2025/10/3 UP!
今回は千葉県が生産量全国一位の「醤油」を使ったグルメのご紹介です。
千葉県の醤油グルメといえば、黒アヒージョ!以前この番組でもご紹介した、オリーブオイルとニンニクとで食材を煮て味わうアヒージョに醤油をとりいれたものですよね。
発酵県ちばを代表する調味料醤油を生かしたグルメの中でも今回は、この千葉のご当地グルメ 黒アヒージョのコンテストで2年連続入賞、準グランプリと昨年はグランプリを獲得された方を紹介していきたいと思います。

そばや天ぷら、寿司にうなぎ…江戸で花開き、現代においても和食の代名詞となっている料理を支えてきたのが、銚子や野田で盛んに生産された「濃口醤油」です。今も全国一の醤油どころである千葉県では、さまざまな“醤油グルメ”を楽しめますが、旭市にある「鉄板DINING 楽今」にも人気の黒アヒージョメニューがあります。まずはオーナーの石毛良直さんに、「楽今」がどんなお店なのか聞いてみました。
石毛さん:鉄板ダイニング楽今というお店をやっております。2007年に飯岡で始めて、現在2016年に旭市の市役所通り沿いに移転してやっております。お店としてはお好み焼き、もんじゃ焼き、鉄板焼きおつまみ系をメインにやっています。レトロが好きで、お好み焼きをお店をやってみたいということで始めました。昭和40年50年代ぐらいを意識したレトロな雰囲気になっております。学校のようなイメージの部屋とか、いろんな部屋があります。例えば学校部屋ですと、学校の昭和の学校のテーブルをくり抜いて鉄板にしたりして、あとは身長計とか黒板とか、学校にあった大きい時計とか置いてあります。

その石毛さん、黒アヒージョの2023年の料理コンテストに応募されたんですが、実はそれまでは黒アヒージョのことは全く知らなかったそうなんです。どうやってメニューを開発したのでしょうか?
石毛さん:黒アヒージョは、ちょっとこういうコンテストをやってるよっていうことで、友人から教えていただいて、ちょっとやってみようかなと思ってやってみました。とりあえずえっと仕入れとかなしで、店にある食材を使ってなんとかできないかと考えて、いろいろやってみてインパクトがないなっていうことで、まあ、とりあえず「しらす玉ねぎ」「丸ごと玉ねぎ」っていうのは思いついて。これならちょっとインパクトあるなと思ってやってみました。最初の頃は、もうあの玉ねぎを刻んでアヒージョにしてみたんですけども、まあまあインパクトはなかったので、丸ごとにしてみようと思いまして、ちょっと丸ごとにしたらすごいインパクトが出たんで、丸ごとにしたことによって、玉ねぎの甘みがかなり増して、刻んだより全然甘みが増えたんで、いい方向に行ったと思います。

とりあえず店にある食材で作ったみたいな話ですけふが、これは結構試行錯誤がのではないでしょうか?
鉄の熱い皿の上に大きな玉ねぎがドーンと乗っているのは、石毛さんのいう「インパクト」。手にはいる時期は、白子玉ねぎや、シラスも地元のものを優先的に使っているそうです。いいですよね。おすすめはこの玉ねぎを食べた後のニンニクの香りと醤油の味のオイルを卵かけご飯にかける、それが最高なんですって!グループでこのメニューを食べた後、みんなで卵かけご飯で〆るのが人気のセオリーになっているようなんですよ。

千葉県が主催した黒アヒージョ料理コンテストで2023年に準グランプリ、翌年グランプリを獲得した旭市の「鉄板DINING楽今」。オーナーの石毛さんに、2023年のコンテストのときの様子を伺いました。
石毛さん:取材陣とかも入れまして結構10人ぐらいですかね?きて作ったのを出して試食なんですけれども、かなり緊張しました。どういう方が来るっていうの知らなくて名刺もらって後で調べたらすごい人…(笑)一応1人1個で、出してくださいということで出したんですけども。後日また電話をいただきまして「準グランプリになりましたので、千葉県庁の方に来てください」といわれました。黒アヒージョってことで、醤油を使ってるんで。まあ、アンチョビと違って、醤油の旨味がまた違う風味が出るんで、いろんな和食とも合うし、いろんな食材に合うと思うんで、まだまだいろいろな料理に発展はすると思います。お家でも一応できる、もともとキャンプでもやってほしいということで黒アヒージョを開発したということで、お家でもできる料理も結構多いんで、やってほしいと思います。

黒アヒージョ料理コンテストそんな風に行われていたんですね。そして翌年、今度は料理コンテストでグランプリを獲得しているんです。

「さつまいもと林檎のデザート黒アヒージョ」というものです。アヒージョとデザート、なかなか結びつかないと思いますが、こちらがカジュアル部門でグランプリを獲得。そこにはこんな作戦がありました。
石毛さん:一回準グランプリ取っちゃってるんで、誰も狙わないとこ、デザートならちょっと誰も行かないだろうと。自分とまあ、奥さんがちょっとしょっぱい甘いデザートとか好きなんで、で、黒アヒージョということで、しょうゆを使った。ものなんで甘じょっぱいデザートをちょっと考えました。千葉県産ってことで、さつまいもがまあ、一番最初に思いついて、さつまいもでちょっとやってみようと思って、いろいろなさつまいも料理を作って開発したんですけど、結局、さつまいも蒸したやつにさつまいもと、白あんとバターでちょっと味付けをしてやったものなんですけども。今回の方はマザー牧場の方で、ちょっと昔の料理の鉄人みたいな感じで、せーので、全員で作り始めて。表彰の時に審査員の方ももう応募の時からもうこれはすごいってことで、はい、言っていただいて、もう完全にハマってよかったですね。はい。
誰も挑戦したことのない分野、デザートにターゲットを絞って作り上げたメニュー。これはどんな味なのか興味ありますね、、、
こちらの「さつまいもと林檎のデザート黒アヒージョ」は、和風スイートポテトと、林檎のコンポ―トをアヒージョにアレンジしたもので、醤油を加えたキャラメルソースと甘く濃厚なさつまいもペーストとの相性が抜群なんだそうです。実はアクセントに黒ニンニクを使っていて、そこまでにおいがキツくなく、甘くフルーティーなところがデザートにマッチしているそうです。バニラアイスと一緒にいただくのもおすすめだそうですよ。

↑お店の入り口は配電盤?
それにしても、昨年のコンテストは「料理の鉄人」方式で、せーので作るというのも緊張が走りますよね。事前の評価が高かったみたいですが、実際食べてみないと、、、とみんな思っていたと思います。でも、しっかりとマッチしていたからグランプリが取れたんですね。こちらのメニューもお店で食べることができます。詳しくは「鉄板DINING楽今」のホームぺージでご確認ください。
インスタグラム↓
https://www.instagram.com/rakkyo_teppanyaki