三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

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温泉宿でゆったり味わう「しし鍋」

2023/11/24 UP!

今回はいよいよ美味しい時期がやってまいりました ご当地鍋 がテーマです。

最近ジビエブームですけど、今回は、昔から愛されているジビエのお鍋。房総半島のほぼ中央、亀山温泉の宿で味わえる「(しし)(なべ)」をご紹介します。千葉県では、さまざまなジビエ料理を楽しむことができますが、これからの季節、美味しいのが「(しし)(なべ)」です。牡丹鍋(ぼたんなべ)とも呼ばれますよね。その名の通り、お肉はイノシシ。高たんぱくで脂質が控えめ、ヘルシーな食材といわれています。今回ご紹介するのは、君津市にある「亀山温泉 湖水亭嵯峨和(さがわ)」の名物ご当地鍋・猪鍋です。

まずは店主の佐川敬文(さがわたかふみ)さんにどんなお宿なのか紹介していただきます。

佐川さん:まず25年ぐらいになるかと思うんですけども、私の父がやってまして、途中から私が入りまして、それからずっとやってます。客室六部屋の小さい宿泊施設なんですけれども、亀山湖という湖の上の高台になってまして、ちょうど湖を見下ろすような形で湖上から45mぐらいで記憶してますけれども、建物側から湖が一望できますので。こちら黒湯と呼んでるんですけども、黒いコーヒーのような色の温泉になりまして、アルカリ性で肌にとてもいいお湯になりますので、もう入っている時点でぬるぬるっとした感じになりまして、すごくさっぱりとした湯上がりになるので、私もあのよく入るんですけども、気持ちがいい温泉になりますので。、お肌もツルツルになりますよ。

天風呂は亀山湖を見下ろす場所にあるので、とにかく眺めがいいんですね。そして、宿としては6部屋ということですが、こちらで人気なのが猪鍋なんです。主にランチタイムで楽しまれているそうですが、まずはどんなお鍋なのか教えていただきました。

佐川さん:まずですね。イノシシは地元の君津産のイノシシを使っておりまして、お味噌味のたれになるんですけど地元食材で作った自家製の味噌をベースに、4種類の合わせ味噌で作ったみそだれになっております。野菜はですね、白菜と、あと、きのこ類と、うちは玉ねぎを使ってるんですけども、野菜の方はごくシンプルにしてですね。地元から仕入れるのあるんですけども。

白菜なんか霜が降るころになるとすごくおいしくなったりもしますので、できるだけ地元の食材で揃えられるようにしてますので。地元の食材がおいしいってのはもちろんあるんですけれども、せっかく千葉に来ていただいたからには、あの千葉の美味しいもの食べていただきたいというのがありますので。ですので地元の食材をできるだけ使うようにしてます。

猪鍋は、最近では養殖のイノブタを使うところが多いようですが、こちらでは野生種の肉を使用しているんですね。自家製味噌は3年以上熟成させたものをベースにしていてこれが深い味わいなんだそうですよ。そして彩りを添える地元の野菜。これからの時期は特に白菜の甘みが堪らないそうです。ご飯がついてくるんですがこちらも地元君津市産のお米と、お鍋の素材のほとんどを地元の食材で賄っているんです。

地元の野菜や味噌をふんだんに使っているというお話でしたが、 肝心の猪のお肉の方はどんなお味なんでしょうか?

佐川さん:血なまぐさいとか癖があるとか、そういったイメージを持った方がうちの猪鍋を食べていただいて、がらっとイメージが変わったっていうようなこと言ってることあります。個体差はあるんですけども、あのイノシシをしめる時のやり方で、肉質がすごく変わってくるので。今、うちが仕入れているところがすごく上手な方がやってるので 血ぬきですとか熟成とか上手にやっていただいているんで、すごく風味の良いあの旨味のあるお肉になってますので。風味がすごく良くなるんですけども、ナッツのようなあの香りになりますんで。元々は野生のドングリとかを食べて、あのスペインのイベリコ豚のようなあの環境育てるってよく聞くんですけども、それがより強調された形になるかと思いますので、ええ、お鍋メインにええ、ご飯がつきまして、あとお鉢の三点盛が付きますので、税込で2200円で。販売しています。

県内で捕獲した猪を、しっかりと衛生管理ができている施設で処理することにより、いわゆる獣臭とかを大幅に減らすことが可能なんだそうです。  要はしめ方、捌き方なんですね。取材の時にスタッフが猪鍋をいただいたそうなんですが、豚肉などに比べて肉自体の味が濃く風味も豊かで、濃い味噌ダレに本当にマッチしていたそうです。猪鍋一人前におよそ200グラムの猪肉が入っているんですが、どんどん食べ進めたということでした。食べてみたいですね!実は亀山湖のあたりは、他の食に関してもとても恵まれた場所なんだそうです。

佐川さん:まず山の幸ですとジビエですとか地元の野菜ですとか、そういったものは豊富にありますし、お酒なども近くに久留里といういい水の出るところがあるんですけども、そちらで地酒の酒蔵がたくさんありますので内房や外房などの海の幸も新鮮なものがはいりますので、すごくあの食の面では恵まれた位置にあると思いますので。今はですね、11時からやってまして2時ぐらいまでお食事の方やっておりますので、来るたびに違うお料理が出せるので、食材の面ではすごく恵まれていますので、ぜひ亀山に来たときは湖水亭嵯峨和にご来館いただきたいと思います。あとですね、お食事を注文いただいた方はですね、温泉が無料になるサービスをやっておりまして入湯税だけ別に預かりする形になるんですけども、とてもお得なサービスになってますので、ぜひご利用いただきたいと思います。

ランチを注文された方は温泉を入湯税だけで利用できます。日帰り温泉としての利用もできますが、ドライブやバイクツーリングの途中寄ってランチとともにゆったり楽しむ方も多いそうですよ。露天風呂からの眺めもよさそうですよ。景色を見て目で満足、美味しい猪鍋を食べてお腹も満足、そして温泉に入って、そして「猪鍋」食わず嫌いの方も多いと思うんで、ぜひトライして、その美味しさを感じてもらいたいですね。紅葉も綺麗ですよ。そして冬の夜空も迫力満点です。

「湖水亭 嵯峨和」の猪鍋が楽しめるランチ、そして、宿泊のご予約やお問合せはお電話での受付となっていますので、詳しくはホームページをご覧ください。

https://www.sagawa-kameyama.com/

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