2026/1/30 UP!
「鴨川レモン」ご存知でしょうか?実際に鴨川で育てられたものです。今がまさに旬なんですよ。
レモンの旬って、夏のイメージがあったのですが、、、、冬なんですね。
今回は鴨川でレモンを育てるところから、果実としてだけでなく、加工品で売り出していこうと奮闘されている皆さんの想いをご紹介します。
温暖な気候と美しい海岸線に恵まれた鴨川市。この地の豊かな太陽と潮風に育まれたブランドレモン「鴨川レモン」と、それを使ったお菓子などのシリーズ「海と太陽のレモン」が今では南房総のご当地土産として定着しています。「海と太陽のレモン」は、お土産物の企画・販売を行う地元老舗企業の「さわらび」と、“皮まで食べられる信頼できるレモン”作りを行っている地元の生産者組合「鴨川レモン組合」との“農商工連携”によって生まれたんです。

実は鴨川のレモンづくりは、2010年頃からと比較的新しいんです。なぜ鴨川でレモンを作るようになったのか、「さわらび」の社長 上條長永さんに伺いました。
上條さん:レモン自体を作るという考えは元々なかったと思います。鴨川にはですね、優れた農家さんがたくさんおります。しかし、やっぱり年齢には勝てないですよね。農家を続けることができるものって一体何か?ていうところを考えたときに出たのがレモンでした。このレモンっていうのは、樹木ですので、腰をお米のようにですね、折ったりとか収穫したりだとか、そういうことがほぼありません。上を向いて収穫できますので非常に収穫が楽なんです鴨川にレモンを定着させて、それでなおかつ、今、輸入というレモンが、結構ワックスが強いというかどうしても「日本産のレモン」っていうのをちょっと味わいたい、もしくは出荷していきたいっていう思いが当時は強かったもんですから。この鴨川でレモンができないかなということを、ご相談申し上げていたところ、7農家さん手を挙げていただきまして、レモン研究会という会を作って今後一体何をしていくかっていうことを、とことんお話をさせて頂きました。

鴨川の優れた農家さんに続けやすい作物のひとつがレモンだったんですね。さらに、レモンの木は茎に棘が生えていて、鳥や動物もあまり寄りつかないので、鳥獣による被害が少ないという利点もあるそうです。最初は7軒の農家さんからスタートしたんですね。
日本ではレモンっていうとワックスの強い輸入もののイメージがありますけど「日本産のレモン」を千葉県で作っていこうということになって、上條さんを始めとするレモン研究会の皆さんは特徴を作るために努力をされていきます。

上條さん:レモン=ワックスたっぷり農薬たっぷりというイメージをこれは仕方がないことだと思います。輸入に頼ってましたので。ただ私共の一つの夢として日本製のレモンっていうのを作れないか。もちろん広島とか瀬戸内の方では完成してます。ただ、この千葉県のですね最南端の方で、レモンってできるのかどうか。そこから始めたわけなんですが。できるぞということがわかったので、じゃあ作るからには一つとがろうということで、はたから見ればそんなとがったようには見えないんですけども・・優しくとがっている部分として減農薬ということ。要するに無農薬ではないです。農薬は使っております。ただし、千葉県が定める少ない農薬でもって、どこまでちゃんとしたレモンができるかというギリギリの線をやりながら、レモンを作っていると。ですから通常のレモンよりは、農薬・ワックスその辺が非常に少ないという商品で作っとります。
安全で安心して食べられるレモンをということで、ちばエコ農産物への取組も進めているんです。(ちばエコ農産物:化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培された農産物に対して千葉県が認証する制度)。
スタジオにあるレモン、収穫されたばかりですが、輸出入だと必要になる虫などへの対策用のワックスや農薬を減らせるという事と、収穫したらすぐに消費者、つまり私たちの手元に届けられるので、フレッシュさが全然違うのだそうです。

鴨川で7軒の農家さんと共にレモン作りを始めた株式会社さわらびの上條社長。レモンの出荷だけでなく、加工品の開発に着手します。
「しおれもんチップ」「レモンクリームサンド」「しおレモンパイ」「レモンタルト」「レモンプリン」「レモンゼリー」「ドレッシング」もあります。中でも「しおレモンチップ」は2020年にテレビのバラエティ番組「ざわつく金曜日」の第4回ご当地ポテトチップスNo.1決定戦!で紹介されて人気に火がつきました。
スタジオでもいただいてみました。
上條社長を始め「さわらび」のみなさん、このクセになる味を決めるまでに、かなり時間をかけてプロジェクトを進めたようなんです。
上條さん:しおレモンチップっていうんですが正式名。ここを着手しました。そのレモンをまずはパウダー状にします。いわゆるシーズニングというものを作り上げていきます。そのシーズニングで、ほぼほぼポテトチップの味は確定されてしまいますんでそのシーズニングに力を入れるというところに相当時間を費やしました。大体ですね毎朝ミーティングやるんですが、3種類ずつレモンチップが並べられましてですね、全てにABCという、「さあ、今日はどれ」みたいな感じで多数決をとっていくわけなんですが、これがもう1週間2週間どころじゃないんですね。まとまった?って言ったら今度最終だっていうことでまた始まるわけなんですよ。みんなが納得できる味を作っていこうと、その気持ちからなんでしょうけども。その甲斐もあってですね、非常にテレビなど取り上げていただいて、もう食べていただいて、これは美味しいと絶賛をいただいた商品でございます。

たくさん試食してくると、もうわかんなくなっちゃいますよね。(笑)
1週間で何種類も試食して、前の味とか覚えてられないこともあったそうですが根気よく、開発、試食を続け、たどり着いた味には自信があるということです。66年前に土産物製作、販売を行う会社としてスタートした「さわらび」は、本土復帰前の沖縄から貝殻などを「輸入」してアクセサリー、オブジェの販売からスタート。現在は「海と太陽のレモン」シリーズの他、先日ご紹介した「成田市場」では、千葉県産の焼き芋や高級フルーツの輸出など多角的に事業を展開されています。最後に、鴨川レモンへの熱い想いをうかがいました。
上條さん:我々のレモンは、鴨川って名前がついてます。「鴨川レモン」というふうに認知を図るために、登録商標、登録されてます。ぜひとも「鴨川レモン」ちょっとでも見えたら手に取っていただいて、味の違いなり、またフレッシュの違いなりを楽しんでいただければなと。非常に香りの高いレモン、その酸味の中にも甘みがある。ちょこっと使うだけでも香りだしにも最高ですしそれからいろんな料理との組み合わせなんかも最高ですし、いろんな用途でお使いいただけると、ますます鴨川レモンの知名度も上がっていくし、健康に良いレモンを摂取していただければなというふうに思います。

地元鴨川のブランドをゼロから育てていく、その想いが伝わってきますね。
今日ご紹介した鴨川レモンを使った「海と太陽のレモン」シリーズなど、詳しくは「株式会社さわらび」のホームページをご覧ください。そちらから取り寄せることもできます。

ショップ https://sawarabi.raku-uru.jp/




