三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

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※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

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第141回:お菓子のたいよう「桜バウムクーヘン さくらさくら」

2023/3/17 UP!

すっかり春めいてきましたが、この時期は春を感じさせる美味しいものがたくさん出てきますよね。今回は、そんな季節を感じさせる「桜味のバウムクーヘン」をはじめ千葉県産の素材をふんだんに使ったお菓子づくりをされている 匝瑳市()飯倉()にある「お菓子のたいよう」をご紹介します。

「お菓子のたいよう」は匝瑳市にある昭和26年創業、70年の歴史がある老舗和洋菓子店で、匝瑳市の本店のほか、東金、山武、旭など全部で5店舗展開しています。お菓子づくりのこだわりなど、いろいろとお話を伺っています。

まずは、社長の片岡()正裕()さんに「お菓子のたいよう」の成り立ちについて伺いました。

片岡さん:一番初めは私の祖父がですね。もともと田んぼをやってまして、そちらで作った米をですね、まあ今で言う米粉っていうふうなものにして、それを使ったクッキーとか焼き菓子なんかをお客様のオリジナルで作り始めたっていうのがとっかかりの始まりです。やっぱりどうしてもやってるラインの中で久助ですとかはねだしが出てしまって、そちらを廃棄するのもどうなのかなと思ったので父がですね近隣の方に配り始めて、それが結構あの好評だったものですから、これだったら小売、要はお店でもやっていけるんじゃないかなということで、今から32年前、父と母がですね(本店)「たいよう本店」というお店を構えたのが始まりになります。今、五店舗展開してまして。 その他にやっぱりあの千葉県内外でもですね、あの私どものお菓子を食べていただきたいという思いからですね。通販なんかも力を入れてやっております。

お米作りの傍で、加工もやられていたというのが始まり。コメントの中の久助とかハネだしというのは、クッキーや焼き菓子を作るときに割れてしまったり、形が良くなくて商品としては出せないもののことなんだけど、味は一緒だからね。ご近所さんは喜んだんじゃないでしょうか?その好評ぶりに、それまで、他の会社などに頼まれて商売として作っていたものを、自分たちのお店オリジナルとして売り出すようになったんだそうです。もともと自分たちで作ったお米からお菓子を作り始めているので、今でもお菓子の原料についてはこだわりがあるようです。

片岡さん:地元で育った企業なので、地元をやっぱり発信して行きたいということもあってですね、地場の原材料を使わせていただいてるんですけれども、特にやっぱり落花生ですとか米粉ですとか、まあ私もバウムクーヘンなんかは100%米粉やってますので、やっぱり多古のですね、コシヒカリなんかを使った米粉のバムクーヘンですとかっていう形で、できるだけ地元のものを使っていきたいなという思いがあります。まあ、地元のものをとうしてですね。いろいろ千葉県でこういうものをやってますよっていうことがアピールできればなというふうに思っております。私も、小さい頃から地場産の お米を食べたりですとか、あの落花生を食べたりしてるんですけど、やっぱり本当に美味しいので、それをやっぱりですね。できるだけ多くの人に知っていただきたいなという思いが強くあります。そのやっぱり、実際、販売した後にですね、お客様にあれ美味しかったよって言ってもらえるのが、やっぱり自分たちの励みにもなりますし、次回にじゃあもっと もっとこういうものを作って、お客さんに喜んでもらおうっていうやりがいにもつながるので、あのまあ、結構大変っていうふうには思ったことはないです。

お菓子のたいようは、さまざまな企業からのオファーを受けて作るOEM いわゆる相手先ブランドでのお菓子の製作もされています、あることがきっかけで、「コラボ商品」を次々と出すようになっていきます。

片岡さん:私が20年近く前にですね、都内のある講演会に行った時に、まあ経営塾みたいなものですね。そこで酒屋さんのご子息さんとお会いすることができまして、そちらで話している中で「酒屋さんってお酒飲めない人は買いに来ないんだよね。他に、なにかお菓子みたいに誰でもが来られるような、そういうもの作りたいな」っていう話の中から、じゃあなんかお酒を使った商品をやってみましょうか?お酒ケーキっていうのをあのご提案させていただきました。で、やっぱりあの酒屋さんがですね。まあ初めは取り扱いは1社だったんですけども、やっぱりお酒さん同士の繋がりがあってですね。そこでこういうのやったからどうだいっていうのがご紹介もいただきまして。 まあ、おかげさまでまあ最高時には70社ぐらいの蔵元様とお付き合いするようになりまして。やっぱり皆さんあのオリジナルの商品、自分とこのオリジナルの商品っていう ことで喜んでいただいております。

焼き菓子やケーキだけでなく、お団子も実は大人気。お店の中で焼いているお団子、なんと1本65円!嬉しい値段ですね。もちろん主な原料は千葉県産です。お饅頭もありますし、幅広い年齢層に受け入れられています。そして、毎週、何かしら新しいおかしが登場しています。片岡社長の妹さんで、本店の店長の 坂本()久美()さんにその新しいメニューなどに  ついてお話伺いました。

坂本さん:父と母が始めた会社なので、お客様はかなり昔からいらっしゃるお客様が多いのと、あとはコロナもあったので、催事ができないため、週末に兄とお客様に喜んでもらえる商品を考えようっていうことで毎回企画しています。3月はですね。まずひな祭りが始まって、桜餅、次が、高校の卒業式、その時に紅白まんじゅうやあとは感謝状ケーキも作ってます。賞状ケーキですね。で、次にホワイトデーが来まして。その後お彼岸フェアに入ります。 小学校幼稚園生の卒業式。その後、入学式とどんどんどんどん続きまして、毎日来てもいろんな商品が日日代わる代わる店頭に並びますので、楽しんでいただけるかと思います。

片岡さん: 皆さんあっての私どもの会社だと思っているので、これから先もですね。もっと、もっと。 皆様に愛されるように、いろんな商品に思いを込めて、あのお客様に喜んでいただける商品作りをして行きたいなと思っております。  

坂本さんがご紹介してくださったほかにも、今だけでも「道明寺」や「さくら最中」、 「さくら どら焼き」「さくらマドレーヌ」「さくらロールケーキ」、そして8年ぶりに復活した「桜の樹ブレヴァン」などなど、春を目一杯感じられるメニューが続々登場しています。

社長は洋菓子の勉強をされてきたということで、ケーキや焼き菓子の提案が多い ようですが、むかしながらのお団子お饅頭も大変人気で、そちらでも新しいメニューを次々と出しています。新メニュー開発は全然苦にならないそうです。

地元の皆さんに喜んでもらいたい、期待を裏切らず、美味しいものを提供し続けたいという思いが強いからなんですね。毎日更新しているというおかしのたいようのインスタグラムで情報がチェックできます。ぜひ覗いてみてくださいね。

https://okashinotaiyou-honten.business.site/

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