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ネイチャーポップ・バンド「スーパー登山部」〜「山×音楽」の未踏峰を目指せ!

2026/6/21 UP!

 今週のベイエフエム / ザ・フリントストーンのゲストは、スーパー登山部の「小田智之(おだ・ともゆき)」さん、HINAさん、そして「いしはま・ゆう」さんです。

 山が好きで音楽を聴くのも好きというかたの間で今、注目されているバンドが6月に待望のファースト・アルバムをリリースした「スーパー登山部」! バンド名らしからぬネーミングですが、一度聴いたら忘れないインパクトがありますよね。

 スーパー登山部は2023年に結成された5人組バンドで、愛知を中心に活動していて、なんと! 登山と音楽活動をメンバー全員でやるという前代未聞のバンドなんです。

 今週はそんなスーパー登山部のメンバー3人に、なぜバンドとして山に登ることになったのか、そして重い楽器を背負って登った山小屋でのライヴのお話などうかがいます。

☆写真協力:スーパー登山部

(左から)小田さん、HINAさん、小尾ちゃん、いしはまさん
(左から)小田さん、HINAさん、小尾ちゃん、いしはまさん

初登山の木曽駒ヶ岳で体感した「厳しさと楽しさ」

●今週は、待望のファーストアルバムをリリースされました5人組バンド「スーパー登山部」からキーボードの小田智之さん、ヴォーカルのHINAさん、そしてギターのいしはまゆうさんをお迎えしました。よろしくお願いいたします!

小田さん、HINAさん いしはまさん「よろしくお願いします」

●自然や環境をテーマにしているこの番組なんですけれども、まずバンド名に強く惹かれたんですね。これはメンバーのみなさんで話し合われて、このバンド名になったんですか?

小田さん「そうですね。僕らがバンドを結成してから、どんな名前にしようかって話し合った時に、僕らのLINEグループ名が“スーパーバンド”っていうのと、僕、小田が登山が趣味で、ほかのみんなは(山に)登ったことなかったんですけど、そんな中でふと、ドラムの深谷さんが“スーパー登山部ってどう?”って、掛け合わせた名前をひらめいて、“あっ! いいじゃん!”ってなって決めました」

写真協力:スーパー登山部

●登山好きを集めたってわけではなくて、小田さんだけが登山がお好きだったってことですか?

小田さん「はい、そうです!(笑)」

●「スーパー登山部」っていうバンド名が決まってから、“山と音楽”というテーマで登山とバンド活動を始められたっていうことなんですよね?

小田さん「そうですね。だんだんそうになっていったっていう感じです。このバンド名にするんだったら1回は登山しようよ! っていうのを、みんなに聞いた時に”登ってみたい!“って(メンバーが)言ってくれて・・・。でも、もしそれで山、無理かもってなったら、名前だけのバンドになっていたかもしれないですけど、なんか意外といいかも! っていう感じでした。

 しかも、自分はもともと鍵盤ハーモニカを背負って登って、山の上で吹いていたんですけど、山で聴く音楽って、すごくいいなって感じたり、そう言ってもらえることも多くて、この活動って僕らにしかできない、すごく面白いものになるんじゃないかなって思って、今このコンセプトで活動しています」

写真協力:スーパー登山部

●小田さん以外のメンバーは、登山の経験はまったくなかったんですよね?

HINAさん、いしはまさん「はい、なかったです」

●バンド活動をしたくて参加したのに“、えっ? 登山するの?”って話になりませんでしたか?(笑)

HINAさん「(笑)もしかしたら、そう思っているメンバーもいたのかもしれない。でも“登山をしていこう!”というよりは、“登山をしてみよう!”っていうので、一回(バンドの)名前がきっかけで登山っていう趣味とかアクティヴィティとしてやってみたい!があったんで、みんなで登ってみたんですね。

 そこにちっちゃい楽器も持ってったんですよ。初めての登山の時に、山の上で演奏したら聴いてくれるお客さんとか、拍手が生まれたりして、自然と親しみながら音を奏でると楽しいな! みたいなのがあったので、そこから徐々に小田さんに引き寄せられてというか、沼に連れていかれたという(笑)」

●初めての登山でいきなり楽器を持って行かれたんですね?

HINAさん「シェイカーっていう音が出るやつとか、鍵盤ハーモニカだったり・・・」

いしはまさん「ウクレレとかね」

HINAさん「そういうものでやっていたんですけど・・・」

●どちらの山だったんですか?

HINAさん「中央アルプスの木曽駒ケ岳っていう山で、千畳敷カールがある珍しい地形の見られるところなんですけど、山頂まではすごく晴れていて天気がよくて・・・」

いしはまさん「いいスタートだったよね」

HINAさん「初登山としては、素晴らしいロケーションを見られたんですけど、帰りは、おやおや? っていう天気になってきて、雹と雷がダブルできたんですね。

 私はその時、必要最低限というか、たぶんちょっと山を舐めてしまっていて、それがその天気を呼び起こしただろうなと思うんですけど・・・レインウエアではなくカッパを着たら、それで滑って転んじゃったりとか・・・雹が降るなんて思わないから、体に痛いとかがあって、山の厳しさと楽しさを両方知って、そこからそんな天気の時は登ることはもうなくなったので・・・」

●そうなんですね。山の厳しさを知っても、やっぱり楽しいが勝ったっていう感じですか?

HINAさん「そうですね。楽しさがずっとありますね」

●いしはまさんも初めての登山だったんですか?

いしはまさん「そうですね。僕も歩くこととか、自然や広い景色に触れることはすごく好きで、たぶん登山も好きだろうなって思っていて、富士山に登ってみたいんだけどっていう相談だけは、小田君にバンドを組む前にはしていたんですね。

 でもずっと行けていなくて、いざ登ってみたら、やっぱり思っていたような楽しさもあるし、思っても見なかった登山の楽しさもあって、(登山を)始められてすごくよかったなと・・・」

写真協力:スーパー登山部

(編集部注:これまでにバンドとして登った山の数は40後半くらいだそうですよ。一緒にいる時間が長いので、メンバー間の絆も強くなっているとか。

 ちなみに小田さんの登山好きはお父さんの影響で、一歩ずつ登れば、いずれは頂きに辿り着く、というお父さんの教えは、登山以外のことでも活きているそうです。山好きが止まらない小田さんは、なんと、バンド結成後に登山学校に通い、座学と実技で、リスク回避や安全講習、ロープワークなどをみっちり学んだそうです)

CDジャケットのアートワークに込めた思い

※今月リリースした待望のファースト・アルバム、タイトルが『スーパー登山部』となっていますが、バンド名をアルバム・タイトルにしたのは、どうしてなんですか?

HINAさん「スーパー登山部のこれまでの道のりをすべて辿って、ひとつのアルバムにしようとなった時に、ここで『スーパー登山部』というアルバム名にするのか、もっと先にするのかというのは、結構悩んだんです。

 ほかにいろんなアイデアもあったんですけど、スーパー登山部が始まってから今までの節目で、『スーパー登山部』っていう名前を付けるのは、すごくいいんじゃないかというところで付けた気がしています」

ファースト・アルバム『スーパー登山部』

●ジャケットのアートワークも気になりました。メンバー5人が並んで正面を向いて立っているイラストなんですけれども、顔にそれぞれ山のシルエットが埋め込まれているような感じです。どんな意図があるんですか?

いしはまさん「僕、いしはまがそのデザインもやっているんですけど・・・」

●いしはまさんがデザインしているんですね。

「そうなんです。『スーパー登山部』というタイトルにする時に、スーパー登山部の音楽性ってどういうものかというのを考えた時に、インタビューとかでもよく答えていて、“5人が出す音、5人の身体性からなる音楽が、スーパー登山部を成り立たせているんじゃないか”というのがあったので、ひとまず5人が並んだ絵はひとつその表現になるなと思いつつ・・・。

 ただ、スーパー登山部って5人全員で編曲をしたりする時があって、そういう時に出てくるアイデアとか、それから完成される音楽って、誰かのすごく強い意志っていうよりは、自然とか広いものからわき上がってくるものをもとに組み上がっている気がしていて・・・。

 それこそ僕らは登山をして、インスピレーションを受けているところがあると思っているので、顔の表情よりは、山とか自然の質感のほうが近いかなと思って、主観と客観のバランスを取れるっていう意味で、顔に山をはめました」

●いしはまさんのアイデアだったんですね。

いしはまさん「はい、そうです」

HINAさん「自慢のいしはまです(笑)」

●素敵なアートワークです。顔にハメた山はそれぞれ(メンバーが)お好きな山を選んだっていう感じなんですか?

いしはまさん「いや、スーパー登山部が登ってきた山とか、今までの活動の雰囲気とか、収録されている曲にあるイメージから、なんとなくこういう山かなっていうのを想像しつつ具体的な山も参考にしつつって感じです」

風景や色、音を思い浮かべながら

※スーパー登山部の曲の歌詞には、空や風、森や太陽、道や光など、山の景色から感じるような言葉が散りばめられているように思いました。そこは意識しているんでしょうか?

小田さん「意識したつもりはなかったんですね」

●無意識に!?

いしはまさん「結果として、そうなっているのに近いですね」

小田さん「やっぱり自然に触れる機会も多いし、そういうところに心が動いているんだなっていうことも、僕もこのアルバムを通して気づいたところはありますね」

写真協力:スーパー登山部

●スーパー登山部としてのバンド・サウンドに仕上げていく段階で、それぞれどんなことを大事にされていますか? 小田さんはいかがです?

小田さん「僕は風景が浮かぶことを意識していて、楽曲からどんな景色や感情がわき上がってくるんだろうっていうのを、ひとつの楽器とかじゃなくて、トータルで聴いた時の質感とか、あとは各楽器のアプローチとか、そういったものから、どんな景色とかインスピレーションを受けるかっていうのをイメージしながら創っています」

●HINAさんはいかがですか?

HINAさん「そうですね・・・う~ん難しい・・・私はその曲ごとになんとなくの色とか、それこそ景色もそうですけど、自分の経験の中から浮かぶものをたぶん無意識に浮かべて歌うことが多くて・・・それが登山を始めたことによって、自然とか山の景色が増えてきたっていうだけなので、街で自分が感じたことを書いている曲もあります。

 ただそれもなんだろう・・・風で草がなびいているところとか、車の音とかがすごく鳴っていたところから、急に静かになった時に聴こえてくる自然の音みたいなのをキャッチして、そういうのを思い浮かべて歌っているんだろうなって思います」

●いしはまさんは?

いしはまさん「たぶんみんな同じなんですけど、風景とか景色とか思い浮かべながらフレーズを入れたり、編曲のアイデアを出したりっていうところが、みんなもあると思うので、ギターも同じくです」

●みんなでイメージやアイデアを出し合って創りあげていくんですね。

小田さん、HINAさん「そうですね」

●フレーズとか音色を決める時にイメージしたのって、どんなことだったりしますか?

小田さん「楽曲によって全然違うんですけど、『風を辿る』っていう曲だと冒頭に鍵盤が入って、次にドラムが入って・・・このドラムのバスドラと、ブラシでシャカシャカやっているスネアのイメージは、個人的には電車をイメージしていたんですね。

 印象なんですけど、たぶんガタガタと線路を走る様子とか、(車窓の)景観の流れみたいなのがリンクしているなって思っていて・・・僕、エゴサーチがすごく好きで・・・(笑)」

HINAさん「唐突な!(笑)」

小田さん「エゴサしながら、みんなの(SNSとか)見ているですけど、“『風を辿る』のイントロから電車の風景が・・・“っていうのを書いてくれている人がいて、“あっ! 伝わっている!”って思って、そういう時にすごく嬉しくなります」

高所の白馬山荘ライヴ、酸欠!?

写真協力:スーパー登山部

※スーパー登山部は去年、北アルプス白馬岳の標高2832メートルにある白馬山荘を会場に5日間のライヴを行ないました。今年も9月に予定されているんですが・・・きっかけは小田さんがプライベートで登って泊まった時に、置いてあった電子ピアノを弾いたら、その場に居合わせたお客さんと盛り上がり、とても楽しかったそうです。

 これをバンドでやれたらいいなと思って、メンバーに相談したところ、白馬岳の難しさを考えず、誰もやったことがないならチャレンジしよう! ということになったそうです。

 とはいえ、自分たちで楽器も運ばなくてはならず、背負って登ることに。ザックの重さは、HINAさんは約17キロ、いしはまさんが26キロ、小田さんに至っては30キロもあったそうですよ。おかげで白馬山荘に着くまでに10時間以上もかかったとか。

写真協力:スーパー登山部

●そんな大変な思いをしてたどり着いた、白馬山荘でのライヴをいかがでしたか?

HINAさん「気持ちよかったですね」

小田さん「言葉にできないですね。僕らもそうですけれど、お客さんも同じ行程を登山してこないと行けない場所で、みんなが同じ道を歩いて、そこで感じてきたことをライヴの時間で一緒に共有するような、本当に特別な時間が流れて、もう思い出ですね」

●気持ちよかったって、HINAさんおっしゃっていましたけど・・・。

HINAさん「めちゃくちゃ気持ちよかったですね。窓がガラス張りになっているので遠くの山が見えたりとか、雲が下にあるので雲海が見える日もありました。

 そういう景色と共にライヴができる機会は今まででもなかったし、この山に登らないと見られない景色っていうのもあったので、そういうのをお客さんと共有できているっていうことがすごく嬉しかったですね」

●いしはまさんはどうでした?

いしはまさん「(標高)2800mの位置でライヴをして、お客さんがライヴを見に来るって、なかなか現実味がないと思うんですけど・・・。確かにお客さんも疲れているし、僕らも疲れているっていうところで、やけに実感できるっていうか、本当に登ってきて、そこでライヴをしているんだなっていうのを体感できて、なかなか非日常な体験でした」

写真協力:スーパー登山部

●標高が2800m超えている山小屋でのライヴって、ヴォーカルのHINAさんは声は大丈夫だったんですか?

HINAさん「もう、すごいですね・・・薄いので空気が・・・」

●息苦しいですよね?

HINAさん「はい、一日目がいちばんやっぱりしんどくて、高所順応みたいのをしてないので、(一曲)終わった後に息切れしちゃうみたいなのはあったんですね。

 それこそ今年で白馬山荘ライヴが3年目になるので、去年は2年目だったんですけど、最初の年は本当に“なんでこんなに息が吸えないの?”っていうことに混乱して・・・そういう前例とか、ほかの人の話も聞いたことなかったので、 “大丈夫でしょう”って思っていたところもあって、実際行ってみたらすごく苦しかったんですね」

小田さん「酸素缶をずっとプシュプシュしていたよね」

HINAさん「ずっとプシュプシュして、酸素缶で息を吸っていて・・・」

●しかもそれが5日間となると・・・。

HINAさん「そうなんですよ」

●でも、だんだん慣れていくものなんですか?

HINAさん「そうなんですよ(笑)」

いしはまさん「初年度は(ライヴは)1日だけだったね」

HINAさん「そうなんです。初年度は1日だけだったので、あまり変化というのはなく・・・」

小田さん「苦しさを体験して(山から)下りてきたって感じでしたね」

HINAさん「それを踏まえて次の年に5日間やって、5日目とか本当に地上で歌ういつものパフォーマンスができるようになって・・・で、山で5日間ライヴしました、(山から)下りて地上でライヴした時に、ありえないぐらい歌がうまくなったような感じがして・・・」

小田さん「ロングトーンが2秒くらい伸びていたよね(笑)」

●え~っ! 高地トレーニングですね!

HINAさん「本当にアスリートの人って、これか~みたいな(笑)」

●すごい! そういった効果もあるんですね。

HINAさん「ありましたね(笑)」

写真協力:スーパー登山部

●今年9月の白馬山荘でのライヴは、どんな感じになりそうでしょうか?

HINAさん「今年は去年、一昨年と比べて、すごくたくさんの人が楽しみにしてくれている体感があって、それこそ山を好きな人だけじゃなくて、本当に音楽からスーパー登山部を知ってくれた人が、山に登ってみたいという理由で、白馬山荘を目指して準備しているっていうのがあったりとか。
 なんて言うんですかね・・・その日にどれだけの人が集まって、どんな人が来てくれるんだろうっていうのも楽しみもありますね。

 今年は有料開催にさせていただくんですけど、去年のライヴは土曜日にパンパンになっちゃって、300人ぐらいの人がレストランの中にいて・・・(今年は)みんながすごくいい状態で、気持ちのいい状態で聴いてもらうためにも有料開催になっています。

 それでもなお長野まで足を運んで、そこから10時間ぐらい登山をして、宿泊でお金もかけて見に来てくれる人が、どれぐらいいるんだろうなっていうのも楽しみだし、それにその人たちに向けて、自分たちもこの1年2年3年で築いてきた音を伝えられるように演奏できたらいいなって思っています」

スーパー登山部、鋸山に行く!

※改めて、山や登山の魅力はなんでしょう?

小田さん「これはですね・・・僕、自分自身もずっと変わっていっているんですけど、山に登っていくと(ほかの登山者と)すれ違う時に挨拶をするんですよ。“こんにちは”っていう、文化として挨拶をするんですけど、最近はその会話が楽しいです(笑)

 なので、山に登りながら自然に触れて、ひとりで登るのも好きなんですけど、ひとりになって孤独になって、そういう時にたまたますれ違った人と、“こんにちは”っていう挨拶をするその瞬間が楽しいです。すごくピンポイントな魅力しか今言えなかったんで、HINAちゃんに渡します」

HINAさん「私はずっとデジタル・デトックスができることって言っていたんですけど、それと関係していることで、山にしかいない動物とか植物とか、あとはすごく整備されている道だけじゃなくて、登山道かどうかわからないようなところもあったりとか・・・。

 最近はすごく保護されていたりとか、整備されていることが増えたんですけど、そういうものに触れる機会って街を歩いているとあんまりなくて・・・。これは雑草だろうって思うものが、実は大切にされてきたものだったりとかっていうのは、山とか自然ならではだなと思っていますね。

 その知識も私はまだないんですけど、ないからこそ、いろいろなところに気を遣って気を付けよう! みたいな気持ちになるし、生きていることって素晴らしいな~みたいな、本当にいちばん最初の感情・・・。

 自分の足でここまでたどり着いたんだなっていうこともそうだし、そこに見えている景色が当たり前ではないなっていうこととか、それこそビルだって人が建てているわけだし、人と自然の力で成り立っている世界なんだな~っていうのを感じられるのが、すごく魅力だなと思います」

写真協力:スーパー登山部

●いしはまさんはどうですか? 山や登山の魅力・・・。

いしはまさん「僕も(HINAちゃんに)近くて、人と自然、登山道って通ってきた人がやっぱりいっぱいいるから、そこが道になっているとか、整備してくれる人がいるから、そこが登山道として成り立っているとか・・・。

 歴史に触れるような感覚もあって、そこを守ってきた人たちの思いみたいなのを、明確に受け取るわけじゃないんですけど、大きな時間に触れられるような気がしています。

 最近はそういう魅力があるなと思いながら登ったりもしますし、単純に広い風景、行って見ないと感じられない、五感を使って摂取できるものはやっぱりそこに行かないと得られないので、言葉ではうまく言えませんけど(山に)行くことで伝わる魅力かなとは思います」

●千葉県の山に登ったことはあります?

小田さん「あっ! 実は最近、鋸山に行って来ました!」

HINAさん「行って来ました」

●鋸山はどうでした? メンバーみなさんで?

小田さん「はい、海からスタートして山の頂へ、あそこはすごいですね」

HINAさん「すごいとこですね」

いしはまさん「すごいね。しかも海からスタートしたこともよかったね」

HINAさん「そう!」

小田さん「産業遺産にもなっている切り落ちた岩がほかの山では見られない、まさしくノコギリだなって!」

HINAさん「映画の世界にいるみたいな・・・」

●絶壁もね。あそこ、いいですよね!

いしはまさん「遺跡みたいな、歴史を感じられる場所でした」

ネイチャーポップ・バンド、スーパー登山部の頂きは!?

写真協力:スーパー登山部

●では最後に、スーパー登山部というバンドとして、どういう頂きを目指しますか?

小田さん「そうですね・・・まだ見ぬ未踏峰を登頂していきたいですね」

HINAさん「広い意味でね(笑)。登山だけじゃなく、音楽としても」

小田さん「むしろ実在する山は登頂し尽くされてはいるんですけども、やっぱりこの『山×音楽』っていう掛け合わせの僕らの活動、これはいっぱいあるんですよ、未踏峰がたぶん」

いしはまさん「そうだね」

小田さん「僕ら音楽バンドとして、どんどん大きくなっていきたいですし、行きたい山もたくさんあるし、この活動の中でまだ見ぬ挑戦をしていけたらなと思っています」

●HINAさんどうですか?

HINAさん「そうですね・・・今の言ったこともそうですし、スーパー登山部だからといって、山だけが好きってわけじゃない(笑)。私は海も好きだし、川も好きだし、自然というものが好きなのは変わりないので、スーパー登山部って名前を聞いて、(山に)登っていないと好きになっちゃいけないんじゃないかとか、そういうハードルがないバンドを目指していきたい。

 なおかつ、入ってみたら登山したくなって、山の上で聴くっていうのがベストだなと思っています。なので、いろいろなアクティヴィティ、そういう意味でも海とかでもライヴをやってみたいし・・・」

小田さん「スキーとか」

HINAさん「そうそうスキーとか、いろんな角度からいろんな人に好きになってもらえるように価値観というか、広くやっていきたいなと思っています」

●いしはまさんはどうですか?

いしはまさん「僕らは今回アルバムの説明とかでも、たまに解説しているんですけど、僕らの音楽のジャンルを“ネイチャーポップ”と表現しています。 それは自然とか有機的なものを感じられる音楽性に対して、名前を付けてみようっていうところから、“ネイチャーポップ”という名前を付けているんですけど、まさに“ネイチャーポップ”と言ったら、スーパー登山部だよねっていう源流として、頂きに立てたらなと思います」

写真協力:スーパー登山部

INFORMATION

ファースト・アルバム『スーパー登山部』

 今月リリースされた待望のファースト・アルバム『スーパー登山部』には新曲含め、全部で14曲収録されています。山の景色や自然を感じるキャッチーでポップな楽曲満載! HINAさんの風のような優しい歌声に惹き込まれます。ぜひ聴いてください。通常盤のほかに、完全生産限定盤も発売。

 そして今月はアルバムを携えてライヴツアー中。また、夏フェスにも参加予定です。そして9月1日から3日まで白馬山荘でライヴを行なう予定となっています。

 アルバムやライヴ情報について、詳しくはスーパー登山部のオフィシャルサイトをご覧ください。

◎スーパー登山部:https://superclimbingclub.com

ファンコミュニティ「超山荘」では部員を募集中! ぜひ入部してください。
https://superclimbingclub.com/contents/menu/89007

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