三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第46回:白子町

2021/5/21 UP!

白子町は外房にある町です。

テニスコートがたくさんあるこの街を今回は取材いたしました。

この時期、白子町といえば「たまねぎ」です。白子町でもんちゃんファームという名前でタマネギ農家をされている北田百人さんにお話を伺ってきました。

そもそも、白子町はなぜタマネギが有名なんでしょう?

北田さんはこのように話してくださいました。

「昭和41年ごろに国の指定産地を受けまして、これ、大きかったですね。玉ねぎ出荷組合という組合ををつくりまして、それから結構人も増えましたし、面積も確認したんですけどね。でマルチ栽培(方法)が発達したんで早期栽培ができるようになったんですね。」

資料によりますと、大正時代から、ちょこちょこと玉ねぎを作っていたようなんです。畑に黒いビニールを張るマルチ栽培という方法が昭和30年後半に取り入れられることによってものすごく生産量が増え始めたんだそうです。その急成長によって国の産地指定を受けたということなんですね。さて、そのタマネギ栽培なんですが、出荷は4月ごろからなんですが、その前にも出荷するものがあるんだそうです。

「いろんな 種類がありまして、極早稲とか早稲とかオクとか色々あるんですけどね。今は1番早く食べられるのは玉ネギに関しては4月の頭ぐらいから食べられますね。極早生っていうやつで、その前は葉玉ネギって言って。 根から葉まで全部食べられるというのを1月から出荷してるんですよ。それは玉ねぎの若い葉を出荷するということでやってるんですけど、それが結構流行ってましてね、結構、それは白子のアピールになってます。 葉玉ねぎはね、まあ1番あたしとしてはヌタっていうか、酢味噌で食べるのが1番ですね。 茹でて柔らかくして酢味噌で食べて、 後は、かき揚げとか天ぷらもできますけども、葉玉ネギも出荷してますよ。農協を通して東京方面に出荷しています。 結構ね。」

この葉タマネギが美味しいんだそうです。今年はもうないので、来年を狙いましょう!

北田さんのもんちゃんファームではタマネギ畑のオーナーも募集していて、食育活動にも力を入れています。

「14、 5年になるんですけども、食育体験入学ということで、いろいろ募集をかけまして、オーナー制の畑を作るんですね。玉ねぎをそれで1区画、お客さんに購入してもらって、定植、草取り、追肥、収穫を年3回来てもらって、そういった対応してるんですよ。結構喜ばれていますね。それはご家族づれとか友達とかっていうことで一区画でやってますね。うちはね、今年は6000円でやっています。 それでだいたい数量にしてね10キロ袋で7から8袋取れます。全量お持ち帰りいただけます 。収穫の時は農協の出荷場の脇に圃場があるので、出荷時に車停めて、そこから歩いて行くんですけど、結構楽しんでやってます。」

6000円で70キロとは爆安です。

そのままお持ち帰りになるオーナーさんも

いますが、さすがに量が多くて、宅配便で畑から発送する方も多いのだそうです。年に数回ですが、実際に手入れをして、愛情をもっていただいているので、タマネギが嫌いだったお子さんが、逆に大好きになったというエピソードもあるそうですよ。ちなみに、タマネギは地上に出ている緑色の部分が自然に倒れるのが収穫どきなんだそうです。そのまえだと(ちょっと若いと)収穫するときに葉を折ってしまうと涙が出ちゃうそうですよ。

最後にメッセージをいただきました。

「白子は砂地で甘くて美味しい玉ねぎができますから、皆さんに食べてもらって、買うところは直売所とか、スーパーで多分あると思いますので、それでお願いします。 農協が出荷する時は、白子産玉ねぎと袋に書いてありますから、いいんですけども、青果店から買う場合は、お店の人にそのどこの産地を聞いてもらった方が良いと思いますね。玉ねぎもいろんな産地があるんで、まあ白子なんかは白子たまねぎで売ってますけど、まだまだ知名度が低いんで。 もっとPRとかそういったことやらないといけないですけどね。。だからこれからまあ私個人としても色々自分のホームページ見てP Rしてるんですけど、町としても組合として。 もっとPRしなきゃいけないなってことは話はしてます。ご賞味いただければ有難いと思います。はい。」

もんちゃんファーム  

取材後、私もいただきました。基本の玉ねぎスライス。辛味の成分は揮発性のものなので、スライスしてから水に晒さずに20〜30分程度ラップをせずに置いておくと辛味が大方抜けてくるのだそうです。食べました。実際そうでした。生でも甘い!美味しくいただきました。

お店で玉ねぎ探すとき、産地が白子町かどうか確認してみてくださいね。

前の記事
次の記事
サイトTOPへ戻る
WHAT’s NEW