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県庁職員が選んだ“思い出の名店”県職員の思い出の味「サンズサンドイッチ」  

2026/1/23 UP!

毎年、千葉県庁では、職員に対してのアンケートをもとに美味しいものや名店を紹介していますが、今回は『千葉県職員が“他県の人にもおすすめしたい”千葉県グルメ企画』の第5弾。今回のテーマは、「わたしの“思い出の名店”」です。

アンケートには千葉で働き、千葉を愛する県職員から、県内各地の“思い出の名店”や“推し”メニューなどがたくさん寄せられました。今回は、その中の一つ、野田市にあるサンドイッチのお店をご紹介します。

野田市の愛宕神社のすぐそばにある「サンズサンドイッチ」は、惣菜系からフルーツ系まで、30種類以上のサンドイッチが揃う1979年(昭和54年)創業の老舗。30代男性職員からは、「幼い頃、清水公園にピクニックに行く際に必ず立ち寄った」、「食べ終わった後、残ったパンの耳をお母さんが自宅で”パンの耳揚げ”にしてくれた」という思い出と「たっぷりのたまごが挟まったたまごサンドが大好き」とコメントが寄せられました。現在は、もともとこのお店のサンドイッチのファンだったという2代目店長の木村(きむら)浩子(ひろこ)さんがお店を切り盛りされています。まずはこのお店を引き継ぐことになった経緯からうかがいました。

木村さん:コッペパン屋さんをやりたくて、たまたまここの私ファンだったので一度訪ねたわけなんです。そのときに自分の思いのたけをここの先代の奥様に話したところ、「そういうことであれば来週から来てみませんか」っていう答えが返ってきたわけなんですよ。ただ私は、ここパンを焼いていると思っていて、最初に「ここパンを焼いてませんか?」って聞いたところ「焼いてません」っていう返事で、ちょっと間違えちゃったかなって思ったのもあったんですけど、惣菜とかいろいろ教えていただけるのかなっていうことでせっかくなのでそれから通うようになったわけなんですね。サンドイッチはここ35種類前後、種類あるので、到底1人ではできないっていうちょっと心配な気持ちにはなりましたよね。その日々の中で一つ一つ丁寧に教えてくださったことは確かにありましたけれどもね。

パンをお店で焼いているんだろうと思って、好きなサンドイッチ屋さんに「コッペパンやりたいんです」と話したのがきっかけ。違ったみたいですが、、、

このサンズサンドイッチ、とにかく地元の方に愛されているお店で、木村さんもここの美味しいパンの秘密を教えてもらいたいと思ったんですが、「あれ?」と。でも、そのまま手伝うことになりました。するとお店側から思わぬ提案がありました。

木村さん:後継する方がいないっていうことがあって「やらないか」っていう声をかけて頂いたんですね。でもやっぱり不安しかないので考えましたね。先代の後継がいないっていうことは味が絶えてしまうと。お断りするのにはちょっともったいないっていう思いにもなって、少しずつ先代にも背中を押されて、少しずつやってみようかなっていう気持ちになりましたね。種類が何しろ多いので、先代のお父さんは「この位な。この位な」っていう教えなんですよ。それも必死に数字にするのに、これは小さじ一杯でしょうか大さじこれは1.5杯でしょうかっていうことを一つずつ確認しながらレシピを作りました。

作り方や「味」を引き継いで行くのですが、長年やられてきた先代の「感覚」を引き継ぐのは難しい、ということで、できるだけ数字化して、味の再現に挑んでいったそうです。本当に大変ですよ、これは。

『千葉県職員が“他県の人にもおすすめしたい”千葉県グルメ企画』その第5弾。「わたしの“思い出の名店”」に寄せられたアンケートの中から、野田市にあるサンドイッチ店「サンズサンドイッチ」をご紹介しています。さて、サンズサンドイッチは朝6時にオープンします。開店時間から遡ると、いったい何時ごろから準備を始めるのでしょう?

木村さん:食パンは取ってまして、毎日夜中の12時半に届きます。私がその後1時15分に入店してパンを切ったり、揚げ物をしたり、それから惣菜の一部を作り始めます。スタッフが3時半、4時にそれぞれ来始めて、引き続きその6時オープンに向けての30数種類のパンを作り上げて、6時には全部揃った状態でオープンします。10数個ずつ作るわけですから。はい。でも最初はやっぱり6時にオープンできなかったことも正直ありました。そのために工夫をして何しろ6時には、あの全部揃った状態で開けるっていうのを目標に今も継続してますけれども

6時開店の時に30種類以上、全て揃える。しかも10個ずつ。単純計算でも300個以上作っていく、大変ですね。

10個ずつ作っても、人気のメニューは無くなるのも早いので、それはなくなり具合を見ながら追加で作っていくそうです。ちなみに、2月から4月いっぱいごろまでは大人気のイチゴサンドが始まります。旬のものはやはり売れ行きが良いようです。夏はさっぱりした生野菜サンドやフルーツサンド、秋はマロンサンドや季節の果物(シャインマスカットやブルーベリー)をサンドしたもの、冬は揚げ物(ヒレカツやチキンなど)をサンドしたものが人気になります。年間通しては、たまごサンドやスペシャルサンドなどが安定した人気になっているそうですよ。

スタジオにもいくつかサンドイッチを用意いたしました。

このほかにパーティー用のサンドイッチの予約も承っているそうです。平日早朝は、主に、通学やこれからお仕事という方、夜勤明けの方が、たくさん訪れます。ずっと変わらぬメニューを買い続けていらっしゃる方もいれば、毎回違うのを選ぶ方もいるということで、客層もバラエティに富んでいます。一方、週末は、県職員の方のアンケートにもありましたように、レジャーにいく前に買いにこられる家族連れや、遠くからこの味を求めて買いに来られる方などがたくさんみえられるそうですよ。

日によって客層が違うというのも面白いですね。

そして、木村店長、これからのサンズサンドイッチ、どんな夢をお持ちなんでしょうか?聞いてみました。

木村さん:まずはやっぱり先代(に話をしに)ここを訪ねたときに、コッペパンをやりたいっていうね、コッペパンに関しては、やっぱり徐々にサンドイッチと並行して、夢は引き続き持ってそれに実行に繋げていきたいなと。それから、移動販売車っていうのを考えていて、キッチンカーとは違うんですけれども、この厨房で作ったそのサンドイッチ、コッペパンを持って、ちょっと足を伸ばして、販売に行きたいなっていう、近々の夢ですかね。自動販売機の設置とかも考えていけたらいいなっていうふうに思ってますね。うん。昭和チックな商品なんですね。お安い価格で素朴な味を楽しんでいただける。そういうものを提供しているお店なので、ぜひ近くに寄った際には、寄っていただければ幸いです。

そもそもの夢のコッペパンもがんばってほしいよね。移動販売車や自動販売機が実現していくと、幅広いエリアや時間でサンズサンドイッチの味を楽しめるようになる。より多くのお客さんに食べたい時に買っていただける。ひろがっていきますね。

お店を継いで最初の頃はお客さんからも愛情のある指摘をたくさんいただいたそうです。例えば人気メニューのハンバーグ、良かれと思って、元々のレシピにはない「きゅうりのスライス」を入れたらすぐに「なんできゅうりが入っているのか?」と言われたり、数字の上では同じ材料や調味料で具を作っても「何か違うんだけど」と指摘されたりしたそうです。

これは、お客さんたちの愛する「サンズサンドイッチの味」というものをしっかりと継いでもらいたいという「愛」のある指摘ということなんでしょうね。

今では、そういった指摘をされていた方達も、ニコニコ納得してサンドイッチを買っていくということですから、しっかりと味を引き継がれたといっていいのではないでしょうか?

サンズサンドイッチの営業時間やメニューなど、詳しくはお店のインスタグラムをご覧ください。

https://www.instagram.com/suns_sandwich

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