三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第38回:茂原市

2021/3/26 UP!

今回は茂原市を取材してきました。

茂原市、日本における天然ガスの生産量が日本一らしいです。今のペースで採掘しても600年以上はもつぐらい埋蔵量があるそ愛なんです。チーバくんでいうと左肩のあたりに位置する茂原市。今回は、映画のワンシーンに茂原の風景をと頑張っている市役所の方のお話を伺いました。

2年ほど前から千葉もばらロケーションサービス事務局という部署が活動しています。映画などのロケ地探しで、問い合わせがあったときに、その要望に見合う場所を紹介したり、お手伝いをする部署です。茂原市役所 渡部智之さんに、実際には何本ぐらいこの2年で撮影があったのかなどについて伺いました。

「今まで100件ぐらい。映画やドラマ、再現ドラマ、ミュージックビデオなど。C Mでも使ってもらいました。いろんな要望があります。古い家、誰もいないところ、廃墟のビル、壊してもいいような建物など要望は多岐に渡ります。私は役所に入ってからいろんな部署にいたので、公用車でよく市内を走っていたので、景色はある程度わかります。知識を総動員して対応している、時には現地確認に行ったりしています」

渡部さんを含む3名が茂原のロケーションサービスとして活躍しています。東京からも近いことから、問い合わせは多く、部署ができてからの2年間でトータルの問い合わせは600件以上もあったそうです。有名な作品からほんのちょっとのシーンまで様々だそうですが、最近ではどのような作品が茂原の景色を取り込んでいたのでしょうか?

「映画「浅田家」のワンシーンや、「罪の声」などの映画の撮影がありました。ドラマだと「チアダン」。こちらの舞台は市内の中学校。今は廃校になっているのですが撮影当時はまだ学校がやっていたので、生徒たちと、俳優や制作スタッフとの交流もあり、よかったと思っています。最近だと「青のスクールポリス」藤原竜也さん主演。これら茂原で撮影したシーンがどのぐらいの長さ放送されているか、実は測っているんです。見ると思わず「お!映った!」って。たのしくやっています。」

茂原ロケーションサービスのホームページには、過去の撮影の一覧が掲載されています。今放送中のドラマもいくつか入っていますね。茂原市民の皆さんも、「あれ?これどこかで見たような景色や建物だな?」と感じたら、確認してみるといいかもしれません。茂原駅周辺のロケ地マップというものも公開されていて、こちらも茂原市役所のホームページからダウンロードしてみることができます。

マップ

ロケーションサービスでは、場所を紹介するだけでなく、地元の美味しいものの紹介もするラッキーなこともあったそうです。

「青くて痛くてもろい(吉沢亮、杉咲花 2020年夏公開) という作品の撮影で、撮影の合間に地元のオリジナル餃子のネギっぺ餃子を差し入れたんです。みんな美味しいと食べてくれました。数日後、村祭りのようなシーンのところでネギっぺ餃子にお呼びがかかり、屋台の店として映画のワンシーンに映ることになりました。スタッフ側が店ののぼりまで作ってくれたんです。これは茂原にとって快挙です。差し入れしてよかった。栄冠ですね(笑)」

この餃子、形は小さいお饅頭のような形なのですが、味は全国の自治体などが、魅力をアピールする「第5回全国ふるさと甲子園」で、グルメ部門で1位を獲得するほどの実力派。撮影スタッフが美味しいと絶賛するのもわかります。

毎日のようにある問い合わせに、この仕事に携わって、より茂原のことを細かく知ることができた渡部さん。もっと面白い場所、ロケだけでなく、写真撮影に素敵な場所もたくさんご存知とのことです。茂原市役所内の千葉もばらロケーションサービスに問い合わせると、教えてくださるそうなので、気になる方はホームページをぜひご覧ください。

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