三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第44回:八千代市

2021/5/7 UP!

今回は八千代市を取材です。

東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅前にやってきました。

こちらは京成バラ園もより駅となっていまして、花の季節になると薔薇の花を楽しみにされている方が訪れます。駅から徒歩15分ぐらいのところにバラ園があります。

駅の改札を出て、駅前広場に目をやると、今の時期、綺麗なバラがかなりの数咲いています。

今回の取材は、駅前の広場や京成バラ園に続く道沿いに薔薇を植え、管理、育成をされている皆さんについてお話を聞いてきました。

東葉高速鉄道・八千代緑が丘駅の北口駅前ロータリーの中心を囲むエリアには200本ものバラが植えられていて、花の季節には、赤、黄色、白などいろとりどりのバラ駅を利用する人を迎えてくれているんです。ちょうどこれからが満開を迎えるシーズンです。

この「八千代緑が丘駅前バラ園」は、日本一の駅前バラ園を目指す 「八千代 花と緑の応援団」というボランティア団体の皆さんの活動によって育成、管理が行われています。京成バラ園の技術指導を受けて愛情を持って育てていらっしゃいます。「八千代市=バラのまち」と実感できるまちづくりに取り組んでいるそうです。

八千代花と緑の応援団、事務局長の濱野俊輔さんにお話を伺いました。

「この駅前に薔薇を植えようとなったのは、地元商工会議所の「やる気塾」という青年の方たちがスタートしたのが始まり。皆さん、10名の方々、若かったんですけど、まあ、だんだん年を取られて、家庭の事情だとか、転居だとか、転勤だとか、諸事情でだんだん少なくなりましたけど、最後は、1人、代表だけになられたと言うことで、地元のみなさんに手伝って欲しいと、自治会等に要請がありました。たまたま私がが、当時自治会長をやってまして、その時は最初、もうできないから市に(薔薇が植えてある場所を)返そうという話があったんですね。あの市の土地を借りてましたんでね。もう手に負えないと。そのまま返すの、残念だなと思って皆さんに、お声をかけたんですね。そうしたところ16人の方が、一緒にやろうじゃないかという手を挙げられましたので、心強く思いました。そこから復活していったんです。」

一時は無くなるかもしれなかったんですね。

最初の頃のエピソードを話してくださいました。

「最初は数名で。 多くはリタイヤ組ですからね。夜、酒を飲んではいろんな話してて、なんかやることないかなっていう、、、いや、実は自治会にこういう話が持ち込まれてね、バラ、あそこをなんとかしなくちゃ。バラはいいなあという話になる。あの駅の北口だけでは、物足りないから、あそこのバラ園までもバラが1本もないぞと。バラが1本もないバラ園までの道っておかしいんじゃないの?北口をバラでいっぱいにしたら、その次はバラ街道作ろうよ。という話からスタートしてるんですよね。その飲み仲間には私を含めて、言い出しっぺでここまで仕掛けてきたんだから、もう最後まで責任もって、若い人に引き継ごうよと、それまでへこたれるなと言う気概でやってますよ。で、ここまで来たらですね。市の方も前向きになっていただいてるんで。頑張っていきたいです、なんとかね。2年半前ですかね。チームを立ち上げて、まあリフレッシュしたと言うことです。」

なんと前向きな話し合いなんでしょう!

そして、盛り上がっただけでなく、実際に行動を起こして今では毎月第3土曜日を中心に作業を行っていらっしゃいます。雑草とりや水やりなど、それこそ育成のプロの京成バラ園の皆さんに育成の指導をいただきながら活動をされています。

京成バラ園までの道、改札を出たところからすぐにバラでお迎えしようという「八千代 花と緑の応援団」の皆さんの思いは、今、まさに大小様々な花を咲かせて訪れる人を迎えてくれています。

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