三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

千葉の釣りスポット  やってみよう!「釣って食べる海釣り体験」

2024/2/23 UP!

三方を海に囲まれ、冬でも温暖な千葉県は、一年を通して海釣りが楽しめるスポットが本当にいっぱいありますが、今回はその中から、初心者や小さなお子さんでも楽しめると人気の 鋸南町(きょなんまち)の「釣って食べる海釣り体験」プログラムをご紹介します。

県の南西部、東京湾に面する鋸南町で「ELFIN(エルフィン)体験共育くらぶ」が提供している人気のプログラム「釣って食べる海釣り体験」。まずはどんなプログラムなのかディレクターの 北澤伸之(きたざわのぶゆき)さんに説明いただきました。

北澤さん:千葉県の鋸南町をベースに、その周辺の海や山、里の自然をフィールドに自然体験活動、ネイチャーガイドをしています。今一番人気があるというかご参加いただいているのは「釣って食べる海釣り体験」。午前中釣りをして、お昼頃からその釣った魚を調理してまあそれ以外にもアウトドアの料理をして食事をして帰る。釣りは当然海なんですけど、午後のアウトドア料理とか魚の料理はこちらの鋸南町をベースにしている古民家、山の、里山の古民家をベースキャンプにしているので、そちらの庭先を主に利用して、そこで焚き火をしたりとかしながら野外料理をしています。

北澤さんは、東京都大田区のご出身で、子供の頃に多摩川や東京湾で「釣り」の魅力に目覚め、それを伝えようと、子供たちが釣りや自然環境の素晴らしさなどを気軽に体験し学べる団体、「ELFIN体験共育クラブ」を設立しました。クラブの拠点をどこに置こうかと探した時、アクアラインが開通してアクセスが格段に良くなった「鋸南町」に注目。その自然環境、に魅せられて、その後、移住もされています。では鋸南町では、どのような魚を海釣りできるんでしょうか?

北澤さん:一応いつもよく狙っているのは、あの手のひらサイズのメジナを釣るのを一つ目標にして。まあ小さいのもあればそれを超える場合もある。で、何が釣れるかわからないので、その時によって変わるし、フグばっかり釣れる時もあるし。これから2月の終わりから3月にかけてなると思うんですけれども、だんだん水温が上がってきたりとか陽気も良くなってくるので、その頃は今のところ「磯魚」って言われるものですね。メジナとか、あとは根魚?まあ、今まだね。寒い時期からこの時期にかけてだと、まあカサゴみたいなのもつれたりするのでそれは磯ではなくてね、堤防だったりするんですけども。まあそういう魚がこれからだといいかな。

カサゴ!唐揚げにすると美味いんですよね。

北澤さんは釣る楽しみと、料理する楽しみと、食べる楽しみを1日でできるようにタイムスケジュールを組まれていますが、その日のコンディションやお客さんの年齢層によって釣る場所もアレンジしているそうです。

参加者には、まずいたってシンプルな「竿」「釣り糸」「浮き」「おもり」だけの「釣竿」が渡されます。それにはこんな狙いがありました。

北澤さん:一つは釣れるっていう、こう成果が大事だと思うんですよ。釣れるまでのプロセスが結構大事で、まあ道具を扱う。で魚のいる場所に餌を落とす。あとは一番は道具の扱いで、まあ僕がよくやるのは浮き釣りっていうリールを使わないただの竿だけので浮き釣りをすることが多いんですけれども、それだとポイント・・・魚のいる場所ポイントっていうんですけど・・そのポイントに餌を投入して、浮きが沈んであたりがあったけれども、釣れなかったと言うことがある。と、例えば餌だけとられたのか?同じことを繰り返してても釣れないし、じゃあどっかで変えない何かを変えなきゃいけないっていう時に、まあ自分で考えてトライアンドエラーを何回か繰り返すわけです。特にそのトライアンドエラーをあきらめないでいろいろ工夫してやるっていうところをすごい大事にしてます。

シンプルであるほど、より釣りに集中できる。釣りのポイントは北澤さんがしっかり把握していますから、後はアドバイス通りに糸を垂らして釣れるのを待つ。釣れなければ、どうしたら釣れるのか、考えてできる工夫をして再挑戦する。

そういった、トライアンドエラーをしながら学習していくこと。その楽しさを子供たちに体験させたいということなんですね。

すぐにできちゃう要領のいいお子さんもいるんですが、相手(魚)もある意味命がけなわけですから、そう易々と釣れるものではありません。でも、トライアンドエラーを繰り返しながら時間をかけてようやく釣りあげるというプロセスは、大人をもどんどん夢中にさせる体験になるそうです。北澤さんは他にもさまざまな形で参加者に自然の魅力を発信しています。

北澤さん:目の前、竹林があるので、竹林の木一本切り倒してその竹筒でご飯炊いたりとか、釣り以外のものもいろいろ体験をやっているので。

もちろん、僕釣り好きなので釣り来ていただくのもオッケーですけれども、釣りだけじゃない鋸南町の里海と里山と両方楽しめる場所でもあるので、それぞれのなんか好みに応じてオーダーもしてますので、ご相談いただいても大丈夫です。

子ども向けだけじゃなくて、自然体験を取り込んだ企業研修や焚き火料理、そのほか草木染め、磯でのシュノーケリングなど楽しそうなプログラムがいっぱいです。 気になる方、この下のリンクを参照してみてください。

https://helloaini.com/users/20005

http://www.elfin-ee.com/program/index.html

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