三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

文化財建造物 流山本町の歴史とともに「呉服新川屋」

2025/11/7 UP!

11月3日は文化の日でしたが、1日から今日7日までの1週間は「文化財保護強調週間」となっていて、文化財に親しむことを目的に、歴史的建造物や美術品の特別公開などさまざまな行事が行われる期間でもあるんです。

千葉県内各地にもたくさんの古い建物がありますが、江戸期から明治期にかけて商業の中心地として栄えた流山市の「(ながれ)山本町(やまほんちょう)」地区には今も当時の土蔵造りの家屋と百年を超える老舗が点在しています。今日はそこで今も現役の店舗として営業する、「呉服新川屋」を巡るお話をご紹介していきます。

流鉄流山線の終点、流山駅から歩いてすぐ。流山本町と呼ばれる地域は江戸時代江戸川の水運やみりんの醸造業などで賑わい、今もその面影が感じられます。点在する江戸時代や明治時代建築の歴史的な建造物は国や市の登録有形文化財となっていて、レトロな風情を醸し出しています。今日ご紹介する「呉服・新川屋」店舗は、今も現役で活躍する建物のひとつで、その建築年代からこの地区を代表する建物で、2004年11月8日、流山市の国登録有形文化財・第1号となりました。まずは代表の秋谷光子(あきやてるこ)さんに、呉服新川屋の歴史についてお話いただきました。

秋谷さん:新川屋は創業が1846年になります。江戸時代の末期、弘化三年ですね、そこが創業になります。創業当時が中央区の新川というところの場所で店を始めましたので、その地名をとって「新川屋」という店名になっております。お味噌とか醤油とか、そんなものも売っていたっていう記録があります。それから流山に移ったのが1850年ぐらい。この建物を建てたのが1890年、明治23年になります。ですから、今の店舗は今年で135年です。昔着ていたのが皆さん着物だと思うんですけど、そういう野良着というか作業着、それがまあ着物ですよね、そういう普段使いの着物から、あと家具ですとか服地、あのベビーとか、結婚するとき、お嫁に行くときに全部新川屋で揃えられるよっていうように、総合的にいろいろ売っていました。

お店の発祥は東京、築地の近くだった。江戸川で運んでいたお味噌や醤油なんかも売っていたんだ。地域の人にとっても大事なお店だったんでしょうね。

秋谷さんの本家は流山の出身で海鮮問屋をしていたようなんです。「呉服新川屋」の名前に「呉服」とありますが、今でいう普段着を中心に総合商店のような感じでご商売をされていたようです。そんな秋谷さんが生まれ育った「呉服新川屋」の建物も100年を経過すると使い勝手や老朽化などさまざまな課題が出てきて、この先どうやって住んでいくかという話がはじまります。

秋谷さん:あの、私のおじいちゃんが父に、やっぱりお前の代で建て替えだぞっていう、遺言があったらしいので、まあ父としてはこの建物を、新しいものにするっていうことで、ずっとこう進んできたらしいんですよね。ですけれども、私にも子供が生まれて、二世帯住宅を建てたいっていう時に、新しい建物にしようっていうことで、何回も何回も計画を立てたんですが、どうしてもうまくいかなくて。じゃあこの建物を残すことを考えてみようって言った時に、どんどん計画がいろいろ進んで、結局はこの建物を改築して残そうっていうことが家族で決まりました。どうしたらいいんだろうっていうのが本当にもう悩んで悩んで、いろいろみんなでこう観光地に行って勉強したりとか、古い建物どうしたらいいんだっていうことを、自分たちなりに、あの調べたり勉強したりはしてたんですけれども、、、

間口4間半(8メートル少し超えるぐらい)で切妻造り(きりつまつくり)桟瓦葺(さんかわらぶき)の2階建。建て替えの話が出た時は、まだ、文化財になるとは思ってもいなかったそうですが、いろんな条件が折り合わず、新築計画が何度も頓挫してしまいます。これはもう、この建物を残しながらうまくやっていくしか方法がない、と思ったんですが、なにせ古い建物、改築の仕方もわからない。そこで秋谷さんがあるところに相談の電話をしたところ急展開。国登録有形文化財の登録に繋がっていきます。

流山本町にある、国登録有形文化財にもなっている呉服新川屋。建物を取り壊して新築しようとしましたがうまくいかず、100年以上の歴史ある建物を残しながら改築していくことになりました。そう決断したものの、近所の工務店さんもそうした経験はありません。どこに相談したらよいのか、八方ふさがりになりかかっていた秋谷さん、ふと、思いつき、こんな行動に出ます。

秋谷さん:ここの建物って千葉県にあるんだよなっていうことをピッと思って、千葉県庁にポーンと電話をして、相談をしたところ、県庁の案内の電話の係の人が文化財課って言うんですか、そういうところに電話をつないでくださったらしくて。自分の家が古い建物だけれども、困ってるんだっていう話をしましたら、もううちの建物のなんか台帳が、あの文化財課にあったらしいんですね。ちょっとお待ちくださいっていうことで、新川屋さんの建物は明治23年に建ててますねって、もう情報が千葉県の方に行っていまして、あの千葉県のパトロールをしている工務店があるっていうことで、改築してくれるような会社をご紹介いただいたりとか、国の登録有形文化財っていう制度があるよっていうことで、新川屋さんが商売しているんだったら、こういう肩書を取ったらどうかっていう。本当に電話に出た方が、すごいもう本当にいい方で、お導きいただきまして、現在に至っています。

電話してみるもんですね。。。。

千葉県庁にある県の教育委員会、教育庁には県内の文化財の保護や博物館の運営、登録、指導などを行っている「文化財課」という部署がありまして、そちらに電話がつながり、とんとん拍子で話が進んでいきます。改修工事はかなりの大工事だったそうで、まずは通りから見てお店の裏側にある住居の部分を解体しました。その後およそ35トンのお店の部分を道路から7メートルほど内側に「曳き家(ひきや)」という工法でレールの上に乗せて建物ごと移設。基礎をしっかりと固め、その建物を据えつけ、流山では第1号、県内では58番目の国登録有形文化財になりました。新川屋さん、屋根の上にも歴史があったようですよ。

秋谷さん:瓦屋さんとかが「珍しい!」(と言っていて)。恵比寿大黒様が、屋根の上に乗っているなんて、もう初めてだっていうことで。どうも、やっぱりうちの先祖が、特にこの商売繁盛の神様が大好きだったっていう感じですかね。(建物は)135歳に、今年なるんですけれども、もう135年間ずーっと流山を(恵比寿様と大黒様が)この家の屋根の上から見ています。なかなか前を通っただけだと、気づかないので、うちの店舗の左側に看板が書いてあるんですけれども、そこを読んで立ち止まった方に私がお声をかけてご案内したりとか、自由に入っていただいて、古い写真なんかもありますので、この建物のご説明したり、流山の歴史なんかお話ししたり、流鉄の古い写真なんかもありますので、本当に旅でふらっと寄ってくださった方と、毎日楽しくお話をさせていただいてます。

現在、呉服新川屋さんでは、いわゆる呉服、お着物でのほか、時代に合わせた和と洋をとりあわせたモダンな装い・・自然素材の生地(おもに遠州木綿、久留米(かすり)の木綿、ガーゼや麻)や着心地にもこだわったオシャレな服も扱っています。さらにカラフルなアフリカ布やアイヌ刺繍などを使った可愛い小物や素敵なセレクト雑貨も人気で、インテリアとして使われている古くから受け継がれてきた家財道具と相まって、時の流れの豊かさを感じることができます。

いろんな流山の歴史も知ることができそうですね?

秋谷さんの曽祖父にあたる方は、流鉄(当時の流山軽便鉄道)の発起人の一人だったそうで、鉄道が建設された当時の貴重な写真やその他古い街並みの写真、文献など、お話しすると見せていただくことができて、鉄道ファンにも知られているそうです。店番をしてくれている置物の猫「こまちゃん」も人気ですよ。ぜひ訪れてみてください。呉服新川屋さんの詳しい情報についてはインスタグラムをぜひご覧ください。

https://www.instagram.com/shinkawaya_since1846

内房カフェ 一杯の珈琲で一日を“ちょっといい日”に「三舟山珈琲」

2025/10/31 UP!

だいぶ気温も下がって、あったかい飲み物が嬉しい季節ですよね。

温かい飲み物、ホッとしますよね。

千葉県内にも素敵なカフェや個性的な珈琲店がたくさんありますが、東京湾アクアラインからのアクセスがよく、絶景も楽しめる内房エリアにも人気のお店がたくさんあります。その中から、今日は珈琲と地元の山に想いを馳せる「ミフネヤマ珈琲」をご紹介します。

君津市の南、房総丘陵の一角を成す三舟山(みふねやま)は、標高およそ138mの丘陵で案内所から展望台を回る遊歩道は1周およそ45分と気軽にハイキングが楽しめるコースながら、山頂からの眺めは「ちば眺望100景」にも登録されています。その三舟山の名前がついたコーヒーが今話題になっているんだそうです。まずは店主の大野(おおの)(しゅう)(へい)さんに、ミフネヤマ珈琲はどんなコーヒーなのか。その成り立ちもお聞きしました。

大野さん:千葉県の君津市に三舟山っていう山がありまして。で、その山の麓に、案内所というところがあって、その案内所は何の役目がしてるかっていうと、その山を登る、トレッキングする場所の、あの位置づけになっている案内所で、ミフネヤマ珈琲は、そこで誕生したコーヒー屋なので、山の名前を取って、ミフネヤマ珈琲っていう名前にしてますお客様に、寄り添う形で、他のコーヒー屋さんにはないんですけれども、深煎り、中煎り、浅煎りって言いまして。深煎りは苦みのあるコーヒーで、浅煎りは、酸味のあるコーヒーなんですけど、その中間にまた中煎りっていうのがありまして。で、お客様はそれぞれお好みのコーヒーがあるので、深煎りの、コーヒーが好きな人は深煎りを飲んでいただきますし、若い子なんていうのはやっぱり酸味のあるコーヒーを好まれるので。まあそのバリエーションを豊かにするために、十か国ぐらいのコーヒー豆を焙煎してお客さんに提供してます。

今回は、スタジオにミフネヤマ珈琲を送っていただきました。

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こだわって、お客さんに寄り添ったコーヒーを提供してくださっている大野さん。実は今もコーヒーとは全く関係のない本業をお持ちなんです。ではなぜコーヒーの販売をしているのでしょうか?

大野さん:23歳の時に会社を設立してIT業に入りまして、土日は、東京からこっちの千葉の方に帰ってくるっていう生活を10年以上続けていまして。私自身もなんか地元に何か貢献したいだとか、地元でなんか活躍したいなという気持ちがあって。ふと、ミフネヤマ珈琲っていう名前の、三舟山っていう山の麓に行った際に、すごくやっぱ緑豊かで、そこにいるとやっぱ心も癒されますし。で、二拠点っていうところで、かつ仕事で活動はしてましたけれど、緑豊かなところにいると、東京の良さも見えて。東京で仕事していると田舎の良さも見えるっていうところで二拠点生活を進めていて、土日はそこに三舟山で過ごすようにはなって。で、そこのきっかけとなったのが、そこの麓でコーヒーを入れるようになってっていうのがスタートになります。

東京でIT系の仕事をしていて、でも三舟山にいくとホッとする。癒される。そのほっとする場所にも自分でも貢献したいと思った、、千葉はいいところですね

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現在「ミフネヤマ珈琲」は、三舟山から車で10分位、君津駅から歩いて7分位のところにある木更津店の他、木更津駅すぐ横の木更津駅東口店と、久留里の旅館を改装した「珈琲屋コトノ」の3店舗を展開されているんですが、ゆくゆくは始まりの地、三舟山で、古民家を改装した新たなカフェのオープンを企画していらっしゃるそうなんです。三舟山の展望台からは君津市街地、天候によっては東京スカイツリー、東京湾の眺望を楽しむことが出来るということで楽しみですね。

君津市の南にある三舟山。  実は、眺めはいいのに「あまり人が来ない」という課題がありました。元々ご実家が近かった大野さん、こんな想いでコーヒーを出すことをはじめたんです。

大野さん:まず私の地元が三舟山から、実家も近いんですけれども、一番最初、その山の麓のところでコーヒーを入れるきっかけになったんですが。まあトレッキングできる場所だったんですけれども、何も活用されてなくて。で、土日も本当に、2・3台ぐらいしか来ないような、近所の方しか来ないような山だったんですけれども。そこで、毎週土曜日、近所の方々が野菜を販売したりとか、雑巾を縫ったおばちゃんたちが販売してたりとかっていう横で、私もちょっとコーヒーを淹れてみようかっていうところでコーヒーを淹れたんですけれども。まあそのコーヒーを飲んで山に登ったりだとか、山に登った後にコーヒーを飲んでいただいたりとか、そういうきっかけに最初になってほしいなというところで、スタートしたのがミフネヤマ珈琲です。

あまり、人が来なかったから、さみしかったんでしょうね。それで大野さんたちがコーヒーをサービスするようになったんですね。

「三舟山マルシェ」として、地元の野菜なんかの販売が2015年からスタートしていて、これは今も続く人気イベントに育っているそうです。ところで、今回お話を伺っている大野さんとコーヒーの出会いは、本業のIT企業で仕事をしている時、ベトナム人の同僚から教えてもらったのがきっかけでした。そして徐々にその魅力にはまっていったそうです。

二拠点生活で美味しいコーヒーと出会い、二拠点をうまく使って提供もしていく。すごい展開ですね

大野さん、最後に「ミフネヤマ珈琲」、こんな風に楽しんでいただけたらとお話してくれました。

大野さん:我々はやっぱりお客様のお腹を満たす仕事ではなく、やっぱ心を満たすっていうところにコンセプトを置いてまして。コーヒー 1杯でその人の1日がより良くなっていただけるような、もう気分転換のスイッチになってほしいなっていうところも1つにあって。三舟山っていう山も、やっぱこう自然豊かなところにありますので、五感に触れるじゃないですけど、緑もすごく多くあって、四季をとてもよく感じられる。やっぱ夏はすごく暑いですし、冬場は相当寒いですしその中でコーヒーを通じて、ま、夏場に言えば、アイスコーヒー、が、飲んで気持ちを切り替えていただいたりだとか冬になればホットコーヒーで心が、ま、ほっとするような豊かになるような気持ちになるでしょうし、ぜひ家族で三舟山っていう山にまず触れていただいて、山に登ってもらって、で、そこの麓で美味しいコーヒーを飲んでいただいて、なんか循環をしていただければなっていうぐらいに感じています。

コーヒーはお腹じゃなくて「心を満たす飲み物」 

特にヨーロッパなどでは、コーヒーを飲むということは、自分に対していい時間を費やす。そのために豆を挽くところからコーヒーを入れるスタイルが定着しているんだそうです。大野さんは、お店にくるお客さんに対してもそれと同じように、もてなす気持ちで美味しいコーヒーをドリップする。お客さんにも、人をもてなしたり、自分のためにいい時間、いいものをという気持ちでコーヒーを楽しんで欲しい、とおっしゃっていました。サイトからコーヒー豆の購入も可能ですので「ミフネヤマ珈琲」のinstagramなどでご確認ください。

MIFUNEYAMA COFFEE
https://www.instagram.com/mifuneyamacoffee/?hl=ja

コトノ珈琲
https://www.instagram.com/cotonocoffee

MIFUNEYAMA COFFEE 木更津駅東口店
https://www.instagram.com/mifuneyamacoffee.sta

千葉のアクティビティ 水辺のネイチャーアドベンチャー「よこぴか倶楽部」

2025/10/24 UP!

スポーツの秋、過ごしやすくなって、外でのアクティビティが盛んになる時期でもあります。各地で秋のアクティビティが行われ、多くの方が参加されていますが、今回は、下総台地から太平洋に注ぐ、九十九里エリア最大の川 「(くり)山川(やまがわ)」のアクティビティをご紹介します。

千葉県北東部から九十九里エリアを流れる「栗山川」。千葉県内では2番目の流域面積を誇り、周辺には、日本の原風景ともいえる田園や里山の風景が広がっています。その栗山川で秋から冬にかけて楽しめるのがカヤック体験ツアーなんです。

以前、銚子の海で楽しむシーカヤックのアクティビティを紹介したことがありますが(2023年7月14日OA)、今回は川なんです。

今回は、ツアーを主催している「よこぴか倶楽部」で指導員をされている(う)(ざわ)順一(じゅんいち)さんにお話を伺いました。まずは、よこぴか倶楽部ってどんな団体でなのでしょう?

鵜澤さん:「よこぴか倶楽部」は、地域のカフェの経営者ですとか、サーフィンスクールの方ですとか、ペンションを経営されている方、経営者が集まって、地域をですね楽しんでいただく、まあガイドの集団でございます。発端は、千葉大学との町が協定を行って、千葉大学が始めたタウンマネジメント講座の中で、ニューツーリズムを開発しようとして集まったメンバーがですね「よこぴか倶楽部」というのを設立して、今でも活動しています。メンバーは、十人くらいいまして、その中で、カヤックのインストラクターを取られているメンバーが六人になります。横芝光町もですね、観光開発の中でバックアップをしていただいてます。町の資源をですね洗い出したところ、やっぱり「栗山川」と「九十九里浜」。そして「豊かな田園が広がる」「農産物」そういったものが、あの資源として挙げられました。

「よこぴか倶楽部」は、
地元・横芝光町を盛り上げようという人たちが地元をガイドする集団。素晴らしい地域資源を楽しむメンバーによるガイド集団で「横芝光町観光まちづくり協会」に所属しています。「公益社団法人日本(にほん)カヌー連盟公認」「JRCA(日本(にほん)レクリエーショナルカヌー協会)公認カヌースクール」。お気づきの方も多いと思いますが「よこ芝ひかり町」なので「よこぴか」です。 

鵜澤さん:まずは栗山川を活用して、何かツアーみたいなのができないかどうか、アウトドアメーカーのモンベルさんに働きかけといいますが、お願いをしたところ、モンベルさんから「ぜひカヤックツアーなどを企画したらどうでしょうか」っていうことで。「フォールディング・カヤック」=組み立て型のカヤックを自ら組み立てて、そして川に入って操船の体験をするツアーをですね、このよこぴか倶楽部のメンバーで体験をしたことが、まあカヤックのツアーをやるはじめてのきっかけみたいなものです。栗山川の魅力は、やはり自然が豊かなところですけれども、例えば鳥のさえずりが間近で聞こえたり、秋から冬にかけては渡り鳥がとても多い、飛来する川でして。いろいろな種類の渡り鳥がですね、間近で見ることができる川だと思います。驚いたのは、私たちもツアーの二回に一回くらいカワセミという青い綺麗な鳥がですね、本当にカヤックの私たちをついてくるような形で観察することもできます。

カワセミをそんなに見られるなんて貴重な体験だと思います。フォールディング・カヤックはとっても軽いので、保管や持ち運びだけじゃなく、水上での操船もやりやすいんです。栗山川のツアーでは周りに高い建物がないということもあり、眺めも良いそうですし、鴨、サギをはじめ、多くの渡り鳥に出会うことができます。はツアーのある秋冬でもホーホケキョと鳴いているのを楽しむことができるそうです。

今回は栗山川のカヤックツアーをご紹介していますが、ちなみに、カヤックとカヌー、ボートの違い、みなさんはご存知でしょうか?

一般的に、オールを使って後ろ向きに進むのが「ボート」。パドルを使って前向きに進む舟を総称して「カヌー」と呼んでいます。これがパドルの形で分けられていて、水かきの部分・・ブレードと言いますが、これが1枚のもので漕ぐのが「カヌー」、棒の両端についているダブルブレードで漕ぐ舟を「カヤック」と呼ぶんだそうです。さて、そのカヤックで下る栗山川はサケの遡上の一番南の川(南限)という説もあって、秋になると、産卵のためにサケが帰ってきて遡上することでも知られています。そんな豊かな自然に親しむ半日体験ツアー。どんな方が参加しているのでしょうか?

鵜澤さん:ツアーに参加できる年齢は小学生から、上限は設けてありません。よくお見えになるファミリーではですね、お子様とご両親、それにおじいちゃん、おばあちゃんなども一緒に三世代で参加される方などもいらっしゃいまして、最高齢でいくと九十歳という参加者も過去にはいらっしゃいました。私たちのツアーはフォールディング・カヤックという組み立て型のカヤックを使ってまして、テントを組み立てるような感じでアルミの骨組みを組み立てて作るんですけれども、組み立てを体験できる数少ないカヤックツアーのですね私たちの売りになってます。普通の方が組み立てをすると結構時間かかってしまうので、ガイドがその組み立て、それを皆さんでお手伝いいただいております。手伝いをしていただく過程の中で、ご家族ですとか、一緒にツアーに参加される方々が、コミュニケーションを取ったりして、実際に船に乗るまでの間にもですね、コミュニケーションを取りながらツアーとして魅力を高めているところでございます。

組立てるところからのツアー。コミュニケーションしっかりとることになるわけですよね。

定員は8名で、インストラクターを入れても10名余りですから、チーム感も出るちょうどいい感じですね。このツアーに申込む人のほとんどが未経験の方。でも転覆することもほとんどないということなので、ぜひトライしてみたいですね。そして、ツアー参加者にはこんなお楽しみもあるそうです。

鵜澤さん:11月は 3回ほどツアーを予定していまして、詳しくはホームページをご覧ください。私たちのツアーには保険料やカヤック装備のレンタル料、そして日帰り入浴料が含まれていまして、集合解散場所になっているペンションのNANJA MONJAさんのですね広々とした露天風呂を満喫して、さっぱりしてお帰りいただくことができます。前日に町内のペンションに泊まって、早朝からこのカヤックツアーに参加される方もいらっしゃいますし、ツアーの後に後泊される方もいらっしゃいまして。また日帰りで帰られる方もお昼までのツアーなので、この後、昼食をガイドがおいしいお店をご紹介したりして、お土産などもこういうところで買えますよというのをご案内しています。その辺はとても喜んでもらっていると思います。ぜひ参加をしていただければと思います。360度青空に囲まれてっていう開放感はですね、とても皆さん誰でも感じていただけると思います。

「よこぴか倶楽部」の栗山川カヤック体験ツアーは、朝9時に集合して午後1時頃に解散、参加費は税込 8900円。自分のカヤックをお持ちの方は持ち込み可能で参加費が割引になるそうです。水量が豊かでゆったりと流れる栗山川。ツアーの申し込みはモンベルのサイトからになります。詳しくはよこぴか倶楽部のホームページをご覧ください。

◆ よこピカ倶楽部HPはこちら

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◆ モンベルのサイト (カヤック体験会・九十九里栗山川ツアー詳細)

https://event.montbell.jp/plan/disp_data.php?event_no=F12J01

10月18日は『ぴーなっつ最中の日』 千葉を代表する名物最中「ぴーなっつ最中」

2025/10/17 UP!

今回は、明日が記念日という千葉を代表する和菓子のご紹介です。

明日、10月18日が記念日、、、統計の日、冷凍食品の日、いろいろありますが、実は明日、「ぴーなっつ最中(もなか)の日」なんです。ということで、今日は、千葉を代表する和菓子のひとつ、「ぴーなっつ最中」をご紹介していきたいと思います。    

もち米から作った皮で餡を包んだ和菓子「最中」。シンプルでありながら、名産品や名所をかたどったフォルムや、個性豊かな味わいの餡など、工夫を凝らしたものが県内各所で作られていて、その土地土地の名物として親しまれています。その中でも、赤い落花生型のパッケージがお馴染みの「なごみの米屋(よねや)」の「ぴーなっつ最中」は、県民ならば誰もが知っている一品ですよね。成田山新勝寺の参道沿いに本店があり、成田詣でや、千葉のお土産として長年愛されています。落花生を(かたど)った皮に、風味豊かなぴーなっつの甘煮が煉り込まれた餡が入った本物そっくりの落花生づくしの最中は、数々の賞を受賞していて、今年・北海道で開催された「あさひかわ菓子博」でも、名誉総裁賞を受賞しています。

今回は、なごみの米屋(よねや)(よねや) マーケティング部の小山内(おさない)(あ)由子(ゆこ)さんにお話を聞いています。まずはお店の歴史と「ぴーなっつ最中」のルーツについて伺いました。

小山内さん:明治32年に創業しまして、もともとお米の卸売取り扱いをしていたんですけれども、栗羊羹を製造するようになりまして、栗羊羹発祥のお店となります。屋号も「こめや」から「よねや」に変えたという歴史がございます。創業者の諸岡長蔵は品質を落とさずにしっかりと販売するということにこだわっていた方なので「己に薄く他に厚く」とか、そういった精神で商売をしていたと伺っております。平成7年に、成田市内にドライブイン型の大きい店舗「米屋観光センター」をオープンしました。今は、門前店というふうに変わっているんですけれども、そちらで千葉の名産である落花生の形をした最中の実演販売を始めたことが、まず始まりです。

成田空港に行くスカイライナーからも大きな看板がよく見えますが、栗羊羹発祥のお店でもある「なごみの米屋」は、もともとは羊羹づくりをメインにしていて、「総本店」の裏手にある「成田羊羹資料館」では、米屋と日本の羊羹の歴史が展示されています。1958年(昭和33年)ベルギーで開催されたブリュッセル万国博覧会や、1959年(昭和34年)のロンドン第45回万国パン菓子大博覧会などでも高評価を得て国際的にも知られていました。その後、今から30年ほど前に、新勝寺の参拝客に向けて「ぴーなっつ最中」の実演販売がはじまったんですね。

ソフトクリームの販売を思い浮かべてください。あれと同じです。ピーナッツの形をした最中の皮にその場であんこと、甘煮にしたぴーなっつを入れて、蓋をして、手渡しで販売。これが結構人気が出たそうなんですね。ソフトクリームと違って溶けないので、季節に関係なく人気になったそうです。

目の前で仕上げた、おいしい「ぴーなっつ最中」をぜひお土産であげたいってなってきますよね? そういうお客さまからの要望もあって、持ち帰り可能な商品の開発をはじめます。

小山内さん:最中の皮に、当時はこしあんをお詰めして、落花生の甘煮を・・甘納豆ですね、落花生の甘納豆を2粒お入れして、お客様にお渡しするような形の販売方法だったということです。平成10年にここで販売していた「ぴーなっつ最中」を千葉土産として、本格的に販売する取り組みが始まった、それが、今の「ぴーなっつ最中」につながるということです。お土産にするためには、やはり、あの個包装でパッケージ化することと、お日持ちもある程度なければいけないので、そういった取り組みですとか、あとは、やはり味の改良。よりこうピーナッツらしさを出すための研究を重ねて、今のお味になったというふうに聞いています。「ぴーなっつ最中」だけではなくて、「ぴーなっつ饅頭」と「ぴーなっつパイ」がございます。大きな違いは、周りの生地。焼いたおまんじゅうの生地と、あとはパイ生地になります。最中は最中の皮に餡が包まれている形です。形は一緒です。落花生の形をしております。

スタジオにも用意して2人も美味しくいただきました!

「ぴーなっつ最中」のパッケージから抜け出したような「ぴーちゃん」は、米屋の人気キャラクター。店頭でのイベントのほか、最近では移動販売車や、高校野球でもおなじみの成田の運動公園「なごみの米屋ぴーちゃんフィールド大谷津(おおやつ)」のネーミングにも登場しています。

千葉を代表するお土産「ぴーなっつ最中」が人気のなごみの米屋。実は、創業の「栗羊羹」、人気の「ぴーなっつ最中」に加えて今話題になっている「第3の矢」があるそうです。

小山内さん:第三の矢として「なごみるく」というおまんじゅうがございます。こちらもおすすめです。ミルク風味のおまんじゅうで、幅広い世代の方に好まれるお味となっております。実は、なごみの米屋には、ただいま強力な宣伝部長、新浜レオンさんがいらっしゃいまして、総本店の方にも、等身大パネルが置いてあったりですとか、たくさんの新浜レオンさんのファンの方もいらっしゃっていただいてます。

新浜レオンさんは千葉県白井市(しろいし)出身の紅白歌手!彼が宣伝部長とは、これはファンの皆さんもたまらないですね。新浜レオンさんが宣伝部長になって「なごみるく」も話題になってきていますが、売上は、「ぴーなっつ最中」に軍配があがっているそうです。

さて、明日、10月18日は『ぴーなっつ最中の日』その理由を教えてもらいました。

小山内さん:2023年に制定いたしました。今年で3回目ですね。10月18日なんですけれども、今販売している「ぴーなっつ最中」が、1998年の10月に販売開始されたということと、落花生の旬が秋ということと、10月18日の1018を見立てて、101が皮に餡を挟んだ形、また8が落花生の形に似ているということから、10月18日に制定いたしました。

説明わかりましたか?まず「101」でこれが最中の形。それで「8」が落花生の形ですよ。10月18日「ぴーなっつ最中の日」は、一般社団法人日本(にほん)記念日協会にも登録されています。

「ぴーなっつ最中」はオンラインショップでも購入できます。(税込160円/個)贈答用の落花生の形をした箱も人気で、通販限定の商品には大人数の皆さんにお土産に喜ばれる「30個入り箱」というのもあるそうですよ。

「ぴーなつつ最中」の製造工程や、オンラインショップ、創業126年の歴史など詳しく掲載されているホームページがありますので、ぜひそちらもご覧ください。

千葉の醤油グルメ 斬新なアイデアが光る!“黒アヒージョ”「鉄板ダイニング 楽今」

2025/10/3 UP!

今回は千葉県が生産量全国一位の「醤油」を使ったグルメのご紹介です。

千葉県の醤油グルメといえば、黒アヒージョ!以前この番組でもご紹介した、オリーブオイルとニンニクとで食材を煮て味わうアヒージョに醤油をとりいれたものですよね。

ミンナノチカラCHIBA 2024/2/2放送回

発酵県ちばを代表する調味料醤油を生かしたグルメの中でも今回は、この千葉のご当地グルメ 黒アヒージョのコンテストで2年連続入賞、準グランプリと昨年はグランプリを獲得された方を紹介していきたいと思います。

そばや天ぷら、寿司にうなぎ…江戸で花開き、現代においても和食の代名詞となっている料理を支えてきたのが、銚子や野田で盛んに生産された「濃口醤油」です。今も全国一の醤油どころである千葉県では、さまざまな“醤油グルメ”を楽しめますが、旭市にある「鉄板DINING 楽今(らっきょ)」にも人気の黒アヒージョメニューがあります。まずはオーナーの石毛良直さんに、「楽今」がどんなお店なのか聞いてみました。

石毛さん:鉄板ダイニング楽今というお店をやっております。2007年に飯岡で始めて、現在2016年に旭市の市役所通り沿いに移転してやっております。お店としてはお好み焼き、もんじゃ焼き、鉄板焼きおつまみ系をメインにやっています。レトロが好きで、お好み焼きをお店をやってみたいということで始めました。昭和40年50年代ぐらいを意識したレトロな雰囲気になっております。学校のようなイメージの部屋とか、いろんな部屋があります。例えば学校部屋ですと、学校の昭和の学校のテーブルをくり抜いて鉄板にしたりして、あとは身長計とか黒板とか、学校にあった大きい時計とか置いてあります。

その石毛さん、黒アヒージョの2023年の料理コンテストに応募されたんですが、実はそれまでは黒アヒージョのことは全く知らなかったそうなんです。どうやってメニューを開発したのでしょうか?

石毛さん:黒アヒージョは、ちょっとこういうコンテストをやってるよっていうことで、友人から教えていただいて、ちょっとやってみようかなと思ってやってみました。とりあえずえっと仕入れとかなしで、店にある食材を使ってなんとかできないかと考えて、いろいろやってみてインパクトがないなっていうことで、まあ、とりあえず「しらす玉ねぎ」「丸ごと玉ねぎ」っていうのは思いついて。これならちょっとインパクトあるなと思ってやってみました。最初の頃は、玉ねぎを刻んでアヒージョにしてみたんですけども、まあまあインパクトはなかったので、丸ごとにしてみようと思いまして、ちょっと丸ごとにしたらすごいインパクトが出たんで、丸ごとにしたことによって、玉ねぎの甘みがかなり増して、刻んだより全然甘みが増えたんで、いい方向に行ったと思います。

とりあえず店にある食材で作ったみたいな話ですが、これは結構試行錯誤あったのではないでしょうか?

鉄の熱い皿の上に大きな玉ねぎがドーンと乗っているのは、石毛さんのいう「インパクト」。手に入る時期は「白子玉ねぎ」や「シラス」も地元のものを優先的に使っているそうです。いいですよね。おすすめはこの玉ねぎを食べた後のニンニクの香りと醤油の味のオイルを卵かけご飯にかける、それが最高なんですって!グループでこのメニューを食べた後、みんなで卵かけご飯で〆るのが人気のセオリーになっているようなんですよ。

千葉県が主催した黒アヒージョ料理コンテストで2023年に準グランプリ、翌年グランプリを獲得した旭市の「鉄板DINING楽今」。オーナーの石毛さんに、2023年のコンテストのときの様子を伺いました。

石毛さん:取材陣とかも入れまして結構10人ぐらいですかね?きて作ったのを出して試食なんですけれども、かなり緊張しました。どういう方が来るっていうの知らなくて名刺もらって後で調べたらすごい人…(笑)一応1人1個で、出してくださいということで出したんですけども。後日また電話をいただきまして「準グランプリになりましたので、千葉県庁の方に来てください」といわれました。黒アヒージョってことで、醤油を使ってるんで。まあ、アンチョビと違って、醤油の旨味がまた違う風味が出るんで、いろんな和食とも合うし、いろんな食材に合うと思うんで、まだまだいろいろな料理に発展はすると思います。お家でも一応できる、もともとキャンプでもやってほしいということで黒アヒージョを開発したということで、お家でもできる料理も結構多いんで、やってほしいと思います。

黒アヒージョ料理コンテストそんな風に行われていたんですね。そして翌年、今度は料理コンテストでグランプリを獲得しているんです。

「さつまいもと林檎のデザート黒アヒージョ」というものです。アヒージョとデザート、なかなか結びつかないと思いますが、こちらがカジュアル部門でグランプリを獲得。そこにはこんな作戦がありました。

石毛さん:一回準グランプリ取っちゃってるんで、誰も狙わないとこ、デザートならちょっと誰も行かないだろうと。自分とまあ、奥さんがちょっとしょっぱい甘いデザートとか好きなんで。黒アヒージョということでしょうゆを使ったものなんで「甘じょっぱいデザート」を考えました。千葉県産ってことで、さつまいもが一番最初に思いついて、いろいろなさつまいも料理を作って開発したんですけど、結局、さつまいも蒸したやつにさつまいもと、白あんとバターでちょっと味付けをしてやったものなんですけども。今回の方はマザー牧場の方で、ちょっと昔の「料理の鉄人」みたいな感じで、せーので全員で作り始めて。表彰の時に審査員の方も「もう応募の時からもうこれはすごい」ってことで、言っていただいて、もう完全にハマってよかったですね。はい。

こちらの「さつまいもと林檎のデザート黒アヒージョ」は、和風スイートポテトと、林檎のコンポ―トをアヒージョにアレンジしたもので、醤油を加えたキャラメルソースと甘く濃厚なさつまいもペーストとの相性が抜群なんだそうです。実はアクセントに黒ニンニクを使っていて、そこまでにおいがキツくなく、甘くフルーティーなところがデザートにマッチしているそうです。バニラアイスと一緒にいただくのもおすすめだそうですよ。

↑お店の入り口は配電盤?

それにしても、昨年のコンテストは「料理の鉄人」方式で、せーので作るというのも緊張が走りますよね。事前の評価が高かったみたいですが、実際食べてみないと、、、とみんな思っていたと思います。でも、しっかりとマッチしていたからグランプリが取れたんですね。こちらのメニューもお店で食べることができます。詳しくは「鉄板DINING楽今」のホームぺージでご確認ください。

インスタグラム↓

https://www.instagram.com/rakkyo_teppanyaki

千葉のたまご みんなが笑顔になれる自慢のたまご「とよんちのたまご」

2025/9/26 UP!

今回は「たまご」のお話です。県内の多くの地域で養鶏業が営まれる千葉県は、全国屈指の養鶏県。特に鶏卵、たまごの生産が盛んで、首都圏の需要を支えているんです。

たまごは毎日の食生活の中でとても大事。生産者さんにはお世話になっております。そうなんです千葉県はたまごの県でもあるんです。

こだわりのたまごを生産しているのはもちろん、そのおいしさを最大限に引き出したスイーツもつくっている、旭市の会社をご紹介します。

九十九里の最北端、旭市にある「豊和養鶏場」の卵やスイーツを販売するオリジナルブランド「とよんちのたまご」を農場の直売所をはじめ、県内外8店舗で展開されている「株式会社 Houwa poultry farm & T.T」。まずはこちらの代表取締役 豊村和幸さんに、「とよんちのたまご」についてお話ききました。

豊村さん:うちは千葉県にある豊和養鶏っていうところがやっている卵の直売所になりまして。卵いま2種類ありまして、うちで一番濃厚な卵で「王卵」っていう「赤玉」と、さっぱりした「白玉」っていうのがございます。その生卵と、卵を使ったスイーツや、お総菜などを販売しております。プリンやバウムクーへンが主なんですけれども、ほかにはチーズケーキやクッキーなども売っております。お総菜はだし巻き卵や卵サラダ、サンドイッチなどを売っております。豊和養鶏っていう養鶏場は祖父の代からやってまして、父が2代目になりましてね。今は父が農場をやっておりまして、私が直売するっていうお店を担当してやっております。なかなか卵、物価の優等生っていうのもあるんですけども当時、結構相場も低かったのもあるんですけれども、なかなかこのまま卸でやっていくのが厳しいということで、あの自分たちで外部に売っていこうということで、直売所を始めました。

物価の優等生、よく聞く言葉ですが、そう言われてしまうと値上げも難しいし、きっとご苦労されてるんでしょうね。豊村さんの養鶏場は規模は中、小規模。お父様が主に作られている卵を直売所で売り、そしてさらに加工品も作ることで生き残りをかけた勝負にでたという感じなんですね。そして、直売所を養鶏場のすぐ近くにつくるのかと思ったら、いきなり、東京都内に進出したんです。

豊村さん:世田谷区の下北沢店に最初、第1号店を作ったんですけども、理由は「人口が多いところでやってみよう」っていうのが最初のコンセプトでした。下北沢って若者の街みたいな感じだったんですけど、私どものある店舗の方は一番街商店街という通りにありまして、地元の方が盛んに行き来してますのでそこで販売できればなということで。結構地元密着の通りだったんです。そこで地元の方に受け入れてもらいたいなっていう思いで始めました。その時は卵とプリンと焼き菓子を売ってました。その当時、私どもの卵を旭のパン屋さんに卸したんですけども、そこで焼き菓子屋のプリンを作ってもらって、逆にうちが仕入れてそれを販売していました。いや、もう最初不安しかなかったです。おかげさまで地元の方にも受け入れてもらったっていったらおこがましいかもしれないですけど、リピーターさんもついていただいて、少しやっていけるなっていうふうに思いましたけど。

そんな想いでスタートしたお店では順調に卵、そして卵を使ったスイーツが売れていき、都内の店舗も増えていきました。でもちょっと困ったことが起きてしまったんです。旭で質の高い卵を生産している豊村さんですが、自分たちで販売もしようと、いきなり東京の下北沢でお店を展開。人気のお店になってきました。地元・旭のパン屋さんに生産を依頼したスイーツも大人気だったのですが、、、、

豊村さん:プリンや焼き菓子を生産して、私どもが仕入れていたんですけれども、ただ、ちょっとその仕入れ先から、「ちょっとこれ以上(の数)は厳しい」っていうふうにいただきまして。じゃあ、これからは自分たちで作っていこうっていうふうになりました。うちの場合はあの卵屋さんっていうこともあるので卵に自信があったので、レシピは普通の通り作って、素材で勝負していこうということで、プリンの方、最初やらせていただきました。バウムクーヘンもですね、うちは卵の味に自信がありますので、この卵の味を生かせるようにシンプルな工程でやっていこうということを大事にしています。卵っていうのは、赤いニワトリは赤い卵で、白い卵は白いニワトリが産むんですけども、餌によって味が全然変わりますので、その餌をどういうバランスでやっていくかっていうのが大事になるので、うちはそこを「濃いけども卵臭くない卵」っていうのを目指してやっております。美味しい卵で生卵かけご飯で食べられるのを理想として作っています。

人気になって、地元のパン屋さんではこれ以上の量は作れない、じゃあ自分たちで作ろうと、自信がある「卵そのものの味」を生かしてオーソドックスなスタイルで作っですね。最初は、色々と卵以外の材料にもこだわろうという話もあったようなんですが、まさにシンプルイズベスト、卵の味で勝負するならこれ、ということで現在の製品になったそうです。

スタジオにもプリンやバウムクーヘン、そしてたまごが登場です。

豊村さん:うちは直売所としては卵をお届けするスタンスなんですけれども、いい卵を産むのに、やっぱりニワトリが健康じゃないといけないので、健康に育ってくれるようにっていうことを大事に生産しています。病気が今一番怖いっていうのと、あとは飼料とかいろいろ高くなっているので、そこも気をつけながら、農場の方はやってるって感じになりますね。うちの場合、卵を新鮮なものをお届けしたいっていうコンセプトでやってますので、その日に生まれた卵をその日中に各店舗に届けて、販売するのは翌日一日だけになります。トラックで持っていきまして、生まれてから48時間以内の卵しか各店舗では販売していなく、売れ残ったものはその日中に回収して農場の方で加工品に回すようにしてますので、常に新鮮なものを販売するということを徹底してやっています。インターネットでも販売しておりますので「とよんちのたまご」って検索していただければあの出てきますので、最初卵から味わっていただいて気になった方は、あのバウムクーヘンなども買っていただければありがたいです。

できた卵は新鮮さへのこだわりで48時間以内のものしか販売しない。そして衛生上の観点から、外回りを主にしている豊村さんも養鶏場に入らないようにするなど、鳥インフルエンザなどの病気対策も徹底しているそうです。

小規模の生産者さんでも、そうしたこだわりを持って生産し、加工品で魅力を発信して、卵自体の価値を高めていく。そういった努力がすごいですね。↑のプリンもふわふわとろとろで卵の味がしっかり伝わってきました!

お店や卵・スイーツなど商品の情報、オンラインでの購入方法など詳しくは「とよんちのたまご」のホームページをご覧ください。

https://www.toyo-tama.net/

秋の花 50万本の赤いじゅうたん「村上緑地公園の彼岸花」

2025/9/19 UP!

季節ごとにさまざまな花が楽しめる千葉県。今回は、ちょうどお彼岸の頃に咲く、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)(まんじゅしゃげ)とも呼ばれるお花、彼岸花を取り上げます。

彼岸花は地面から先に花が咲いて、花が散ってから葉っぱが繁る性質のため、「葉見ず、花見ず」と言われたりするそうです。今回は、その彼岸花が見事に、そしてたくさん咲いている場所、ご紹介していきたいと思います。

東葉高速線村上駅のほど近く、自然豊かで、桜の名所としても知られる八千代市民の憩いの場「村上緑地公園」。この公園では、秋の訪れとともにたくさんの彼岸花が咲き誇り、訪れる人の目を楽しませているんです。木立の中の緩やかな斜面が赤い彼岸花で覆い尽くされる光景は、まるで真っ赤な絨毯が広がっているかのようで神秘的とも言われます。まずは、八千代市地域振興財団の井上忠則(いのうえただのり)さんに、なぜこの場所にたくさんの彼岸花が咲いているのかを伺いました。

井上さん:当初ですね、笹とか生い茂ってた公園内になるんですね。そこで、市民の方たちと相談して、村上緑地公園をきれいにしようということで、何を植えようかっていう考えたときに「彼岸花」と「ユリ」という候補が上がったんですね。じゃあ、彼岸花植えてみようかということで、それが始まりになります。埼玉の巾着田っていうのが有名なところがありまして、一応そこを目指すっていうことで。八千代市は花の都市っていうのを今目指してまして、3月は河津桜まつり、5月のローズフェスタ、バラなんですが。で、9月に彼岸花というのはですね、なんかうまく共存になってまして。桜も京成バラ園さんもありますし。で、彼岸花もやっと皆さんに知れ渡ってきたかなとは思っておりますね。

春の桜、続くバラ、何を植えるかということで秋の彼岸花を植えたんですね。

もともと彼岸花は中国原産の花とされているんですが、今では北海道から南西諸島まで、ほぼ日本全国で見ることができます。「埼玉県の巾着田」というのは埼玉県日高市にある彼岸花の日本一の群生地のことです。そこを目指していこうということで、球根の植え付けが始まりました。実はこの時、もうひとつの候補、ユリも植えたんですが、途中でこんなことが起きてしまったそうです。

井上さん:その、はじめユリの植栽もすごい環境が良かったんですが、ちょっと肥料とか撒いてたら、あの桜とかすごい元気になってしまってですね、ユリの環境に悪くなってしまったんですね。でユリはやめて彼岸花の方に注力するような今感じになっております。平成25年度からですね、彼岸花の植栽を始めまして、初年度は1万球とかになっているんですが、年によっては3万球・5万球とか植えてきたんですが。今年、令和7年は1万2000球の捕植をいたしました。合計でですね25万球になります。あの植栽してですね、もう15年目になりますので、基本的に25万球は植えてきたんですが、球根の分球も進んでですね、今年は50万球ぐらいの開花は見込んでおります。

25万球。すごい数です。(取材時はまだこのような状態でここにたくさんの花が咲くのは想像できなかったです)

村上緑地公園の木立の中にちょっとした起伏がある部分があって、そこを中心に彼岸花の球根が植え付けられています。平らな場所に咲いている埼玉の巾着田と比べて、立体的に咲き誇る花は迫力が感じられるそうです。この後は花の見ごろや、協力してくれている方々のこともご紹介します。

村上緑地公園は、もともと住宅地と工業団地との間に整備された緩衝緑地で、木々が生え、下草が繁っているだけの少し寂しい公園でした。それでも環境と地域の皆さんのチカラで今の姿になったそうです。

井上さん:木立の中にですね、彼岸花が植っているんです。木陰とかになっておりますので、彼岸花って涼しいところを好む植物なので、村上緑地公園は他の場所より、例年猛暑が続いているんですが、彼岸花の中日には必ず咲いている状況になりますね。彼岸花には早咲きと遅咲きがありまして、日本古来の彼岸花ていうので、9月の彼岸に花が咲くんですね。植栽を始めたのは、平成25年度、初年度から地域の市民の方と共同で植栽してきたんですね。15年も経ちますが、逆にいろいろな方たち、または周りの企業さんとかもですね一緒に手伝っていただいて植栽してきたのが現状になりますね。球数が多いときは、もう朝から夕方まで市民のボランティアの人、共同で植栽してきたのがいい思い出になっております。

もともと木が並んで、下草が生えているだけのうっそうとしていた場所。でもその環境がかえって彼岸花には良かったんですね。

例年厳しい暑さが続く中でもお彼岸の頃にしっかりと花を見ることができているそうです。最近では工業団地の方々も植栽を手伝ってくださるようになり、どんどんと彼岸花は増えていきます。そして花が増えてくると、見にきてくれる人も増えて、人が集まることでイベントもはじまりました。

井上さん:植栽して3年目に、鑑賞会っていうのを始めてきたんですが、令和3年に「やちよ彼岸花まつり実行委員会」というのを立ち上げたんですね。「第一回やちよ彼岸花まつり」っていうのを令和3年度から始めたんですが、キッチンカーの出店とかですね、クラフトの出店とかにはなるんですが、基本的に八千代で活動している人に出店をお願いしております。鑑賞会で始めた時からもう数倍の来園者も訪れるようになっておりますので、県外から来ていただける方も本当に多くなりましたので、千葉県内随一だと自分たち自負しております。コスプレの聖地みたいな今なっておりますので、彼岸花+コスプレの方たちにお声をかけて、一緒に楽しんでいただければと考えておりますね。9月20日土曜日から28日日曜日の9日間開催しております。入場料は無料になりますので、ぜひお越しいただければと思っております。

森の緑、強烈な彼岸花の赤、そしてコスプレ。これは写真映えすること間違いなしですね。

コスプレでない方でもちょっとファンタジーな写真が撮れる謎の扉も用意されるようです。ところどころに、ピンクや黄色の彼岸花が咲いていて、こちらもアクセントになっているそうです。

「やちよ彼岸花まつり」は9月20日から28日日曜日までの9日間開催予定。今年は本当に厳しい暑さが続きましたので、お花はいつもより遅れているようです。来場には公共交通機関での来場をお勧めしていますが、台数に限りがありますが、臨時駐車場の用意もあります。協力金に賛同いただけると彼岸花のクリアファイルをもらえる特典もあるそうですので秋の訪れを感じにぜひ彼岸花をみにいってみてはいかがでしょうか?彼岸花の開花情報は八千代市地域振興財団のサイトでご確認ください。(9/24現在の情報では見頃を迎えています)

千葉の卸売市場 世界に最も近い市場を楽しもう!「成田市公設地方卸売市場」

2025/9/12 UP!

今回は、世界への玄関口・成田市にある、最新の設備と機能を備えた成田市(なりたし)公設(こうせつ)地方(ちほう)卸売市場(おろしうりしじょう)をご紹介します。

日本の空の玄関口にして日本最大の貿易港でもある成田空港。そのほど近くにある、「成田市公設地方卸売市場」は、農水産物の加工施設など最新の設備を備え、令和4年に公津の杜から移転・開場しました。

  まずは成田市公設地方卸売市場の 窪木克好(くぼきかつよし)さんにこの市場が新しくなった理由と、その機能についてお話聞いてみました。

窪木さん:成田市場は、令和4年1月に成田空港に隣接するこの土地にオープンしました。1974年にオープンした公津の杜駅に近い地区で行っていたのですけれども、世の中の生鮮食料品に対するコールドチェーンの要請に耐えられない、そういった施設の老朽化が進んできましたので、施設の再整備を検討するにあたり、こちらもともと千葉県の花植木センターがありましたこの土地に移転しまして、令和4年1月にオープンいたしました。コールドチェーンというのは、生鮮食料品が流通される中で、低い温度で管理する必要があります。今までの市場ですと、一時、屋外に生鮮食料品を置いておく、そういった場面もありましたが、今のこの新しい市場ですと、常に生鮮食料品が冷蔵庫、冷凍庫の中で保管されている状態のまま、最終的に消費者の方に届く、そういった仕組みを、コールドチェーンということができるかと思います。

最新の設備の卸売市場なんですね。確かにトラックから下ろした時に、ものすごい気温が高い中で出されちゃうと、鮮度に問題が出てきますしね。例えば水産物を扱うエリアでは、常に18度という温度を保って、劣化を防いでいるそうです。トラックも冷蔵機能がついていますから、産地から温度を低く保ったまま、取引が行われて、また冷蔵機能がついたトラックなどで運び出されていく。理想的ですね。

窪木さんにこの市場ではどんなものを取り扱っているのかを伺いました。

窪木さん:成田市場で取り扱っている品目としましては、青果と水産を取り扱っておりまして、青果はこちら千葉県のサツマイモやキャベツ、大根といった、そういった青果をはじめ、日本全国から新鮮な青果物を取り寄せて取り扱っております。合わせて水産物も日本全国の大変美味しい新鮮な魚介類を取り扱っております。市場の取り扱い高ですけれども昨年度青果は22億円、水産は37億円の取り扱い高がございました。前の市場ではやはり施設の老朽化、またコールドチェーンに対応していない、そういった難しい面がありましたので、例えば移転前青果は7億円の取り扱い高だったのですけれども、現在は22億円ということで約3倍に伸びております。

つまり「成田の市場だったらコールドチェーンがしっかりしているから」、と青果の取扱金額が3倍以上になったということでも、どれだけ大事なことなのかがわりますよね

こちらには10度以下、マイナス20−30度、マイナス60度の冷蔵冷凍庫が整備されていて、長時間の停電が起きても3日間は運転が可能な非常用電源も備えているそうなんです。心強いですね。そして、この市場内には、食品の加工施設があるんです。全国から集められた生鮮食料品の加工や小分けパッキングなどもできるそうで、消費者が手に取る時の形にして出荷することもできるそうなんです。すごいですね。

成田空港からすぐのところにできた成田田市公設地方卸売市場。食品の鮮度を保つ、コールドチェーン機能の他にも、この地だからこそという仕組みがあるんです。一体どんな仕組みなのでしょうか?

窪木さん:成田市場の大きな強みとして、ワンストップ輸出拠点機能があります。生鮮食料品を輸出するためには実にさまざまな手続きが必要になります。検疫、通関、爆発物検査また輸出証明書の取得など、さまざまな手続きが必要になってまいります。それら、さまざまな手続きをこちらすべて、成田市場の中で行うことができます。国の検疫機関の方にお越しいただきまして成田市場の中で、コールドチェーンを保った状態で検疫を行うことができます。短い時間で手続きを済ませまして、より新鮮な状態でトラックに乗せられ、こちらからすぐ成田空港の中に荷物が運ばれることになります。人気の商品としては日本の美味しい果物、例えばシャインマスカットのようなブドウでしたり、桃、また冬などはイチゴなどが人気があると聞いています。水産品ですとブリやハマチ、タイなどが海外で多くの人気があるというふうに聞いております。

すごいワンストップサービスですね。スピードアップにもつながるし。これは業者さんもありがたいんじゃないでしょうか?ここから冷やした状態で飛行機まで直結できちゃうってことですよね?

だとすれば千葉県産だけでなく、全国の美味しいものを海外の皆さんに楽しんでもらうためには成田市場を利用した方が、良い状態が保てるし、新鮮さもキープできるということになるわけです。お話によりますと、海外の食品輸入会社もこの市場の中にオフィスを構えて、次々と手続きをしているそうなんですよ。

 さて、ここは、一般の人たちは買い物はできるのでしょうか?

答えは「できる」んです!市場が開いている日であれば、プロの方の買い出しが落ち着いてくる午前7時から一般の方も、生鮮食料品や加工品など買うことができます。市場の見学コースもあるそうですよ。そして、ここでは月に一度のお楽しみもあるんです。

窪木さん:成田市場では毎月第四土曜日に「成田楽市」ということで、市民の方向けの大売り出しを行っております。時間内には場内に多数のキッチンカーもお越しいただきまして、大変にぎわっているイベントとなっております。毎回、約2000人の来場者の方にお越しいただき、楽しんでいただいております。実は成田市場では、この「成田楽市」だけではなくて、より多くの市民の方に楽しんでいただくために集客施設棟の整備を予定をしております。時期は令和8年度の開設を目標にしておりまして「世界の道の駅」をコンセプトとした、国内外の新鮮な美味しい食材を買うことができる、そういった施設。また、そしてゆくゆくはそういった美味しい食材を使った、レストランの営業なども予定をしております。

ゆくゆくは輸出される食品だけでなく、成田に入ってきたものも一番早く手にとったり、それを使った料理も食べられるようになるかもってことでしょうか? 

少なくとも「世界の道の駅」で、令和8年度・来年度中には国内外の新鮮な食材を手に入れることができるようになるというのは今からワクワクします。圏央道の新しい「圏央成田」インターチェンジの建設も近くで進んでいます。市場は空港と圏央道インターのちょうど中間地点にあり、日本中からここに「いいもの」が集まってくるわけですから物流の拠点としての可能性はかなり大きいですね。

新しい市場はコールドチェーン、そして、空港、高速道路という交通ネットワークで、人も物も集まりやすくなって、さらに大きくなっていきそうですね。

成田市公設地方卸売市場のお休みの日やイベント日程など詳しくは公式サイトをご覧ください。

どらまめ 確かな技術で作り出された和の逸品

2025/9/5 UP!

明日9月6日は「黒豆の日」ということで、千葉県は栄町(さかえまち)でつくられている「くろまめ」をご紹介しようと思います。

栄町で平成10年から栽培が始まった「黒大豆」が「どらまめ」なんです。今日はこの美味しい黒豆と、その加工品をご紹介していきます。

利根川流域に位置し、豊かな自然に恵まれた栄町で平成10年(1998年)から栽培が始まった黒大豆の高級品種「丹波黒」。龍伝説が残る町のキャラクター「龍夢(どらむ)」にちなんで「どらまめ」と名付けられ、さまざまな加工品も開発され町の名産品になっているんです。今回は、その黒大豆を使ったご飯とスイーツを開発された地元の飲食業、(かね)田屋(たや)の女将 勝田(かつた)和代(かずよ)さんにお話を伺っています。まずは金田屋さん、そして栄町の歴史について教えていただきました。

勝田さん:現在はですね、割烹料理屋としてカジュアルなお店の方では定食類も提供しております。人気のいわし御膳ですとか、あとは簡単な松花堂弁当とか海鮮丼、海鮮のものを中心に、うなぎも人気です。この地域ですね、印西と成田に挟まれた栄町というところなんですけども、船による交通で盛んだった時代ですね。江戸から船でここまで来て、舟着き場がありまして、成田山詣で、ここから歩いて成田山までお参りに行くというのが江戸時代の人気だったようです。そんな中でここは宿場町であって旅館とかもやっていた時代もあるんですが、そういったお客様で賑わっておりました。私、今、五代目でございまして創業は 1890年ですね。明治の時代です。はい。

かつては利根川の水運で栄えた町だったんですね。

土壌も豊かで米作りも盛んだったのですが、減反政策の煽りを受けて、代わりに何か地域の名産をつくりたい、と考えたのが、この丹波種の黒豆だったんです。農家の皆さんが何度も現地を訪ねて熱心に研究。奇跡的に、栄町の土壌がこの豆の育成に合っていたこともあって、栽培の方にはめどがたってきましたが、次はどうやってその豆を売るか。町の名産となるように、農家さんや街の人たち、役場の方々が頭を悩ませているのを、地元の方が集う場所でもある「金田屋」の女将さんはきいていたんですね。

勝田さん:どらまめ研究会自体がお客様でいつも来ていただいてて、その会議の後のお集まりとかで来ていただいてたので。そんな中でね「なかなか売り先がないんだよな」っていう話も聞いてたし、「丹波の黒豆だったら高く売れるんだけれども、大田市場に行っても安く叩かれちゃうんだよなどらまめって知らないって言われるんだよ」っていうのは聞いてましたので、なんとか、ちゃんとこれだけね頑張って作っているものだから、美味しいものなので、みんなに、分かってもらえたらいいなっていう気持ちはその時もほんと持ってました。栄町で作っても、丹波種の黒豆とは言えるんですけど。そこで名前を「丹波種の黒豆・どらまめ」という名前に皆さんで決めまして、どらまめをみんなに知ってもらおうっていうので活動してまいりました。

丹波種の黒豆ではありますが、丹波地方で作っていないから「丹波の黒豆」とは言えない。それで新しいネーミング「どらまめ」になったんですね。

地元に残る「奈良時代、聖武天皇の頃、日照り続きで困った人々が(りゅう)角寺(かくじ)というお寺に祈りをささげたところ、印旛沼の主を名乗る龍が現れ、命をかけてその願いを聞き届け、を降らせた」という伝説にちなんだ、栄町のイメージキャラクター「龍夢(どらむ)」からとって、「どらまめ」という名前になりました。

   

利根川流域に位置し、豊かな自然に恵まれた栄町。この地で作られる高品質な黒豆「どらまめ」からはさまざまな加工品も生まれ、こちらも町の名産品になっています。今回お話を聞いている老舗割烹「金田屋」の女将・勝田和世さんたちは、その確かな技術でどらまめを使ったメニューを開発。どんなものができたのでしょう?

勝田さん:枝豆をですね、加工品で作ろうというのは商工会が主になってとても頑張っていただいたんだと思うんですけど、うちの商店さん、お菓子屋さん、パン屋さん、いろんな飲食店も含めて加工品を作りましょうというのでやってきました。スイーツコンテストを商工会が主催になって、あなたが選ぶスイーツグランプリというのを開催して、その時の第1回でグランプリをいただきまして、それが「黒豆の生カステラ」という商品になるんですけども。料理長の主人が考案して一緒に作ってきたんですけども「石垣たまご寄せ」というのを派生してスイーツに変えていったんですけども、なので最初のネーミングは「黒豆の石垣たまご寄せ」という名前だったと思うんですけど、それではちょっと売れそうにないし、美味しそうじゃないし、なんだかよくわからないので「黒豆の生カステラ」というものに決めさせていただき、翌年に千葉の逸品コンテストに出品しまして、そこで金賞をいただきました。

「黒豆の生カステラ」「ふっくら黒豆玄米ごはん」スタジオで試食してみました。

 手間がかかる発芽玄米ごはん、レンチンは嬉しいですね

最後に栄町を愛する金田屋の女将から、メッセージをいただきました。旬の短い貴重などらまめを、自分の手で収穫できる、人気の制度があるそうですよ。

勝田さん:どらまめのオーナー制度もありますので、すごくお得だと思います。本当にあの、食べきれないぐらいの、収穫量もありますし、食べきれなければほっといて、黒豆にそのままなりますので、あの、年明けに黒豆としても美味しく食べられますし、めちゃめちゃお得です。なんかすごいいっぱいこんなに取れていいのかな、食べきれないなって思うぐらいになりますので、甘さは本当に格別だと思います。旬の味を味わってもらいたいので、あの、栄町にどうぞ来てほしいと思ってます。来てください。

オーナー制度、気になりませんか?

これは、栄町黒大豆研究会が開催しているもので、1区画の価格は八千円。幅およそ1メートルで長さが20メートルの畑のオーナーになって、大体40株の黒大豆の苗から、枝豆なら6キロから8キロ、乾燥豆にしたら2キロから2.5キロほどの収穫を、ご自分の手で行うというものです。お話にもありましたとおり、例えば20株は枝豆として、残りの20株はそのままおいておいて黒大豆として楽しむこともできます。どらまめの枝豆、味が濃くてとっても美味しいと評判です。

毎年人気らしいのですが、オーナーになることでどらまめを応援できるなら嬉しいですよね

2025年度の新規オーナー募集は締め切られていますが、抽選後空きが出た場合のキャンセル待ちなどもあるので、詳しくは栄町黒大豆研究会のサイトでご確認ください。

https://www.sakae-doramame.com

オーナーでなくても、どらまめの枝豆は、10月中旬から下旬あたりにロードサイドに並ぶ、「採れたて枝豆」の直売所で購入することができます。美味しいものが大好きな方、興味がある方、短い旬を逃さないよう、ぜひ栄町に出かけてゲットしてください。 今日ご紹介した「黒豆の生カステラ」や「ふっくら黒豆玄米ごはん」が取り寄せできる金田屋のホームページのリンクはこちらです。

https://kanetaya.jp/lp/

海辺の絶景スポット 太平洋の大パノラマを独り占め「風の色美術館」

2025/8/22 UP!

この番組では「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や想い、ムーブメントなどにスポットを当てて、「魅力あふれる千葉」をご紹介しています。三方を海に囲まれた千葉県ですが、“海辺の絶景”というと、皆さんはどこを思い浮かべますか?

銚子の犬吠埼とか、鋸山とか。・・・?

今回ご紹介するのは、太平洋と九十九里浜の大パノラマを楽しむことができる、旭市・飯岡(いいおか)刑部岬(ぎょうぶみさき)に昨年オープンした「風の色美術館」。

銚子から続く切り立った断崖、屏風ヶ浦の南端に位置し、美しく弧を描く九十九里浜を眺めることができる旭市の刑部岬。ここで10年以上使われず放置されていた建物を、韓国出身の芸術家であり、実業家でもあるユン・ソベさんが購入。美術館、レストラン、ホテルを兼ね備えた施設にリノベーションして、昨年オープンし、人気になっています。韓国で芸術・工業デザイナーとしてご活躍し、十数年前日本に来てからも同様のお仕事をされていたオーナーのユンさんは、最初に住んだ横浜から北海道への移住を考えていた時、お友達から「そんな遠くより、住むなら千葉の方がよっぽどいいぞ。君の好きな日本の古民家もいっぱいあるぞ」と教えられたんだそうです。その後、一目で気に入った旭市の古民家を購入。ご自身の作品の美術館やゲストハウスを3年ほど営んだのち、アトリエのために土地を探していた時に荒れ放題だったこの刑部岬の建物に巡りあったんだそうです。

ユンさん:私は結構古いものを綺麗に直すのが昔から好きだったかもしれないんです。本当にあの掃除して結構したらこんなこんなものになりますよって言ったら、市役所からも土木事務所からも相談しながら、これをあのリノベーションしたんですけれども。それが楽しくて、そういうのももう・・天井もそうだし、床もそうだし、自分が思ったより、まあ2年ぐらい結構遊びました。そういうのね、絵の具とね。もう放置して10年ぐらいもう使ってないから、もうごみだらけで、ごみ処理だけで1年ぐらいかかりました。それでなんてユンというものがボロボロなものを買って何をできたのか。(とみんな思って)オープンしてきたんですけれども。びっくりして。ある人が「こんなに変わるものなんだ」と。

太平洋を一望できる素晴らしい場所なのに、竹が鬱蒼と茂っていて、地元の人もよりつかなかった場所。不法投棄とかもあったようなところを綺麗に片付け、建物をリニューアルしたというのは、ものすごいエネルギーのある方だなんですね。

刑部岬には展望館があって、そこからの眺望は「日本の朝日百選」「日本の夕陽百選」「日本夜景遺産」などに選ばれ、多くの人たちが足を運んでいます。その3階建ての展望施設のすぐ隣に「風の色美術館」はあるんです。ところでユンさん、オープンあたって、少し心配していたことがあったそうです。

ユンさん:旭市にきてでですね、3年ぐらいゲストハウスやって、ホテルをやるのは、そんなに珍しくなくて経験もあるし、少し自信を持ってですね、大丈夫だと思ったんですけど、レストランは本当にやったことないこと。(食材が)残ったら捨てるか、自分が全部食べるか、それが一番本当に悩みました。1週間でもうケーキはまあ10個ぐらい売れれば嬉しいなと思ったんですよ。それがオープンしてみたら本当にとんでもない。1日ケーキが40個売れる。そういう多く売れたのが、60個売れた時もあるんですよ。海が見えてちょっとのんびりする。そういう景色があって、それが売れてるんじゃないかなと思って。それからもうあのカレーとかいろんなのが。カレーは自分があのレシピをつくって全部やったんですけれども、今は家内がほぼやってるんで。まあ最近はもうカレー食べたいと言ってね。みんな噂がよくて人気になりますけど、それは嬉しいことなんです。それがうん、、、

ユンさんが思っていたより、レストランを利用する人、眺めがいい場所でお茶したい、ゆっくりしたいと思った人がたくさんいらした。そしてどんどん広まっていったんですね。

見晴らしのいいレストランでお茶をしたり、食事をするというのはこういうところなんだというお手本のようなロケーションですよね。

旭市の刑部岬にある風の色美術館。芸術家のユン・ソベさんがオーナーとして運営していらっしゃる施設です。昨年10月にオープンし、ユンさんの作品が展示されているのはもちろん、いすやテーブルのデザインや製作、壁や階段の塗装もユンさんの手によるまさに、アートに包まれる空間です。しかもこの美術館、泊まることもできるんです。

ユンさん:泊まれるところは6(部屋)なんですね。4人から5人泊まれるお部屋が4部屋ぐらいあって、もう1部屋は10人が泊まれる部屋。もう1部屋15人が泊まれる部屋。15人泊まる部屋は結構人気がありますよ。家族同士でみんな孫連れて、まあ2代、3代目まで行って、まあ10人とか12、3人ぐらい泊まるとね。みんないっぺんに泊まることもなかなかないんじゃないですか、そういう大きい部屋がね。だからそういうそういう人たちが結構泊まってるんですよ。うん。普通の一般家庭で泊まるそういう風景とは全然違いますから。あの入ったらだからみんなまあガラス張りにしてちょっと変わってる、そういうまあ入ったら全部明るく見えると。7割ぐらいはほぼ家族泊まりと、そうですね、みんなあの露天風呂があって、露天風呂からも海が見られるところなんで、すごく人気ポイントなんですよ。あそこは。

刑部岬の先端の露天風呂、最高ですね!それと大人数で泊まれる部屋が人気というもの興味深いです。確かに10人とかで宿泊するって、修学旅行とかそんな感じで、それはそれでウキウキしちゃういますね。

お話にもありましたが、例えば、3家族で一緒に泊まりに来たりするそうです。そして車なら5~6分で着く、刑部岬から見下ろすことができる「飯岡漁港」の周辺には、この時期おいしい岩ガキなど、地元で水揚げされた魚介類を使った料理が楽しめる飲食店もたくさんあるので、そちらで食事を楽しむ方も多いんです。北海道移住を考えていたのに、旭市に魅了され、移住されたユンさん。最後にこの場所の気に入っているところを教えていただきました。

ユンさん:旭というところを一番魅力的な、そういうことはまあ、私にとってはもう真っ黒(暗)なんです。夜になると。夜はもう全然もう本当に人も見えないし、車もそんなに通ってないし、それで本当に空を見ると、もう星がいっぱい見えてですね、キラキラしてね。今、6年目なんですけれども、今も本当にあの昨日も海見ながら食事したんですけれども、本当にお月様も綺麗に見えるし、ちょっと高いんですから、80mくらいあるんですよ、この高さが上から見ると、もう本当に湖みたいな大きな感じで、そこからお月様が全部海に映ってですね。本当に最高でした。それであの高い灯台のところまで登って上から海が見えてもあの全然違う雰囲気なんで。ぜひ皆様いらしてお茶でも飲みに来てください。

ぜひ宿泊して夜の景色を楽しんで欲しいですね。天気の良い凪の時間に、海面に映る月を楽しむ。贅沢ですよね。

ユンさんにはこの先のプランもあって、現在敷地内の別の場所に美術館の建設をはじめようとしているところで、ほかにキャンプ施設の計画もあるそうです。さらに、魚料理を提供している料理店や、地元の名産・飯岡貴味(たかみ)メロンの生産者、ブルーベリー栽培農家の方々と共に、今年4月に「刑部岬観光活性化協議会」を発足して、盛り上げていこうと活動もされています。芸術家であり、デザイナーでもあるユンさん。この刑部岬と、すぐ下にある飯岡漁港とをロープウェイで結んでみたい、という夢も語ってくださいました。近くに行かれる方はぜひ立ち寄ってみてください。

    

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