2021/5/14 UP!
今回は柏市の取材です。
ウラカシという地域をご存知でしょうか?
柏駅のほど近くにあるエリアなんですが、「ウラカシ」では、お店のご主人など現役世代の皆さんが、色々と盛り上げイベントなどをやっていて、今、注目を集めています。具体的には柏3丁目、柏駅の東口を出て7分ほどあたりだそうですが、「ウラカシ100年会」の代表、自らもウラカシでセレクトショップを営んでいる田中庸介さんにお話を伺いました。
田中さん

「1990年代後半に柏駅の中心部から離れた場所で、フリークスストアというセレクトショップがあるんですけれども、そこの柏店が誕生して、その近辺に古着屋さんを中心とした。都内からの出店が相次いだという場所がウラカシ。という風に名付けられたんですけども、じゃそもそもウラカシなんだった?って時に、当時ギャル文化が渋谷で起きて、東に位置する柏は「東の渋谷」と言われまして、その時のこの地域のネーミングもなかったので、渋谷、原宿、原宿の裏原→裏原 柏だからウラカシ、そういうような感じで、かしわインフォメーションセンターを中心としてウラカシっていう名前が付けられたっていうような流れですね。」
ウラカシ100年会には、飲食店、雑貨店、ファッション店などさまざまな店が参加して、エリアを盛り上げるためにイベントも開催しています。今はコロナの影響でお休み中ですが、また落ち着いたら再開していきたいと考えているそうです。どんなイベントをやっているのでしょうか?
「われわれウラカシ百年会は エリア型といって別に通りを限定している訳でもなく、何か催すイベントをやるっていった時に、その通りだけじゃなくていろんな場所でイベントやったりとかっていう会なので、要はエリア型商店会になっています。食のイベントだったり、肉フェスだったりとか。そこの中にウラカシ何なにっていうネーミングをして、ウラカシ動物園とか子供たちが遊んで食べて、親御さんたちが楽しんでいただけるようなイベントやったりしますね。えっとウラカシ動物園って銘打ってフクロウ。

10羽ぐらい呼んでですね、いろんなフクロウを。そこでフクロウと戯れるイベントで、

そこをそもそも肉フェスの中のウラカシ動物園っていう部分もあったので、肉だったらなんでもいい、ワニの肉だったりとか、牛肉以外だったり、いろんな肉を集めた集合した肉フェスとかやってますね。」

お話を伺った田中会長は40歳代ですが、とにかくノリがいいんです。かといってチャラチャラ軽いわけでもないんです。ご出身は千葉県いすみ市で、大学の時に柏に来られて、そこで柏のまちが好きになり、一度就職された後、独立されてセレクトショップを始められたそうなんです。みんなで盛り上がっていこうという思いは、会の他の皆さんも同じで、型に囚われずさまざまな活動をされています。


ところが、予想を上回る反応があって大変なこともあったそうです。
「店主がみんな若かったり行動派が多いので、本当に臨機応変型で、即行動にうつすっていう会ですね。一昨年ラグビーのワールドカップが来て、ニュージーランド代表がキャンプがあったんですけど、それにあやかってポロシャツ作ったんですね。で、それが柏市のクールビズで使ってもらって、ぱっとやったは良いが、ものすごく受注があって、我々も、販売すれはいいけども、あのいろんな取り決めとかがね、ぐちゃぐちゃにはなってないですけど、ものすごい反応が良かったので頑張りました。洋服のボディ以外は全てネームから刺繍からデザインから販売から集計からすべて会でやってるので量が凄かったっていうのもそうなんですけど、生産の方もてんやわんやしながら大反響を頂いたという・・・」
言い出して始まってしまったことは最後までやり遂げる。ここは責任持ってウラカシの盛り上げのために頑張ったんですね。こういった活動をしながら、ウラカシが100年続くように頑張っていこう と作られた会は、まだ4年目です。
ウラカシ100年会は次のイベントを今年の秋ぐらいにできたらいいなと思っているそうです。その時の状況で判断したいということでした。ただ、アイディアは次から次に出てくるようで、この収拾をつけるのも大変なんですよとうれしい悲鳴をあげてらっしゃっています。ウラカシ100年会。その名のとおり100年、それ以上にずっと続いていくエネルギーを感じますね。どんなイベントが次に行われるのか今から楽しみです。