2025/7/25 UP!
全国屈指の「さつまいも」の産地、ここ千葉県では、焼き芋はもちろん、夏にぴったりのひんやりスイーツも続々と登場しています。
香取市栗源で秋のお祭りの時に登場する「日本一の焼き芋広場」も有名ですよね。
今日ご紹介するのはその栗源にあるお店。焼き芋ももちろん美味しいですが、「さつまいも」のおいしさをさらに際立たせたスイーツを追求しているんです。どんなお店で、どんなスイーツなんでしょうか?ご紹介していきます。

江戸中期に八代将軍 徳川吉宗の命を受けた青木昆陽が、「さつまいも」づくりに成功し、現在も全国屈指の生産量を誇る千葉県はまさに“さつまいもの聖地”。この夏には、国内最大規模のさつまいも特化型イベント「夏のさつまいも博」が千葉県で初開催されます。そのさつまいも生産の中心地、北総地域の香取市栗源にある、スイートポテトの専門店「1K good neighbors POTATO & CAFÉ」が大人気なんです。店長の松本友里さんにまずはお店と栗源のサツマイモについてききました。

松本さん:さつまいもに特化したカフェで、スイートポテトやドリンクなど手作りで提供しております。夏の暑い時期ですと、イモラテフローズンという、さつまいもの冷たいシェークのような飲み物や、スイートポテトアンドアイスクリームというスイートポテトと、アイスクリームを一緒にお召し上がりいただけるようなもの、こちらが人気となっております。この地域のおいもすごいなって思うところは、いろんな品種を作っているっていうところで、甘くてねっとりという品種だと、紅はるかとかシルクスイートを作っているんですが、この地域しか全国の95%をここで作ってるって言われている、一部で幻のさつまいもと言われている紅小町っていう品種もあって。ちょっと甘さ控えめで、昔からあるさつまいもでそういったものも農家さんが作っていたり、あとは紅あずまっていう品種だったり。いろいろその人の好みに合わせたさつまいもをチョイスして食べていただけるところ。それを全部作っているところが、すごいなって個人的に思っているところです。
この地区にある道の駅は、「道の駅くりもと 紅小町の郷」という名前なんです。そして1K good neighbors POTATO & CAFÉ では、は地元の農家さんにつくってもらったサツマイモの他に、お店の敷地内にある畑でもさつまいもを育てています。だからスイーツづくりにもこんな想いをもって取り組みました。

松本さん:2018年にオープンしたんですけれども、その前からスイートポテトのレシピ作りっていうのには、取り組んでいまして。栗源のさつまいも・・地域のサツマイモの味を生かしたいっていうところで、さつまいも感がどんどんそういった材料によって消えてしまうので、そのさつまいもの美味しさを生かしながら、他の材料を入れていくっていうバランスを取るところで、レシピ作りにはとても最初は苦労しました。バターを入れるイメージがあると思うんですけども、コクが出て、まあたくさん入れれば入れるほど、もうバターの味というか口の中に残るバターの味がずっと残っているような状態。で、全く入れないと芋ようかんのような味、食感になってしまうので。じゃあバターではなくて、クリームチーズを入れてみたらどうかっていう話になり、当店のスイートポテトには、クリームチーズをバターの代わりに入れて、さっぱりとした味わいにしつつ、最後に残るちょっと後引く味というものも入れてます。
バター風味豊かなスイートポテトでもなく、芋ようかんでもなく。どれだけ栗源のさつまいもの美味しさを前に出せるかと考えてクリームチーズにたどり着いたですね。
スタジオにも届いたので味見させていただきました。

日本有数のサツマイモの産地、香取市栗源。こちらのサツマイモをふんだんに使ったスイーツを提供している「1K good neighbors POTATO & CAFÉ」。実はこちらは以前、この番組でもご紹介した「恋する豚研究所」と同じ敷地の中にあって、開店前から行列ができる人気店です。先程いただいたスイートポテト、レシピが完成するまでには相当なご苦労がありました。

松本さん:もしかしたら何百通りもやってるかもしれません。試作を繰り返して、いろいろな人に試食をしていただいて、感想を言っていただいて、いろいろ試行錯誤してたどり着いたレシピです。お店でも今ご試食だしたりしてるんですけど、まあ1口食べた初めてのお客さんの反応だと「ええ、美味しい」っていう反応だったり、あとは「甘すぎなくていい」っていう反応だったり「ちゃんとお芋だ」っていう。かなりさつまいも感がうちのスートポテト強いので、「あ、お芋だ」っていう感想になるのかなって思ってます。紅はるかのさつまいもの美味しさを立たせるために、まあ少しのお砂糖こちら和三盆を使用していて、クリームチーズだったり、卵・牛乳、少し塩だったりを入れて、もうあくまでも主役は紅はるかなので、その甘みだったり、食感を生かすために他の材料を入れているっていうような感じです。
さつまいもを主役にするために相当な工夫と努力をしたんですね。

「1K good neighbors POTATO & CAFÉ」というお店の名前、数字の1にアルファベット大文字のKには「香取市で1番のお店を目指す」という想いがこもっています。香取のKに1番なんですね。そしてお店のスイートポテトは、通販などの対応はないので、実際に足をはこんでいただきたいんですが、『恋する豚研究所』の敷地内であるこちらは、他にもお楽しみいっぱいです。
松本さん:1K good neighbors POTATO & CAFÉでは、さつまいものスイーツ、2階のフリースペースでお召し上がりいただくこともできます。で、敷地内の恋する豚研究所では美味しい豚肉の提供だったり、千葉のお土産なども扱っております。で、少し離れた方の畑を通っていただいた奥の方では、家具や木工の細工を行っておりまして、見学は自由となっております。自然に囲まれたこの施設内で、実はロバも一緒に暮らしておりまして、名前はロバオ君といいます。ぜひ可愛いので、皆さん会いに来てください。自然に囲まれたこちらの1K good neighbors POTATO & CAFÉ、栗源、地域恋する豚研究所、ぜひぜひ見どころがたくさんありますので、皆さんいらっしゃってください!

ロバオくんがお迎えしてくれるというのもいですよね。恋する豚研究所の豚肉も美味しそうだし、木工家具店もまた楽しそうですね。
恋する豚研究所でランチをして、デザートにスイートポテト、という贅沢な時間の過ごし方もいいですよね。「1K good neighbors POTATO & CAFÉ」では不定期でスイートポテト作りのワークショップも開催しているそうです。詳しくは、公式インスタグラムなどでチェックしてくださいね。また、8月7日から10日まで、冷やし焼き芋やさつまいもを使ったアイス、パフェなど工夫を凝らしたさつまいもスイーツが全国からあつまる「夏のさつまいも博2025」が幕張メッセで開催されます。さつまいもとお酒を楽しむ「夜のさつまいも博」も同時開催されるそうですのでこちらもぜひチェックしてください。「1K good neighbors POTATO & CAFÉ」の商品も千葉県ブースに並ぶそうですよ。

「1K good neighbors POTATO & CAFÉ」や「夏のさつまいも博」の公式サイトリンクはこちらです↓
1K good neighbors POTATO & CAFÉ(インスタグラム)
https://www.instagram.com/1kgoodneighbors
さつまいも博