2020/8/21 UP!
御宿町での取材でした。今までは、直接ものを作られたり、作業されていたりしてらっしゃる皆さんの声を紹介してきましたが、今回は、御宿をはじめこの地域の皆さんの力を集めて新たな形、新たな力に変えていく、そんな仕事をしている方にお話を伺いました。
オール・ニッポン・レノベーションの代表で、インターネットのサイト、わかしおマルシェの運営をされている富樫泰良さんです。

東京出身の富樫さんですが、子供の頃から御宿と縁があり、何度も子供の頃にこの地を訪れていて、大好きになったのだそうです。
この地で、サーフボードや自転車のレンタルなどの事業を始めて間もなく、新型コロナウィルスの感染が日本を襲いました。そこで、外房の魅力を発信するサイトを作り、そこでおいしいものを買うことができるようにしました。そして、地元の猟師さんや海鮮を扱う店などに直接出向いて説明を始めたのだそうです。大きなネットサイトもショッピングモールも数多くある中で、熱心に足を運んで説明する富樫さんの思いに賛同した地元の皆さんが徐々に賛同し、参加し始めます。さらに、コロナの状況が厳しくなり、緊急事態宣言などで、人々の動きが完全に止まってしまった時、いろんなところから声がかかるようになりました。いいものがあるけど御宿や大原に人が来てくれない。だから物が売れない。どうしたらいいのか?海鮮だけでなく、フルーツや野菜農家など他業者も興味を持つようになってきました。
今回のコロナ禍は、作る方も売る方もかつて経験したことの無い不測の事態です。丁寧に作業を続けながら、今、御宿をはじめとする業者の皆さんとの絆が深まりつつあります。
放送では紹介できませんでしたが、富樫さんと、取引のある海鮮土産ものの店に立ち寄りました。


地元ではかなり有名はお店です。富樫さんはこの店にも直接話をしに出かけ、このお店の代表はその思いに感心したそうです。もちろん商売のためだけれど、この地の魅力をしっかりと発信していきたいという思いがよく伝わった。売り上げもしっかりしてきているので感謝もしているとお話しされていました。足を運んでしっかりとコミュニケーションをとり、発信し切れていない魅力とは何か?必要な工夫は何か、考えるのだそうです。

販売サイトの知名度はこれからまだ広がる余地があります。そんな富樫さんをはじめとするわかしおマルシェのみなさん。まさにミンナノチカラなのでした。
https://www.wakashio-marche.shop/