三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第99回:初夏の絶景!「服部農園あじさい屋敷」

2022/5/27 UP!

今日ご紹介するのは茂原市にある「服部農園あじさい屋敷」。茂原駅前の観光看板にも表示されているこの場所、花の時期にはたくさんの観光バスがやってくるそうです。山の上から下まで一面の紫陽花に囲まれながら観賞できるんですが、その数は1万株以上。実は1万株以上は数えるのをやめたそう なんですが、こんなに多くのあじさいは元々生えていたのか?詳しくご紹介します。

まずはそのいきさつを代表の服部喜代志さんに 伺いました。最初は違うものを作っていたそうです。

服部さん:

今から30年くらい前に、私の父が荒れている山が忍びないと言いまして、山をきれいにいたしまして、その後にポツポツと紫陽花を植え始めたのが、ことの始まりでございます。最初に実は1万株ぐらいの紫陽花が挿木で着きまして、その紫陽花を植えていったわけでございます。私ども、いちごの専業農家でしたので、いちごはたいへんに病気とか虫に注意を払う果物でございますので、自分達が楽しむために、山に手間のかからない花として紫陽花を選んだわけでございます。農産物の直売もやっておりましたので、そこにお買い求めに頂いたお客様が、裏山に綺麗な紫陽花がいっぱい咲いておりましたので「みせて」ということでどうぞご覧くださいという話しで、それが始まりでございますね。

服部農園は千葉県でもかなり早くからいちご栽培をしていて「農園」と名前がついているのはその名残なんですね。

実は、紫陽花のお客さんが増えて、いちごどころじゃない状態になってしまった そうなんです。

服部さん:お客さんはもうどんどん増えていきまして、前の道が渋滞するような状況に陥りまして、慌てふためいたわけです。来ていただいたお客様にご迷惑をかけないようにしなくてはいけないということで、泣く泣くいちごのビニールハウスを駐車場に変えたわけでございます。いちごの専業農家の長男として、学生が終わって就農したわけでございます。それでもう一生をいちご作りで終わるだろうという思いで、まあ、家を継いだわけでございましたので、紫陽花を趣味でやる分には全く問題無いんですけれども、お客様を見ていただいて、いちごのハウスを潰す事にはだいぶ、抵抗がありました。

今や大変人気のスポットになった「服部農園あじさい屋敷」。泣く泣くいちごハウスを解体して駐車場に転換した服部さん。あじさいのお客様がふえるにつれてお客さまからいろんな意見やアドバイスをもらえるようになって、トイレを増やしたり傾斜の道を舗装したり、改善をしていきます。そのうち、服部さんの意識も変わって、新しいことを始めたそうなんです。

服部さん:お客様からいろいろとアドバイスを受けまして、花を見るだけじゃなくて、農家の目利きで他県から大勢お客様お見えになりますので、千葉県の6月の美味しい果物や野菜を提供しております。初夏の果物でありますので、メロン、キュウリ、そしてスイカにそれからちょうど枇杷の季節でもありますんで、これはお勧めという果物や野菜を販売しております。近くに白子の玉ねぎって、まあ結構有名になっておりますけれども、それをもう山積みで。そうですね、私共、ワンシーズン、一か月ちょっとの時に5t程度は捌かせていただいております。また、シーズンになりますと紫陽花も楽しみですけども、玉ねぎもすごく楽しみにしているお客様が大勢いらっしゃいます。

白子の玉ねぎが5トンも売れちゃうって、すごいですよね実は、あじさい屋敷では、紫陽花の花の販売はやっていないんです。でも、皆さんには何か良いお土産を買って帰ってもらいたい。そこで、千葉の新鮮で美味しい野菜を販売する。服部さんもおっしゃってましたが、玉ねぎもコミで観光バスに乗ってくるリピーターの方もいらっしゃるとか。最後にあじさい屋敷が取り組んでいる花へのこだわりとおすすめの見頃の時間帯を教えていただきました。

服部さん:私共のあじさい園では特にピンク系・赤系の紫陽花に力を入れております。日本の土壌は酸性土壌でございますので、何もしないでおきますとどうしても、ブルー系、ブルーがかってきてしまいますので、肥料それから有機肥料も入れまして、なるべく綺麗な赤系のピンクを出すことに努力しております。紫陽花は実は曇りの日が一番いいです。それで曇りの日に、もし、ご覧できなければ、一日の中で一番綺麗な時間帯はといいますと、実は閉園前の一時間前です。私ども6時閉園となっておりますけれども、夕方の紫陽花が特におすすめでございます。

気温が高い昼間は、ちょっと元気が足りなくなっちゃうんだそうです。あじさい屋敷の開園期間は1か月なんですが、みなさんに綺麗な花を見てもらうために一年中ずっとお手入れをされています。花が終わったら、花を落として、枝を剪定したり、土の管理をしたり。もともとは、手がかからなそうということで、植えはじめた紫陽花人に見せるとなったら、こんなに手がかかるのかと思う毎日なのだそうですが、それでも、毎年見に来てくれる方々の笑顔を思い描きながら、日々、作業をされているそうです。茂原の服部農園あじさい屋敷、6月1日からの開園期間中、お休みなしということですが、 お出かけになる方、綺麗な紫陽花と、美味しい野菜にご期待ください!

服部農園あじさい屋敷

http://ajisaiyashiki.la.coocan.jp/index.html

お花と景色を満喫「ふなばしアンデルセン公園」

2022/5/26 UP!

  • 「実は メルヘンチックな一面を持つ!?」中西悠理がご紹介しました「船橋市にある『ふなばしアンデルセン公園』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.park-funabashi.or.jp/and/

  • 日本の人気テーマパークのランキングでも上位に入る「ふなばしアンデルセン公園」様々なゾーンがあり どこも賑わっています!
  • 風車のある「メルヘンの丘ゾーン」や「花の城ゾーン」には、アンデルセン童話をイメージした花壇やハートのトピアリーがあり、映えるスポットとしても人気があります!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • いろいろなシチュエーションでお花を楽しめるのが魅力のふなばしアンデルセン公園。きっとスマホのカメラロールが写真でいっぱいになりますね。ちなみにこの一枚は、海浜幕張駅前の石の像に挟まれるの図です。
歴史ある公園の花めぐり「清水公園・花ファンタジア」

2022/5/25 UP!

  • 「お花畑から こんばんは!」中西悠理がご紹介しました「野田市 清水公園にある『花ファンタジア」』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.shimizu-kouen.com/fantasia

  • アスレチックで有名な清水公園ですが、他にもさまざまアトラクションで人気のスポットです。
  • 花が主役の「花ファンタジア」は7万㎡の広大な敷地に、今なら薔薇やスイレンが咲き誇り、温室の「グラスハウス」なら雨でも楽しめます!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 収録の日はとても良いお天気でした。本格的に暑くなる前のこのシーズンはお花畑へのお出かけにぴったりですよね!
サッパ舟で巡る「水郷佐原あやめパーク」

2022/5/24 UP!

  • 「舵取りは 得意です!?」な中西悠理がご紹介しました「香取市にある『水郷佐原 あやめパーク』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
©水郷佐原観光協会

https://ayamepark.jp/

  • 「水郷佐原あやめパーク」は、小江戸情緒あふれる水郷の里。
  • サッパ舟に乗って、目線の高さで咲き誇るハナショウブを堪能しましょう!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • あやめの美しさ、ちょっとでも絵で再現できたら…と思うのですがなかなか難しかったです。本当に、絵にも描けない美しさ〜♪です。
バラをこよなく愛する夫妻の手作りガーデン「ドリプレローズガーデン」

2022/5/23 UP!

  • 「完全無農薬!?」の中西悠理がご紹介しました「君津市の『ドリプレローズガーデン』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.dreaming-place-garden.com/

  • まさに今がトップシーズンの薔薇! その香りを楽しむのに最適な時期です。
  • 清水さんご夫婦の「ドリプレローズガーデン」は、薔薇への愛情がたっぷりと詰まった、薔薇の楽園です!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • ガーデンでは清水さんご夫婦が大切にしている保護猫さんたちが暮らしています。写真を拝見していると、みんな穏やかで、どこか気品ある表情をしています。こんなに優雅な環境で暮らしているからなんでしょうね♪
“船橋にんじん”の美味しさを凝縮  「船橋産ベータキャロットポタージュスープ」

2022/5/19 UP!

  • 「缶のポタージュスープの 底にたまっているトコロが好きな!?」中西悠理がご紹介しました「船橋市にあるレストラン「ZUCCAMO」の 『船橋産ベーターキャロット ポタージュスープ』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://zuccamo.flips.jp/

  • SDGsの精神をのせて、廃棄野菜を活用して出来た「船橋産ベーターキャロット ポタージュスープ」
  • 味付けは塩だけの化学調味料無添加のポタージュで、全世代の皆さんが美味しく、栄養価の高い人参を味わうことができます!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 収録からの帰り道の一枚。千葉の美味しい逸品のトークを沢山した後だったので、マックスでお腹が空いています!
食べても美味しい、飲んでも美味しい「純米吟醸 東魁 粒すけ」

2022/5/18 UP!

  • 「bayfmの 新品種!?」の中西悠理がご紹介しました「小泉酒造の『純米吟醸 東魁 粒すけ』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

http://www.sommelier.co.jp/?pid=159408510

  • すっかり千葉県を代表する銘柄米になった「粒すけ」から生まれた「純米吟醸 東魁 粒すけ」!
  • 食べても飲んでも美味しい!を目指し、富津市の小泉酒造が、穏やかな香りのやや甘味のある味わいに仕上げました!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 令和2年にデビューしたばかりの粒すけ。食用米としてだけではなく、日本酒でも美味しい!素晴らしいポテンシャルを引き出している逸品なんです。
千葉ならではの甘味「房州びわ 枇杷の実」

2022/5/17 UP!

  • 「枇杷のような産毛がはえている!?」中西悠理がご紹介しました「御菓子処扇屋の『房州びわ 枇杷の実』」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • 船橋市の御菓子処扇屋は、去年に続き2度目の入賞の有力店舗!!
  • 「梨」の次は「枇杷」と、千葉県の特産物に特化したお菓子作りを日々研究し、開発に努力しています!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 去年受賞した『梨の里』に続いて、本物そっくりな見た目が可愛い『房州びわ 枇杷の実』。ちなみにこの日は私も枇杷カラーの服でした!
おすすめの食のちばの逸品「食のちばの逸品を発掘」コンテスト

2022/5/16 UP!

  • 「タマゴが先か!? ニワトリが先か!?」 中西悠理がご紹介しました「菜の花エッグの「菜の花たまごのホワイトチョコプリン」と 米屋新蔵の「純米ばうむ しっとりミルク仕立て」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • ●菜の花エッグ・菜の花たまごのホワイトチョコプリン

https://store.shopping.yahoo.co.jp/nanohanaegg-kokko/p07001.html

  • ●米屋新蔵・純米バウム

https://komeyashingura.jp/baumkuchen/

  • 「食のちばの逸品を発掘」コンテストは、千葉県が毎年行っている「食」に特化したコンテストです。
  • 「菜の花たまごのホワイトチョコプリン」も、純米ばうむ「しっとりミルク仕立て」も、すっかり千葉県の逸品になっています!!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 千葉にはまだまだ知らない逸品が眠っていると思うと、ワクワクします!
第97回:「千葉のSDGs」持続可能なまちづくりむつざわスマートウェルネスタウン

2022/5/13 UP!

今回は、千葉のSDGs がテーマです。第97回でご紹介するのは、むつざわスマートウェルネスタウンです。まずはどんな構想から始まったプロジェクトなのかを睦沢町企画財政課の麻生喜久夫さんにお話しいただきました。

麻生さん:もともと町の課題であった少子高齢化・人口減少、あと産業の育成ということで、道の駅はもともとあったんですけど、それを移転拡充しようということで、道の駅機能としましては、健康に特化した支援っていうところと、防災拠点にもなっていますので、防災性に備えるというような施設とさせていただきました。特徴はですね、先ほど防災拠点ということでお話をさせて頂きましたが、睦沢町はですね、地下資源として天然ガスがとれます。で、その天然ガスを活用した事業によってですね、施設内で発電をして、そこで起きた電気をですね、道の駅の施設であったり、隣の住宅に常時供給をしているという事が一つの特徴ということになってます。

千葉県は国内2番目の天然ガスの産地で、睦沢町では水溶性天然ガスが豊富に産出されます。このエネルギー資源を道の駅と周辺の住宅で無駄 なく地産地消するということですが、実は、開業してからすぐに「防災拠点」としての実力を発揮することが起きたんです。

麻生さん:防災拠点ということでお話をさせていただきましたが、実はですね。令和元年9月9日の台風の時に、千葉県内全域にわたってですね。大規模停電がおきましたが、ええ、この施設につきましては常時発電をしているというところの中で、この施設にあるですね、温泉、温浴施設の温水シャワーの提供であったり、携帯のですね無料充電サービスというようなサービスをさせていただいて、防災拠点としてのですね 能力を発揮したという実績があります。

令和元年の台風15号では千葉県内の各地で長い間停電が続きましたが、こちらの道の駅とスマートウェルネスタウンの住宅は停電しなかったんですね。さらに、近隣の皆さんにシャワーの提供や携帯電話などの充電サービスの提供もできた。それから、この町には地元をはじめ日本中から視察の人がたくさん来るようになりました。

防災拠点としての強みもわかったところで、道の駅としてはどういった取り組みをその他にしているのでしょうか?道の駅むつざわの早坂淳一さんにお話をききました。

早坂さん:地域の方のみならずですね利用していただこうというサービスに考えてまして、イタリアンレストランであったりとか、温浴施設を併設した複合的な施設になっています。

道の駅の裏側でですね、ガス発電を使いながら、この施設の電気排熱を利用してですね、温浴施設に利用しながら複合的な施設として、皆さんにご利用いただいているというところでございます。その中のガス発電の使っている、天然ガスっていいますのは、この辺一帯は「南関東ガス田」というところからですね、そのガスをこちらの方に供給してもらいながら、まず発電機で電気を起こしてます。で、その水溶性ガスを抜いた水を温泉水の水としてですね、それを供給してもらいながら、ガス発電で電気を起こした廃熱利用で、その水を沸かしながらこちらで活用させてもらって、その使った水を、もう一度、またそれを地下に戻すと、天然資源の循環型社会の形成に資するもので運用しています。

ガスで発電した施設の電気排熱で水溶性ガスをぬいた水を沸かして温浴施設で使って、その水をまた処理して地下に戻す。本当に無駄なく循環しているんですね.

つまり、この地下水はこの施設と地下の間をぐるぐると回っていて循環し、戻した水にまたガスが乗っかってくるというようなイメージなんですね。一説には、この地域のこの使い方で行くと後400年とか500年は持つという話もあります。発電量も、使用量に応じて細かく制御して無駄を避けているんです。

道の駅むつざわ つどいの郷では、その他にも人口減少や高齢化という地域の課題のために、新しい産業を生み出そうという動きもスタートしているそうです。

早坂さん:人づくりって言いますか、産業も含めて我々やはりこれから継続的に直売所の支援、産物の支援も考えてますので、その辺の人づくりも進めていかなきゃいけないということで、農業勉強会であったりとかですね、一次産業の支援で耕作放棄地を活用した中で、オリーブを植樹してまして、そこから出てきたオリーブを搾油しながら加工室で商品化した六次産業化に向けた取り組みを同時に進めてまいってます。こういった人づくりと、それから産業支援をすることによって、ますます地域のために貢献していく一つの拠点づくりが必要なのかなと、運営する立場としては考えています。

高齢化などによって、農業を諦めた土地を再利用してオリーブを植えていく。道の駅にもシンボルツリーとしてオリーブの木が植えられています。まだ大量に作れるまでには至っていないそうですが、この農作物を根付かせ、若い年齢の方々に睦沢に移住してきてもらうのも睦沢町を持続していくための大事な取り組みなんですね。持続可能なまちづくりという、日本の郊外の町の課題 に正面から取り組んでいる睦沢町の動きに、これからも注目していきたいですね。

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