三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
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第144回 印旛女性農業者グループ 姫農MENOU 

2023/4/7 UP!

今日は、印旛地域の女性農業者グループ「姫農」をご紹介しています。このグループに参加している皆さんは、それぞれ農家の奥様や娘さんで、ご自身を含め基本的にはご家族で農業をされています。そのうえで、他の女性農業者の方たちと情報共有したり、研究をしたりということに取り組んでいらっしゃいます。まずは、代表の中込(なかごめ)麻衣子(まいこ)さんと初期からのメンバーの小山(こやま)美香(みか)さんに設立の経緯などを伺いました。

中込さん:印旛女性農業者グループ姫農の会長を務めます。中込麻衣子と申します。よろしくお願いいたします。千葉県の印旛農業事務所が地域の女性農業者の交流の場を作っていたのですが、そこで出会った仲間がもっとこういった場を作ろうということで発展させて2011年に姫農というグループを発足させました最初は十名ほどのメンバーでしたが、今現在は15名のメンバーが仲間になっています。私は姫農のメンバーで一緒に活動しております小山美香と申します。みなさん、同じものをつくっているものではなくて、お米だったり花だったり、あと野菜ですね。露地野菜を作っているメンバーで成り立っております。姫農は農業っていうくくりでは同じなんですけれども、メンバーそれぞれはつくっているものが違うので。 育て方も売り方ももちろん違います。そういった意味では異業種交流会みたいな感じですかね。

最初にその場をつくったのは印旛農業事務所、、これは、県の機関で生産技術の指導や農業の担い手の育成を行うところだよね。その呼びかけで、交流の場が生まれてそこから派生したということですね。農業といってもいろいろあるから、大きくは「農業」だけど、その中での異業種交流会、になるんですね。

茶飲み話ではないですが、女性同士楽しくお話ししていれば何かいいアイデアが出てくるかもしれない、という感じで始まって、それが年を追うごとに、段々と進化してきたんだそうです。

中込さん:発足当初は何からやっていいか本当にわからなかったので、印旛農業事務所からいろいろとアドバイスといただいて、活動を何年かやってたんですね。で自分たちでその後はマルシェへの参加とか、あと勉強会の企画とか今している感じです。そうですね。やりたいことっていうのがはっきりそこでわかっているので。 まあ、いろんなわからないことの質問だったりとかっていうのはとてもたくさん出てきて、自分の為にもなってる感じです。私たち姫農で千葉駅近くでマルシェをすることがあったんですけれども、印旛地域で野菜を直売した時よりも、千葉市内のお客様は鮮度にとても価値を求める方が多く、私たちが想定していた価格よりも、もっと五十円でも百円でも高くてもいいという思ってくださるお客様がとても多く勉強になる機会になったのでとてもよかったと思います。

自ら動くって大切ですね。姫農の活動で、どんどん行動範囲や知識、ノウハウが広がっていったそうです。そして、場所によっては、野菜が新鮮なことがすごく喜ばれる。自分たちにとって当たり前だった「新鮮さ」に高い価値があることに、すごく衝撃を受けたそうです。

乾燥技術の向上と商品化をテーマとした学習会とか、新しい野菜の育て方などを勉強したりしているそうです。生産する人が加工や販売にも取り組む六次産業化への新しい 挑戦など刺激しあいながら勉強できたら楽しそうですよね。

今回は、印旛地域の女性農業者のグループ めのう の活動をご紹介しています。めのう、は漢字で書くとお姫様の「姫」に、農業の「農」。インスタグラムではローマ字で書かれています。その名前にこめられた想いを、命名者の小山さんに説明していただきました。

小山さん:このグループ姫農って言う名前は、実は私がつけた名前なんです。 宝石に瑪瑙(めのう)っていう石があるんです名前はそこから来てるんですね。宝石にも花言葉みたいに石言葉っていうのが実はあるんですよ。で、その瑪瑙には豊作とか長寿とか夫婦円満っていう意味があって、これはもう農業やってる私たちにとって大切な言葉だなと思って、そこからつけました。瑪瑙って漢字で表すと、とっても難しいんですよ。分かりやすいじゃないかなって。ちょっと考えていて。私たち女性の業者が集まってるグループなので、お姫様の姫と、あと農業をしているということで、農このふたつの漢字を当てて姫農としました。今ではもう皆さんに定着してもらっていてよかったなと思います。

それぞれの家業である農業での作物は別々ですが、共有できる情報をみんなで吸収していこうと勉強されているグループの皆さん、今後についてもお話聞いています。

中込さん:今現在はイベントなどで、メンバーそれぞれの農産物や加工品の販売をしています。これからはメンバーが作った農産物を持ち寄って、新しい加工品の開発をして行きたいと思っています。 女性ならではの目線で、さらにお客様へ食べ方の提案など保存方法など食育活動も取り組んでいきたいと思います。

みんなで集まれば、きっと新しいことができるはず。そのためにお互いのコミュニケーションを密に取りながら、高め合っていこうという 姫農 の皆さん。印旛地域の農家の女性のみなさんい広く参加してもらいたいと思っているそうです。佐倉(さくら)成田(なりた)八街(やちまた)富里(とみさと)(さかえ)印西(いんざい)酒々井(しすい)白井(しろい)など周辺の農業女子の皆さん、いかがですか?めのう が参加しているマルシェなどの情報は 姫農 のインスタグラムを参考にしてくださいとのことでした。

https://www.instagram.com/menou2011/

 

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