2025/4/4 UP!
令和5年のデータで千葉県には31万5千頭を越える飼い犬の登録がありますが飼い主さんにとって、愛犬は大切な家族の一員ですよね。
太平洋に面し、自然豊かな九十九里は、広いビーチをお散歩したり、一緒に食事ができるレストランや泊まれるホテルなど、愛犬に優しい施設が充実する、今注目の“ドッグフレンドリーエリア”なんです。今日はそんな九十九里にある“愛犬と一緒に過ごす日常”が コンセプトのホテル「Luana Hasunuma」をご紹介します。

都心から車で1時間半ほどとアクセスも良い九十九里は、実は数年前から、愛犬家の間で“ドッグフレンドリーエリア”として知られ、それぞれに特徴のあるわんちゃんに優しい施設がたくさんあります。今回は、夏は海水浴客で賑わう山武市・蓮沼海岸にほど近い場所に、昨年5月 リニューアルオープンした愛犬と泊まれるホテル 「Luana Hasunuma」の代表 小川一馬さんにまずは施設についてききました。

小川さん:LUANA HASUNUMAは1部屋に2頭まで無料で宿泊が可能です。廊下とかはリードをつけていただいたりしてます。また1階にはですね、室内ドッグランも完備してます。そこではノーリードで遊ぶこともできます。私どもはすぐ隣にsashiro’s caféというレストラン営業してます。お食事等ワンちゃんと一緒に召し上がることが可能です。ワンちゃん用のご飯は、ごめんなさい、おいてはありません。ワンちゃんの食事は持ち込んでいただいております。売りにしてるのは、有機野菜。地元で採れる野菜をふんだんに使ったイタリアンで提供をさせていただいてます。九十九里浜がすぐ目の前にあります。施設から海までは徒歩3分から5分ぐらいで海岸まで行くことは可能です。松林があって、非常に自然に恵まれた環境にあります。海に行きますとマイナスイオンもたくさんあるところでありますし、いいところだというふうに思ってます。

「Luana Hasunuma」は蓮沼海浜公園のすぐそばにあって、もともと「蓮沼シーサイドイン小川荘」という、大学生の合宿などに使われていた施設だったそうで、体育館や食堂などが併設されて賑わっていましたが、合宿するサークルや学生さんの数が減ってきていたので、リニューアルしようと決めて2020年に一旦、宿を閉鎖。改築、改修をへて、昨年春、リニューアルオープンを果たします。前身の旅館でも最大5頭の犬を飼っていて犬同伴の宿泊もOKだった「Luana Hasunuma」では愛犬連れで利用できる、地元産の野菜やお米・ブランド肉をふんだんに使用したメニューのカフェも併設したということですが、さらにどんなところがドッグフレンドリーになったのか、教えていただきました。

小川さん:ワンちゃんが快適に宿泊をしていただくというのが一番の目的でありまして、玄関入ってからまた廊下の床材、また客室に入っては部屋の中の床材、またベッド、また寝具類も全てワンちゃんにとって最適なものを選んで設備をさせていただいてます。ドッグランはホテルのオープンと同時に、またレストラン、カフェの方のオープンと同時に二つのドッグランがあります。レストランと併設してる大きなドッグランと、また、ホテル専用の中庭にある、ちょっと小さめなんですが、ドッグラン二つがございます。室内ドッグランと合わせて3ヶ所のドッグランを用意してさせていただいてます。またドッグランでは、洋芝を中心にして、小さなワンちゃんでも体、足に負担の掛からないような柔らかい素材の洋芝で受け入れをしております。洋芝でドッグランを作ってるところってのは本当に稀だと思います貴重な優しい芝でありますので、たくさんの方に今喜んでいただいてます。

ドッグフレンドリー、ドッグファーストで考えて選んだ芝ということすがが特に体重の軽い小型犬にはとてもいいそうなんですね。また、雨の日でも楽しめる広い室内ドッグランは床が柔らかい素材で出来ていて、こちらもワンちゃんが思い切り走り回れるというわけです。ドッグランのほかにも、部屋の中のワンちゃんのベッドの高さは低めに、出入りしやすく設置されていたり、お部屋に水飲み用のボウルやペットシートなども完備されていて、家で過ごすのと同様かそれ以上にストレスフリーで宿できるのも魅力なんです。
ドッグフレンドリーエリア 九十九里の 蓮沼海岸で 愛犬と過ごせるホテル「Luana Hasunuma」をご紹介しています。海岸まですぐに行けて、お散歩コースも充実。柔らかい洋芝のドッグランや一緒に食事ができるスペースなどドッグファーストを考えてのリニューアル、お客さまの反応はどうなのでしょうか?

小川さん:お客さんの声いろいろいただいてます。寝床が変わるとゆっくりできないというワンちゃんが、このLUANAHASUNUMAに宿泊したときは本当に自分のうちのようによく休むと。またドッグランの方でもワンちゃん同士がとっても仲良くなる、飼い主さん同士も、みんな声を掛け合って挨拶をしたりお互いのワンちゃんをかわいがったりとですね、よそではなかなかできないような、そういったコミュニケーションも自然に取れるという声も多くいただいてます。レストランの中でもワンちゃんとノーリードで食事ができるスペースもあります。繁忙期はワンちゃんで、、、沢山いるんですが、そのワンちゃん同士が、お互いにコミュニケーションを取りながら、みんな仲良しで見てても微笑ましい限りです。お客さんは地元のお客さんも多いんですが、週末になりますと、県外からもはるばると早朝から遊びに来ていただいてます。年齢層は意外と・・ご年配の方が多いのかなというふうにオープン前は思ってましたが、実際ホテルオープンした後感じることは、30代また40代、50代ぐらいのこの世代の年齢層が圧倒的に多いなという感想であります。

楽しいドッグランで走りまくれば、それはよく眠れるでしょうね
子育てやお仕事もひと段落しリタイヤされた年配のお客さまがメインではないかという小川さんのオープン前の予想は外れたんですね。そして宿泊だけでなくドッグラン利用のお客さんも、アクアラインで東京や神奈川からに加えて圏央道を使って埼玉から訪れる愛犬家の方も結構いるそうです。チェックアウトの前には次回の予約をされる、リピータ―の方も目立つようですよ。
この九十九里エリア、他にもドックフレンドリーな宿泊施設がいくつかあるんです。
昨年5月にもこの番組で貸切のコテージ(アソビレッジ)やフレンチコースを楽しめるオーベルジュ(アンドワン九十九里)をご紹介しましたが、山武市をはじめとする九十九里では、地域全体を「ドッグフレンドリーエリア」にしていこうという気運が高まっているんです。

小川さん:元々ペットと泊まれるということをテーマにして宿を経営していました。近年は同業の施設も増えてきております。山武市でも、ワンちゃんと遊べる、また、ワンちゃんと泊まれるということで、市の方も受け入れに対して前向きに応援をしていただいてるっていうのは一つの売りだと思います。やっぱり1軒2軒じゃなくて地域でこのワンちゃんを受け入れるということでこれからますますこの山武市の海岸蓮沼の地域がワンちゃん連れで賑わってくれることを一番望んでおります。もう既にこの山武市では、ワンちゃんのイベントをドッグフェスティバルということで、大々的に年2回から3回行っております。山武市としてワンちゃんとの認知度もかなり増えてきているというふうに思ってます。
4月27日日曜日には蓮沼海浜公園、中下海岸で「九十九里ビーチドッグフェスティバル 2025」が開催予定です。無料の駐車場が1000台分用意され、「愛犬と愛犬家のQOLの向上」をテーマに、愛犬との絆を深めるアクティビティやスポーツコンテンツ、セミナーなど新たな発見や出会いがありそうです。これは楽しみですね。

ドッグフレンドリーなホテル、Luana Hasunumaについて詳しくお知りになりたい方、 下記のリンクを参照してください。ちなみにレストランは、週末と祝日の夜は居酒屋になって、地酒や郷土料理を楽しむことも出来るそうですよ。
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