2020/11/20 UP!
今回は栄町の取材です。
ここでの特産品といえば人気が広まりつつある「どらまめ」ですね。今も龍神伝説が息づく栄町イメージキャラクターの「ドラム」にちなんだ名前なんだそうです。そのドラムも名前の由来はは龍神伝説のドラゴンから来ています。
今日はこの「どらまめ」について取材をしてきました。
「どらまめ」を使ったカステラやロールケーキ、焼酎など加工品もたくさんあって、町全体で盛り上げようと頑張っていますよ。「どらまめ」は品種でいうと「黒大豆」。
綺麗でしよね。美味しそうです。この黒大豆の生産のきっかけは、減反政策があるそうなんですが、今では「どらまめオーナー制度」などもあり人気となっているんです。まずは「どらまめ」にたどり着くまでのいきさつについて、地元農家の野村さんにお話伺いました。
「元々は平成10年に米の転換から始まりました。最初は数名。黒大豆が作れると言うのがわかって、仲間を増やしていった。いろんな野菜を試してきたが土地にあったものを見極めるのは大変。うまくいかない時もあったが、だんだん広がっていった。5年ぐらいかけて広まって、これだったらいけるかもと言うことで、私の場合は、オーナー制度で作っています。枝豆の味を知ってもらって美味しいと認知してもらう、皆さんに喜んでもらえると思って使っております。」
取材したこの日も、上の写真でもわかる通り、畑のオーナーになっている方が熱心に枝豆を取っておられました。ところが、全部は取らないというんですね。その理由は、時期によって味が違うからなのだそうです。旬が3つあるそうで、10月上旬「はしり」爽やか。中旬から下旬は「さかり」一番のおすすめ。10月後半は「なごり」味が栗に似てくる(?)この地域の方しか食べてない。オーナー制度の皆さんは、自分のベストのタイミングで収穫しているそうです。野村さんが好きなのは「さかり」と「なごり」の間あたり、だそうです。11月中下旬ではこの緑の枝豆が黒くなっていくのだそうです。不思議ですね。
黒大豆といえば、丹波の黒大豆が有名ですが、栄町の皆さんはチャレンジャーでありたいと思っているそうです。
オーナー制度で枝豆を作られている方の9割が翌年も作りたいと申し込んでいるようなんです。9割というのはかなりの数字だと思います。旬の美味しさを感じるには、栄町で食べないといけませんね。(今年の旬は残念ながら過ぎてしまいましたが)もう今から来年が楽しみになってきました。