三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

「Café&Deli Indigo Coffee」の発酵スイーツ

2024/3/4 UP!

  • 今週は「発酵文化が根付く神崎・香取エリアの魅力あるスポット」をテーマにご紹介します。
  • 「ほろ苦い経験は まあまあ ある!?」中西悠理がご紹介しました、神崎町(こうざきまち)にある「Cafe(カフェ)&(アンド)Deli(デリ) Indigo(インディゴ) Coffee(コーヒー)」の情報は、以下のHPでご覧いただけます。

https://www.instagram.com/cafedeliindigo/

             
  • 「道の駅 発酵の里 こうざき」の人気の商品「厚焼き玉子ふわたま」を販売している人気の惣菜店「くすくす笑店」が運営するカフェが「Cafe(カフェ)&(アンド)Deli(デリ) Indigo(インディゴ) Coffee(コーヒー)」。
  • オーナーこだわりの発酵メニュー「塩糀生キャラメル」を使った「塩糀生キャラメルバターガレット」「ふわふわかき氷塩糀生キャラメルバターシロップ」などのスイーツが楽しめる人気店です。(こうえん)
  • 千葉県のさまざまな魅力を知って、一緒に千葉県を盛り上げていきましょう!

  • さて、ランチのお時間。あれ、お弁当のお箸どこやったかな?
“菜の花列車”で春を満喫♪「いすみ鉄道」

2024/3/1 UP!

千葉県は、JR線12路線、私鉄線19路線、都営線1路線の計32路線が走っており、登録されている駅の数は335もある[鉄道王国]です。中でも特色ある「ローカル鉄道」は鉄道ファンの間ではもちろん観光でも人気ですが、今回は、いすみ市と大多喜町にかけて走っている、いすみ鉄道をご紹介します。

今日は、これからの季節に楽しめる「いすみ鉄道」と「沿線の菜の花」の絶景ポイントやその魅力を創り出している「ミンナノチカラ」をご紹介していきます。

もともと国鉄の木原線、という名前でしたがそれを引き継ぐ形で1988年から運行を続けています。まずは、いすみ鉄道で運転士をされている竹林(たけばやし)真樹(まさき)さんに、その魅力を伺いました。

竹林さん:いすみ鉄道に来たのが十年前で運転士訓練生の募集に応募して来ました。一年間、駅業務を行いまして、その後、国家免許を取りまして、その後見習い行って入社から二年間で独り立ちして、運転手として現在に至ってます。三年目から一人で運転しております。いすみ鉄道の売りとしては、沿線の景色等楽しみに来てくださる観光客の方に乗って楽しんでもらうっていうのを売りにしているんですけれども、まあ、その中でもメインとしては沿線の菜の花ですね。春、菜の花の季節に今では全国的に多分認知されてると思うんですけども、それを売りにしております。

もともと、鉄道にはかかわりのないお仕事をされていた竹林さん。その運転手プロジェクトを知って一念発起、運転士になるための費用およそ700万円を自己負担して列車を運転できる免許を取得されました。いすみ鉄道のこともそれまではあまり知らなかったそうです。しかし、今ではこの菜の花の景色をつくりだすリーダー的な役割を果たされているということでことでお話をききました。そもそも、いすみ鉄道沿線、あんなにたくさんの菜の花はどうやって守られているんでしょうか?

竹林さん:もともと国鉄時代から職員だったり、地域の人が徐々に菜の花を植えて、まぁ少しでもお客様に来ていただければなって始めてたようなんですが、一度手入れしたものは年々ちょっと弱ってきてしまって、まあずっと毎年手入れをしないと咲き続けられないと。そのために、運転業務の合間を縫って種をまいたり肥料をまいたり、またその前に沿線の草刈をしたりですね。そういう手入れをしなければ綺麗に育つことはできないので。種をまいてから葉っぱが育ってきて、運転しながら、生育状況を確認してるんですが、まあ、場合によってあまり育ちが悪いなってところは、後日、自分で再度種をまいたり肥料まいたり、またはあの社内で連絡して営業の方、また保線の方に時間がある時に手入れしていただけるように頼んで。そういった流れでやっております。

中には自生している場所もあるそうなんですが、あれほどまでにあざやかに菜の花の黄色で沿線を染めるには、やはり手入れは重要なんですね。竹林さんも運転しながら、「あ、ここ手入れ必要」と気になるところをチェックしているんです。ちなみにいすみ鉄道の列車の色は、菜の花をイメージさせる黄色と緑のツートンカラー。満開の菜の花の中をレトロな列車が走る風景はのどかで、美しく、フォトジェニックです。

沿線に咲く、たくさんの菜の花は、い鉄の職員さん以外にたくさんの方に支えられています。タネを撒いたり、草刈りをしたりしてくださっているこんな方々がいらっしゃるんです。

竹林さん:沿線の住民の地域の方ですね。そういった方が自主的に手入れしてくれたり。あとは地方自治体、市町村の方ですね、そこの有志の方やってくれたり。または地域で働いて地元の地域で働いている、例えば郵便局の方だったりがまあ手入れをしてくれたりしてますね。 保育園で児童のかたが駅周辺を、そういった保育業務じゃないですけど、その活動として毎年、種をまいたりしてくれてますね。

まあ、運転のときにその駅までその現場まで乗せて届けることはしたことあります。子供たちは、鉄道も好きなので、そういったのを兼ねて一緒になって、そういう盛り上げてくれている。見ると本当嬉しいですね。

夏の終わりに草刈りをして、秋口、9月から10月ごろにかけて種を蒔くと、ちょうど今ごろ、花が咲いてくるんですが、少しでも長い期間、花を楽しんでいただけるように、種を蒔く時期をずらしたり、工夫もしているそうです。お話にあった保育園児の皆さんは、駅のホームにある花壇を中心に種まきをしてくれています。列車に乗っていって種を蒔いて、それが春になると花開く。自分がやったことの成果が何ヶ月後かに形になるのは、いい思い出になっているようです。

そして、例年ですと、菜の花は2月下旬から3月半ばにピークを迎えます。そしてもうすぐですが3月下旬には「桜」が咲いてきます。菜の花は4月まで咲いている場所もあるので、その両方をいっぺんに楽しめる場所があるんです。運転士の竹林さんがお気に入りの「車内から楽しめるおすすめスポット」を教えていただきました。

竹林さん:春は、桜並木が沿線結構植えてありますので、時期としては3月の下旬ですね、開花が。並木が9か所ぐらいありまして、菜の花と桜が満開になってるのが見ることが楽しむことができます。毎年楽しみに運転してるんですが、飽きることはないですね。本当にまあまあこんだけ綺麗なものをほかの人に見てもらわない手はないなって思いますね。沿線で私が一番好きな場所は総元(ふさもと)(えき)西畑(にしはた)(えき)の間の場所にあるんですが、切通のような場所で両サイド桜並木があって、桜が咲くと桜の並木のトンネルになる場所があるんです。斜面のところに菜の花を、徐々に育ててて、それが私の一番のおすすめ場所です。早朝や夕方ですね。陽が弱くなった頃の方が花びらとかが淡い感じで、一番綺麗に見える時間だと思いますね。

いすみ鉄道では、あさって3月3日まで、お隣の御宿町で開催されている「おんじゅくまちかどつるし雛まつり」とコラボして、車内にたくさんのつるし雛が飾られている「つるし雛列車」も運行しているそうです。いすみ鉄道に乗りに来てくれる方に楽しんでもらおうと竹林さんをはじめ、いすみ鉄道のみなさん、沿線の皆さんなど多くの方の思いがこもった菜の花とともにぜひこちらも楽しんでください。  

いすみ鉄道

https://isumirail.co.jp/

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