三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
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第82回:成田空港スペシャルツアー

2022/1/28 UP!

今日は成田空港のお話です。

現在、国を跨いでの移動にいろいろと制限がある状態が続いていますね。 空港は利用する方が激減して、寂しい状態の日々が続いていますね。そんな中、成田空港では、スペシャルバスツアーというものが行われていましてとても人気があるのだそうです。

空港は、みなさんご存じの通り厳しいセキュリティーがあり、どこへでも勝手に行けるというところではありません。一般人であ る私たちは、電車やバス、クルマで空港に着いたら、離発着ロビー、レストランや展望デッキなどがある旅客ターミナルビルの中の決められたエリアと、搭乗する飛行機に乗る、それですべてですが、このバスツアー、それ以外の普段入れない区域にも行けちゃうという特別なツアーなんです。

今回は、成田空港を運営しているN A A(成田空港株式会社)のグループ会社である、グリーンポートエージェンシーの大澤宏司さんに、このツアーについてお話伺いました。

大澤さん:成田空港のスペシャルバスツアーの企画・造成を担当しております。成田空港スペシャルバスツアーとは普段は関係者以外立ち入り禁止エリア皆様をご案内いたします。空港を支える裏方の仕事を車窓見学したり、国内での唯一の空港会社職員がターミナル周辺の航空機や車両の動きを専門に管理するランプセントラルタワーへ登頂も可能となっております。一部滑走路付近にて降車もするので離発着状況によっては普段見られないアングルからの航空機の離発着を見ることもできます。コロナ禍により壊滅的な状況にある航空業界であったり、観光業界、それを下支えする成田空港も非常に厳しい状況にあり、今できることを成田空港とその周辺の関連事業者と連携して成立しているツアーとなっております。

実は、中西さんも参加しましたよ

成田空港は、現在は、人を乗せて飛ぶいわゆる「旅客便」は激減しているんですが、貨物はあまり減ってません。そもそも航空貨物の取り扱いは、日本で一番多いので、カーゴとよばれる貨物便がたくさん往来していますから、コロナとはいえ大変なことなんです。迫力ある風景をこんなに間近で見られるというのは、空港関連会社であるグリーンポートエージェンシーならではでもあり、しかもいろんな空港関係者が協力してくれてこそ成立しているそうなんです。

大澤さん:バスツアーのまずガイドについては、普段は空港のインフォメーションで働くスタッフをガイドに迎えて、警備については普段空港関連施設を警備している警備員が対応します。バスについては地元のバス会社であったり、普段は成田空港と都内を結ぶリムジンバスなんかも協力しながら、対応しているところです。 毎回その企画内容を変えて月3〜4回程度実施をしているところです。例えばですね、先ほどのリムジンバスとタイアップした企画などは、バスの車庫見学と空港見学を組み合わせたり、近くにある航空会社関連のレストラン古民家を改装したジャルアグリポートと連携したツアーであったり、この周辺の博物館や機内食工場とタイアップした企画なども実施しております。弊社のツアーに関しては、関係者の協力が必須となっておりまして、まあ今置かれているその空港の状況であったりとか、そういったところは関係機関に理解いただいて協力を得て信頼関係を得ながらツアーの方を造成をしているところです。

10年ほど前から、こんなツアーができたらいいなという話はあったそうなんですが、コロナの影響を受けて実現に向けた話が一気に加速したそうです。でも、普段一般の人が入らないところに人を入れるということはなかなかハードルが高くて、保安上の問題とか、衛生上の問題などありますし、もちろん空港としての通常の業務に支障があってはいけません。そういったことを細かく調整しながら、ひとつひとつツアーを企画していったそうです。

空港内のいろんなセクションとの交渉を進め、さまざまなスペシャルバスツアーを展開しているそうですが、だいたいは、大人ひとりのお値段がおよそ2万円ほどど、パッと見るとちょっとお高めに見えるんですね。でも大人気なんです。 どんなお客様が参加しているのか、その反応などについて聞きました。

大澤さん:全国からこのツアーの為に来ていただくお客様がいたりとか、実際にもう3回、4回とリピートしてくれてるお客さんもいれて、大変好評いただいております。遠くはその宮古島からこのツアーの為に来ていただいたお客様もいらっしゃいます。このツアーのために前泊して参加していただいております。特別なアングルで 写真が撮れて、非常に満足して帰って行かれました。

どちらかというと、やはり航空ファン、そういった方の方が中心となっているところです。見学ツアー中では下車ポイントを用意しておりまして、滑走路の中央付近の消防署付近で下車が1度できまして、そちらの方からは航空機の離発着が見られますので、写真好きの方とか、大きなカメラを持って皆さんその離発着の様子を写真に撮られているところです。望遠レンズを用意したりとか、三脚を準備して離発着を待ち構えているお客様などもいらっしゃいます。日によって、飛んでる飛行機も違いますので、1度に限らず2回、3回と参加していただきたいところです。

鉄道だと、写真を撮影する鉄道ファンを「撮り鉄」なんて言いますけど飛行機の写真を撮影する航空ファンは「スポッター」と呼ばれているみたいですね。

大澤さん:今後、外国人需要の方が回復してくる時にはですね、空港とその周辺地域の観光の魅力を感じていただけるようにですね、そういったツアーも企画していければいいなと考えております。空港見学ツアーの私の1番のおすすめポイントとしてはランプセントラルタワーとなっております。地上約60mのタワーとなっておりまして、360°見渡せる景色からはですね、夕方などは遠く富士山やスカイツリーなどを見渡せて大変魅力的なタワーとなっております。夕方がおすすめですね。タイミングが合えば、4000mの滑走路に航空灯火がパーッと明るく光るタイミングに会うことができますので、それは本当に感動すると思います。おすすめです。成田空港を、もっと好きになってもらっていただくこと請け合いです。あなたの知らない成田空港をこのバスツアーで見つけてください。

すでに、香取神宮と佐原の町での食事などをセットにしたツアーも行っていらっしゃいます。成田空港を移動の通過点としてではなく、目的地として楽しんでもらうための企画・・・過去には、朝一番の飛行機が到着るする前の空港を楽しむ、朝3時45分出発するというハードなものもあったそうですが、朝日と飛行機のコラボレーションの写真を撮影できるということで大人気だったそうです。今後もオンリーワンのツアーの魅力を発信していただきたいですね。ツアーの詳細はグリーンポートエージェンシーのホームページに紹介されています。ぜひ最新の情報をチェックして、成田空港の新しい楽しみ方 見つけてください。

https://nrttour.gpa-travel.jp/

お話聞いてきました。

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