2021/1/8 UP!
今回は、全国で最多タイ8つの道の駅がある市、南房総市に伺いました。
とみうら琵琶倶楽部の立ち上げから携わられた「観光カリスマ」(観光庁認定)でもある加藤文夫さんにお話を伺ってきました。


まだ「道の駅」という概念がないころ、地域の魅力を発信する場所を 開発しようと、当時は役所に勤めていらした加藤さんたちが取り組んでいた考えと国交省の「道の駅」構想が合致し、モデルケースのように出来上がったのが「とみうら琵琶倶楽部」なんだそうです!
その後平成の大合併で8つの道の駅が存在することになった南房総市。
「多すぎるのではないか」という声も出たそうですが、一つの道の駅のために作ったシステムが8つの場所で使えるなど、知恵の共有ができることを強みととらえ、南房総市ならではの「道の駅」づくりに取り組んでいます。
2019年秋の台風・大雨ではこのとみうら琵琶倶楽部も建物の崩壊や琵琶の木の倒木など大きな被害を受けました。そしてようやく復興に向けて動き出した春から襲ったコロナ禍。ミンナノチカラで難局を乗り切ろうと、いままた新たな道の駅の存在意義を感じていらっしゃるそうです。
「これからやっていくのには地元の方々に信頼されることが大事。そのためには地域とともに伸びるという思いを失いたくない」と語る加藤さん。
現在は市が運営している南房総いいとこどりというサイトを立ち上げ情報発信する一方、地元にお住いの方や農家さんにも気軽に立ち寄ってもらえる場所にしたい、と教えてくださった加藤さん。道の駅のみなさんの挑戦はこれからも続いていきます