三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

酒蔵見学や試飲でこだわりの酒を楽しむ「和蔵酒造」

2024/9/26 UP!

  • 今週は発酵文化が根付く千葉の酒造り」をテーマにご紹介しています。
  • 「手間は惜しまない!」中西悠理がご紹介しました、富津市(ふっつし)君津市(きみつし)に蔵を構える「和蔵(わくら)酒造(しゅぞう)」」(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://wakura-sake.jp

             
  • 明治7年から富津市竹岡で清酒「聖泉(せいせん)」を醸してきた池田酒造と、江戸時代から君津市貞元(さだもと)で清酒「鹿野山(かのうざん)」を醸してきた原本家(はらほんけ)が、 2006年に統合して誕生した「和蔵酒造」。日本の文化「和」を大切に守り続ける酒造です。
  • 伝統を守りつつ「基本に忠実であること」「手間を惜しまないこと」を大切にして作られるのは、富津市・竹岡蔵の日本酒「聖泉」、君津市・貞元蔵の(ていげんくら)焼酎「善次郎」。地元の人による地元のものを使った酒造り!どちらの蔵も事前予約で見学ができます。(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 安心してください、酔ってませんよ!
蔵元で味わう二十四節気料理「きのえねomoya」

2024/9/25 UP!

  • 今週は発酵文化が根付く千葉の酒造り」をテーマにご紹介しています。
  • 「ほろ酔いぐらいが 活舌がいい!?」中西悠理がご紹介しました、酒々井町(しすいまち)にある古民家レストラン「きのえねomoya (にいまるにいよん)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.iinumahonke.co.jp/lp/kinoene-omoya

             
  • 酒々井町で300年以上続く酒蔵「飯沼本家」。代表銘柄は「甲子(きのえね)」です。その江戸時代中期に建てられた築300年以上の国の登録有形文化財でもある、飯沼本家の母屋をレストランとして改修したのが「甲子omoya」。
  • 二十四(にじゅうし)節気(せつき)」をテーマにした本格的な季節会席コース料理が楽しめます。また、店舗限定で味わえる純米大吟醸「甲子omoya」や、純米吟醸「甲子(きのえね) 秋あがり」「純米吟醸 原酒 ひやおろし」「純米酒ひやおろし大辛口」など、飯沼本家で醸造しているお酒を全て取り揃えていて、日本酒とのペアリングを楽しめます。(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • なんとなく、お酒が少し入っている方が滑舌が良い気がするんです。(?!)
  • もちろん仕事前に飲みませんが…
世界に挑む!「吉野酒造」の“腰古井物語”

2024/9/24 UP!

  • 今週は発酵文化が根付く千葉の酒造り」をテーマにご紹介しています。
  • 「やや辛口!」な中西悠理がご紹介しました、勝浦市にある「吉野酒造(にいまるにいよん)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://koshigoi.com

             
  • 豊かな自然と水量に恵まれた夷隅(いすみ)(がわ)の源流域で1830年に創業した「吉野酒造」。敷地には、切妻(きりづま)屋根が連なる酒蔵のほか、高さ16mのレンガ造りの煙突や、醸造の神様を祀る松尾神社など、歴史ある建物が並び、そのほとんどが国の登録有形文化財となっています。
  • 代表銘柄は「腰古井」。ロングセラーは「推奨(すいしょう)」。「腰古井」は1986年の東京サミットの乾杯用のお酒として使用されたり、ANAの国際線ファーストクラスで提供されたり、日本だけではなく世界中に日本酒を広めた銘酒です。(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
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  • 海外でも話題の日本酒!人気が高まっている今だからこそ、千葉の酒蔵から生まれたお酒の魅力を改めて再発見したいですね。
酒スイーツもおすすめ!「東薫酒造」 

2024/9/23 UP!

  • 今週は発酵文化が根付く千葉の酒造り」をテーマにご紹介します。
  • 「あれからすっかり大人になりました!?」な中西悠理がご紹介しました、香取市(かとりし)佐原(さわら)にある「東薫(とうくん)酒造」(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
             
  • 江戸時代、利根川の舟運で栄え「江戸優り」と謳われた佐原。最盛期には35軒もの酒蔵がありましたが、現在残る2軒の酒蔵の一つが「東薫酒造」。伊能忠敬の生家に弟子入りし、1825年に創業し200年の歴史を誇る酒蔵です。
  • 代表銘柄は「大吟醸 叶」。全国新酒鑑評会で18回の金賞に輝いた銘酒です。千葉のお米の「純米大吟醸 (う)兵衛(へえ)」も ロングセラー。日本酒を使ったスイーツづくりにも力を入れていて「酒ジュレショコラ」や「酒カステラ」も人気です。(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
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  • 日本酒の魅力を知れたことは、大人になって嬉しいことランキング上位です!
安房のサイクリング拠点「HEGURI HUB」

2024/9/20 UP!

もうすぐ気候も過ごしやすくなりそうですが、秋のお出かけに、サイクリングはいかがでしょうか?都心からアクセスも良く、魅力的なサイクリングコースが豊富な千葉県。2回目の特集になる今回は、二拠点生活を経て2016年に南房総市に移住。年間を通じて温暖でサイクリングを楽しめる安房地域でサイクリストのための複合施設を運営している方に、この地域のサイクリングの魅力を紹介していただきます。

道の駅 (ふ)楽里(らり)とみやま から車で内陸に向かって数分のところにある複合施設HEGURI HUB。南房総市(みなみぼうそうし)平群(へぐり)地区の伊予ヶ岳(いよがたけ)の麓にあり、都心から車で1時間半ほどの近さにも関わらず緑の映える美しい里山に囲まれています。主にサイクリストのための施設としてオープンしましたが、2021年7月10日にリニューアルオープンしてさらに機能が高まりました。  いったいどんな施設なんでしょうか?運営をされている南房総サイクルツーリズム協会会長の瀬戸川賢二(せとがわけんじ)さんにお話をおききしました。

瀬戸川さん:HEGURI HUBというのは、「旧平群(へぐり)保育所、廃校になった保育所を利活用した複合施設でございまして、核となっているのは、サイクルステーション。それ以外にも飲食店、宿泊施設、キャンプ場、コワーキングスペース。あとドッグラン、シャワー施設、、そういったものを兼ね備えた複合施設となっております。もう少し涼しくなった時にはですねサイクリストが立ち寄る施設ともなっておりまして、今までで累計でおそらく1万人近いサイクリストが来てるんじゃないかと思います。まあ、もう少し涼しくなってから南房総にもサイクリストが非常に増えてくるんじゃないかなと思います。

   

最近は知名度も上がってきて、利用される方が増えてきているそうです。

ところで、瀬戸川さん、経歴がとてもユニークな方なんです。元々は金融関係のお仕事を都内でバリバリやられていたんですね。ある時、2日ほど休みが取れたので、南房総を訪れたところ、アクアラインを使えば東京からあっという間で、日本の原風景のような自然豊かな南房総市の魅力に気づいて、時間をおかず、すぐに別荘をたて、二拠点生活を始めたんです。そして、南房総に滞在する時間が長くなってきて、ついには移住を決意。現在はご自身の拠点も南房総になりました。金融のお仕事も辞められて、新しいことをしたいなと考えていたところで、チャンスがやってきました。

瀬戸川さん:まあ50歳ぐらいを機に南房総市。まあ、それまでに二拠点生活をしていた南房総市に移住をして、何か起業をしようと思った時に、南房総市の第一号の地域おこし協力隊の募集を知りまして応募しました。やることとしては、インバウンド観光ということで職を拝命したんですけれども、実際に仕事を始めてみたところですね、コンテンツを強化する必要があるという思いに至りまして。その中でスポーツツーリズムで特に私自身もやっていたサイクリングが非常にあの環境としていいんじゃないかといったことで取り組みをさせていただきました。特に首都圏の方からは日帰り圏内ですので非常に気軽にサイクリングができる地域だと思っております。

インバウンドはもちろん、都市部からのアクセスのよさもあり、国内からの受け入れ態勢についても、瀬戸川さんは色々と考えを巡らせます。

移住した南房総市で、サイクルツーリズムを通じて地域の魅力を発信している瀬戸川さん。この地域がサイクリングに向いている理由をこんな風に教えてくれました。

瀬戸川さん:まずは交通量と信号がまあ圧倒的に少ない。これはだから非常に走りやすい環境で、ルートによっては40~50キロぐらい信号なしで走ることもできると。2番目が、海と山が近いと。これは何を意味するかというとですね、非常に平坦な道が多い海とアップダウンの激しい山がですね、非常にあの近いので、まあコース取りの多様化ができると。3点目としてはですね非常に景観が綺麗なこと。4番目は気候が温暖であること。これはあの2月~3月もですね。問題なく走ることができます。 最後がサイクリストにとっては非常に大事なポイントなんですけども、食事が美味しいといったことで、まあ概ねこの五つにですね、この南房総のサイクリングの良さは集約されると思っています。

サイクリングに必要な要素が全てこの安房地域にはある、と気づいた瀬戸川さん。あとひとつ、サイクルツーリズムに必要なのは「拠点」だと思い立ち、さまざまな方の協力を得て「HEGURI HUB」が出来上がったんです。取材スタッフがお伺いした間も、顔馴染みのサイクリストの方が気軽に話しかけてきてくれたり、食堂で美味しいアジフライを食べて、また走りに行かれる方などもいて、とても明るく活気があったそうです。

このHEGURI HUBには先ほど瀬戸川さんがお話ししていた南房総のサイクリングを楽しめるポイントに関する情報が集まっているんです。地図やグルメ情報などの資料も用意されていますし、スタッフに気軽に相談することもできます。ここで出会ったサイクリスト同士の情報交換もあったり、とまずはここで下調べしてから出かけるという方も多いようなんです。実はレンタル自転車の中には「Eバイク」というサイクリング用の電動アシスト自転車もあって、こちらも大人気なんです。 Eバイクのおすすめポイント、瀬戸川さんにおききしました。

瀬戸川さん:あのあまり運動してない方とか、体力に自信のない方で、この安房地域でだいぶEバイクも増えてます。レンタサイクルとして増えてますし、我々の方でも準備しております。まあ、そういったものを活用すればですね多少のアップダウンでもまあ難なく登れますし。例えばですね、体力に差のあるパターンご夫婦でですね、ご主人が自転車乗るんですけども、奥様が体力に自信がないというようなケースが実はうちも多いんですけれども、そういった場合には奥様の方だけEバイクにして、まあ、むしろ上り坂では奥様の方が先導するというようなケースもですね、結構南房総、安房地域では、このHEGURI HUB 以外のところでも自転車や、Eバイクのレンタルは広がってきているそうです。車や電車でお出かけになって、HEGURI HUBで情報を集めて、ご自分の自転車、レンタルの自転車でぜひ房総の風を感じてみてください。

こちら美味しいアジフライとハムカツ

目指せ完走!「ツール・ド・ちば2024」

2024/9/19 UP!

  • 今週は千葉のサイクリングスポット!」をテーマにご紹介しています。
  • 「自転車の買い物かごには フランスパンを入れている!?」中西悠理がご紹介しました、「サイクルエイドジャパン ツール・ド・ちば 2024 (にいまるにいよん)(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.tour-de-chiba.jp

             
  • 今年で19回目を迎える「サイクルエイドジャパン ツール・ド・ちば2024」。コースは125kmのロングコースと、96kmのショートコースの2種類あり、どちらも房総の魅力が詰まったコースとなっています。
  • スピードを競うのではなく、大会規程とルールを守りながら、表情豊かで美しい房総の自然の中を自らの体力と気力で走る事を目的に、木更津市、袖ケ浦市、市原市、君津市、富津市の内房エリアをサイクリングで巡ります。今年は、10/5(土)に開催されます。(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • いつも陽気な収録現場。お調子者らしくのびのびやらせてもらっています。
  • また来週も聴いてくださいね!
美味しいスイーツが待っている!花見川サイクリングコース」

2024/9/18 UP!

  • 今週は千葉のサイクリングスポット!」をテーマにご紹介しています。
  • 「補助輪の事は コマと呼んでいました!」関西出身の中西悠理がご紹介しました、千葉市にある「花見川サイクリングコース」(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • ●サイクリングコース

https://www.city.chiba.jp/toshi/koenryokuchi/kanri/hanamigawa-inage/hanamigawa-saikurinngu-koosu.html

  • ●PIE & COFFEE mamenakano

https://www.instagram.com/pieandcoffeemamenakano

  • 花見川沿いに弁天橋から稲毛海浜公園にある稲毛ヨットハーバーまで 全長12.8kmの整備された「花見川サイクリングコース」。歩行者優先の歩行者自転車専用道路です。
  • 弁天橋から緑に囲まれた自然豊かなエリアを抜け、花見川大橋・花見川(はなみがわ)千本(せんぼん)(ざくら)緑地・海浜幕張エリアを走り、検見川の浜に到着。大海原を見ながら海岸沿いの道を稲毛ヨットハーバーまで!! 緑豊かなエリアから海辺のエリアへと、 景色や吹き抜ける風の変化を楽しめるサイクリングコースとなっています。(りょくち)(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 緑豊かなエリアから海方面へ…景色や風の香りまで変わっていくのがこのコースの魅力。特に初秋に感じる風は気持ちよさそうですね!
“サイクルール”を学ぼう!「浦安市交通公園」

2024/9/17 UP!

  • 今週は千葉のサイクリングスポット!」をテーマにご紹介しています。
  • 「ルールだけは ちゃんと守ります!」の中西悠理がご紹介しました、浦安市にある「浦安市交通公園」(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.city.urayasu.lg.jp/shisetsu/kouen/1005633.html

             

  • 子どもたちが楽しみながら交通ルールや 交通道徳を身につけられる施設の「浦安市交通公園」。信号機、横断歩道、立体交差などが設置されたコースがあり、まるで小さな街が広がっているような作りになっています。
  • 乗り物広場の他にも、動物広場や屋内の体験学習施設が有り、ポニーの乗馬体験や動物とのふれあい、映画上映・生物展示ホールなど、家族のおでかけスポットとして大人気です。(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • 収録前日、うっかりニンニクを食べ過ぎてしまい、息リフレッシュ系のカプセルを握りしめております。とほほ。
“空”も“川”も“海”も満喫!「成田空港-九十九里サイクリング」

2024/9/16 UP!

  • 今週は千葉のサイクリングスポット!」をテーマにご紹介します。
  • 「補助輪を外したのは 小1の夏!」の中西悠理がご紹介しました、「成田空港-九十九里サイクリング」(とうふてん)の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://cycling-nrt-99beach.com

  • 横芝(よこしば)光町・芝山町・山武市(さんむし)の3つの自治体と、千葉大学・成田空港、そしてモンベルによる 産官学連携プロジェクト「サイクルツーリズム事業」が手掛ける「成田空港‐九十九里サイクリング」。交流人口を増やし地域を活性化することを目的にスタートしました。
  • 成田空港のある芝山町を走る『歴史、空』コース・海へと続く町、横芝光町を走る『カフェ、川』コース・山の幸、海の幸を楽しみながら山武市を走る『グルメ、海』コース・芝山町・横芝光町・山武市を周遊する『空、川、海』コースが有り、どれもサイクリストが行きたい!立ち寄りたい!と思える観光名所や、グルメスポットを取り入れながら、自然を満喫できるようになっています。(とうふてん)(ほんどじ)(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!
  • これは、いつも読んでいるYOU遊チバの原稿。雑な字ですがこんな風にいっぱい書き込んでおります。関西人なので、特にアクセントは要注意…。
ミンナで創る祭「上総いちはら国府祭り」

2024/9/13 UP!

実りの秋、五穀豊穣を感謝して、あちこちでお神輿が巡行したり、伝統ある祭り以外でも「イベント」も多いですよね。

地域の魅力を発信しようとさまざまなお祭りも生まれていますが、今回は、昨年31万人を集め大変話題になりました市原市の「上総いちはら国府祭り」をご紹介します

「上総いちはら国府祭り」は10月の5日と6日に開催予定のこのお祭りは、市原市で平成23年からスタートしたもので、市原市最大級のお祭りとして、街に新たな交流と賑わいを生み出しているんです。歴史と文化に根差した市原市の魅力を広めるため、市と地元企業、市民とが協力して創り上げています。今年で11回目。比較的新しいこのお祭りの始まりについて、五井(ごい)駅東側の区画整理事業、総合公園や大規模店舗の誘致などを行い、街づくりのお仕事をされてきたEタウン更級まちづくり協議会事務局の三宅邦(みやけくに)(あき)さんにお話を伺っています。

三宅さん:Eタウンこの市原市更級地区は田んぼであったんですけれども、田んぼの地権者の方々が集まって、五井駅前東土地区画整理組合というものを作りました。組合施工の区画整理を行った新たな街更級という地域ができたんですが、それに伴って、もともと市原市役所の前で市民祭りを行っていたものをリニューアルして新しくできた街に国府祭りとしてリニューアルさせたのが、今現在の「上総いちはら国府祭り」になります。もちろんその区画整理まちづくりの中でハード面が大きく変わるわけですけれども、ここにまあ歴史だとか文化だとか、そういったものを、市原市市域ものすごい広いですし、人口も非常に多いですから。お互いがこう共通認識が持てるような、その誇りや文化、歴史の継承、こういったものを祭りでやっていこうじゃないかっていうような話が出まして、この国府祭りが出来上がっていったという形ですねはい。

更級(さらしな)地区というのはJR内房線と小湊鉄道の五井駅の東側の地区のことです。今は綺麗に区画整理されていますが、この更級がある市原市は「上総(かずさ)(のくに)」の国府が置かれたとされる、中世からの歴史のある街なんです。 

そんな歴史あるこの地域ですから、新しい街を作るだけでなく、歴史と文化に根ざした市原への誇りや郷土愛を育んでいきたいと、市役所前で行われていたお祭りを引き継ぐ形で新しい祭りを始めることになったんですね。でも、新しいイベントを作り出すのは並大抵のことではありません。

三宅さん:もともとは市原市市民祭りですから、まあ、基本的には同じものじゃないんですけれども、市原市市民祭りが終わって、やめて、じゃあ新たな祭りをということで、この新しい街に国府祭りというものを作ったということですね。2011年です。                                                いや、正直手探りでしたね。観光協会の方々も非常に頑張っていただきましたし。各地のその自治会なんかのそのねり踊りの方々。フラダンスをやったり、ヒップホップダンスをやったり。もうオール市原でいろんなところでいろんなことをやってきた方々が発表する場として、ええ、もう本当に手作りの祭りといった形でしたね。私の記憶だと2日間でまあ約3万人ぐらいだったと思います。

初回2日で3万人も集まったのは大変な数だと思います。「時代絵巻行列」や山車(だし)山鉾(やまほこ)の巡行、伝統の練り踊り、市原ゆかりの更級日記旅立ち行列や東日本最大級の山鉾などが巡行。大変盛り上がる「上総いちはら国府まつり」の見どころについてさらに詳しくご紹介していきます。

まちづくりの計画段階で、祭りの構想も同時に練っていた三宅さんたち。祭りのためにどうしても譲れなかったことがあるそうなんです。それは街のデザインについて。一体どんな点にこだわったんでしょう?

三宅さん:この街をまず作る時にデザインする時にですね。(幅)36mの大通りを作りました。これは、もともとその祭りで使ったりだとか、そういったものを念頭に、実は中央分離帯がないんですね。県警とはだいぶ協議しました。中央分離帯を作ってしまうと、祭りの支障になるということで、これは何としてもということで協議をし重ねた結果、36mの片側二車線、非常に大きな道路ができたんですね。長さは650mですね。歩道は5mの歩道がありますから、出店を当日出店が200店舗ほど出るんですけれども、それでも皆さん、通行が可能だし、その路側帯のところに皆さん座って見れるような形になったんですね。ですので、演じられる方、まあよさこいの方も、ねり踊りの方も、こんないいステージで驚いてます。私は幸せだよと大変ご好評いただいてますね。

幅36メートルの大通りで中央分離帯がない道、贅沢な広さですね。

「練り踊り」と「よさこい踊り」の皆さんが進んでいく大通りは「上総大路」といって、長さは650メートル、幅はなんと36メートルで、そのほかに歩道が5メートル幅。ぎっしり人が集まる場所としては、相当恵まれているわけなんです。警察や役場ともしっかりと協議を重ねたということで、ここは相当ご苦労されたようです。

  今年の踊りのチームの募集はすでに終わっていますが、見に来ていた人たちが、来年はそこに参加しようという風に、毎年参加チームが増えているんです。上総大路のほかにも、各所にステージがあり、上総更級(かずささらしな)公園、アリオ市原のサンシャインコートなどでもパフォーマンスが繰り広げられます。

最初3万人であった集客が、2019年には18万人位まで増え、コロナ禍をはさみますが、昨年がなんと驚異的に増えて31万人。開始から比べると十倍以上にもなります。今年もどのぐらい集まるのか楽しみですね。最後に三宅さんからメッセージをいただきました。

三宅さん:昨年2023年、31万人を数える来場者。これには私もびっくりしましたね。市原市というのは市域も広いですし、人数もたくさんいるところですから、共通認識として、これからはあの国府祭りがあるよね?共通の話題としてあげられるような祭りになっていければなというふうに思いますね。で、他県の方とかに私、市原出身なんだって言った時に、あ、確かなんか大きな祭りで国府祭りってあるよね。何?知ってるの?なんていう話題があったら本当に嬉しいですね。                                         当日、ご来場の際は公共交通機関をお使いになるか、お車の場合は市原市役所に大きな駐車場をご用意してありますので、そこから無料のシャトルバスが出てますので、こちらを使いになると非常にスムーズにご来場いただけると思います。ぜひともたくさんの方のご来場をお待ちしております。

「あ、青森のねぶたでしょ」みたいに市原、上総いちはら国府祭りでしょ?って言われるようになりたいということですね。お祭りのフィナーレには花火も予定されています。会場のスケールが大きく、とにかく楽しいこの盛り上がり、ぜひみなさんも参加して体感してはいかがでしょうか。

https://ichihara-fes.com

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