2024/1/12 UP!
いちごがまさに旬を迎えています!千葉県は全国有数のいちごの産地ですが、これからは「いちご狩り」で賑わいます!楽しいですよね、いちご狩り。
県内には120箇所ものいちご狩りスポットがあるんですが、今回は東庄町にある「磯山観光いちご園」で人気の、「いちご狩りと、+α」のお楽しみもご紹介します。
千葉県の北東部に位置する東庄町。町を走る国道356号沿いは「いちご街道」とも呼ばれ、寒暖差で甘くなるいちごを求めて多くの方が訪れるこの町に「磯山観光いちご園」があります。コロナ禍ではお客さんが激減した時期もありましたが、昨年あたりから少しずつ回復しているそうです。まずはこちらの代表、磯山康文さんに、園について伺いました。

磯山さん:私の父親の方が47年くらい前にいちごをはじめまして、だいたい40年前くらいから観光として営業しています。直接お客さんの顔も見れますしやっててやはり楽しいからですね。はい、美味しかったよとか笑顔を見ると、やっぱりやりがいを感じます。うちの方では4種類栽培してまして「アイベリー」「紅ほっぺ」「もういっこ」「ふさの香」4種類やっております。まず「ふさの香」、千葉県の品種になりまして、あと「アイベリー」に関しては結構古い品種なんですけども、酸味と甘味バランスよく大きくなるイチゴはかなり大きくなります。

アイベリーは中にはニワトリの卵ぐらいの大きさになる、粒が大きくなる品種で、栽培が難しくて、希少品種といわれいますが、東庄町にある6つのいちご園ではアイベリーを作っているんです。
磯山観光いちご園は、入園料を払ってハウスに案内されるんですが、そのハウスは、園の方が見極めたその日いちばんおいしい状態のイチゴが実っている場所。どの種類にあたるのかはいちごの出来次第なんだそうです。いちご狩りのシーズンはこのあとの気候にもよりますが、例年ゴールデンウィークあたりまでだそうです。そしてシーズン終了前に、もう次の年の準備が始まるんですが、いちごの栽培について教えていただきました。

磯山さん:ちょっとやはりいちご植えるにあたって、その苗を作らないといけないので、どうしてもやっぱり4月頃から苗木を育て始まって、夏場の時期がどうしても病気が出やすいので、そこの管理が一番重要だと思います。植えるまでの管理がイチゴの出来栄えの7、8割になってくるかなと思います。ハウスの中ですし、45度位は行くかなっていう感じですね。苗を購入します。そこから夏場に増幅させてだいたい百倍近く増幅させます。うちの方の栽培方法は3種類ありまして。従来の「土耕栽培」・・従来のうねを作って土耕栽培と、あとは棚になってまして「溶液土耕栽培」っていう高設栽培、であと「水耕栽培」と言いまして、水が流れてそこに溶液養分を流して栽培する3種類やっております。
高設栽培ってしゃがまずに獲れる高さにあるので、車椅子の方とか小さいお子さんでも楽にいちご狩りができていいですね。磯山観光いちご園では、車椅子が通れる幅を確保して楽しんでもらえるようにしています。最近、県内でもそういった誰でも楽しめるいちご園が増えてきているようです。
今日ご紹介している東庄町の磯山観光いちご園からスタジオに大きなイチゴが届きました!
美味しくいただきましたよ!

いちご狩りでは、大きさや形、どれが美味しそうか探すのも楽しみですが、どんな状態のいちごを選ぶといいのか、磯山さんに教えていただきました。
磯山さん:えっとね、いちごが呼んでますね。(笑) イチゴの色付きなんですけども、やはり日光がちゃんと綺麗に当たってる方が綺麗に色付きもつきますし下からだんだん色が付いて来まして。最終的にヘタの間近まで色がつきます。そうすると完熟いちごということで、おいしいいちごが呼んでいるような感じになります。なので、やはりいちご狩りはそこが一番醍醐味かなと。かなり完熟したのを食べれるっていうのは魅力かなと思います。
そしていちご狩りだけでなくこちらでは+αがあるです。
磯山さん:大きい休憩所を完備してまして、スイーツ、ソフトクリームとか削りイチゴいちごシュークリーム、その他に、あと体験コーナーとしてパフェ作りといちご大福作りをやっています。イチゴ狩りやった後にやる方がほとんどなんですけど、よく食べれるなって言う感じで、やはり小さいお子さんとあと女性の方、若い女性のかたが多い感じです。一人でいらっしゃる方もかなりいらっしゃいます。男の方の方が多いかなと。あと、本当にいちごを好きな方でウチは食べ比べをやっていないので「アイベリー」を食べた後に「紅ほっペ」も食べたいな~っていう方は、2回お金払って入る方も、稀にいます。

イチゴを使ったスイーツが食べられる休憩所と、自分で作って楽しむこともできるなんて、イチゴ好きにはたまらないですね!いちご狩りでお腹いっぱいになってても、別腹で入っちゃいそうです。
スイーツカフェでは10種類以上のいちごスイーツを提供していて、定番の人気メニューに加えて今年から始まったものもあるんです。例えば「もみもみシェイク」。スイーツカフェでダントツ人気の「いちごソフト」に、更に手作りいちごソースをたっぷりかけたもので、袋の上からもみもみして混ぜて、お好みの固さにしてからストローで飲む、贅沢なNEWスタイルのシェイクだそうです。その他、磯山観光いちご園オリジナルのドライいちごを浮かべた香り豊かな「ストロベリーティー」などを、リニューアルしたばかりの、ブーゲンビリアが咲く、暖かくて広い休憩所でいただくことができるんです。

最後に磯山さんにいちご狩りでの美味しいいちごを見つけるテクニックを一つ伝授していただきました。

いちご狩りでハウスに入ったら、入り口側ではなく、まず一番奥まで行ってそこから美味しそうなイチゴを探すのが良いいちごに出会えるコツ!みんな入り口近くから食べちゃうからなんだそうです。ぜひ、お試しください。