三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

千葉のアクティビティ 水辺のネイチャーアドベンチャー「よこぴか倶楽部」

2025/10/24 UP!

スポーツの秋、過ごしやすくなって、外でのアクティビティが盛んになる時期でもあります。各地で秋のアクティビティが行われ、多くの方が参加されていますが、今回は、下総台地から太平洋に注ぐ、九十九里エリア最大の川 「(くり)山川(やまがわ)」のアクティビティをご紹介します。

千葉県北東部から九十九里エリアを流れる「栗山川」。千葉県内では2番目の流域面積を誇り、周辺には、日本の原風景ともいえる田園や里山の風景が広がっています。その栗山川で秋から冬にかけて楽しめるのがカヤック体験ツアーなんです。

以前、銚子の海で楽しむシーカヤックのアクティビティを紹介したことがありますが(2023年7月14日OA)、今回は川なんです。

今回は、ツアーを主催している「よこぴか倶楽部」で指導員をされている(う)(ざわ)順一(じゅんいち)さんにお話を伺いました。まずは、よこぴか倶楽部ってどんな団体でなのでしょう?

鵜澤さん:「よこぴか倶楽部」は、地域のカフェの経営者ですとか、サーフィンスクールの方ですとか、ペンションを経営されている方、経営者が集まって、地域をですね楽しんでいただく、まあガイドの集団でございます。発端は、千葉大学との町が協定を行って、千葉大学が始めたタウンマネジメント講座の中で、ニューツーリズムを開発しようとして、まあ集まったメンバーがですね「よこぴか倶楽部」というのを設立して、今でも活動しています。メンバーは、十人くらいいまして、その中で、カヤックのインストラクターを取られているメンバーが六人になります。横芝光町もですね、観光開発の中で、バックアップをしていただいてます。町の資源をですね、洗い出したところ、やっぱり「栗山川」と「九十九里浜」。そして「豊かな田園が広がる」まあ「農産物」そういったものが、あの資源として挙げられました。

地元を盛り上げようという人たちが地元をガイドする集団なんですね。

「よこぴか倶楽部」は、
横芝光町の素晴らしい地域資源を楽しむメンバーによるガイド集団なんです。「横芝光町観光まちづくり協会」に所属していて「公益社団法人日本(にほん)カヌー連盟公認」「JRCA(日本(にほん)レクリエーショナルカヌー協会)公認カヌースクール」です。お気づきの方も多いと思いますが、「横芝光町」なので「よこぴか」です。そしてこんな形で取り組みが始まりました。 

鵜澤さん:まずは栗山川を活用して、何かツアーみたいなのができないかどうか、アウトドアメーカーのモンベルさんに働きかけといいますが、お願いをしたところ、モンベルさんから「ぜひカヤックツアーなどを企画したらどうでしょうか」っていうことで。「フォールディング・カヤック」=組み立て型のカヤックを自ら組み立てて、そして川に入って操船の体験をするツアーをですね、このよこぴか倶楽部のメンバーで体験をしたことが、まあカヤックのツアーをやるはじめてのきっかけみたいなものです。栗山川の魅力は、やはり自然が豊かなところですけれども、例えば鳥のさえずりが間近で聞こえたり、秋から冬にかけては渡り鳥がとても多い、飛来する川でして、いろいろな種類の渡り鳥がですね、間近で見ることができる川だと思います。驚いたのは、私たちもツアーの二回に一回くらいカワセミという青い綺麗な鳥がですね、本当にカヤックの私たちをついてくるような形で観察することもできます。

カワセミをそんなに見られるなんて貴重な体験だと思います。

フォールディング・カヤックはとっても軽いので、保管や持ち運びだけじゃなく、水上での操船もやりやすいんです。

栗山川のツアーでは周りに高い建物がないということもあり、眺めも良いそうですし、鴨、サギをはじめ、多くの渡り鳥に出会うことができます。はツアーのある秋冬でもホーホケキョと鳴いているのを楽しむことができるそうです。

今回は栗山川のカヤックツアーをご紹介していますが、ちなみに、カヤックとカヌー、ボートの違い、みなさんはご存知でしょうか?

一般的に、オールを使って後ろ向きに進むのが「ボート」。パドルを使って前向きに進む舟を総称して「カヌー」と呼んでいます。これがパドルの形で分けられていて、水かきの部分・・ブレードと言いますが、これが1枚のもので漕ぐのが「カヌー」、棒の両端についているダブルブレードで漕ぐ舟を「カヤック」と呼ぶんだそうです。さて、そのカヤックで下る栗山川はサケの遡上の一番南の川(南限)という説もあって、秋になると、産卵のためにサケが帰ってきて遡上することでも知られています。そんな豊かな自然に親しむ半日体験ツアー。どんな方が参加しているのでしょうか?

鵜澤さん:ツアーに参加できる年齢は小学生から、上限は設けてありません。よくお見えになるファミリーではですね、お子様とご両親、それにおじいちゃん、おばあちゃんなども一緒に三世代で参加される方などもいらっしゃいまして、最高齢でいくと九十歳という参加者も過去にはいらっしゃいました。私たちのツアーはフォールディング・カヤックという組み立て型のカヤックを使ってまして、テントを組み立てるような感じでアルミの骨組みを組み立てて作るんですけれども、組み立てを体験できる数少ないカヤックツアーのですね私たちの売りになってます。普通の方が組み立てをすると結構時間かかってしまうので、ガイドがその組み立て、それを皆さんでお手伝いいただいております。手伝いをしていただく過程の中で、ご家族ですとか、一緒にツアーに参加される方々が、コミュニケーションを取ったりして、実際に船に乗るまでの間にもですね、コミュニケーションを取りながらツアーとして魅力を高めているところでございます。

組立てるところからのツアー。コミュニケーションしっかりとることになるわけですよね。

定員は8名で、インストラクターを入れても10名余りですから、チーム感も出るちょうどいい感じですね。このツアーに申込む人のほとんどが未経験の方。でも転覆することもほとんどないということなので、ぜひトライしてみたいですね。そして、ツアー参加者にはこんなお楽しみもあるそうです。

鵜澤さん:11月は 3回ほどツアーを予定していまして、詳しくはホームページをご覧ください。私たちのツアーには保険料やカヤック装備のレンタル料、そして日帰り入浴料が含まれていまして、集合解散場所になっているペンションのNANJA MONJAさんのですね広々とした露天風呂を満喫して、さっぱりしてお帰りいただくことができます。前日に町内のペンションに泊まって、早朝からこのカヤックツアーに参加される方もいらっしゃいますし、ツアーの後に後泊される方もいらっしゃいまして。また日帰りで帰られる方もお昼までのツアーなので、この後、昼食をガイドがおいしいお店をご紹介したりして、お土産などもこういうところで買えますよというのをご案内しています。その辺はとても喜んでもらっていると思います。ぜひ参加をしていただければと思います。360度青空に囲まれてっていう開放感はですね、とても皆さん誰でも感じていただけると思います。

「よこぴか倶楽部」の栗山川カヤック体験ツアーは、朝9時に集合して午後1時頃に解散、参加費は税込 8900円。自分のカヤックをお持ちの方は持ち込み可能で参加費が割引になるそうです。水量が豊かでゆったりと流れる栗山川。ツアーの申し込みはモンベルのサイトからになります。詳しくはよこぴか倶楽部のホームページをご覧ください。

よこピカ倶楽部

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モンベルのサイト

https://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=F12J01

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