2024/1/5 UP!
来週月曜日は成人の日。2022年から成人の年齢が18歳に引き下げられ、現役の高校3年生も「成人」なんですよね。そこで今回は現役の高校生たちの活躍に注目。
千葉県発祥の企業「山崎製パン」の人気商品の開発に、県立商業高校生が携わったんです!そのプロジェクトをご紹介します。

今回ご紹介するのは、県内の商業高校生が企画・開発に携わり、1月1日から販売されている「ランチパック」です。ランチパックと言えば、市川市で創業し、県内にも工場がある「山崎製パン」の人気商品ですよね。今回、千葉県誕生150周年記念事業の一環として、高校生と山崎製パンのコラボレーションが実現したそうなんです。まずは参加した商業高校を代表して、県立千葉商業高校の大川裕二先生に、この企画についてお話しいただきました。

大川先生:今年、千葉県誕生150周年ということで、何かこの150周年を記念して、千葉県の商業高校生が商品開発ができたらいいなあっていうふうに考え、千葉県と千葉県の商業高校が加盟している「商業部会」という団体があるんですが、そこがコラボして商品開発を行うことになりました。で、その中で私たちだけではやはり商品開発って言ってもなかなか難しくて。千葉県で活躍している企業さんに協力していただいて千葉県と千葉県の商業高校とその企業さんで三者でコラボして何か商品開発をっていう流れになりました。で、その中で山崎製パンさんが協力しますっていう形で手をあげていただきまして、今回このランチパックの商品開発を行うというような流れになりました。

今回は、商品化に携わった高校の中から代表で千葉商業高校の方々にお話を聞いていますが、県内にある商業高校から他に「銚子商業高校」「東金商業高校」「君津商業高校」の合計4校、48名の学生さんが参加していろいろ協力しながらつくりあげたそうです。
気になるのはその味、実際に味を提案した千葉商業高校3年の細井智仁さんに説明していただきます。
細井さん:私は今回ポップという店頭の販促物を担当させていただいたのですが、その他にそのランチパックの味を決める際に、グループで話し合って「チーバカレー」というカレーの味が選ばれる形となりました。チーバカレーっていうのは千葉県産のものを使ったキーマカレー。「千葉県」×「キーマカレー」で「チーバカレー」です。カレーの中身には千葉県産の豚肉や野菜などの食材が使用されています。試食は2回ほどさせていただいて、一回目のときはまだ確定していなかったので、今まで山崎製パンで販売されていたカレーの味がこんなんだよっていうのを食べさせて頂きました。11月頃にこの千葉カレーが販売するよということで決定したランチパックを食べさせて頂きました。そうですね。やっぱり食べた時にあ、自分の味が採用されたんだっていう実感と、あと達成感がありました自分は認めてもらえるっていう自信を持って、このランチパックを販売したいと思います。

自分が考えた味がお店で売られるというのは、自信にも繋がりますよね
そしてもう一つの味は、千葉県の名産・さつまいもを使った「千葉県産さつまいも&はちみつバター風味」。千葉県産のさつまいもペーストとはちみつバター風味のクリームをサンドしたもので、校内でアンケートを実施してランキング1位となった味も、商品化しました。

スタジオには県内の商業高校生と山崎製パンのコラボで完成、1月1日から販売されている2種類のランチパックがスタジオに届きましたので早速試食させていただきました。

このプロジェクト、新しい味の提案・開発だけではなく、商品まわりの他の部分でも高校生のアイデアが生かされているんです。具体的にはどんなことをしたのか。千葉商業高校3年生の及川和心さんに伺いました。
及川さん:私は全体のリーダーとイベント企画のリーダーを務めておりました。私自身、マーケティングに興味があって千葉商業高校を選んだので、実際このような社会に即したようなビジネスを体験できるというのはとても嬉しく思っていて、また大変なことや社会の厳しさを知ることもできたので、これからの、社会人になってから生かせるような経験がさせてもらえたと思っています。企画を山崎製パンの方に提案させていただいた時に、多くの改善点をいただきました。そういった点で、私たちの案がうまく通らないような厳しさを知ることができました。
実際のビジネスは、教科書や授業ではカバーできない事が当然たくさんあります。山崎製パンの方も、高校生にしっかりビジネスの厳しさも示してくれたんですね。ビジネスパートナーとして

実は、味の開発だけでなく、他にもさまざまな形で学生のみなさん参加しているんです。
伊藤さん:POPの方を担当させていただきました。POPとは小売店の店頭プロモーションで使われる広告のこと。その他の販促物としてのぼりや商品棚から立体的にでる案内表示板だったり、店内の床に貼る誘導シールのような物を考案しています。
小川さん:イベント企画の方を担当させていただきました。販売する売り場で福袋だったり、あとはその小売店の方にご協力していただいて、店内放送を流させていただいたりと。企画でお客様に来ていただけるように考案しました。はい、私は今回のこの発売される2種類の味が、千葉県誕生150周年記念事業として参加させていただいたので、それぞれの味が150万個で合わせて300万個。売れたらうれしいなと私は思っております。
150周年で二つのメニューで300万個とは夢が大きくていいですね!
山崎パン ランチパック「チーバカレー」と「千葉県産さつまいも&はちみつバター風味」は千葉県を中心に関東地区のコンビニやスーパーなどで販売中です。チーバくんがデザインされているパッケージを目印にぜひ探して、召し上がってみてくださいね。
https://www.lunch-pack.jp/collaboration/20231202.html