2024/10/9 UP!
- 今週は「MADE IN 九十九里!」をテーマにご紹介しています。
- 「冒頭の一言 アイデア募集中!」の中西悠理がご紹介しました、白子町にある「小高善和靴工房」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

http://odakayoshikazu.p2.weblife.me/index.html

- 「歩くのが楽しくなる靴」をテーマに、オーダーシューズを制作している白子町の「小高善和靴工房」。オーダーシューズの魅力を伝える為「くつつくりワークショップ」も開催しています。
- 10月19日・20日に、九十九里町の菅原工芸硝子で開催されるクラフトマーケット「くらしずく」と、12月22日に山武市のジャンクアークで開催されるイベント 「ヒルタノシ イトヲカシ」に出展予定です。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- お気に入りの靴と一緒なら、いつもより遠出をしたくなりませんか?
2024/10/8 UP!
- 今週は「MADE IN 九十九里!」をテーマにご紹介しています。
- 「一点物!?」の中西悠理がご紹介しました、長南町にある「大谷家具製作所」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.instagram.com/ohtani.kagu

- くぎを使わず木材を組み合わせる伝統的な技法を用いた「指物家具」をオーダーメードで制作している長南町の「大谷家具製作所」。「自己主張しすぎない、シンプルなデザイン」「100年経ても美しい家具」をモットーに、2022年には『千葉県伝統的工芸品』に指定されました。
- 倉庫を改築した大谷家具ギャラリー工芸館では、10月9日から10月20日まで、特別工芸展「暮らしと工芸展 神無月」を開催、入場は無料です。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- 100年経っても美しい一点物…なんて、かっこよすぎますよね。私も、長く輝けるような人に憧れてしまいます!
2024/10/4 UP!
みのりの秋、皆さん楽しんでいらっしゃいますか?
千葉県は、産出額全国2位を誇る、日本有数のさつまいもの産地。そして関東地方のさつまいも栽培発祥の地ともいわれているんです。今回は、香取市で独自のアプローチでとっても甘〜いさつまいも、その名も「金蜜芋」というスイーツ好きにはたまらないさつまいもを作りながら、いろんな方法で、そのおいしさも表現している石田農園の取り組みをご紹介します。
香取市のある北総地域は、県内でも特に、関東ローム層の火山灰土壌が栽培に適していると、さつまいもの名産地として知られています。その激戦区の中で独自のブランド「金蜜芋」を生産するだけでなく、「金蜜芋」のスイーツを楽しめるカフェを運営している石田農園。農家であり、石田農園のプロデューサーでもある、まだ30歳を越えたばかりの石田湧大さんにまずは金蜜芋がどんなお芋なのかを伺いました。

石田さん:石田農園はですね、会社になっているさつまいも農家なんですけど、自分たちでこだわり持っているさつまいもをオリジナルブランドで金蜜芋っていう名前で売っておりまして、でそれを食べられる場所で金蜜堂っていう芋パフェのお店をやっています。金蜜芋というのは糖度50度以上のさつまいものことを金蜜芋という名前をつけていまして。さつまいもって甘さが、甘くない状態だとだいたい糖度10度ない状態くらいから僕らで言うと糖度75まで甘くなるんですけども、その糖度50度以上の状態って、だいたい皆さんがこう食べた時に「うわ甘っ」て感じる。そのラインがだいたい糖度50なんですけど、僕らが作ってるお芋はすべてが糖度50度以上の金蜜芋になります。甘さをとことん追求して作ったさつまいもなので、なんかそういうオリジナリティのある特徴もあったりします。
石田さんの家は300年以上続く農家。その長男として、石田農園の歴史を続けなくてはという気持ちはあったものの、それほど強い想いではなかったそうですある時、本格的に農業をやることを考えるようになって、そのためにはまず、経営の分野や人を使うことに関しての勉強が必要、ということで人材採用の会社入社。人材育成や人集めのスキルを獲得してから、みっちりと農業の道に入り、無我夢中で芋作りの勉強をしたそうです。そして、今でも最高に尊敬しているお父様の教えで美味しいさつまいもを作るようになっていきます。そもそも、この甘いさつまいも作りに関しては、石田さんとお祖父様との会話から始まったそうなんです。

石田さん:甘いさつまいもってどうしたら作れんのって、私が20歳ぐらいの時に聞いたら、ああ、昔はなんか土の中に秋収穫した芋を入れといて、春になって食ったら甘かったどって言われたんで。なんかそれを本当に真面目に受け取って。で親父と十年前から、この十年間でそれをどうやって技術として習得するのかっていうのを研究していく中で、気づいたことは、二年がかりで、さつまいもの土を作って。そもそも甘くなりやすい個体のさつまいもを作り、それを地下貯蔵庫で熟成させることによって、どこにもない味わいの高糖度のさつまいもが出来上がるっていうことに気づいたのが、まあこの十年ぐらいであの工夫してきたことですね。

お祖父様のお話をヒントに、独自のノウハウを編み出して、毎年再現できるようにしていこうと考えた石田さん。お父様と10年かけて完成させたという、この探究心。素晴らしいと思います。

土づくりから熟成まで、およそ2年の歳月をかけて世に送り出されるオリジナルブランド「金蜜芋」。そして今年3月、また新たな挑戦が始まりました。「芋」としてだけでなく、「スイーツ」にして、もっと多くの人に味わってもらおうと考えたんです。

石田農園の干し芋は製造が追いつかないほどの人気商品になりました。規格外と言われていたサイズの焼き芋商品が百貨店などでも飛ぶように売れたのをみて石田さんは地域全体の芋の評価が上がれば生産地のイメージアップにつながるのではないかと考えたそうです。そこで、まずは石田農園を知ってもらうため、千葉県最大級のビジネスプラン・コンペである「CHIBAビジコン2020」に参加。「最高のサツマイモを作っていく」企画が見事に「ちば起業家優秀賞(千葉県知事賞)」を受賞しまた。そしていよいよ今年3月には金蜜芋を食べてもらうために、芋のスイーツが楽しめるお店、「金蜜堂」の運営をはじめました。

「北総の小江戸」と呼ばれ、築100年を超える商家など歴史的建造物が残り、風情ある町並みを造っていますが、金蜜堂は、内装に大正ロマンを取り入れた古民家カフェをオープンし、さつまいもの特別な体験を提供しています。このカフェでいただける大人気の芋パフェ、どのようにしてできたのでしょうか?
石田さん:今お店でスイーツを私たち農園のスタッフが作っているんですけども、自分たちでレシピを作っているわけではなくて、二年前に出会った千葉市でカフェテントっていうパフェのお店をやっている、宮副天良さんっていうパティシエがいて、その宮副さんは本当にもうパフェの組み合わせというか、素材の組み合わせを考える天才で、その彼と二年前に知り合ってから去年、(テレビ番組の)青空レストランで共演をして、でそこで2人で考えたパフェが世の中の人が食べたいものになって、それをやっぱり僕たちでお店で特別な体験として届けられたらいいよねっていうので、僕らの農園のスタッフに、今ではパティシエの宮副さんが美味しいお菓子。あとはあの組み合わせにこだわったスイーツを作れるようにトレーニングをしてくれて。僕らが提供しているものっていうのは、本当にこう人気のパティシエが考えてくれたものを提供をできていると思ってます。
「金蜜芋のお城パフェ」は20種類ほどのパーツ(材料)から構成されているんですが、素材にも大変こだわりがあって、その食材、基本的にまずは宮副シェフに金蜜芋を食してもらって、そしてこのお芋に合う食材を地元の方にも提供してもらったり、新たに作ったりしてもらったりしたそうです。付け合わせに出てくる2種類のお塩のうちひとつは九十九里の天日干しの塩だそうです。いただいた取材スタッフはひとつ3000円でも安く感じたとのこと。ゆっくりと楽しんでいただきたいパフェ。
スタジオには、取り寄せもできる、瓶に入っている小さなパフェを用意いたしました。

金蜜堂では、10月末まではこのほかに、金蜜芋とベリーのアイスパフェが、季節のパフェとして楽しめるそうです。さて、まだまだお若い石田さんですが、将来について、こんなことも考えているそうです。
石田さん:石田農園のある地域っていうのは、さつまいも農家の人たちが千軒もいて、日本ではもう最大のさつまいもの産地なわけなんですけれども、そこで僕らがやっている、いろんな取り組みっていうのをさつまいも農園のロールモデルとしてやっていって、やがては石田農園以外の○○農園がいろんなスイーツを手掛けてたりとか、百貨店で売り場を争うライバルになってたりとか。僕もまだ30歳なんでここから先の人生、一応今の予定では75歳まで仕事をしようとは思ってるんですけれども、一緒にこう切磋琢磨していけるようなそんな若手の農業経営者の方とか、さつまいもがすごく好きな仕事をしている人達っていうのをなんかこう増やしていくきっかけになれたらいいなと思ってます。
45年先までのすごい人生計画。「地域で盛り上げていきたい」 「地域の中にライバルができたら盛り上がる」とか地域と農業の未来もしっかりみているんですね。

金蜜堂で、パフェやスイーツを食べられた方は、みんな、このお芋の甘さに驚いてショーケースの中にある干し芋もお買い求めになるそうですよ。美味しいものって、自分の大切な人たちに教えたくなりますよね。佐原の歴史的な街並みを楽しみながら、北総地域が誇るさつまいもの実力、金蜜芋をぜひ楽しんでみてください。

金蜜堂&石田農園
2024/10/3 UP!
- 今週は「秋のスイーツ!」をテーマにご紹介しています。
- 「頭の中がプリン!」の中西悠理がご紹介しました、東金市にある道の駅「みのりの郷東金」の 秋限定スイーツ「かぼちゃプリン」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
https://minorinosato-togane.com
- 大人気の道の駅のひとつ、東金市の「みのりの郷 東金」。新鮮野菜の「東金マルシェ」盆栽もある「緑花木市場」素材から美味しい「カフェ&リストランテ とっチーノ」があります。
- この季節は大人気スイーツ「みのりとろ~りプリンぷれみあむ」の秋限定「かぼちゃプリン」が販売されています。10月下旬までの販売予定なので、お見逃しなく!!
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- いつのまにか10月!みなさんも季節の変り目に体調崩さないように気をつけてくださいね。
2024/10/2 UP!
- 今週は「秋のスイーツ!」をテーマにご紹介しています。
- 「気になって 仕方ないことがある!?」中西悠理がご紹介しました、八街市にある「酒井のピーナツ」の「落花生ソフトクリーム」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。


- 落花生の名産地・八街で昭和47年に創業した落花生専門店の「酒井のピーナツ」。店頭では、からつき落花生をはじめ、うす皮付き・バタピー・ コーティングナッツなどバリエーション豊かな商品が並び、落花生が旬を迎える10月下旬からは、新豆商品が販売されます。
- イートインコーナーでは「酒井さん家の落花生ソフトクリーム」が大人気!! ピーナツソフトクリームは「コーン」と「カップ」「気になる」「やちぼこり」の4種類。こだわりの配合やトッピング、ユニークなネーミングなど、遊び心もたっぷりの逸品となています。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- スイーツのお話をしていたらお腹が減りました。
- 何か甘いものを入れなくては…
- 今週は「発酵文化が根付く千葉の酒造り」をテーマにご紹介しています。
- 「手間は惜しまない!」中西悠理がご紹介しました、富津市と君津市に蔵を構える「和蔵酒造」」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

- 明治7年から富津市竹岡で清酒「聖泉」を醸してきた池田酒造と、江戸時代から君津市貞元で清酒「鹿野山」を醸してきた原本家が、 2006年に統合して誕生した「和蔵酒造」。日本の文化「和」を大切に守り続ける酒造です。
- 伝統を守りつつ「基本に忠実であること」「手間を惜しまないこと」を大切にして作られるのは、富津市・竹岡蔵の日本酒「聖泉」、君津市・貞元蔵の焼酎「善次郎」。地元の人による地元のものを使った酒造り!どちらの蔵も事前予約で見学ができます。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- 安心してください、酔ってませんよ!
2024/10/1 UP!
- 今週は「秋のスイーツ!」をテーマにご紹介しています。
- 「断面図に ちょっと萌える!?」中西悠理がご紹介しました、旭市にある創作和菓子「和匠 坂本」の「新栗蒸し羊羹」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
https://sakamoto2086.base.shop

- 旭市にある創作和菓子「和匠 坂本」。創業以来85年に渡り、 地元の方々に愛され続ける老舗の和菓子店です。その秋限定の商品が「新栗蒸し羊羹」です。
- ごろっと栗が並ぶインパクト大のビジュアルですが、味はこだわりぬいた繊細な羊羹です。十勝産小豆の自家製餡と相まって、甘さ控えめでほくほくとした栗の甘みと香りが口いっぱいに広がる逸品です。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- 私もいただきましたが、こんなに栗のゴロゴロ食感を堪能できる羊羹はじめてでした!本当に美味しかったです。
2024/9/30 UP!
- 今週は「秋のスイーツ!」をテーマにご紹介します。
- 「一年通して 食欲の秋 !」の中西悠理がご紹介しました、館山市にある「館山パイオニアファーム」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

- 館山市にある「館山パイオニアファーム」は、化学肥料を使わない、いちじく観光農園。皮ごと食べられるいちじくを栽培・販売しています。栽培しているのは、定番の「桝井ドーフィン」黄緑色の「ロングドゥート」ミニいちじくの「ネグローネ」などです。
- 農園内にはスイーツショップ「いちじくスイーツショップT.P.F」があり、その取れたていちじくを使った「いちじくアイスクリーム」「いちじく生シェイク」「完熟いちじくパフェ」が食べられ、ジャムなどのお土産も充実しています。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- 先週誕生日だったので、番組のみなさんから素敵なプレゼントをいただきました。どちらもドストライク…嬉しすぎて、顔にっこにこです。
2024/9/27 UP!
みのりの秋、首都圏にありながら、海の幸にも山の幸にも恵まれた千葉県には美味しいものが勢ぞろいしてきていますが、そう言った美味しいもののお供といえば、、、、、日本酒なんかいいかがですか?
世界的にも人気が高まっている日本酒。米どころでもある千葉県には、40近くの酒蔵があり、それぞれに個性的な酒造りをしています。でもなかなか、自分の好みに合ったお酒に出会えないとか、もっと色んな味を知りたいなんて思う方もいらっしゃるんではないでしょうか。今回は、千葉の酒蔵をはじめ、全国の酒蔵に足を運びその味や作りのこだわりをチェック。お客さんのニーズにしっかりと応えてくれると評判の街の酒屋さんをご紹介します。

利根川や江戸川などの舟運を活かして、江戸時代から酒造りが盛んに行われてきた千葉県。いまも歴史ある酒蔵が多く残っています。そんな千葉の美味しいお酒を紹介してくれるのが、千葉市稲毛区穴川にある「させ酒店」です。まずは店主の佐瀬伸之さんにお店が大事にしているポリシーを伺いました。
佐瀬さん:千葉市稲毛区穴川で酒屋専門店を営んでます。佐瀬酒店の代表取締役の佐瀬伸之と申します。酒問屋の営業が25歳。でそのそのまま続いたんで、25歳から今48歳なんで23年営んでおります。うちはやはり駅から離れてまして、立地が良くないのは自分でも重々把握なので、やはり昔から僕自身も意識しているのがわざわざ来ていただくお客さん、、時間を使ってね、来ていただいているお客さんに対して、必ず恩返しをしろっていう形で接客。必ず声をかけて、お客さんにぴったりなお酒を選ぶということを信念に持って日々努力しておりますそうですね。全国でもね、珍しい酒屋だと思うんですけども、店頭で並んでるお酒は社長である僕はすべて飲んでますんで。日本酒類に限って言えば、月40種類から50種類は変わっていけますけども、もちろんこちらもテイスティングしてますんで。なんでも聞いていただければと思います。

もともと、ご両親が営んでいる酒店を手伝いながら、東京農業大学の醸造学科でお酒の作り方もしっかりと学び、それを元に、お客さんへのおもてなしをしていこうと考えた佐瀬さん。酒店を継いでからは、実際に酒蔵へ足を運んで得た「豊富な知識と人脈」を活かし、こだわりの品揃えと丁寧な接客を心掛けているそうです。お客さんの好みや希望を把握してから商品を提案する「させ酒店便」という個人宅配も行っていて、そのリピート率は8割以上!なんです。

豊富な知識と経験、接客の丁寧さがあってこそ。もちろん県内の酒蔵も訪ねていろいろ情報を集めている佐瀬さん。千葉県のお酒について、二十数年前と今の評価の違いなども解説していただきました。

佐瀬さん:もちろんそのお酒一本一本にね、酒蔵さんがあるので、その酒蔵さんのストーリーも生き様もね、一緒にお客さんに伝えさせていただいて、少しでもそのお客様がその酒蔵さんのファンになっていただけると僕も嬉しいです。(千葉に酒蔵は)まあ、40ぐらい、まあ実際はあるんですけれども、実際悲しいことにええ、自分のところでしっかりと作っているのは20蔵と聞いております。昔というと、まあ僕が酒屋継いだね。23年前のお話になっちゃいますけども、全国の酒蔵さんから見ると、まあ有名な県から見ると話題にも出ないような千葉県だったんですけども、今ではね、ちょっと気になって千葉にうちの酒屋に顔を出してくれた違う県の酒蔵さんが興味を持って、「佐瀬さん、ここの蔵一緒に行きたいんですけど、連れてってくれますか?」っていうぐらいに千葉の酒蔵を興味を持っていただいているってことは、千葉の酒蔵さんの味わいとその設備も含めて会社の体制というのが気になっているんだと思います。


評判をきいた日本酒がお好きな方はかなり遠方からも訪れるそうで、他の県の蔵元やバイヤーの方も直接、穴川のお店に来るようになったそうです。お店には日本酒だけでなく、焼酎やビール、ウィスキーやワインなどの洋酒も所狭しと並んでいます。お店に普通に入って行くと、佐瀬さんが声をかけてくれて、好きなお酒の味などについて話すとすぐさまお店の中にあるたくさんのお酒の中から好みにあうおすすめのものをいくつか出してきてくれるんです。机の上に、「これと、これとこれ!」みたいにその人にあったお酒を並べてくれるそうです。

取材スタッフも、日本酒の好みを佐瀬さんに言ったら、あっという間に3種類、提案されて、しかもそれぞれの酒蔵のストーリーや味の特徴、こんな料理に合いますよみたいな情報がマシンガンのように出てきて、結局どれも買いたくなり、話を楽しみながらも悩むという時間を過ごしたようです。
千葉市で酒店を営んでいる佐瀬伸之さん、県内だけでなく、全国の酒蔵に実際に足を運んで、その年の出来栄えもチェックしているそうです。そんな佐瀬さんが感じている、県内での酒造りの変化についてお話しいただきました。
佐瀬さん:なんか全国でやっぱり出張行ってると、千葉はやっぱりお人好しが多いなって。昔から思ってて優しいんですよね。だからちょっとなんか他県の様子を見て、後から手を出してくるというか、そういう感じだったんですけども、やっぱり今となってはね、千葉の酒蔵さんもしっかりと他県の酒蔵さん見学して刺激を受けて、そこでいろんな技術提供を受けて、自分の会社で持ち帰ってスタッフとちゃんと話して、それを形にして、それが味わいに、あのやっぱり浸透してやっぱり味も美味しくなって評価されていると思います。僕らがね。やっぱりあの東京農大醸造学科で学ばせていただいたことは、そういうなんか杜氏さんの勘とかって話を聞いたんですけども、勘とかってよくわからないので、大学時代からしっかり分析して数値化して。まあ数値だけでは表れないものもあるんですけども、基礎としてやはりその酒造りをデータ化数値化することによって重ねていくって形ですかね?そうすると日々のその作りが進化していくって形でしょ?データ化すると、その中でやっぱりオリジナリティを自分の中で出して、ちょっと個性を出したお酒になってきているっていうのが、千葉県のお酒だと思います。
もちろん、データで全てが表せるわけではないですが、そのデータの部分などを最近は蔵元同士が情報を共有したりしているのだそうです。酒造りに関する昔はいわゆる企業秘密だったものでもオープンになってきているところもあり、佐瀬さん曰く、そう言った意味では千葉県の酒造りもだいぶ変わってきているそうです。
そして、これからの季節、佐瀬さんがおすすめするお酒のお供と飲み方、きいています!
佐瀬さん:あえて言うんだったら秋だったらね、やっぱり焼き魚とか、あとまた今みたいな暑くないので、鍋とかが増えてきますから、日本酒の魅力といえば、やはりいろんな温度帯で飲める冷酒もあれば、常温もあれば燗酒っていうのもあるので。まあ、あの結構今ポピュラーな飲み方っていうのは冷酒、冷やして飲むって形なんですけども、あの特にね、アルコールの分解、、体内の分解っていうのは、ある程度自分の体温に近くなってから分解し始めますから、結局健康的にお酒を飲むってことは燗にして飲むと体温に近い温度帯ですから、お酒のね抜けが早くなって健康的に飲めますし。鍋なんか食べるとやっぱり鍋があったかいですから、温度で相性がいいですからね。ぜひ冷酒ばっかりね、飲んでる方が多いからあえて言いますけども、冷酒は冷酒で美味しいんですけども。うちの店頭でもう本当、何でもいいんで質問していただければ、しっかり考えてあの提案差し上げますんで、ぜひちょっとご来店いただいてお話しさせて頂ければと思いますんで、よろしくお願い致します。

千葉県の恵みを丸ごと楽しめる鍋なら燗酒。土地の水で作ったお酒が合わないわけがないですよね。
お店で佐瀬さんに「○○鍋をするんで、これに合うお酒なんですか?」とかきいて太鼓判をもらった千葉のお酒を楽しむ。なんかいいじゃないですか!今回は、お話の中で具体的な千葉のお酒の名前が出てきていませんが、それは、佐瀬さんが、それぞれの銘柄にそれぞれのストーリーや味の特徴があって、これが特におすすめ!っていえないよ!と千葉の銘酒全部推しだからなんです。
そんな一歩踏み込んだお話は、お店に直接行ってお話聞いて、そして佐瀬さんにお酒を選んでもらいたいですね。
2024/9/26 UP!
- 今週は「発酵文化が根付く千葉の酒造り」をテーマにご紹介しています。
- 「手間は惜しまない!」中西悠理がご紹介しました、富津市と君津市に蔵を構える「和蔵酒造」」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

- 明治7年から富津市竹岡で清酒「聖泉」を醸してきた池田酒造と、江戸時代から君津市貞元で清酒「鹿野山」を醸してきた原本家が、 2006年に統合して誕生した「和蔵酒造」。日本の文化「和」を大切に守り続ける酒造です。
- 伝統を守りつつ「基本に忠実であること」「手間を惜しまないこと」を大切にして作られるのは、富津市・竹岡蔵の日本酒「聖泉」、君津市・貞元蔵の焼酎「善次郎」。地元の人による地元のものを使った酒造り!どちらの蔵も事前予約で見学ができます。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- 安心してください、酔ってませんよ!
2024/9/25 UP!
- 今週は「発酵文化が根付く千葉の酒造り」をテーマにご紹介しています。
- 「ほろ酔いぐらいが 活舌がいい!?」中西悠理がご紹介しました、酒々井町にある古民家レストラン「きのえねomoya 」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
https://www.iinumahonke.co.jp/lp/kinoene-omoya

- 酒々井町で300年以上続く酒蔵「飯沼本家」。代表銘柄は「甲子」です。その江戸時代中期に建てられた築300年以上の国の登録有形文化財でもある、飯沼本家の母屋をレストランとして改修したのが「甲子omoya」。
- 「二十四節気」をテーマにした本格的な季節会席コース料理が楽しめます。また、店舗限定で味わえる純米大吟醸「甲子omoya」や、純米吟醸「甲子 秋あがり」「純米吟醸 原酒 ひやおろし」「純米酒ひやおろし大辛口」など、飯沼本家で醸造しているお酒を全て取り揃えていて、日本酒とのペアリングを楽しめます。
- 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

- なんとなく、お酒が少し入っている方が滑舌が良い気がするんです。(?!)
- もちろん仕事前に飲みませんが…