2025/8/15 UP!
今回は「帰省にピッタリ!千葉の夏土産」をご紹介します。
全国有数の農林水産物王国でもある千葉県は、ご当地名物も豊富です。今回は匝瑳市を中心に九十九里エリアで4つの店舗を構える老舗、「お菓子のたいよう」から、夏真っ盛りのこの時期おすすめ、「すいかバウム」をご紹介します。
お菓子のたいよう」は千葉県産の食材をふんだんに使った和菓子、洋菓子を自社工場で製造、販売している会社です。このバウムクーヘンはまるごとのスイカの上を切ったような感じです。社長の片岡正裕さんに、このすいかバウム、どんなきっかけで生まれたのかおききしました。

片岡さん:すいかバウムの始まりは、今から13年前に富里市にてバウムクーヘンのお店を出したときに、そこで富里市というのがスイカの名産地でして、1年に1回、スイカマラソンという市を挙げてのマラソン大会があるんです。市の役員の方からですね、何かお菓子を作っていただけないか、というようなご依頼がございまして。そこでちょっといろいろ考えたんですけれども、なかなかスイカっていうのが難しくてですね。形的なもの、味的なものっていうことでいろいろ試行錯誤して、やっと半年かけて、あの出来上がったものがすいかバウムになります。見た目はもちろんなんですけれども、スイカの玉をですね、ヘタの部分と底の部分をちょっとカットして、ちょっとあの小太りみたいな丸い小太りみたいなっていうのをイメージしていただければと思うんですけれども。そちらの方に緑色であの焼いた生地に、バウムクーヘンなので、中にすっぽり穴が開いてしまうんですけど、そこの穴の部分に赤いスイカのムースと、あのチョコレートの種を入れさせていただいております。

スタジオでも試食させていただきました。

バウムクーヘンの生地の部分には、もっちり感がしっかり出せる特徴のある、千葉県産の米粉を使っています。それにしても、この形につくりあげるのは、相当大変なようなんです。

片岡さん:ちょうど大きさがですね。コンパクトディスク・・CDの大きさと同じぐらい、直径大体12センチぐらいの大きさになります。外側の模様は、イナズマみたいなギザギザみたいな焼きごてがあるんですけれども、こちらを200度まで温めたものをですね、上から下に向かって1本1本筋に入れていくということで。もう1周するのに大体8本入れるんですけれども、本当に1つに対して本物のスイカ見せるように、結構手間をかけて焼いてはいます。国産のスイカのピューレ・・煮詰めたものですね、こちらをメインにしたムースを入れているんですけども、やっぱりスイカっていうと夏をイメージするので、もちろんあの始まりはですね、通年販売してはいるんですけれども、一番始まりはだいたいやっぱり3月のあの彼岸ぐらいから。で、その次に母の日、そしてだいたいメインの6月、7月、8月という形で、ここら辺がメインで販売させていただいております。

球体につくるって難しそうですよね
全て手作業で焼き上げていて、1日に焼き上げられるのは90個が限界なんだそうです。コテで縞模様を焼き付けるという話がありましたが、こちらも、力加減がとても難しいそうですよ。そして、ムースは3回に分けて冷やし固めながら入れるそうですが、完成に3日間の時間が必要とのこと。そもそもスイカは水分が多いのでピューレ状にするのも、かなり大変なんだそうです。本当に手間がかかっているんですね。
元々は米農家さんで、そこでできる米粉を使って焼き菓子などを作ったのがルーツという「お菓子のたいよう」。バウムクーヘンに使っている米粉も、多古町産のコシヒカリなど、地のものにこだわっています。その想いを片岡社長にきいてみました。
片岡さん:私、そもそも生まれも育ちも千葉県でして、やっぱり弊社「太陽社」もですね、千葉県の近隣のお客さんからやっぱり助けていただいて、やっとここまで成長してきた。今年で創業74年目になるんですけれども、できるだけ千葉県のものをそのお菓子を通じてですね、どんどん知ってもらおうっていうことで。フルーツですとか、あの素材がすごい美味しい県なので。もちろん海産物もそうですけど、農産物もやっぱりもう千葉県産、やっぱり私は食べて千葉県(のもの)本当に美味しいと思ってるんです。優れているなあと思っております。なので、やっぱりお菓子っていう私どもはお菓子屋なので、お菓子を通じてそういったものをどんどんどんどん他県の方にも知っていただければなっていう気持ちで、やっぱりできるだけ地場産のものを使いたいと思っております。

地域の人や恵みへの感謝の気持ちが会社の基本というのが嬉しいですよね。
今年の春、この番組で紹介した季節限定の「さくらバウムクーヘン」も千葉県産コシヒカリ100%だったんですが、これからも千葉県産の食材を活かしたお菓子をたくさん作ってもらいたいですね。実はこのすいかバウムクーヘンには、兄弟がいるんです。一体どんなバウムクーヘンなのでしょう?

片岡さん:夏場にはですね、見た目も味もやっぱりあの丸ごとスイカ。で千葉の、やっぱり米粉を使った千葉県のお土産ということで、ぜひですね。すいかのバウムクーヘンをお土産に持って行っていただければなと思っております。発送もできますので、ぜひ皆さんで召し上がっていただければなと思います。そのすいかのバウムクーヘンのほかにですね、この時期ですとメロンのバウムクーヘンっていう兄弟みたいな、同じようなメロンのバウムクーヘンもございますので、ぜひ一緒にですね。セットで千葉県の、土産ということで、あの購入していただければとても嬉しいです。

千葉県への想いがたっぷり詰まったお土産。ぜひ地方に持っていったり、送ったりして、千葉の魅力を伝えてくださいね
「お菓子のたいよう」のすいかバウムクーヘンなどは、通販で購入することができます。冷凍便で届いて、賞味期限は到着後30日間。食べる2時間ほど前に冷蔵庫に移していただくと、解凍されて、ちょうどいいひんやりバウムクーヘンになるそうです。「解凍したらその日のうちにお召し上がりください」とのこと。秋には千葉県産のさつまいもの角切りがたっぷり乗った、さつまいもバウムクーヘンの販売も予定されているそうです。最新情報など 詳しくは、お菓子のたいようのX またはインスタグラムをご覧ください。

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