三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第155回 雨の日でも楽しいお出かけスポット 鴨川シーワールド

2023/6/23 UP!

「雨の日でも楽しいお出かけスポット」がテーマ。今回は、雨の日でも楽しい1970年10月に開園した「鴨川シーワールド」の見所をご紹介します。

鴨川シーワールド広報担当の三橋()()()さんにお話を伺っています。まずは、鴨川シーワールド、あらためてどんな施設かおききしました。水族館が果たす役割についても教えていただきました。

三橋さん:代表的なところで言うと、日本で2館のみ飼育しているシャチのパフォーマンスがやっぱり人気となっておりまして、他にもイルカ、ベルーガ、アシカのパフォーマンスの4つのパフォーマンスが楽しめる水族館になっております。他にもシャチを見ながらお食事ができるレストランや水の一生をテーマにした山の源流から海へと続く流れを再現したエコアクアロームという展示施設やトロピカルアイランドという南国をテーマにした水槽展示エリアなどがあります。水族館の役割としてまあ一つに種の保存というものがありまして、シーワールドの近くの海岸で毎年アカウミガメが産卵に来るんですけれども、台風とかで高波で卵が攫われてしまいそうになった場合は、保護してシーワールドで孵化をさせたら海へ戻すという活動を行っていたり。あとはシャープゲンゴロウモドキという水生昆虫なんですけれども、そちらは千葉県から委託を受けて繁殖をして。 元居た場所に戻すという再導入というのを行っております。

海の魚だけでなく、昆虫の種の保存にも協力しているんです。これは驚きですね。

そしてアカウミガメの産卵、孵化のサポート。通常は砂浜での産卵を確認したら、孵化までの見守りを行い、砂浜に自然の脅威が来そうな時は、保護して赤ちゃんを孵化させてから海に帰している。自然によりそって見守っているんですね。

屋外の施設やイベントに目が行きがちですが、屋内も実はかなり充実しています。

三橋さん:レストランオーシャンというシャチのパフォーマンスをやっているオーシャンスタジアムの下にあるレストランなんですけれども、そのシャチが泳いでる水中の姿を窓から見ることができて、その窓の近くにテーブルがあるので、そちらでシャチを見ながらお食事ができるレストランになっております。シャチも気になったことがあると ガラス面に近づいてきて、覗いて来てくることもあるので、向こうもはい見てると思います。魚類を展示しているエリアとしては、大きく二つの建物がありまして、一つがメインゲート入ってすぐにあるエコアクアロームというエリアなんですけれども、最初の水槽が滝、山の中の滝を再現した水槽になってまして。水っていうのはあの空から降ってきて山にふってその山から湧き水として出てきて川とかを通って海へと続くっていうのが水の流れですので、その山の源流から川であったりとか河口付近であったりを通して海へと続くという環境を再現しています。ため池にはコイがいたりとか河口付近にはイカがいたりとか場所に合わせて生物を展示しています。

海水魚だけでなく、コイなどの淡水の魚なども生きている状態で展示されていますさーっと見る事もできるんですが、これ、じっくり見れば見るほど面白いんですって。

「エコアクアローム」をご紹介しましたが、もうひとつの建物「トロピカルアイランド」では、そこからさらに南の海の方に向かっていく展示がされているそうです。どんなところなのでしょうか?

三橋さん:トロピカルアイランドは南の海をテーマにしてまして、最初、はいったところに、大きなヤシの木があって、実はそのヤシの木も実をつけたりするんですけど、そこからだんだんその砂浜から海に潜っていくみたいな感じで。最初砂浜には小亀とか 南国にいるような(映画の)ニモのドリーとかナンヨウハギといって青い魚がいたりとかを通して、坂道を下っていくと、一番シワールドで大きなな魚類の水槽がありまして、その水槽にはエイとかも泳いでいるので、水中散歩を楽しめるような 建物の造りになっています。ディスカバリーガイダンスという動物と触れ合えるプログラムがありまして。まあ、その先着順で有料のプログラムにはなるんですけれども、イルカにタッチをしたりとか、ご家族みなさまで笑うアシカと記念写真を撮ったりだとか、あとはサメとかエイにえさをあげられるプログラムもあります。 エイはお腹側に口がありますので、長い棒にえさをさしてでその棒をエイの口元に持っていくっていう結構レアな体験ができます。

エイに餌、楽しそう!エイってお腹側に口があるけど、なんかファンキーな顔みたいに見えるですね。あまり見たことない貴重な体験ですね。笑うアシカとの写真、これもなかなか普通は撮影できませんよね。あれ、そう見えますけど本当に笑っているんでしょうか?どうやって教えているんでしょうか?

そのほかの夏に向けてのお楽しみも伺いました。

三橋さん:ベルーガ別名シロイルカとも言うんですけれども、ベルーガの赤ちゃんが2021年の7月に二頭生まれまして、今年の2月から水中のトレーニングを始めましてプールで元気に泳いでいる姿を見ることができるので、ぜひ皆さんご覧になってください。あの大人は白いんですけれども、ベルーガの子供はグレーの体色をしていて、大人のような白色になるまで、実は十年ほどかかると言われています。今も泳いでる姿を見ると大人とは色がまだ違うので大きさだけでなく、色でも子供を見分けることができます。毎年夏休みの時期になると、シャチパフォーマンスではサマースプラッシュというシャチが逆立ち状態になって、尾びれで客席に水をかけるというパフォーマンスなんですけれども、雨具とかポンチョが必須ですし、お客様の中にはもう浴びる気、水を浴びる気満々で水着とゴーグルで完全装備でいらっしゃる方もいますので、ぜひそのシャチの尾びれのパワーを感じていただきたいなと思います。今年も開催に向けて今準備を進めておりますので、ぜひ皆さん楽しみにお待ちいただけたらと思っています。

二頭生まれたベルーガの赤ちゃん、一頭は途中から人工飼育に切り替えられたという事ですが、健康にすくすくと育っていて、元気にいろんなトレーニングをしているそうですよ。 そしてシャチのショーの話がありましたが、最大で二千人が見ることができるすり鉢状の観客ゾーン、一番上の席までしっかりとシャチがシャチが水を飛ばしてくるそうなんで、逃げ場はないそうです。しっかりと対策をしてみることをお勧めしますとのことでした。売店では、サマースプラッシュ用に、傘や雨合羽、ポンチョなども販売しています。またお土産も充実していて、シャチのぬいぐるみも大人気なんだそうです。

鴨川シーワールド、7月から10月までは基本的に毎日開園しています。雨の日も楽しめるお出かけスポットのひとつとしてぜひチェックしてくださいね。営業時間や限定イベントなど、詳しくは公式サイトをご確認ください。

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