三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第116回 勝浦朝市

2022/9/23 UP!

今回は外房、勝浦の朝市です。

まずはその成り立ちについて 朝市の会の会長をされている江澤修さんに伺いました。

江澤さん:朝市の会の会長してます。月の半分、1日から15日までが下本町通りの朝市です。16日から月末までが仲本町通っていうところで朝市をやっております。だいたい平日ですと、やっぱり20〜30件程度ですかね。土曜日、日曜日になりますと30〜40軒出ると思います。ちょうど今年で431年ですかね。冬は温暖ですし、夏は涼しいっていいますか、暖流と寒流がぶつかり合いますから、魚が豊富に捕れるっていうことで、結構朝市が発展してきたと思います。昔からですね、お城が七つあったって言われております。一応、勝浦は城下町ですから、正木さんっていう方のお姫様が徳川家康さんの側室で「お万の方」と言いまして。御三家の二家ですかね。紀伊家と水戸家を作ったと、水戸黄門さんのおばあさんにあたります。

勝浦の朝市は、安土桃山時代の天正19年(1591年)、 勝浦城主だった植村土(うえむらと)佐守(さのかみ)(やす)(ただ)が農水産物の流通を目的として開いたものと伝えられています。海のものと山や里のものの物々交換、これが朝市のルーツですね。当時は毎日開催されていたそうですが、現在は毎週水曜日と1月1日がお休みになっています。

430年もの歴史が続く勝浦の朝市、今はどんな雰囲気なのでしょうか?

江澤さん:

やっぱりものを作ってプライドを持って、美味しいものを提供してますから、朝早くからずらっと並んじゃう方もいますね。野菜、トマトなんですけど、他にもトマト売っている方多いんですけど、あるお店は美味しいってことで、地元の方がずらっと並んじゃってくるものを待ってるっていうことですよね。来ると周りの人が手伝ってあげるっていう、そういう風なことになってますけど。最近マルシェというのをコラボして、いま朝市でやってるんですけど、近隣の方だけじゃなくて、銚子の方からだとか、東京だとか、木更津、館山、鴨川とか、遠い方からも結構参加してくれております。若い人たちが入ってきてくれてるっていうのは、すごくこれから先いいんじゃないかなと思ってます。活気も出てきてましたし、人もかなり増えてきてます。コーヒーとか手作りの雑貨屋アクセサリーなどの販売をする人たちが集まっているマルシェとのコラボは2019年からスタートし、現在は毎月第2・第4日曜に、昔から並ぶ地元の方たちのお店に混ざり会場に賑わいを添えているそうです。こちらは1日の出店料が1000円という敷居の低さもあっていろいろなところから最大20軒もやってくる日もあるそうです。そして第2日曜日には、「())マーケット」も行われていて、新しいお客さまも増えているようですよ。10月は地元のJAXA勝浦宇宙通信所の「はやぶさ2」サンプル展示 と合わせたイベントを計画しているんだそうです。

さて、日本三大朝市のひとつ 勝浦の朝市。

由緒ある朝市ですが、今までのやり方だけにとらわれるのではなく、 新しいことにもいろいろ挑戦していらっしゃるんです。

ぜひお買い物したいけど、なかなか現地に行けない、そんな方の為にライブ配信を見ながらリアルタイムでショッピングを楽しめる「朝市買い物代行サービス」が人気なんだそうです。朝市の会 江澤会長のお話です。

遠くのほうの方で来られないっていう方は、ネット販売見て、これが欲しい、あれが欲しいって言って申し込む方が最近すごく増えてきました。新鮮なものっていうのは、画面を通してでもわかると思うんですよね。朝とれてきたものが置いてあるとかね。やっぱりこれが食べたい、あれが食べたいっていうように、申し込みがすごく最近増えてきたと思います。これはどういうふうに食べるんですか?とかって質問もあるし、こういうことをしたら美味しく食べられますよとかって、いろんなお話が聞けると思うんですよね、ライブ配信の中でね。あと朝市の中に、IT関係を使って、皆さんスマホを持っていると思うんですけど「どこからこうやって来てくれてるかな」とか、「何時にお客さんがいっぱいくるんかな」とかって、そういう調査もしてます。

リモートで購入した商品の代金にクール便を含む手数料を払うと家まで届けていただけるので、これはうれしいサービスですよね。いまのところ、毎月第2と第4の土曜日の朝市で開催しているとのことです。そして、浴衣でゆっくり夜市という企画も、とても面白そうですね。勝浦に泊まって楽しみたいです!       最後に、江澤さんに勝浦へのお誘いの言葉をいただきました。

江澤さん:カツオはもうそろそろ三陸から今度さんまのおいしいものを食べてきますから、脂が乗って戻り鰹っていうのがすごく美味しくなってくると思います。10月過ぎだと思いますけど。勝浦にはですね、一年通してイベントがたくさんある街ですから、これから今年はお祭りは中止が多いんですけど、ひな祭りが20何年もうやってるんですけど、またいろいろ控えてますんで、ぜひ皆さん遊びに来てください。

新しい世代のアイディアもとりいれながら、今も続く勝浦の朝市、お正月と毎週水曜日を除いて、朝6時半頃から11時頃まで開催しています。月前半と後半で開催する通りが違います。番組ブログに勝浦市観光協会HPのリンクをはっておきますのでご確認の上、ぜひ、お出かけになってみてください。脂ののった美味しい戻りガツオもぜひ、探してみてくださいね。

代行サービス

https://marusenllc.com/

勝浦朝市

https://www.katsuura-kankou.net/asaichitop/

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