2020/10/23 UP!
水戸街道の要所である「松戸」市に、徳川家ゆかりの場所があるということで行ってきました。入り口からして、趣があります。



松戸駅を見下ろす小高い丘の上に国指定の重要文化財、水戸藩11代目・最後の藩主、徳川昭武の最後の家、通称、「戸定邸(とじょうてい)」があります。15代慶喜公の弟で、江戸幕府が続いていたら、次の将軍になっていた徳川昭武公は江戸幕府の使節団としてフランスにいかれたり、外交的な活動もされた方。
現在までしっかりと建物が残っているのは、見た目はシンプルですが、ものすごくいい材料を使っているということと、人の出入りがあったということが大きな理由なのだそうです。一時期は松戸市のこの地域の公民館として使われていたこともあったそうです。徳川のお屋敷が公民館とは恐れ入りました。





この戸定邸を中心に市内の史跡や自然についてボランティアガイドをされている「松戸シティガイド」の会長、宮部たかこ さんに お話を伺いました。

宮部さん、若い頃アメリカで過ごされた時期に培った語学力で、英語でのガイドもされているそうです。

松戸の駅近くの小高い丘の上あるので、天気が良ければ富士山を見ることも。富士山の方向の木は背が低くなっていて「関東の富士見百景」にも選ばれています。旧大名家の住まいがほぼ完全に残っている貴重な建物。日本庭園史における学術的な価値が評価されている戸定邸庭園とあわせてぜひお楽しみください。

◆松戸シティガイドのHPはこちら。