三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第103回:安全でおいしい牛乳にこだわり続けて77年「フルヤ乳業」

2022/6/24 UP!

今日はその千葉県で牛乳など乳製品を中心に製造販売している古谷乳業を ご紹介します。

昭和20年創業の「古谷乳業」。カタカナで「フルヤ」と書かれたパッケージの「牛乳」は千葉県内の給食用牛乳の一つとして長年親しまれています。新鮮な原乳をもとに、安全でおいしい牛乳を製造販売し、低脂肪、自然志向、風味などの消費者ニーズの多様化にも対応されています。代表取締役社長の古谷裕彦さんに、まずは会社のルーツについてお話しいただきました。

古谷さん:

私の祖父が昭和20年、戦後間もないころに、千葉の成東という町で量り売りを始めたのがそもそものルーツでございます。もともと祖父が若い頃から牛乳関係にご縁があって、また生家である農家で牛を飼ってたということもありまして、この牛乳を売る商売を始めたと聞いております。やはりなんといっても地元の千葉の皆さんに育てていただいたというところが一番大きいところでございますけども、別の目線でみますと、やはり祖父並びに父はより商売を大きくしていきたいということもありまして、大きな消費地にいきたいということで、最初は千葉県銚子。それからまたその地元で育てていただいた後に、今度千葉市に昭和42年に工場を移しまして、本格的に首都圏を狙ってきたということで、そういうことで 発展してきたのではないかなと思っております。

現在は酪農が盛んな地域の成田に大きな工場を稼働していらっしゃいます。実はコロナ禍直前に、見学施設も新しくして、多くの方に見ていただこうと準備していたんですが、今現在は残念ながらお休み。でも近い将来、見学を再開しようと準備を進めているそうです。スタジオではプレミアムな牛乳「房の恵み」を試飲しました。商品づくりで大事にしていることなど、古谷社長、こんな風にお話されています。

古谷さん:

お客様のニーズやウォンツに答えていく商品作りが大事だと、商品開発を絶えず進めてきたというところもございますけれども、もう一つとしては、今の私どものコーポレーションアイデンティティであります。

「今日のおいしさ、明日の健康」ではないですけれども、美味しいものを食べたり飲んだりしていただいて健康になっていただきたいという気持ちを忘れずに、絶えず商品作りをしているところも、お客様に受け入れられていただいているところかなと思っております。時代も絶えず変わってきておりますし、なんといっても牛乳ですが、牛乳の中でも、私どもあのHTST殺菌をした牛乳がございまして、普通の牛乳に比べまして、低い温度で殺菌をしております。ステーキでいえばレアのようなものなんですが、いい品質のものを送っていただいているんですが、その中でも選りすぐったものをレアな殺菌方法によって、牛乳の風味がより感じられるような、製品になっております。

この「房の恵み」のラベルによると殺菌は75度で15秒間。主流といわれる130度2秒とくらべて低い温度で時間をかけて殺菌しているから、生乳の風味がより感じられるんですね。「より牛乳感を楽しんでほしい」って言葉にすると簡単 だけど、実際商品にするのはすごい技術力がいると思われます。

戦後から順調に発展し、現在では千葉県を始め1都4県の皆様に愛されている 古谷乳業ですが、大きなピンチが2回、ありました。古谷社長に伺います。

古谷さん:

大変だったのは、東日本大震災の時と、後は数年前の千葉を襲った台風。この時が思い起こされるところであります。一番の大きな原因は停電です。私どもも、より酪農地帯に近いところでということで、今の工場の場所を選んだんですが、同時に周辺、緑の多いところでもありますので、それが台風によってかなり倒木が出たようで、電力網がズタズタになってしまったと。というところで、私どもの工場も止まりましたし、酪農家さんも搾乳した乳をすぐに冷やすためのクーラーが使えなくなったりというか、そのような影響をかなり受けてたところでございます。安定供給のために、もっと対策を取っていかなければいけないなあということも痛感しましたし、そちらの方も少しずつ進めていってるところでございます。

停電が復旧しても、工場の機械の点検や清掃、消毒を念入りに行って、酪農家の方々にも 同じように徹底した衛生管理の下で生産再開してもらわなくてはならないので、長い時間がかかりました。このことを教訓にさまざまな事態に対応できる方策を進めているんですね。

最後に、古谷社長の思いと、今、力を入れている分野についてお話伺いました。

古谷さん:

私どもも皆さんに、健康づくりに役立てるものを作っている美味しい物を作っているという自負もございますんで、さらに多くの方に手にとっていただいて、お飲みいただきたい、たべていただきたいという思いも強いところでございますので、その結果、私共もさらにより一層発展していければなと思っております。ですので、一都四県に限らず、さらに多くの皆さんにお届けできるように頑張っていきたいと思っております。特にヨーグルト関係に今、力を入れております。乳酸菌の力を使いながら、あるいは素材の良さを引き出しながら、より皆さんに喜んで頂けるような商品作りを今目指しているところでございます。

牛乳やヨーグルトだけでなく、デザートの麦芽ゼリーや、野菜飲料などさまざまな分野で「今日のおいしさ、明日の健康」を提案してくれている古谷乳業さん。番組ブログにホームページのリンクを貼っておきますので、豊富な商品ラインナップなどぜひチェックしてみてくださいね。

フルヤ乳業HP

https://furuya-milk.co.jp/

    

高校生が作るヨーグルト「安房拓心高等学校」

2022/6/23 UP!

  • 「食べたあと、すぐ寝ても 牛にはならない!?」な中西悠理がご紹介しました「千葉県立 安房()()()高等学校」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://cms2.chiba-c.ed.jp/awa-ah/

  • 多種多様な分野がたくさん学べる安房()()()高等学校。
  • 部活動も盛んで地元のみならず、地域でも評判です!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 昔は牛乳の紙パックを開けるのをほとんど失敗していましたが、大人になって綺麗に開けられるようになったんだよなあ…という小さな成長を感じます。
ミルク“バー”スタンド「千葉ウシノヒロバ」

2022/6/22 UP!

  • 「ホットミルクの 膜が好きです!」の中西悠理がご紹介しました「千葉市にある千葉ウシノヒロバ」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
  • 素朴かつオシャレな、千葉市の「千葉ウシノヒロバ」
  • ゆったりとした時間がながれる中、食や遊びを満喫できます。
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 新しいbayfmのポスターを発見!
牛乳一杯に想いがいっぱい「成田ゆめ牧場」

2022/6/21 UP!

  • 「白黒ハッキリつけたい!」な中西悠理がご紹介しました「成田市にある成田ゆめ牧場」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。
画像提供:成田ゆめ牧場
  • ●成田ゆめ牧場通販

https://www.yumeboku-shop.com/

画像提供:成田ゆめ牧場
  • 成田ゆめ牧場の牛乳は、美味しいと評判です!
  • またその牛乳で作られたソフトクリームやジェラートも大人気の商品です。
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • この日は、青い空と白い牛乳みたいな服でした♪
ブランスイス牛のやさしさ「クルックフィールズ」

2022/6/20 UP!

  • 「牛乳を飲むと 白いヒゲができます!」な中西悠理がご紹介しました「木更津市にあるクルックフィールズ」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://kurkkufields.jp/

  • あの小林武史さんが総合プロデュースのサステナブルファーム&パークの「クルックフィールズ」
  • 秋には新しくvilla”「COCOON」がオープンします。
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 美味しい牛乳をわけてくれてありがとうという気持ちを込めて育てているそうです!私たちも飲む時、感謝の気持ちを持ちたいですね。
無農薬・無施肥でつくる「里山レンコン」

2022/6/16 UP!

  • 「 レンコンは穴の数を数えてから食べます!」の中西悠理がご紹介しました「佐倉市で生産されている里山れんこん」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://satoyamarenkon.com/

  • 谷津田の地で、開墾からスタートした竜田さんの「里山れんこん」
  • 無農薬、無肥料での栽培にこだわり、柔らかく皮ごと食べられるれんこんです。
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • この日は、ちょうどれんこんカラーのジャケットを羽織っておりました。初出荷は9月初旬の予定、楽しみですね。
農業女子がこだわって作る「トウモロコシ」

2022/6/15 UP!

  • 「トウモロコシを折る時は ひざを使います!」な中西悠理がご紹介しました「市原市のじゅり(ファームのトウモロコシ」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.jyurisaifarm.com/

  • 若くして就農した相田さんの作るトウモロコシは種類が豊富です
  • 鮮度にこだわり、直売所の他、じゅり菜ファームのホームページからも注文できます。
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 野菜色のペンを持ってみました。夏野菜の色って見ているだけで元気になります♪
心地よい食感「しろうり」

2022/6/14 UP!

  • 「子供の頃のあだ名はきゅうり!」の中西悠理がご紹介しました「今が旬の千葉の夏野菜・白瓜」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

http://www.ja-chibamidori.or.jp/recipe/136.html

  • 水分が多いので、昔から夏バテ防止に重宝された 今が旬の「しろうり」
  • 成田山新勝寺参道の鉄砲漬は有名ですが、サラダやきんぴら、チャンプルーと多彩なアレンジが可能です。
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • じめじめムシムシして、身体までどんよりしてしまいそうですが、こんな時こそ季節の野菜を食べて元気に過ごしたいですね!
ふっくら甘~い「枝豆」ゆめあぐり野田

2022/6/13 UP!

  • 「古い枝豆色の服を着ています!?」の中西悠理がご紹介しました「野田市の枝豆」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

http://www.yumeaguri-noda.com/recommend.html

  • まさに今が旬の枝豆おつまみにも料理にも、重宝します。
  • 「固ゆで、塩多め」がおススメの食べ方。ポタージュにしても美味しいですよ!
  • 千葉県の新たな魅力を知って、
  • 千葉県の観光・産業を応援していきましょう!
  • 原稿の端っこに描いた枝豆ちゃん。ディレクターさんが「お!これいいね!」と言って撮ってくれました。
第101回:生まれ変わる学び舎 廃坑を活用して新たなビジネスを!「長南町廃校活用プロジェクト」

2022/6/10 UP!

今回は、人口減少などで閉鎖された学校の校舎の活用についてご紹介します。千葉県のほぼ中央に位置する「長南町」では、平成29年に町内4つの小学校を廃校にして、1つに統合しました。 残された校舎をどう活用していくのか、というトピックです。

長南町の企画政策課の渡邉成就さんにお話を伺いました。まずプロジェクトのきっかけを伺っています。

左が渡邉さん

渡邉さん:長南町は人口が減少傾向にあり、過疎地域にも指定されている町になりますので、このような状況で少子化に歯止めが効かないという中で平成29年に町内に4校あった小学校がすべて廃校になってしまったんですね。中学校の敷地に新しく校舎を建設して、小学校の方は統合したんですが、残った四校の廃校の活用、これが大きな課題という事になりました。その廃校を活用して「雇用の創出」であったりとか「交流人口の増加」といったような地域の活性化を図って、移住者・定住者を増やして、最終目的としては人口増加に結び付けていきたいと。そういった考えで廃校に特色のある企業を誘致して「長南町の廃校活用プロジェクト」ということでスタートしていったというのが、このいきさつとなります。

実は、四つの小学校に加えて幼稚園がひとつ廃園になってしまったそうです。その原因となった「人口減少」に歯止めをかけなくてはいけない。ほかの地域から人に来てもらって、町を活気づけるためにはどうしたよいのだろうと、色々と考えてある結論に達します。渡邉さんにお話いただきました。

渡邉さん:職員レベルでいろんな活用方法を検討したんですが、やはり行政の力だけで、大きな施設を活用していくということは非常に難しい面もありましたので、やはり民間企業の力を借りながら施設を有効活用して町の活性化にも繋がるような事業展開を図っていただく方向を検討しました。文部科学省のホームページの方に掲載をさせていただき、そうしたところ、関東の中で掲載されている件数は比較的少なかった時期でして、それで問い合わせがかなりですね、その当時は電話・メール等でいただいた、ということがございました。町民の方々に、やはりその小学校の建物・校庭というのは、愛着・親しみのある場所であるということもありますので、地域の方々に丁寧に説明をしながら理解をいただけるような活用を進めていきたいという事がありましたので、結果としては年間1校ずつぐらいのペースで進めてきたというのが実際のところです。

早速プロジェクトがスタートするかと思うのですが、廃校になったとはいえ、「学校」って地域の方々にとって思い出や愛着のある大切な場所ですよね。卒業生や地元の方のいろいろな思いやの気持ちに寄り添いながら進めてこられたので、およそ1年に1校というペースになったんでしょうね。

その4つの小学校ですが、「旧)小学校」は、撮影用スタジオや体育館を使ってのドローンスクールの会場として「越後屋スタジオ」に。「旧西小学校」は宿泊施設にカフェを併設した「ちょうなん西小」に。「旧長南小学校」はパソコンの相談窓口や買取、無料教室など、ITのなんでも相談ができる・集まるとかいた「集(しゅう)学校」として地域交流の拠点に。「旧豊栄小学校」は通信制の高校・専門学校になっています。さらに「旧長南幼稚園」は「竹の駅」としてNPO法人と企業が連携して地域の竹を資源として活用する拠点となっています。

民間企業に活用をしてもらうことで、廃校を拠点に人を呼び、町を活性化していこうと考えている長南町ですが、実は、同じ企画政策課には、ちょうど長南西小学校の卒業生がいらっしゃったんです。自分の卒業した学校が、団体宿泊施設、研修施設に生まれ変わったのをみてどう思われているか、長南町役場企画政策課の大村洋一さんに伺いました。

大村さん:私の母校でもありますし、その母校がただ廃校になって何も手を加えずに廃校になっている状況と、今現在のこう、旧西小学校にカフェがあって大勢の宿泊施設になっているっていう・・皆さんにこう使われているという状況がやっぱり、ここの母校の卒業者としてはすごく嬉しくもあり、また気軽に自分自身も個人としてカフェを使用したり、体育館を使用させていただいたりもできるので、とてもそういう面ではすごく嬉しいといった感情が強いですね。はい。民間の企業さんが来ていただいて、実際、こう外部からの方も来ていただいて、楽しんでいただけている姿なりを見るとやっぱり、嬉しいという気持ちが本当に強いですね、はい。

カフェの人気メニュー

小学校は鉄筋コンクリートの建物なので、耐用年数はまだまだあります。実際、カフェや学校で地元の雇用が生まれたり、ドローンスクール農業でも使う人が勉強できると大変人気なんだそうですよ。最後に渡邉さんに、「残している学校の機能」と、廃校活用プロジェクトのこれからについてお話いただきました。

渡邉さん:各小学校へ選挙の時の投票所、または災害が起こった時の避難所としての機能も、引き続き廃校になった後も、そういった機能を持っておりますので、そういったところを残しつつ、民間企業による有効活用っていうのを図っていくということで続けております。この廃校活用が始まって、ちょうど丸5年が経過したんですけども、それですべて長南町の空き公共施設の中に入っていただいた企業さんが、やはりこれからさらに定着してですね、それで地元の企業との連携であったり、町の行政との連携、または廃校活用企業同士の連携っていうものを深めていただきまして、それでさまざまな異業種の集まりになりますので、そこで良い化学反応が起こってですね、それで地域の賑わいですとか、経済の活性化、そういったことに繋がっていくようなことを目指して、町としてもこれから頑張っていきたいと思っています。

企業との契約は5年で更新となるため、町ではこれから徐々に、参加してくれた企業の5年間の実績をもとに、さらに今後5年10年と事業を続けていってもらうためのお話に入っていくそうです。廃校になってしまった場所が生まれ変わって人が集まる場所、魅力ある場所になっていけば、外部から 二拠点生活をする方や移住する方も入ってきて、町の活性化につながっていくと思います。町の人々、そして外の人、「ミンナノチカラ」を合わせた、長南町と企業の挑戦に、これからも注目していきたいですね。

千葉県長南町廃校活用プロジェクト 旧町立小学校施設詳細

https://www.town.chonan.chiba.jp/sangyou/kigyouyuuchi/kyuushougakkou/

1 83 84 85 86 87 88 89 90 91 127
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