2026/2/6 UP!
千葉の冬の味覚、特に海の幸、何が美味しいですかね・・・?
三方海に囲まれている千葉県、美味しいものたくさんあるでしょう!
この時期だと、寒サバとか、タコとかカジキとかキンメダイも美味しい時期ですよね。そんな中、美味しい大ぶりのトラフグが今、いすみ市の大原で上がっているんです。今日は、そのトラフグをはじめとする「フグ」で、いずれは日本一をと尽力されている方をご紹介します。

いすみ市大原の漁港では今、大ぶりのトラフグが水揚げされています。沖合に“器械根”と呼ばれる広大な暗礁群が広がっていて、古くからタコやイセエビなどの産地として知られているいすみ市では、昨年新たに千葉ブランド水産物に認定された「大原産天然トラフグ」が注目を浴びています。

一尾ずつ丁寧に釣り上げ、すぐに処理を施した1kg以上の天然のトラフグで、見た目の美しさや、肉付きの良さ、引き締まった身質から、市場でも高く評価されているんです。この「大原のトラフグ」、昔から獲れていたんでしょうか?現地でトラフグ料理を提供している人気の食の宿「旅館伝九郎」の加藤宗一郎さんにお話を聞きました。加藤さんは一般社団法人千葉県ふぐ連盟の広報委員長も務められています。

加藤さん:昔からトラフグ漁というのは成立していたと思います。ただ、ここにきて様々な要因があるとは思うんですけど、千葉県外房九十九里沖その辺で漁獲量が上がってきたので、それに伴ってトラフグ漁に出る船も徐々に増えていった結果、もう10年前とかと比べると、もう何倍にも増えているのが現状ですね。いま市内9隻ですかね。大原で上がるフグはすごく肉質が良くて、甘み旨みが強い。これはよそのフグと食べ比べてもわかりやすいぐらい大原のトラフグは美味しいです。筋肉質で身の締まりもいいですしそういう特徴ですね。
いすみの沖合の“器械根”と呼ばれる漁場。タコやイセエビなどの産地として知られていますが、フグもいたんですね。

大きなトラフグの水揚げがこのところグッと増えてきていたんですが、その多くは東京や、フグ料理で有名な下関などに出荷されて、かなりの評価を受けていたそうです。加藤さんは、あるきっかけでフグの調理資格をとって、まずは「ショウサイフグ」というフグを使った料理に取り組みます。どんなきっかけだったんでしょうか。
加藤さん:2021年ですね。きっかけはコロナで魚が余ってしまったっていうのが一番のきっかけだったんですけど、そのときにいろんな人に大原の魚を知って欲しいっていうので、魚のラーメンっていうのを始めて。そのときに自然と出てきたのが、大原で採れるフグのラーメンを出したいっていうので、フグのラーメンのために免許を取得しようっていうふうに思ったのが始まりですね。トラフグに的を絞ってという感じよりは、もう少しリーズナブルなフグを使ってラーメンを作りたいっていうのが始まりです。フグっていうのはすごくダシが出る魚なので、また他にあまりフグのラーメンってないと思うので、この寒い時期は特に人気が出てますね。基本どの魚でやっても一杯1200円でやってます。

(旅館伝九郎のホームページより許諾転載)
美味しいフグの出汁を使ったラーメンを作ろうと資格をとったんですね。毒のあるフグの調理には専門の知識と技術、、、千葉県では「ふぐ処理師」(都道府県によって名称が違います)というのが必要なんですが、この試験に合格した人しか扱えないんですよね。
今でも旅館伝九郎では主に土曜、日曜のランチタイムに、日替わりで二十食限定でショウサイフグや大原で上がった魚で出汁をとった塩ラーメンとお寿司2貫のセットを1200円で提供されていて人気も上々のようですよ。

(旅館伝九郎のホームページより許諾転載)
いすみ市の新たな名物として、訪れる人の舌を魅了している千葉ブランド水産物「大原産天然トラフグ」について、旅館伝九郎の加藤宗一郎さんに、その魅力や、ブランド化を果たすまでの取り組みを伺っています。
最初はラーメンから始まったお話でしたけどフグラーメンでショウサイフグを扱ううちに、トラフグの存在も気になり出した加藤さん、トラフグも宿で出すようになっていきました。現在いすみ市内でトラフグ料理が食べられるお店は6軒あるそうですが、加藤さんは、こんな想いをもって「いすみのトラフグ」を盛り上げようとしていらっしゃいます。

(旅館伝九郎のホームページより許諾転載)
加藤さん:まずは高級な食材なので、これを安く流通させるんじゃなくて、評判が高くなっていくためには、絶対「扱えるお店」「食べれるお店」これが増えるのも大前提ですし、まず私個人としては、何よりも市民にまずは食べていただいて、いすみのフグって美味しいんだよねっていうところから、まずは広めていきたい。続けていくことで私自身はいすみが「フグの町」としても、日本一になれる可能性は十分にあるんじゃないかなとそういうふうに思ってます。それに関しては、千葉県ふぐ連盟で、千葉県のふぐ処理師試験の受験者に対して、準備講習会っていうのを毎年開催してまして。その他にも練習会でしたり、模擬試験だったり、いろいろそういうサポートする活動もしています。
良質のトラフグがたくさん水揚げされても、地元で取り扱えるお店が増えないと、「フグの町」として地元が盛り上がらない。それで資格を持っている人を増やそうとサポートの活動も始めたんですね。
加藤さんのそうした活動もあって、フグ処理師の試験には旅館や料理店の料理人だけでなく、トラフグ漁師や釣り船の船長、さらに釣り好きが講じて試験に挑戦する方など、受験者も増えているそうです。最後に大原でいただくフグの美味しさについてメッセージをいただきました。

(旅館伝九郎のホームページより許諾転載)
加藤さん:(フグは)筋肉質なので、やっぱり何日か置いた方が食べやすくなったり、旨みが増したり、良く最近流行ってる熟成っていう言葉なのかな、寝かせるとかいろんなこと言いますけど。その日に釣りました。その日に獲れました。じゃあ夜食べようって言って食べれる魚ではないですね。決して安い魚ではないので、すごく美味しい食材なので、値段はそれなりにしてしまいますが、これがやっぱり大原、千葉県のブランド水産物にも認定されているので、トラフグ・・・季節が限られてしまうんですが、ぜひ多くの方に足を運んでいただいて、日本が誇る世界に誇るフグ食文化ですね、これをやっぱり、後世に残していきたいっていうそういう思いでいます。大原のフグは美味しいっていうのを知ってほしいので、トラフグだけではなくて、それ以外の大原でとれるフグの料理も出してますし、なるべく気楽に1歩目を踏み込んでほしいというそういう思いでいすみ市民の方は「市民割」という形で、やらせてもらってます。

(旅館伝九郎のホームページより許諾転載)
旅館伝九郎では、市民割もやっているんですね。大原のフグを通じて町を元気にしていきたい、地元への想いが感じられますね。
大原のトラフグ漁は11月から3月までが漁期となっていまして、まさに今が最盛期ということです。フグ料理を楽しめるお店はまだ少ないですが、加藤さんを始め地元の方々の“ミンナノチカラ”で日本一のフグの町を目指して盛り上がっていって欲しいですね。旅館伝九郎について詳しくはホームページやSNSをご覧ください。
https://iseebiryokan-denkurou.com
https://www.instagram.com/denkuro1096




