三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

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第52回:九十九里町

2021/7/2 UP!

今回は九十九里町を取材してきました。

漁業がが盛んで、町を走るといわしとはまぐりのお店が目立ちます。天然記念物のハマナスの群生地があり、ウミガメも産卵にやってくるそんなところです。

皆さんご存知とは思いますが、千葉県の太平洋側に面している九十九里浜。9つの市町村にまたがる砂浜海岸で全長およそ66キロメートル。弓状の長い海岸線に白波が打ち寄せる様子は、自然の雄大さを感じます。その九十九里浜のほぼ中心にあるのが九十九里町です。 チーバくんで言うと首の付け根あたりでしょうか。

今回は、九十九里漁業協同組合の組合長 小栗山喜一郎さんに、いろいろとお話を伺っています。まずは、九十九里町のイワシ漁についてお聞きしました。

「九十九里町といえば、イワシの町と昔からイワシ漁が盛んでこの地域の活性化につながってきたと思います。九十九里一帯が、大陸棚でどこ行ってもイワシがいると昔から地引網が盛んでイワシを中心にとってきました。 九十九里浜全体が漁場みたいなもんで、あまり遠くに行かなくてもイワシがいるっていうのが九十九里の特徴。1〜2分の所で漁場になる時もあります。出てすぐですね。 2隻のまき網船と漁業の5隻ぐらいの船団を作って漁をしています。探索船、運搬船、網船 5隻ぐらいで1船団を作って操業しています。イワシは鮮度が命ですから、そのまますぐ何トンでも積んだらすぐ港に持っていきます。 多い時で大体80tから100tぐらいはとれますね。」

港からも見えるぐらいのところでもイワシの大群に出くわすこともよくあるようです。とにかくあげたらすぐに運ぶ。船と港の間を運搬船がピストン輸送をしするということです。

沖合を流れる親潮と黒潮の影響をうける九十九里の海は、日本有数のいわしの漁場で、ほかに鯖類などの回遊魚もたくさんいるんです。そして九十九里の沖合はずーっと大陸棚が続いていまして、 いわしたちにとって居心地がいい場所、なんだそうです。九十九里で取れるでイワシは3種類あります。マイワシ、カタクチイワシとウルメイワシのだいたい3種類が、主流でとれています。マイワシは結構大きいんですけども、煮干しの原料とかにあるカタクチイワシはだいたい10センチ前後。マイワシは大きいのについては20センチ以上になるイワシもあります。10月頃にかけて、カタクチイワシの漁が本格的になってくるそうです。最初のうちは細かいイワシが取れて、だんだんだんだん育ってきて、11月12月になるとゴマ漬けの用のイワシになったり、煮干しの原料になるようなものが上がるようになるということです。

小栗山さんに個人的に好きなイワシの食べ方を伺いました。

「9月か10月頃の秋口にとれるカタクチイワシの5センチから6センチ位のそれを頭とハラワタをとって、そのまま醤油につけて生で食べるのはちょっとわたし的には好きなんで、つまみにいいと思います。こればかりはちょっととれたてのイワシじゃなければ食べれないんで、役得ですね。ちょっとお客さんが来たら、本当に食べさせてやりたいぐらいのおいしさだと思います。」

「まず生で食べてもらいたいと思います。少しでも九十九里の漁業の歴史を知っていただければと幸いと思います。イワシの町、九十九里にはとれたての、新鮮なイワシを含め、多くの水産物を販売しているところもたくさんあります。町内に美味しいイワシ料理や加工品を提供しているお店もたくさんありますので是非ご賞味いただきたいと思います。漁協の直売所でハマグリも売ってますし、巻き網船が出てる時は 新鮮なイワシも置いてますので、九十九里に来た時は寄っていただければと思います。朝10時頃から直売所は開いていますので、午前中は良いかと思います。新鮮なイワシが買えると思います。」

ということでした。

直売所の名前は「おさかな新鮮大使」というんだそうです。漁港のすぐ近くにあります。また、その近くには、加工品など、地域の名産を扱う「海の駅九十九里」という施設もあり、

ここには海をイメージした青色のポストがあって、人気のスポットになっています。(実際に郵便を出せる現役のポストです)館内にはいわし資料館も併設されていますので、こちらでいわし漁の歴史や文化、学んでみたいですね。

  そして、最後に、この地域の漁協からのお願いがあるそうです。最近、九十九里浜で潮干狩りをしたりする方がいらっしゃるそうなんですが蛤(はまぐり)をはじめ、ながらみ、そのほか貝類を取ることは禁じられています。 大切な海の恵みは地域の漁協の皆さんが大事に管理しながら育んでいるものです。食べたい時は、九十九里浜の近くのお店で是非ご購入くださいね。

九十九里の魅力発信拠点 「海の駅九十九里」

2021/7/1 UP!

  • 「九十九里浜を 全力ダッシュしてきました!?」中西悠理がご紹介しました「海の駅 九十九里」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • 「海の駅 九十九里」の鮮魚直売コーナーは、地元の方にも人気です!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
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