2020/7/31 UP!
第4回目は木更津市を取材しました。木更津市の内陸側、真里谷という地域にブルーベリー農園をされている農家さんが集まっているところがあります。これはエザワフルーツランドを中心に広まっていったものなのだそうです。エザワフルーツランドの江澤貞雄さんにお話を伺ってきました。
昨年の台風で、ブルーベリーの木自体に被害は少なかったものの、農園に続く道や農園の周りの木々が倒れてしまい、通れなくなってしまっていました。その状態を見たときは呆然としたそうです。今年の開園に間に合うように準備を進めていました。取材時はまだ作業の途中でしたので、ブルーベリー畑にはいることができませんでした。
江澤さんのブルーベリーの育て方はシンプルです。植えて根付いたら水やりもせず、農薬も使わずに育てる。いわばど根性栽培。でも、長年農薬を使わないということを守っているのは実は結構大変。でも、そのおかげで、摘み取ってその場で食べられる美味しいブルーベリーができるわけです。
今、新型コロナの影響で、海外旅行や遠いところへの旅行が難しいことになっています。江澤さんは、木更津市内の皆さん、県内の皆さん、海外旅行にたくさんのお金を使ったと思ってブルーベリー園にきてくださいとおっしゃいます。これだけ美味しいものを食べたり、森の中でゆったりとした時間を過ごすことはきっと海外旅行にも匹敵する素晴らしい体験になるといいます。農園は広いので密にもなりません。もっと木更津にブルーベリーありということを認知してもらいたいと熱弁されていました。
エザワフルーツランドには園内でブルーベリージャムを作る体験ができたり、ピザを焼く窯があったりとお楽しみもあります。江澤さんのブルーベリーに対する取り組みはそれだけに止まらず、100%ブルーベリードリンクやブルーベリーのお酢、ゼリーなども作っています。このどれもが濃厚で、美味しさにパンチがあります!
江澤さんは近隣の農家さんにもブルーベリー栽培の方法を教え、地域でブルーベリーを盛り上げています。これは平成27年に千葉コラボ大賞として木更津市観光ブルーベリー園協議会が表彰されています。一切農薬を使わず、ど根性栽培で育った美味しいブルーベリー。もぎ取ったその場で食べられる贅沢をぜひ楽しんでいただきたいと思います。2020年は7月18日にオープンしています。