2025/12/5 UP!
気温もだいぶ下がってきて、ダウンジャケットの出番がきたようにも感じますが、こんな時期にこそおすすめのレジャーがあります。

年間を通して温暖な気候の千葉県だからこそ、この時期もキャンプがオススメなんです。県内にはたくさんのキャンプ場があって、中には初心者の方でも安心の施設や、手ぶらでも楽しめるグランピング場もたくさんあります。今回は、その中からおすすめのキャンプ場をひとつご紹介していきます。

いすみ市の内陸部、里山ののどかな風景が広がる国吉地区。都心から車で約90分のこの場所に、今注目のキャンプ場「NANSO CAMP」があります。日常から離れ、自然の中で心おきなくキャンプを楽しむことができる環境のもとさまざまな設備やプランが用意されていて、初心者から経験者まで好みのスタイルで楽しむことができるんです。まずは、NANSO CAMP代表の高橋ともこさんに、このキャンプ場を作るきっかけをお話いただきました。

高橋さん:キャンプ場にある建物が、元々縫製工場だったんですけど、それが売りにでていたので、何かに活用できないかなと思って買ったのが、きっかけです。そのときに私が趣味でキックボクシングやっていたのでみんなで体動かす場所として、「やろうか!」ってなってたのが始まりなんですけど。建物の外の敷地が結構広かったので、ちょうどキャンプブームもあったので、キャンプ場できないかなと思っていろんな人に相談して、里山もあるし、できるんじゃないかなっていうのがきっかけで始めました。手軽にキャンプを楽しんでもらえるように過ごしやすいキャンプ場を目指して、いろいろ相談しながら作ってここまで来ました。露天風呂を作ったり、今は貸切のサウナを作ったりして整備しております。

最初からキャンプ場を作ろうとおもっていたわけじゃなかったんですね。

代表の高橋さんは、地元いすみのご出身。お仕事をしながら趣味でキックボクシングをされていました。ある時、お父様が国吉地区の縫製工場が売りに出ているのを見つけて娘の智子さんに提案。広い建物の中を改装して、運動ができる小さめの体育館のような施設にして、そこで講師の先生を招いてキックボクシング教室を始めました。でも工場の土地が結構広いので、何かできないかと思って、キャンプ場にも目が向き始めたそうなんです。スタートは2022年。最初はお客さんが来てくれるのか心配だったそうです。
高橋さん:キャンプ場をオープンして一番最初の予約をしてくれた女性のソロキャンパーさんがいらっしゃいましてその方が今でも毎月キャンプに来てくれております。もうテントはその方は建てないで車中泊されたり、あのロッジがあるのでロッジに泊まったりしておりますね。夜ご飯は近くの居酒屋に飲みに行って、歩いて帰ってきて、うちの貸切露天風呂にゆっくり浸かって、夜は焚き火をして、就寝っていう感じの方が、明日も来てくれます。そう品川から来てくれてます。毎月もう炎見つめてぼーっとしてます。キャンプ場で薪を売ってるんですけど一束でゆっくり焚き火楽しむっていうお客様もいらっしゃいますし、一束じゃ足りなくていっぱい買って食って、もうバンバンやってるお客様もいるし、皆さんそれぞれの焚き火の楽しみ方をされてるなと思います。

東京の品川から毎月というのは、よっぽど気に入ったんですね。キャンプ場のロッジや車をベースに居酒屋で地元の美味しいモノ食べて、露天風呂入って、焚火をぼーっと見るとか、そんな風に楽しむのもいいですよね。
その方は、いすみ市内で毎月行われている「天神市」に行くのが主な目的なんだそうですが、代表の高橋さんからみても、自分らしいキャンプ場での良い時間の過ごし方をしているなと感じるそうです。

地図で見ると、キャンプ場自体も駅からも歩いて行ける距離で、すぐ近くにコンビニや居酒屋さんもあります。全部完璧に準備しなきゃ!と気負わなくてもいいから慣れてない人とか、初めてでもいいですよね。それでいて目の前は、自然ゆたかな里山の風景という贅沢なロケーションも相まって口コミなどで人気が高まっています。そして、もう一つの人気の秘密がお風呂とサウナなんです。

自然豊かないすみ市で心おきなくキャンプを楽しむことができる「NANSO CAMP」。オートキャンプに最適な「砕石サイト」から、緑いっぱいの「はらっぱサイト」、地面のぬかるみや段差を気にせず過ごせる「ウッドデッキサイト」、テントも道具も用意されている「手ぶらでキャンプ」グランピングサイトまで、多様なスタイルで楽しめますが、今人気なのが「プライベート貸切サウナ」なんです。どんなものなのでしょうか。

高橋さん:2種類あるんですけど(ひとつは)7人用のサウナがありまして、ガラス張りで里山がもうととのえるスペースがあるっていうボックスサウナっていうのが、あの水着着用なんですけどあります。御家族皆さんで貸し切って、楽しまれてる方もいらっしゃいますし、水風呂と露天風呂、一緒に付いてますので2時間たっぷり、キャンプだけじゃなくてサウナも楽しめるっていう感じでおすすめです。もう一つのタイプのサウナなんですけど、2時間で露天風呂とこぢんまりした2人用のサウナがあります。ご夫婦だったりカップルだったり、親子で水着なしで入れますので貸し切りでゆっくり入れます。どっちもロウリュできるんですけど、バレルサウナの小さい方がやっぱり温度は上がるので、とても熱いロウリュ好きなサウナーの方にはたまらないと思います。キャンプでお風呂って必要なのかなって私は思ってたんですけど作ってよかったなと今思います。風呂だけ入れますかっていうお問い合わせ、結構いただいています。

アウトドアだとテントサウナというのも最近は有りますが、サウナ小屋があって、里山の景色を眺めながら仲間と水着で楽しむのも、こじんまりと貸切で楽しめるのもどっちもいいですよね

ふたつのサウナは独立した区画にあって、大きい七人用の方は入り口と反対の壁全面がガラス張り。ものすごい解放感を演出してくれるんですね。外の「ととのいエリア」には椅子や水風呂も完備。火照った体をキュっと引き締めてくれます。水着をつけなくてもいい2人用のサウナはコンパクトでロウリュの温度が効率よくあがってサウナ好きな方にはたまらないそうですよ。最後に、秋冬シーズンならではの楽しみ方をおしえていただきました。

高橋さん:手ぶらでキャンププランっていうプランとあとコンテナハウスのプランができまして、初心者の方でも手軽にアウトドア体験できるプランを用意しております。食材だけ持ってきてくれればバーベキューとかできますので、いすみですと、海も近いので、あの日曜日は漁港で朝市をやってたりするので、魚介類をそこで調達して、キャンプ場で、またそのバーベキューをやったりっていう楽しみ方もおすすめしてます。秋冬が一番キャンプに適してると私は思ってます。まず、焚き火のぬくもりを感じられる。そして露天風呂も本当に温まって気持ちいい。さらにサウナは気温差で整うので、皆さんはまってしまうんです。なので秋冬が絶対におすすめです。今説明した三つは全てNANSOキャンプにあります。

そして、秋冬が特におすすめの理由もう一つ、いすみは星が綺麗なんですよね。

天体望遠鏡を持ち込んで、焚き火しながらずっと星を眺めていらっしゃるお客さんもいるそうですよ。実はこの近くには、「とまれ、みよ」と書かれた看板が立つ踏切とその上に広がる満天の星が撮影できる有名な写真スポットもあります。NANSOCAMPでは、露天風呂、サウナだけの利用も可能で、週末や祝日は気軽に立ち寄れるカフェの営業もあるそうですよ。あなたならどんな風に楽しみますか?詳しくはNANSO CAMPのサイトでご確認ください。

https://www.instagram.com/nanso_camp





