんですけども、いろんな事情がありまして、わかりやすい名前に変えようっていうことになりましたんで、市原という場所で作っているので「市原ミルフィーユ」っていう名前をつけさせていただきました。つけたら地名のおかげなのか、お土産品として買っていただく量が増えました。頭一つ飛び抜けているだけだったのが、頭が5個ぐらい飛び出るぐらいダントツになりました。あの「昔、よく買いに来てたけど引っ越したり職場が変わったりして、久々に来たよっ」てお客さんとか古くからのお客様とかはいまだに「GOTT」ください、「GOTT」ないの?って言っていただくこともあります。
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ご当地スイーツという感じがでて、手土産に使いやすくなったのかもしれませんね。
「千葉県庁職員が選ぶ“大切な人”に贈りたい千葉の自慢のグルメギフト」ランキングのスイーツ部門1位を獲得した市原市の洋菓子店「KONDITREI GOTT(コンディトライ・ゴット)」の「市原ミルフィーユ」スタジオにも登場しました。
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この断面、スパーっと綺麗に切れていて、見た目も美しいんですが、この切るのが実は難しいんだそうです。支配人の古川さんもミルフィーユ作りをされていますが、うまく切れるようになるのにはかなり時間がかかったようなんです。
古川さん:一番最初の大元の状態は、40cmX50cmぐらいの大きい状態です。縦に四本に切り分けます。その後、チョコレートを塗りまして、アーモンドスライスをまぶしてから一つ一つ切ります。これはあの本音は機械で切ってほしいんですけど、あまりにも柔らかさ、硬さが違うものなので手じゃないと切れないんですよ。ええ、波打った形状のナイフでギコギコスーって切ります。断面が綺麗に切れるようになります。そうですね。普段のそのなんでもない時に買ってくれるお客様って地元の方が多いと思うんですけど、まあ、繁忙期はそのこっちから帰省する時に持って行ったりとか、あのホワイトデーとかっていうと場合はやっぱ全然違うところと遠方から買いに来ていただくお客さんも多いので。だいたい皆さんも箱詰めと自分用にバラで単品で買っていただきます。
この断面が地層に見えませんか?市原で地層と言えば?
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チバニアン?そう言われると、見えてきませんか?
支配人の古川さんは、元々は違う仕事をされていたそうですが、今はミルフィーユ作りに心を込めているそうです。最後にリスナーの皆さんにメッセージをいただきました。
古川さん:この店はもともと父が始めたお店で、20年ぐらい前にお店の事情から突然明日から仕事に来いと言われまして。それからずっと、今も一緒に市原ミルフィーユを製造しております。作り手側になっていろいろ気づくこともいろいろありまして、いろいろ違うように感じるようになってきました。自分たちが作ったものを喜んで買っていただいているお客様を見て、どれだけ愛されているか知ることができました。まあ、これからも「この味」で皆様にご提供できればなと思いました。目指せ白い恋人みたいな感じになってます。現状、インターネットショッピングは対応しておりませんが、お店に直接来て買っていただくか、地方発送も承ってますので、お電話ファックスでもご注文いただけますので、お問い合わせください。
市原ミルフィーユを考案したお父様も、今もお店の2階でミルフィーユほか多くのスイーツを作られています。ぜひJR内房線・姉ヶ崎駅前のお店に足を運んでみてください。営業は午前10時から午後5時まで、定休日は木曜日です。
※ご紹介した市原ミルフィーユをはじめ「千葉県庁職員が選ぶ“大切な人に贈りたい”千葉の自慢のグルメギフト」について詳しくはこちらでご紹介されています。ぜひチェックして、千葉の自慢のグルメギフト、大切な方に贈ってください!
2024/12/27 UP!
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来年、令和7年は巳年です。2025年の開運を願って、干支である蛇にまつわる神社にお詣りしようと探している方も多いと思いますが、九十九里の南部・白子町にある「白子神社」に祀られているのは「白蛇」さま。地元はもちろん、県外からも多くの方が訪れます。その白子神社の宮司修さんに お話を聞いています。まずはどんな神社なのかご紹介いただきました。
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宮田さん:白子神社ができたのは今から千年ぐらい前だと言われています。当時ですね、これは本当も面白い話だと私は思うんですけれども、海の沖の方から白い亀に白い蛇が乗ってやってきました。里人がね、これは神様に違いないと言って柄杓の柄を差し出して神様だったら登ってくださいと申し上げると、蛇が登ってきました。その蛇をお祀りした神社がこの白子神社です。来年はですね。巳年・蛇の年ですから、多くの皆さんにこの神社においでいただきたいということで、今計画をいろいろ立てています。白子町のほとんどの皆さんが氏子という神社でして、東京とかですね埼玉、茨城、神奈川ですね。いろんなところからお詣りの方が増えまして、宮司としては大変喜んでおります。令和七年のお正月はこの白子神社にお詣りをしていただければと思っております。
宮司の宮田修さん、実はNHKの元アナウンサーでニュースなどを主に読まれていた方なんです。元エグゼクティブアナウンサーです。どんな経緯で宮司になられたのか気になるところではありますが、まずは白子神社はどんなご利益があるのかおしえてもらいました。
宮田さん: 白子神社はあのお祀りしている神様はですね、大己貴命(おおなむちのみこと)の大神様という方なんですけれども、大国主命(おおくにぬしのみこと)の別の名前です。縁結びの神様なんですよ。で、白子神社にはですね、ご本殿の北側にですね、天照神社というのと面足(おもたる)神社というですね小さな御社があります。天照神社はですね、女神様をお祀りしています。面足神社はイケメン様をお祀りしております。我々は「縁結びコーナー」と名前をつけています。ご縁をいただきたい方はですねぜひ天照神社と面足神社にお詣りをしていただければよろしいかなというふうに思っています。
またね、白子町というのはですね、テニスコートがたくさんあって、ええ、多くの皆さんが、合宿などでいらっしゃる街なんですよ。で、私は宮司になりましてからね。テニスが上達するお守り作ろうということで、テニスの上達を。お守りするお守りそれからね、勝負に勝てるようにというお守りをつくりましたので、持っていただけるとですね、きっとテニスが上達するのではないかと私は思っております。
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面足神社の「おもたる」という字は、顔を表す「めん」が「足りる」と書きまして、面が整っている、とも読み取れるんですね。今風にいえばイケメンです。さらに白子といえば、テニス。町内にはおよそ340面ものテニスコートがあって大きな大会が行われたり、テニス合宿などでも人気の町ということで、それに因んだお守りもいただけるんですね。
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来年は巳年ということで、白子町で白蛇を祀っているという白子神社、縁結びのパワースポットとしても人気の場所です。さて、宮司の宮田さん、NHKの元アナウンサーからなぜ神職につくことになったんでしょうか?
宮田さん:神社には全く関わりもありませんし、興味もありませんでした。私はあの富里市の生まれなんですけれども、NHKに入りましてですね、最後東京に住んでたんですよ。NHKのアナウンサーっていうのは、とてもストレスのたまる仕事ですのでまあ、やっぱり週末ぐらいはですね、のんびりしたいということで、今、私が宮司をしている千葉県の長南町にセカンドハウスを借りたんですよ。野菜を作ったりのんびりしたりというような生活を楽しんでいたんですけどもね。大家さんというのがですね、その地区の神主さんの家柄だったんですよ。年を取りまして宮司が続けられない状態になって、後継者がいなかったんですよね。家族会議を開いたそうです。その結果、後継を私に頼もうということで、本当にこれはもうね、青天の霹靂以上の出来事で。私は、その前任の宮司さんに頼まれて神職になった人間です。
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アナウンサー、毎日5秒とか1秒とか秒針と戦う日々、そこから逃れようと長南町でゆったりと週末を過ごしてたら、大家さんから宮司さんになってと頼まれてなっちゃった?でも宮司になるのには資格が必要です。
そこで、53歳過ぎから、宮田さんはアナウンサーをしながら宮司になるための勉強をして資格を取ったそうなんです。資格を取ると、頼まれた神社の祭りごとや色々なお仕事がある。アナウンサーとしての仕事もありますが、NHKの方が寛容に両立を認めてくれたんだそうです。そして、60歳で定年退職、現在まで宮司に専念することになったんですって。そして、4年ほど前から、これも地域の方々からの要請もあって白子神社の宮司にもなられたそうです。
昔から神社は地域コミュニティーの要となる大事な場所。宮田宮司のよく通る声だと祝詞をあげる時とかすごくよさそうですね。
白子神社は伝説にちなみ、白蛇を神の化身として大切にしている神社。お気づきの方も多いと思いますがこれが町名の由来にもなっているんですね。拝殿の前には、撫でると御利益があるという“撫で蛇様”がいらっしゃいます。また、白蛇のおみくじやお守りなど、可愛らしい蛇尽くしで新年を迎えるのにぴったり!最後に、新年のお詣りについてお考えを伺っています。
宮田さん:神主になって宮司になってね、いつも思っていることはですね、なんで日本人はね、全国各地にこんなにたくさんの神社を作ったんだろうと思ってるんですよ。今なおその神社はあるわけですよね。まあ、中には数千年の歴史があるという神社もありますよね。まあね、こんなことなんなんですけどね。なんかあの神様にお願いするとね。例えばね宝くじが当たるとかね。それからね、なんか素晴らしいなんか幸せが飛び込んでくるとか、そういうことではなくて。ご自身がね、素晴らしい人間になれる、多くの人から尊敬される人間になれる、そういうことを願いながらですね神社においでいただければいいかなと私は思っています。来年の白子神社は12年に一遍、記念の巳年です。蛇をお祭りしている神社ですので、ぜひぜひ白子神社にお詣りにおいで頂ければと思います。よろしくお願い致します。
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白子神社がある白子町は 年間を通して温暖な気候で、温泉やテニス白子玉ねぎをつかったご当地グルメ、河津桜が楽しめる白子温泉桜まつりなど、季節にあわせて楽しめる町です。白子神社でも海に近い地域ならではの「潮ふみ」・・・おみこしが海に入っていくシーンを見ることができる10月の秋の例大祭をはじめ年間を通してさまざまな催しがありますので、ぜひ蛇年の2025年という機会に一度、訪れてみてください。
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2024/12/20 UP!
今年も あと十日ほどになりました。年末はどう過ごされるんでしょうか?年越しそば、皆さんどうされてますか?
そばの産地、全国色々ありますが、実は千葉県で「縁起のいい蕎麦」を作っている地域があるんです。それが、千葉県唯一の「村」、長生村。どんな蕎麦が作られているのか、ご紹介していきたいと思います。
九十九里の南部に位置する千葉県唯一の村、長生村。漢字で「長生き」と書く縁起の良い地名にちなみ、村で作るそばを「ながいきそば」としてブランド化しています。この地域のお蕎麦、あまりイメージがない方もいらっしゃるかもしれません。まずは、どうしてこの地域で蕎麦を作ることになったのかをながいき集落営農組合代表理事の木島敬二さんに伺いました。
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木島さん:もともとはうちも農家なんですけど、親が兼業農家だったんであの畑やなんかほとんど人様にお貸ししてあったんです。それが次々高齢化であるとか、いろんな事情で返ってくるようになっちゃって。いわゆる荒らさないように耕運はしてたんですけど、作物を作るということはしてなかったんで、いわゆる遊休農地がどんどん増えちゃいまして。これじゃいけないからなんかしようということで、まあそばなんかいいんじゃないっていうことで、そば作りが始まりました。単純にあのそばは種をまいたら75日で収穫できるという。単純に素人が考えると、すごく簡単ではないかと。まあ、そういうことでまあそばがいいだろうということになっちゃったんですけど。
2012年に始まったそば作り。ゼロからのスタートでしたが、その後ものすごいスピードでその輪が広がっていくことになります。
木島さん:たまたま私のいとこに当たるのは白子町の方にいて、まあそこがあの地域でそば作りをやってましたんで話ししたところ「じゃあいい虎の巻があるからあげるよ」ということで、それをいただいて参考にとりあえず試験的に15アールまあやってみようということで。だからまたそれが誠に上手にできちゃいまして。これならいけるだろうということで、それであの近隣の方々にも話をしたところ、十数名の方が賛同してくれて。まあ、それじゃあある程度本格的にそばをやろうということで1.5ヘクタールがスタートだったんですけど、もう次の年は3ヘクタール、次の年は7ヘクタール。その次は15ヘクタールという感じ。で、もうあれよあれよという間に倍倍倍でもう増えちゃって、今はもうなんと40ヘクタール近くになっちゃってます。
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「蕎麦」は栽培期間が短く、1年で2回収穫できる作物なので、長生村では二毛作を行っています。ですから実際の作付け面積は、現在延べで80ヘクタール。木島さんたちは県や村の補助やアドバイスを受けながら、農業法人を立ち上げ、数年で今の形になっていきました。
「ながいきそば」の生産地である長生村の人口はおよそ14,000人。農業従事者の高齢化や後継者不足により増えていた「遊休農地」解消のために始まったそば作りはその縁起のいい名前はもちろん、味よし、香りよし、のどごし良し、と、とともに評判になりました。 そのおそば、スタジオでもいただきました。
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このお蕎麦、栽培期間中は農薬不使用。みつ蜂による交配など環境にやさしい生産に取り組み千葉県の「エコファーマー」や「ちばエコ農作物」の認証を受けています。商品化は順調に進む一方で、困ったこともおこったそうです。
木島さん:それこそ始めて早々に縁がありまして、日テレさんの番組に出たおかげで、まあそれはそれでよかったんですけども、もう役場はじめ、うちの方にも「どこ行ったら食べれるんですか?」という、もう問い合わせが殺到しまして。「いや、申し訳ないですけど、食べれるところがないんですよ」っていうことで、もうずっと謝り続けまして。もうそれは本当に辛いというか、寂しい思いをしましたね。じゃあ、うちのそばを使って焼酎を作ったらいいんじゃないかという話になりまして。たまたまあの新聞で見た長野の醸造屋さんですけど、まあそこでコロナのおかげで樽が開いてるから今だったら作れます。と作っていただいたんですけども、今度できて販売しようとしたら、こっちもコロナの影響で販売が思うようにいかなくて。まあ、その辺は良かったやら、よくなかったやら複雑なところだったですけど、まあ、とにかく焼酎を作ることにはあのこぎつけたということで、、、
令和3年の夏にオンラインショップを開店し、遠方の方でもお取り寄せできるようにしました。今はコロナの影響も落ち着いて、「そば焼酎」も売り上げを徐々に伸ばしているということです。最後に、今後の展望を伺いました。
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木島さん:もっともっとこの長生村イコールそばっていう感じでもっと他の方がそばをやってくれて、まあ、とにかく全国的に長生村イコールそばの村だよっていうふうになったら素晴らしいなとそんな感じに思います。もう早い我々がそばスタートした頃から、この地区がネギがやっぱり(いい)。だからそばとネギ、つきものじゃないですか。なんかコラボできないかっていう。そして皆さんのご要望にも応えたいということから、できるだけ早い時点でお店を作りたいと頑張りますんで、よろしくお願いします。活性化にも役立てばいいんじゃないでしょうかね。
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確かに、千葉=蕎麦という感じはないけど、まずは「長生村=蕎麦」にしたいという気持ち、大切ですし、期待したいと思います。
海に近いこの地域、玉ねぎ、長ネギの産地です。蕎麦といえばネギがつきもの。同じ土地で育ったものどうし、相性が悪いはずありません。玉ねぎもかき揚げにすると美味しいですよね。いずれはお店をと期待する木島さん。現在はお店はありませんが、オンラインショップや道の駅、直売所で乾麺や蕎麦粉、蕎麦の実、そば焼酎などを買うことができます。来年4月ごろには種まきから収穫、そば打ち体験ができる「ながいきそばオーナー制度」の募集も開始予定だそうですよ。気になる方はぜひ、ながいき集落営農組合の公式サイトでご確認ください。
2024/12/13 UP!
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千葉県は年間を通じて温暖な気候で、冬でも楽しめる 人気のキャンプ場がたくさんあります。今日はその中から、年間の利用者数が、およそ30万人、そのリピート率は30%を超えるという大人気の農園リゾート、香取市にある「THE FARM」をご紹介します。キャンプは子供たちの夏休みの楽しみというイメージの方も多いかもしれませんが、実は秋冬のキャンプが人気なんです。
千葉県の北東部、香取市にある「THE FARM」は「農のある暮らしをすべての人に」というコンセプトの複合型の農園リゾート。敷地面積は12万平方・東京ドームおよそ2.5個分という広さの中に広大な農園や、グランピング施設・キャンプサイトなどがあります。農園とリゾートはどう結びついているのでしょうか?まずはそのあたり、ザ・ファームの運営、田山歩さんにお話を聞きました。
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田山さん:農園リゾートザファームは実は「アウトドアイノベーションサミット」っていうところでですね、6年連続東日本ナンバーワンという形であの表彰していただいてまして、今殿堂入りしたんですけど。もちろんあの農園リゾート収穫体験もできますし、年間で100種類ぐらいのお野菜を作っています。園内で採ったものをそのまま食べられるような日帰りのバーベキュー場だったりとか。あとは日帰りで使える温泉カフェ。あとは宿泊ができるコテージだったり、グランピング。持ち込みのキャンプ場なんていうものもあったりする農園リゾートという形で今営業しています。
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「農業をより身近に感じていただく」ということを一つあのコンセプトにしてまして。やっぱりこう今都会にいらっしゃると、畑を身近で見ることだったりとか、野菜がどうできているのかみたいなことをリアリティを持ってこう受け止めることがなかなか難しいんじゃないかなっていうふうに思ってまして。まあ、そういったところの一つの解決として、農園リゾートというあの形で今、運営してます。
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殿堂入りも果たしているTHE FARM。中でも、農園の中にあるキャンプサイトは、 いつでもお湯が出る炊事棟やお話にもあった温泉施設を利用できることもあって 冬になるとキャンパーが集まる“冬キャンプ”の聖地になっているそうです。そんなキャンプやグランピングなどで過ごす時間に農業を掛け合わせたということですが、どんな体験やアクティビティがあるのでしょうか?そのメインとなる収穫体験について教えていただきました。
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田山さん:収穫体験ではインストラクターがついてですね、もちろんこう収穫の仕方だったりとかも教えさせていただいているんですけど、実はその中に「食べ頃はこうなんだよ」とか、「例えばこうピーマンで言うと、お尻の部分がシワシワになったら完熟の一歩手前なので、今一番美味しい時なんでぜひ食べてみてください」なんて一言がありながら、皆さん収穫していただいているんですけど、そういったことが皆さんの中では宝探しみたいなイメージになることもあってですね。本来30分ぐらいで終わるアクティビティなんですけど、一時間ぐらい皆さんこう一生懸命収穫されるみたいなところがよくこの園内で見られる光景になってます。採った野菜はですね、そのままあのコテージだったりとか、(グランピング)宿泊の方の、お部屋ではですね料理ができるようになってまして、今の時期ですとちょうど人参だったりとか、白菜、小松菜、ケールだったりとか、お鍋にぴったりのお野菜がですね収穫できるようになってますので、そのままお部屋に帰ってすぐこうお鍋に入れていただいて、こちらですべてご用意させていただいているので、ただあとは切って入れていただくだけみたいな形でですね、皆さん楽しんでいただいているような形になっています。
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収穫体験されている方からは「こんなにじっくり野菜を見て、品定めをした事がなかった。これから買い物の時にはじっくり見よう」なんて感想ももらうそうです。しかもそれをすぐに食べて、誰が採ったのが一番美味しいかとか、会話も弾むそうです。コテージやグランピングの方にはお鍋などのセットもありますし、ご自分でテントを張る区画貸しの場合は、ご自分の調理器具で収穫体験で採った野菜を楽しむことができます。
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さて、農園リゾート「THE FARM」では、年間を通して100種類以上の野菜を作り、お客さんに収穫体験を提供していますが、この冬、新しいアクティビティーを始めるそうです。若いスタッフが提案する新しい収穫体験。一体どんな内容なんでしょうか?
田山さん:実はですね、今年のこの冬、12月20日からですね。「THE FARM 星空いちご園」という形でいちご園をオープンすることになりました。いちご狩りという形で楽しんでいただける施設になってるんですけど特徴がありまして。実はナイトいちご狩り、夜いちご狩りができるようになっています。いちご狩りのシーズンになってきて、光るこうハウスの中に・・・いちご園っていうのは、実は夜光ってたりするもんなんですけど・・・そこがこう幻想的なイルミネーションに切り替わってですね。そんな中、ご家族やカップルでいちご狩りを楽しんでいただける。こんなプロジェクトを今スタートしています。すごいこう盛り上がって、若いスタッフたちが、せっかくいちご園、いちご狩りをやるんだったら、まあ他とは違ういちご狩りができたらいいんじゃないかっていう形ではい、あの提案してくれた子がいまして。今それを具現化していくっていうようなフェーズになってます。そうですね。あのめちゃめちゃインスタ映えすると思います。はい
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夜のいちご狩り・・確かにいちごのハウスは夜明かりがついていますけれど、その中で実際いちご狩りできるというところは少ないのではないでしょうか?。冬の澄んだ夜空には星がまたたき、成田空港にも近くて飛行機の灯りが流れていく。そしてハウスの中はイルミネーション。更に美味しい完熟イチゴを自分で探して食べる。ロマンティックですよね。
確かにインスタ映えしそうですね。夜のいちご狩り「THE FARM星空いちご園」は来週12月20日からスタートです。カップルでも家族でも、夜のいちご園の雰囲気と美味しいいちごでみんな笑顔になれそうですね。私もぜひやってみたいです。そして、田山さん、最近のお客さんの泊まり方に変化が出てきたようだと感じているようです。どう変わってきているのでしょうか?
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田山さん:実は最近、海外の人も含めて連泊していく方々、二泊していく方々がすごく増えてきてですね。昼間の農園っていうのもまた気持ちいい時期になってきて、ウッドデッキの部分のソファーで本を広げながら楽しんでいらっしゃる方々、ゆっくりしていらっしゃる方々もいたりですね。また、あの園内にはお風呂カフェかりんの湯というお風呂施設がありまして、そこは漫画本だったり、書籍が1万冊ありまして。で無料のマッサージ機があってコーヒーが飲み放題になってっていう。実は今流行りのサウナもですね。6個のサウナが設置されてまして、サウナもすごくこう楽しんでいただけるような、こんな施設になってます。なかなか予約が取れないグランピング施設、宿泊施設みたいな形であのすごくご意見いただくこともあったんですが、実は去年の12月に新しく十棟、またコテージもオープンしまして、規模も大きくなってます。で平日の連泊だったりはまたお安く泊まれるようにもなってますし、はい、新しいまあプランだったりとかアクティビティも増やしていく予定ですので、ぜひ皆さん遊びに来てください。
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日本の原風景の中で連泊して一日の農園の風景の移り変わりなんかを感じながらゆっくり楽しむ方も増えているんですね。確かに1泊だとわからないかも、、、
アクティビティは他に、ジップライン、カヌーツーリング、火おこしなど自然の中での体験メニューも豊富。このワクワクがたまらなくてリピート率は高いそうです。
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最初グランピングで来て、次は「コテージ」、さらに自分でテントを持ちこんで、、,とスキルアップするリピーターの方もいるそうです。レストランやカフェでは農園や地域の野菜をふんだんに使ったメニューもたくさん提供されています。農園リゾート「THE FARM」の楽しみ方はひとつではありません。皆さんなら、どんな風にすごしますか?
2024/12/6 UP!
今年もあと1ヶ月を切りましたね。お正月に食べるのを楽しみにしているものとかありますか?帰省などで各地の郷土料理を楽しみにしている方も多いと思います。
千葉にも古くからその土地で食されている「郷土料理」がいくつもあります。今回その中から、「九十九里のイワシのごま漬け」をご紹介したいと思います。江戸時代からイワシ漁が盛んな九十九里で水揚げされるカタクチイワシを原料にした加工品で、この地方ではお正月に欠かせない伝統料理として親しまれています。まずは「イワシのごま漬け」を生産販売している九十九里町の老舗、大正時代創業「カネヨン水産」代表の古川克俊さんに、おききしました。
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古川さん:昔、みりん干しまた煮干しやったんですけども、20数年前からですねこのイワシのゴマ漬けを始めました。これはですね、この九十九里のこの地域で、お正月に食べるような状態で各家庭でですね、保存食として作ってたんですよね。それをまあ商品化というか、うまいからやってみようということで、始めたわけなんですけども。セグロ、まあカタクチイワシをですね、頭と内臓を取って、塩にして。でそれを今度は酢にして調味酢にして、作って それで仕上がり。船が海岸から海に出すだからおっぺしって女の人がいっぱいいたんですよ。 そこで浜で各船のとこに行って入札をして、後で買ったものを取りに行くと。下は砂ですからね。大変だったんですけども。何年後には港ができて。まあ、その浜での入札がなくても、ほとんどが港でやっている状態なんですけどもね。
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おっぺしというのは、浜に上がった船を海に押し出したり、海から上がってきた船を砂浜に押し上げることをしていた、主に女の人たちのことをそう呼んだそうです。港がなかった時代は大変だったんですね。カネヨン水産は、古くからこの地に根付いているごま漬けを、伝統的な製法を活かしながら、「九十九里いわしのごま漬け」として商品化。平成18年には、「銚子つりきんめ」と同時に『千葉ブランド水産物』第一号にも認定されています。 一方で、最近のニュースでは「イワシが穫れない」なんて話もききます。温暖化の影響なども心配されますが、今年のイワシの水揚げ量をきいてみました。
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古川さん:昨年の終わりごろ原料(イワシ)もうちも乏しくなってきて、こういう量の変化っていうのは、今までないですね。いつもこのカタクチイワシが上がるのが(年の)暮れなんですよ。暮れには必ず(イワシが)来るとそんな状態で昔は九十九里では12月頃あがったものをごま漬けにして、さっき言ったように各家庭で作って でお正月に食べると、まあそんなものだったんですけどもね。
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そしたら今年になってね。5月6月になったら今までにない量が九十九里に上がったんですよ。まあなんていうか運もいいっていうかね。で、その時に、昔あのこのゴマ漬けっていうのは生で作ったんですけど、やっぱり安定供給するために、冷凍したものを確保するという状態で、その時期にそれなりのトン数は確保したところですね。安泰ですね。ラッキーですね。なんかそんな状態ですね。
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さて、スタジオにもカネヨン水産のいわしのごま漬が用意されまして二人で試食しました。
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ごま漬けの味をきめる調味酢ですが、昔、家庭で作っていた頃は、例えばお味噌に各家庭の味があったように、ゴマ漬けの味も家によって少しずつ違っていて、「あそこの家のはうまい!」とか「売り物になる!」なんて話が出たりしたそうです。加工の仕方は、年々変化していますが、カネヨン水産では今も工程の大半を手作業で行っています。オンラインショップもあって、いろんな地域から注文が来るそうです。
古川さん:昔はね、このゴマ漬けっていうのはね、あの生でやったやつを加工して酢にして、で最後押しをかけたんですよ。だからこうおそらく名前の由来っていうのは押してたからゴマ「漬け」ってんじゃないですか?これよくゴマ酢漬けっていう人もいるんだけど、お客さんでね。そういう形で昔の製法とはちょっと変わってるんですけどもね。で、これが今の流れでちょうどいいかなと。まあいうふうにあの思ってんだけどもね。売れてるとやっぱり関東近辺が多いですよね。ただでも沖縄とか北海道のお客さんにも送ったりしてますけども、やっぱり関西の方はままかりの方がなんか主流になっているようで、発信方法を色々考えながらですね。今度、若い層にちょっと向けて、食べ方も、色々工夫しながらやっていきたいと、そういうふうに思ってるんですけど。
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岡山の方でも小魚の酢漬け「ままかり」が人気ですが、九十九里のイワシも全国に知られてほしいですよね。お話にあったとおり、全国から注文がくるそうですので、ふるさと九十九里の味が どんどん広がっているのが嬉しいことですよね。
昔からのスタイルや味をキープしながら、新しい若い世代にどうアプローチしていくのか、ここ、結構大事なところだと思います。 そのあたり、色々と古川さんにはアイデアがあるようなんです。
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古川さん:今はですね、このものをそのまま食べるというのが今主流なんですけども、これからはですね、例えばイタリアンまたフレンチにね。まあ使えるような、食べ方をしていただきたいなと。なんかね私も発想だけはそういう発想なんですけども、意外といけるような気がするんですけども、何しろ今までの食べ方をまたそれに付加価値をつけて、それをあの買ってくれた人が食べていただいて、その反応を聞きたいですね。一度ですね、カネヨン水産のこのゴマ漬けを購入していただきですね、それでその皆さんにこれはこういうした方がいいよと、評価もまたいただきたいし。私もゴマ漬けはねこれからも続けていきますので、原料も豊富にありますので。今年はいいものを納められますので、よろしくお願い致します。
今年の冬は安泰ということでホッとしています。ところで、 イタリアンとかフレンチなんていう言葉が出てきましたけど、よくよく考えたら、カタクチイワシの塩漬けを発酵させたものは「アンチョビ」ですからね。ジャパニーズスタイルアンチョビってことでいいんじゃないでしょうか?
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古川さんは、これから、九十九里の味、そしてイワシの味をもっと広めていくには、和食以外にもごま漬けが使えるのではないかと感じているようなんです。コメントでアイデア募集されていましたけど、ごま漬けを使った洋食も食べてみたいですね。海外の方々にも受けそうですよね。
そして、ここだけの情報ですが、いわしがあがった日には、冷凍せずに加工した出来立てのごま漬けが買えるということで、そろそろ時期かなと思ったらお店に電話で問い合わせしてその日にあわせて買いにくるリピーターさんも多いそうです。出来立ては、プリプリ感がさらにいい感じなんですって。詳しくはカネヨン水産の公式サイトをご覧ください。
2024/11/29 UP!
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今日は11月29日、「いいにくのひ」でもありますね。今回はジビエ料理をご紹介したいと思います。
ジビエというとちょっと構えてしまうという方も多いかもしれませんが、 今日は、ジビエをもっと美味しく、もっとポピュラーにと活動されている木更津市の「KURRKU FIELDS」の中にあるジビエ加工食品販売店「シャルキュトリー」をご紹介します。
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シャルキュトリーとはフランス語の「シェール(=)肉」と「キュイット(=)火を入れる」という言葉を組み合わせた料理の呼び名で、ソーセージやハム、パテなどがその代表とされています。塩漬けや乾燥、燻製など、肉の保存性を高める手段として発達し、その歴史はギリシャ時代まで遡ると言われています。お店のことも「シャルキュトリー」と言いますし、作る職人はシャルキュティエと呼びます。木更津市の複合施設「KURUKKU FIELDS」にあるシャルキュトリーで、シャルキュティエを務めているのが今日ご紹介する地元出身の岡田修さんです。まずは、岡田さんにシャルキュティエになるまでの料理人人生を聴きました。
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岡田さん:まず小学校二年生の時に、テレビ番組の影響で、まあ料理の世界に入ることを決意してで、26歳の時にあのフランスに行って。それでまあ向こうで五年半修業してで、そこでジビエ料理にどっぷりハマってしまって。日本に帰国してからまあ、都内のあの老舗フランス料理屋さんの料理長やらせていただいてたんですけど、そこでもジビエ料理をこうメインにやるようになって、自分の地元のハンターさんからお肉を譲ってもらうようになって。そこからこう国産ジビエの方に目が向くようになり、で自分のお店を開いて、あの国産ジビエをメインに扱うお店を作って。そのうちにこう自分でも獲って捌いてお店で提供するようになるんですけれども。その時にちょうどこうジビエにまつわるガイドラインというのができて処理場を通さないと、そういうことができなくなるっていう時に、ちょうどここのお話をいただいていて。処理場をこっちで建ててくれるということになって後悔したくなかったので、その先をに行きたいなと思って。お店を畳んでここにきて処理場を立ち上げて今に至っていますね。
ジビエの魅力にはまって、自分のお店を畳んでまで挑戦!狩猟免許ももち、食肉処理場の資格もとって、狩猟から解体、調理まで全て自分でできる岡田さん、すごいですね
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「世界の料理ショー」というアメリカのテレビ番組に影響された岡田さん。高校卒業から料理一筋。修行先のフランスでジビエ料理に出会い、どんどんその魅力にハマっていったそうです。最初に開いたお店では当初ジビエ肉は輸入モノが多かったそうですが、今のお店では国産の新鮮なものが入手できる環境ができて、よりその魅力を深める料理を作っていくことになりました。でも苦手とか先入観で手が伸びないという話もあり、そこで岡田さんは、まずは敷居を低くして、みんなにジビエの魅力をわかってもらおうと考えます。まずは、こんなところから始めたそうです。
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岡田さん:まあ僕は今やってるのシャルキュトリーという世界なんですけど。まあ、日本語に訳すと加工肉なんですけど。最初、お客さんからすると全く知らないものって手が出しづらいんですよね。なので、僕が最初にやったのは、誰もがわかりやすいソーセージっていうラインナップをまずショーケースの8割ぐらい埋めて。で、残りの2割ぐらいは違うハムとか、あのテリーヌとかそういうものを置いてったんですね。で、そこでこうまず「どうやって食べたらいいの?」ってならないようにもう「ただ焼けば食べられる」「お湯で温めれば食べられる」もうそこから入ってもらってで食べてもらうことで、「あジビエって美味しいんだな」って。「臭いっていう聞いてたけど、そうじゃないんだな」っていう抵抗感をまず取り除いてもらって、そこから次のステップになっていこうっていうことを決めてたんですね。
で、最初の二年はそこのソーセージのラインナップから始めて、だんだんだんだんこう今ショーケースの中に自分が本来作りたい料理が幅を広げてきている状態ですね。で、まだ今、僕の中では6割程度の。ところですね。まだまだのことではありますね。
KURUKKU FIELDSのお店には、「猪バーガー」やサンドイッチなどテイクアウトで手軽にいただけるメニューもあって、普通に美味しくて大人気なんだそうです。知らずに食べて、あとで、これは猪の肉だと知ってびっくりする人もいるんですって。それでハマってしまったリピーターも多いんです。
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クルックフィールズにあるシャルキュトリーでジビエの加工、調理を担う岡田さん。ジビエが初めての方でも食べやすい料理、ソーセージから始めて、徐々に販売するレパートリーを広げていきます。スタジオにもいくつか送っていただきました。
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スタジオでも岡田さん製作のジビエ料理を試食しました。
岡田さんが処理の段階で気をつけていること、教えていただきました
岡田さん:そうですね。まあ、イノシシとか鹿とかって、どうしても臭いとか硬いとかっていうイメージがすごい強いと思うんですけども、それはもう処理が悪いからではなんですね。臭い理由としては、まず血抜きが不十分っていうのと、その内臓を取り除くまでの時間が超過していると、どうしてもその内臓の中に含まれる汚物の匂いが、どうしてもこう体の方につき始めるんですね。そうなってしまったら、もう終わりなんですね。だからそうなる前にいち早くきれいな場所で、まあ適切に内臓を取り除く。そうすると、一気にこう体温が落ちていくんですよね。早く皮を剥いで大型の冷蔵庫の熟成工ですね。に入れてあげることで、肉の中心温度が一度とか二度っていう低温度帯にどんだけ早く持っていけるかで肉のそのポテンシャルが変わってきちゃうんですね。あと硬いっていうのは、どうしてもその肉って縮もうとするんですけども、それを骨付きでぶら下げてあげることで、重力で下に引っ張られているのと骨があるので縮みづらくなる。こうすることでお肉、硬いお肉にはならないっていう状況を作ってますね。
魚も同じ?なんでしょうか?早く冷やす、内臓を処理する。時間との勝負で美味しくなるんですね
猪や鹿を捕まえてから処理を開始するまでの時間はガイドラインでも決まっていますが、美味しくいただくためにはとにかく早くすることが大事です。猪や鹿は、11月中旬から2月中旬までは狩猟期と言って狩りをしていい時期になります。また、畑や田んぼなど農業や私たちの生活に害を及ぼす、指定された野生鳥獣を駆除することについては時期の制限がなく一年中できますが、自然とのバランスを保つためなので、とっていい頭数の制限も設けられています。たくさんの人に「房総ジビエ」を楽しんでいただくために、どんな取り組みを考えているのか、岡田さんにききました。
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岡田さん:ジビエってあの野山を自由に駆け回って、好きなところで好きなものを食べて、好きなところで寝るっていうでもうこれってストレスフリーなお肉で、いわばアスリートなんですよね。良質なエネルギーをいただけるのは、僕はジビエだと思うんですよね。駆除している動物なんでそれをこうなかったものとしてしまうんじゃなくて、それをちゃんと食べてあげるそのエネルギーをいただくっていうことがすごく大事なことなんじゃないかなと思ってますね。
全体で言うと、ウチの書類上で40人捕獲従事者があの登録してるんですけど、結構高齢者が多いので、そろそろやめてしまう人たちも出てきそうなので、より今度外に積極的に出て獲りに行くっていうチームも作って地域貢献も含めて進めていきたいなと思ってますね。獣害を減らして、まあ、地域の人たちになんとか安心して畑も作れて、耕作放棄地もなくなってっていうのがやっぱ地域貢献になると思うんですよね。そして、それが美味しいジビエにつながって、それがまたお客さんを喜ばせるものであったら、もう言うことないと思うんですよね。こうどんどんどんどん他でも同じような取り組みが進んでいけば、獣害問題というものがもっとなくなってくるのかなとは思いますね、はい
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自然とのバランスを考えながら増え過ぎた動物は駆除するだけではなく、美味しくいただくのが大事ということがよくわかりますね。ヘルシーで美味しいジビエが、普通にハンターの高齢化も気になるところですが、岡田さんのお話によると狩猟免許を取る若い人も少しずつ増えているそうで、そう言った方々の力も集結して安定したジビエ料理の提供につとめていきたいそうです。シャルキュトリーの商品ラインナップなど、詳しくはクルックフィールズのサイトをご覧ください。
2024/11/22 UP!
今回のテーマはワインです。千葉県産のワインというのはまだあまり馴染みがないかもしれませんが、徐々にその評価が上がり注目されているんです。今日は、ブドウも自らの畑での栽培し、美味しいワインを作っている八街市のワイナリーをご紹介します。
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八街市ある「サワワインズ」。こちらではワインの原料となる葡萄も作っています。八街といえば落花生の生産で有名ですが、この辺りは年間を通して温暖な気候で実は葡萄の生育にも適しているんで。そして、風が吹き抜けるお土地柄は、ワイン用ブドウ生産に向いているというわけなんです。一方で千葉県内では自社の畑でブドウから育ててワインを作っているところは少ないです。まずはサワワインズのご主人山本博幸さんに、ワインを作ろうと思ったきっかけを伺いました。
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山本さん:うちの実家の屋号が「サワエンドン」っていう屋号なんですね。で、それでそれと一緒にあの畑を始めたうちのおじいさんが「さわじろう」って言いましてで、その二つの「サワ」の字だけいただいて。あとはワイン作りを、いろんな人たちと思いを一緒に作っていきたいっていうことでワインズと二つ合わせてサワワインズという名前をつけました。畑を始めるまでは主に飲食店関係で仕事をしてました。ある時、その自分たちの持っている畑を管理しなくてはいけなくなった時に、それまでの知識を活かしてワイン作りぶどう作りっていうものに興味があって。それを始めようと思って2010年からブドウ栽培から始めました。その時35歳でしたね。
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飲食関連の仕事をされていた山本さん。八街に落花生以外の名産、特産品を作っていきたい、地元で働く場所ができて、子供達や地域に残せることをやっていきたいと考え、ワイン作りに辿り着きました。そして奥様を説得して、まずはワインで知られている山梨県や長野県で、葡萄を育て、ワインを作っている所を訪ねてはノウハウを教えてもらい、それを参考に丁寧に葡萄作りに挑戦していきました。
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山本さん:とにかくまとまった量が収穫量必要なんでそれがある程度取れるようになったのが2014年でしたね。マスカットベイリーAっていう今も主力の商品ですけども。作ってもらいました。その当時はまだ自分たちでは仕込めなくて。ブドウは家で作りましたけども、ワインにしてもらうのはよそのワイナリーさんでっていうことですね。まあ感動はありましたけども、まだまだもっといけるんじゃないかっていう思いも同時にありましたよね。そうです。クオリティ的にですねはい。ワイナリーを自分たちで設立していこうっていう計画を立てて、そこで八街市でワイン特区をとってもらう。まず先に特区があってでワイナリーの設立は、その後になります。
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ワインの製造免許を取得するには、年間6000リットル以上という大量の製造量を見込む必要があり、新規参入者の壁になっていました。そこで山本さんは八街市に相談。八街市がワイン特区として国から認定を受けることで、3分の1の2000リットル以上の醸造で免許がおりることになるんです。
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ワインを仕込めるレベルに達した山本さん、特区の認定も取れたたところで、いよいよ、実際にワインを仕込んでいくことになります。
山本さんがワインづくりを始めた当時、県内にワイナリーは1軒しかありませんでした。2010年から葡萄栽培をスタートし、2021年にはワイナリー「Sawa Wines」を誕生させた山本さん。最初はどんな感じだったのでしょう?
山本さん:仕込み自体はもうはっきり覚えてますけども、一発目の仕込みをやった時、もうとにかく楽しくてしょうがなかったですね。やっとこう自分たちで作ったブドウをワインにできるんだっていうこの喜びの方が、もうそれまでやっぱり辛く苦しい時期が長かったんで。まあ、それが喜びが大きく上回ったっていう感じですかね、仕込んだものを最初飲んだ時はこれが僕が仕込んだワインなのかっていう感じでしたけども、感動でもない、驚きでもない、なんとも言えない感じでしたねホッとしたとも言えるかもわかんないですけど。やりきったでもなく、、なんなんだろうな。なんですかね。商品化までこぎつけたっていうのは、一つ山越えたっていう感じはありますよね。
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初めて自分の手でワインが出来上がる。どんな気分だったんでしょうか?地元の酒屋さんも店頭で販売して応援してくれたそうですが、Sawa Winesに併設されたショップでも販売を始めました。現在は赤・白・ロゼ・スパークリングがあり葡萄の種類別でラインナップされています。
ショップではワインだけでなく、ワイン用の葡萄の実で作ったジャムやワイン塩なども販売しています。ワイン制作の過程でできるオリを活用して、以前番組にもご登場いただいた川島屋さんと共同開発でパンを作ったりもしたそうです。そして山本さんはこんな夢も描いています。
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山本さん:もう本当4、5年前まで千葉県に一軒しかワイナリーさんがなくて。千葉県は本当、海の幸山の幸本当食材は恵まれてて、日本酒もあり、焼酎もありなんですけども、ワインだけがあまりなくて。でもこの数年で結構あちこちにワイナリーさんができて。これからも設立を計画している人たち何人かいるんですね。結構いっぱいできる千葉県になるんですよ。なので、千葉県のワイン文化、これからできてくると。そうすることによって千葉県のワイナリーさんたちこれのつながりで千葉県のワイナリー協会じゃないですけども、そういったこともできて、お酒文化の一端を担えるようになれればいいなと思っています。
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今年仕込んだワインはこれから醸造に入るわけですが、ちなみに23年ものは大変出来がよかったということでおすすめだそうですよ八街のSawa Wines直営ショップは基本的に週末のみの営業です。扱っているワインの種類や在庫など詳しくは公式サイトでご確認ください。
2024/11/15 UP!
房総半島は「関東で一番遅い紅葉」を楽しめる場所と言われているんですが、KOUSAKUさん、紅葉の名所といえばどこが思い浮かびますか?養老渓谷はいかがでしょうか?
全国的にその名を知られる「養老渓谷」は、紅葉はもちろん、房総随一の温泉郷としても有名です。今日は秋の養老渓谷を存分に楽しめる日帰り温泉施設をご紹介します。
養老渓谷は、房総半島のほぼ中央、大多喜町粟又から市原市朝生原を流れる 養老川によってつくられた渓谷で、豊かな自然や点在する滝が美しい癒しスポット。さらに、「房総の奥座敷」とも呼ばれ、渓谷沿いに多くの温泉宿が集まっています。そんな温泉を日帰りで楽しめるのが「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」。まずは店長の梅田美夢さんに、こちらの特徴をおききしました。
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梅田さん:滝見苑という旅館がありまして、そちらのオーナーが2005年に日帰り温泉の施設として作りました。養老渓谷の温泉で代表的なのは、黒湯なんですけど、ごりやくの湯では黄色みがかった透明なお湯になってます。で、アルカリ性が強くて炭酸水素ナトリウム泉なのでとろみが強く、美肌効果があると言われております。こちらの温泉では、地下の井戸20mのところから源泉が湧き出ています。加温はしてるんですけど加水はしておりません。
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2005年7月にオープンしたこの施設。粟又の滝のすぐ上にある秘湯の宿・滝見苑の離れ湯として、さらに800mのぼった川沿いにあり、四季折々の美しい景色を楽しめる露天風呂や内風呂、サウナなどを備えています。先ほどお話にもありましたが、この地域は黒湯というコーヒー色の温泉が多いのですが、ここの泉質はPh8.0のアルカリ性。アルカリ性のお湯は一般的にお肌がすべすべになる美肌の湯とも言われます。滝見苑に宿泊されるお客さんも散策がてらこちらのお湯も楽しんでいかれるそうですが、日帰り利用は、どんな方が多いのでしょうか?
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梅田さん:ドライブに来られた方とかと、あとバイカーの方が多いですね。夫婦の方もいらっしゃいますし、男女の若いグループ、それから男性の方のグループも結構多く見られております。去年でしたら、11月の後半から12月の中旬まで(紅葉を)見ることができました。多分、今年もそのくらいだろうと言われています。養老渓谷の紅葉は朝と夜の冷え込みが激しく、日中との寒暖差があるので、赤や黄色の色がとてもきれいに見えるのが特徴です。この紅葉を楽しみに全国各地からお客様がご来館になります。施設の近くに川が流れており、そこの付近にも色鮮やかな紅葉が見えるので、露天風呂からもそれが見えるので、それを皆様楽しみに来られます。
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朝晩の気温がぐっと下がり、昼間との温度差が大きいため、さらに鮮やかに色づく美しい紅葉を楽しむために全国からファンがやってくるそうです。都心からも近いということで、ドライブやバイクのツーリング、さらには風情ある小湊鉄道などを 利用してたくさんの方がこの地を訪れます。
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全国的にも有名な養老渓谷の紅葉を温泉とともに楽しめる日帰り温泉施設「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」には湯上りの休憩場所もあって、美味しい食事も楽しむことができます。どんなメニューが人気なのか聞いてみました。
梅田さん:こちらの施設では、ごりやく食堂という食堂がありまして、11時から16時半の間で2時から3時まで休憩があるんですけど、その中でおすすめの食事は「うなとろ定食」という、台湾産のうなぎを使った簡単なうな重とあと冷やそばがついています。で、それにうなとろのとろはとろろでそばにかけて食べられるようになっております。こちら結構ボリュームが多いので、若い方にとても人気です。一番人気のメニューは「ごりやくそば・うどん」というメニューです。こちらは縁起のいいものをのせたそばとうどんになるんですけど、具材は揚げもち、いなり、かまぼこ、わかめが乗ったものになります。で地域の野菜も使っているので、近くの畑で採れた新鮮な野菜が載っているのも特徴です。
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そして人気1位のごりやくそば、うどんに入る野菜は旬の地元野菜。これからの時期はかぼちゃがおいしくなってくるんじゃないか、ということです。そしてもともと自然が大好きでこのお仕事につかれた梅田店長に、養老渓谷の魅力についてきいてみました。
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梅田さん:紅葉シーズンや春の桜が見える季節はとてもお客様が多く、開店は10時からなんですがと開店待ちをしていただくお客様も多いです。私は自然が大好きで、滝によく行くことが多く、ごりやくの湯の裏には金神の滝という滝があり、近くには粟又の滝という有名な滝があります。春は桜、夏はと新緑と秋は紅葉で、冬は夜遅くまで残ると星空がとてもきれいに見えるので、私は星も好きなので、すごく景色がとても気に入っています。
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こちらの施設ではレンタルサイクルを行っていますので、歩く方が大変な方や遠出したいという方にちょうどぴったりです。レンタルサイクルの限りがあるので乗りたいなと考えているお客様は事前に電話していただければと思います。
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ごりやくの湯の近くには、「養老八景」に数えられる景勝地・金神の滝のハイキングコースも整備されています。さらに、電動アシスト自転車のレンタルもあるということで、ここを拠点に養老渓谷を巡り、温泉でゆっくりと汗を流す、なんて過ごし方もおすすめですよ。ゆったりと一日過ごせるごりやくの湯。例年12月中ごろまで楽しめるという紅葉をお湯に浸かりながら堪能してくださいね。「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」の定休日は水曜日、営業時間は午前10時から午後6時が基本です。詳しいことなどご確認のうえ、ぜひお出かけください。
2024/11/8 UP!
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千葉県は新鮮な海の幸が豊富で、もちろん、美味しい水産加工品もたくさんあります。みなさんは「天草=てんぐさ」ってご存知でしょうか?
ところてんや寒天の材料になる海藻のことですが、この「天草」実は千葉県でも結構水揚げされているんです。今日は、全国でも数少ない「天草を扱う問屋さん」の一つが、館山にオープンした美味しいスイーツを食べられるカフェをご紹介していきます。
館山市にある洲崎灯台の袂では、寒天やところてんの材料となる海藻・天草漁が盛んで、全国有数の天草の産地です。そんな館山に純国産に拘る天草のブランド「にっぽんてんぐさ」を展開する株式会社おがたの倉庫と工場があります。その一角に昨年、天草を使ったスイーツを楽しめるカフェがオープン、話題になっているんです。まずは社長の小形勇介さんにあまり知られていない寒天業界のお話を伺いました。
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小形さん:創業80年近く。天草と寒天の卸しを行っております。私で三代目になります。32歳になって今の会社に入りました。それで一昨年、代替わりをしました。まず国産天草なんですけれども、十年前は400tから450tで推移したんですけれども、ここ数年200t以下の水揚げ量になっております。それで回復の今見込みがないような状況なんですけれども、まあ、そういった国産天草の減少の状況と令和元年の台風で倉庫の一部に被害を受けました。で、その直後、コロナが始まりまして、会社の売り上げとしては3割ほど売り上げが落ちてしまいました。そういったところから2023年、一般の方にあんみつやところてんを届けたくて「TATEYAMA1093」というお店をオープンして、天草や寒天の価値を、若い方々をはじめ皆様にお届けしたく今頑張っております。
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「TATEYAMA1093」は昨年オープン。(1093は 10=ten、9=く、3=さ(ん)、てんぐさの語呂合わせなんですね)通りから少し奥まっていて、知らないと行きにくい場所にあるんですが、営業日には駐車場がいっぱいになり、行列ができるほどの人気ぶりなんです。実は、ここ数年、千葉県産の天草が注目を集めるようになってきたそうです。それは一体なぜなんでしょうか?その理由を伺いました。
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小形さん:天草の二大産地と言われてたのが、伊豆諸島と伊豆半島の天草です。で、こちらは硬さと弾力が共にある産地でブランド天草として入札会を開くともう最高価格が出るような産地でした。ここ数年、かなり、二大産地の数量が減ってきて、それで千葉県がこの海水温とか栄養の状況が良かったのか、ここ4、5年ぐらいでかなり水揚げ量を増やして、今、全国の水揚げ量の約4割を占めております。まだ伊豆諸島や伊豆半島の高値には届かないんですけれども、まあ年々千葉県の天草が再評価されてまして、この滑らかな食感とか弾力こういったものがお客様からええ強く要望されております。今、本当に全国のお客様から千葉県産の天草がないかということでお問い合わせを受けているんですけれども、千葉県産も少し数量が落ちてきてしまっているので、うちの方では大切に供給をしています。
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株式会社おがたの本社は東京にありますが、もともと館山に倉庫や工場、天日干しの場所などがあり、千葉県産の天草の良さをアピールできる場所をここに作りたい、と思われたそうです。
昨年一般消費者に向けてオープンしたカフェ「TATEYAMA1093」は、SNSなどで情報が広がり、開店待ちが出るほどの人気店になっています。どんなメニューなのか、小形社長に教えていただきました。
小形さん:うちのメニューの特徴としては、千葉県産天草100%で作っている寒天です。千葉県産天草で作っている生寒天は、滑らかで弾力もあって、ただあの硬さが出にくくて、多少離水してしまうというところが弱点なんですけれども、前日に、天草から煮出して作って、で、もう1日2日で販売をしてしまうということなので作りたてを楽しんでいただけるものになっております。作りたては本当にこう滑らかで弾力もあって、しっかりこの寒天の中に水分を抱えているので、舌触りとか、そういう歯触りみたいなところが、やっぱり日持ちをさせている寒天とは違うのかなと思います。ねっとりと言いますか、なかなかこの皆さんのイメージする寒天、生寒天とはちょっと違うのかなと思います。
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ということで、この番組収録のスタジオに、できたばかりの100%館山産天草で作った寒天入りのあんみつを、小形さんが届けてくださいました。試食した2人は「海を感じる寒天」の弾力に感動していました。しっかりした歯ごたえの寒天でできたあんみつは他のお店のものとは一味違うようです。
さらに、スタイリッシュなお店や、商品のデザインについてもお話を伺いました。
小形さん:一つはこのお店を目的地にしたいというのがあるので、まずたくさんの方に来ていただいて、私たちの思いというのを、このお店と商品を通じてあの知っていただけたらと思っています。それで、ここだけでなく、この「TATETAMA1093」を拠点にして、都内の催事の方に出店をして、この千葉県産天草の素晴らしさと価値を多くの方に知っていただくあの機会を設けられたらいいなと考えております。カップに入れてる、今「さらし天草」を販売しておりまして、お店やインターネットで購入することができます。
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丁寧な作り方レシピもついてますので、お子様と一緒に楽しんでご家庭で作りたての生寒天を楽しんでいただけるかなと思います。千葉県産天草の素晴らしさを知っていただければと思います。
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館山のお店を拠点として、ネット通販や期間限定の出店にも力を入れていきたいという小形さん。寒天は、腸内環境を整える、活発にする、2種類の食物繊維が含まれているヘルシーな食材としても注目されています。さらに満腹感が得られるので、カロリーコントロールや食べ過ぎ防止に役立ついいことづくめの食材。お店で作り立てを食べるのもよし、通販で材料を購入してお家で食べるのもよし。あんみつや心太(ところてん)で「にっぽんてんぐさ」の美味しさを ぜひこの機会にお試しいただきたいと思います。
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