三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
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春爛漫♪バラのテーマパーク「京成バラ園」

2024/4/26 UP!

もうすぐゴールデンウィーク。色々おでかけのプランを練られている方も多いでしょう。

今回は、世界に誇るバラを創りだすことと、日本にバラの文化をひろめることを目的に、1959年に設立された関東最大級のバラ園、「京成バラ園」の楽しみ方をご紹介していきたいと思います。

魅力的なバラ園が沢山ある千葉県。なかでも八千代市にある京成バラ園バラ好きの方にはおなじみ、お花にはちょっと疎いという方でも、名前は聞いたことがある、という方が多いと思います。およそ3万平方メートルという広い敷地にさまざまな種類のバラが咲き誇っている、千葉を代表するバラ園の一つです。実は今のような形になったのは開設から40年経った1999年のこと。開設当初の頃についてガーデン部の課長の佐藤(さとう)克己(かつみ)さんにお話伺いました。

佐藤さん:京成バラ園のガーデン部という部門で課長をやっております。佐藤克己と申します。八千代市の方、当時、今もそうなんでしょうけども、乳牛が盛んだったみたいで、でまあ、いわゆるこの牛ふんっていうね、堆肥になるものって言ったところもありながらっていうところだと思うんですが・・当時、親会社の京成電鉄の方で、こちらは八千代市というのを選定した上で、京成バラ園の方を開業したというふうには伺っております。当時はですね、今みたいにあの京成バラ園・・・バラ園を鑑賞する施設ではなくてですね、園芸店として。まあガーデンセンターの方があり、実はですねあの京成バラ園の方も知らない方も多いと思うんですが、卸売業であったり、造園業であったり、あと研究部門ですね・・育種の部分をやっていた幅広くやってたところもございますので、その当時はですね、このバラ園の見本園という形で、お店の脇にちょっとした見本園があったっていう程度だったかと思います。

元々は、バラの育成や出荷を目的とした「バラ屋」さんで、そのお店の横で見本としてバラの花を咲かせて見せていたそうです。京成バラ園芸の研究所・所長には日本でのバラ研究・育種の第一人者でミスターローズと呼ばれた鈴木(すずき)省三(せいぞう)さんが就任。そして1999年にリニューアルし、複合施設としてオープンした京成バラ園。今はどのぐらいのバラがあるのでしょう。

佐藤さん:今バラ園にはですね、1600品種1万株の株が植っています。ちょっと見下ろせるような形になっておりまして、こちらではもうフランス式っていうふうに言われているんですが、左右対称になってるように見れる整形式庭園という形をとっているんですね。で、特にこの春に関しましては、よく、バラのアーチですね・つるバラがきれいに一番咲く時期にもなりますので。逆に言うとですね、あの秋ってよりこの春しか見れないと言ってもいいぐらいですね。こちらの京成バラ園には38個のバラのアーチがあるんですね。で、そちらがもう外周をっていう形になるんですが、まあ綺麗にバラのトンネルをくぐれるようなっていうところが春の一つの見どころにはなっているところです。バラエティに富んでいてですね。さまざまな品種もええありますので、そこが楽しみところの一つのポイントになっております。

    

例年、ゴールデンウィーク頃から絶好の咲き具合になるんだそうです。バラはうまく育てると種類によっては年に4回花を咲かせることができるそうなんですが、やはり、春のこの時期のバラが一番勢いがあるそうですよ。

今ではたくさんのバラを観て楽しめるいわば「バラのテーマパーク」として年々エンタテインメント性を高めていこうとされているそうです。一体どういったことを始めたのでしょうか?

佐藤さん:極力ですね。そこの世界観を味わってもらうために、バラの植物園っていうところから、バラのテーマパーク化というところを目指して、ええ、今、いろいろなところの取り組みをしております。これはですね、二年ぐらい前に、実はこのバラ園内に・・まあ温室になるんですけどねちょっとしたアクティビティがやっぱり欲しいなあっていうところで、小さいところのところなんですが、メリーゴーランドがあったりですね。昨年の春からですね、ちょっと新たなエリアを追加しよう、広げようというところで『アリスフォレスト』っていう場所を作りまして。ちょっとこの不思議の国のアリスをモチーフにしたというところはあるんですが『アリスツアーズ』っていう、車に乗る・・・皆さんもこう一緒にこいでいっしょに乗ってこの世界観を楽しむっていうアトラクションなんですけどね。・・・そういったところも追加しています。で、特に今年の春に関しましてはこのアリスツアーズをバージョンアップをかけてですね。エピソード2として楽しんでいただくものであったり。先ほどバラのテーマパーク化って言ったところもあるんですけれど今年からですね。弊社としては初になるんですが、パレードの方の開催ってことも考えております。

現在開催中のイベント「アリスのBlooming Carnival」では、「アリスツアーズエピソード2」として新エリアが登場したり、オリジナルキャラクター のグリーティングサービスが行われるなど、コンテンツが充実しているんですが、なんといっても京成バラ園では初めておこなわれるパレードが注目です。地元の方々、ダンススクールやブラスバンドも参加して庭園の中で行われるパレード。最初は5月25日土曜日に予定されています。こちらも盛り上がりそうですね。そして以前この番組で、京成バラ園までの道にバラを植えているボランティアの皆さんの話をご紹介したことがありましたが、今はどうなっているんでしょうか?

佐藤さん:八千代市さんの観光推進室っていう部門があるんですが、こちらもそのプロモーションって一環ではそちらの八千代市さんの協力を得ながら、またあの京成バラ園の最寄りの駅が八千代緑が丘駅という駅になるんですけども、そちらもですね。バラのボランティア団体がおりまして。緑が丘の駅からバラ園に来るまでの道ですね。そちらにバラをいっぱい植えているっていう、そのバラストリートっていうんですかね?それも今作っているところで、弊社のスタッフも一緒に加わってやってるところもありますね。

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このイベント期間においてになるんですが、当然の京成バラ園にはレストランだったり。カフェだったり、ベーカリーですね。併設している部分があって、そちらでもね、色んなオリジナルのもの・商品というのを作っていただいているんですが、このイベント期間において、キッチンカーさんとかもね。協力を得ながらやってるところもありまして。まあ、その中でやっぱり人気がある「バラ盛りジェラート」って、バラの形をしたジェラートなんかもすごく人気で。そういったところの一つの楽しみポイントではあったりしますね。このジェラート、薔薇園をバックに写真を撮られる方が本当に多いそうですが、一枚一枚重ねるようにして作るので、綺麗に撮るには急がないといけないみたいです。

年々パワーアップしているバラのテーマパーク。ぜひ皆さんもお出かけください。京成バラ園のイベントや営業時間など、詳しくは公式ホームページでご確認ください。

https://www.keiseirose.co.jp/garden

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